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Gry的日常

TONAN Marching Band The Gryphonsの活動をご紹介します。

秋プロ・ファーストショウの日

塔南高校吹奏楽部では,Gryphonsの「Liberation」と並行して,7月から現役高校生だけでステージサイズ(12m×10m)のショウ作りに取り組んでいます。
部内では通称「秋プログラム=秋プロ」と呼ばれ,企画・選曲から練習まで現役高校生を中心に運営されています。塔南高校吹奏楽部の一年間は,半年間がGryphonsと秋プロ,残りの半年間が演奏会準備,というのが大まかな流れです。
この秋プロのファーストショウは,毎年9月の学園祭での舞台発表。平日に積み重ねてきた練習成果を,人前で初めて披露する日となります。同時に,高校に入ってからマーチングを始めた高校1年生にとっては,初めて人前でマーチングを演じる,記念すべき日でもあります。
091001秋プロファーストショウの日
1年生の合唱が終わった辺りから,グラウンド南端のテニスコート(正式には屋外バレーコート)でウォームアップに入ります。クラス演劇等で抜ける部員もいますので,入れ替わり立ち替わりとなってしまうのは,致し方ないところです。
091002準備1
Woodもこの時間が空いている部員だけが集まってウォームアップ。
091003準備2
Guardは秋プロの振付を復習中。屋外ではトスが風の影響を受けるため,なかなか上手くいかない時もありますが,秋プロは屋外での本番の方が回数が多いため,これに慣れる必要もあります。Gryショウの振付よりは,難度が低い振りが多いのですが,考案する高校2年生の拘りからでしょうか,少し手数が多い目になるのが例年の傾向。
しかも,Gryphonsの振付より,一つの振付あたりの練習量がどうしても少なめとなるため,本番直前まで,一生懸命です。
091004準備3
Hornsリーダーの不安からでしょうか,屋外という環境でもランスルーまでしておかないと,と本番前の練習としては,ちょっとハードなメニューのように思われます。
まぁあらゆる意味で初めて尽くしのファーストショウですから,その気持ちはわからないでもありません。
ちょっと砂埃がすごいですね。休憩の合間を利用して水まきでもしておきましょう。
091005準備5
昼食休憩と準備をすませ,一つ前の演劇部が終わるまで,本館2F廊下に待機。
Pit.運び上げのために小さな楽器からサポートチームを出しているので,一人でいくつも楽器を抱えている場合もあります。
091006待機
まず,Guardショウからスタート。
曲は,エーゲ海の小島にある古びたホテルを舞台に,結婚を間近に控えた父親を知らない娘が,ひそかにかつての母親の恋人たちを自分の結婚式に招待したことから起こる出来事を描いたミュージカル,「マンマ・ミーア!」から選曲しました。
このミュージカルは,全曲がスウェーデンのポップグループ,ABBAのヒット曲で作られています。その中から選曲したのは「The Winner Takes it All」
091007Guardショウ1
『guard showのリボンは絡まらず自分の納得いくように振れたので安心しました。フラッグもトス返ってきて間に合ったのでよかったです。
オープナーは練習では落とした事なかった出だしのドロップトスを落としちゃってむちゃ悔しかったです。他はとにかく後半の人へのパスのトスが綺麗に決まってお客さんに拍手してもらえてむっちゃむっちゃ嬉しかったです★
ステップはお客さんみんな手拍子してくれてめっちゃ笑顔になれました!! 自然と体がノリノリになりました。
クローザーはいつもできひんところもできて最後のトスも決まってめっちゃ気持ちよかったです!!
全体は必死になりすぎてお客さんをあんまり見ることできなくて舞台のお客さんばかり見てしまいました。
気づいたらステップでめっちゃ早いなって思いました。
とりあえずオープナーで後半の人にトスでパスするところが全員決まって拍手してくれはってめっちゃめっちゃ嬉しかったし気持ちがよかったです!!
今日失敗したところは次失敗しないようにしたいと思います。』(Guard1年)
091008Guardショウ2
『緊張で顔がカチカチでした。もっと意識したかったです
ガードショーでゎ最後の旗の最初のトスをもっときれいにキャッチしたかったです。あれが揃って決めれるよぅに頑張りたいです。
ステップに切りかわってからのはけ方をしっかり音聞いて出来るょうにしたいです。
クローザーゎダンスのところの振りが全然できなかったのでもっと音聞いて次の振りを考えて動けるようになりたいです。
なにかとトスになると余裕がなく焦りが出てくるのでもっと落ち着いて顔も素に戻らず出来るように意識したいです。
なにより緊張で一瞬に感じたファーストショーでした。』(Guard1年)
091009Guardショウ3
『2回目のファーストショーは,自分達が先輩と言うのもあり,去年とはちょっと違う感覚でした。今年の秋プロをやっている時間が少しゆっくりながれた気がしたし,緊張してるのに何故かお客さんや3年生の顔を見れたりしたんで・・・。今でも秋プロをやってる記憶は残ってまね★
踊っている途中,3年生の顔を見ていたら,結構みんな涙目だったんで,こっちももらい泣きしそうでした!! 終わった後も3年生が出迎えてくれていて,顔見た瞬間今まであった不安や緊張てかが吹っ飛んで泣いてしました∀★
みんなから名前を呼ばれたのもすごく嬉しかったです^^!!』(Guard2年)
091010Guardショウ4
途中にあるTrumpetソロ。演奏するのはHornsリーダーSakurako。
バッチリ決まりました。
『去年は緊張と不安でいっぱいだったけど,今年はとても楽しかったです!
でもまだ課題があるし,本番もあるからちょっとしたピッチとか音色とか本番重ねるごとに合わしていけたらいいと思いました!』(Wood2年)
091011Guardショウ5
『めっちゃ緊張したけれどすごく楽しかったです。いざショウが始まるとあっという間に終わってしまって,気がついた時には終わってました。自分たちのショウを見て泣いてくれる人がいたり,名前を呼んでくれたり,一緒に笑ってくれたりと,「こんな自分でも誰かに感動をあたえられるんや」ってすごく嬉しかったです。
本当に今まで頑張ってきて良かったです。
本当にガードに入って良かったです。
これから,しんどい時もあると思いますが,もう一度この感動をあじわえるように頑張ります。』(Guard1年)
091012Guardショウ6
司会がショウ曲目を紹介している間に,隊形をオープニング・フォーメイションに組み直し,いよいよ秋プロ2009マーチングショウの開始。
1曲目は,アメリカのエレクトリック・ジャズバンド,ウェザーリポートが1977年に大ヒットさせた名曲「BIRDLAND」
『一年前は客席にいたのに今日は演じてる方で,憧れてたユニフォームも着れて,それだけがただ嬉しかった。所々ミスをしてしまったのが悔しい。
来年の文化祭はもう最後になるから,今年よりも余裕を持って楽しみたいと思う。』(Wood1年)
091013バードランド1
『今日のfirstshowは昨日までスゴく楽しみだったのに今日になるとほんっとに緊張ばっかりしてました!! 旧体に入った時の人の多さに少しビビりました・・・。
でも3年生とか見てる人の笑ってる顔を見てたらこっちも笑って楽しもうとぃぅ気持ちになってきて自然と緊張もなくなってぃました。showが始まってから終わるまでマーチングを楽しむコトができました!! 今までの練習の成果も出てた\(^ー^)/
そして何ょりもお客さんの歓声が嬉しかった・・・。失敗も全部含めて今日は本当に楽しかったです★』(Low-Brass1年)
091014バードランド2
2曲目は,アメリカのマーチング界で活躍するアレンジャー,ジェイ・ボコックのオリジナル・バラード,「Into The Light」
Guardチームも柔らかな色合いのコスチュームで,優雅に踊ります。
『出来なかった所も多少あったけれど,楽しめたのでよかったです★ クラスメイトが「感動した!」ってすごく喜んでくれたのが一番嬉しかったです(^^)♪』(Pit.1年)
『初めてのファーストショウ前やのに,体を壊してしまい,なかなか部活に参加もできず不安の方が大きかったですが,無事に終わってよかったです。自分の出来る事を精一杯やりました! 初めてで緊張しましたが楽しかったです(・∀・)』(Low-Brass1年)
091015バラード
3曲目は,アメリカのリズム&ブルース歌手,ウィルソン・ピケットのヒット曲「Land of 1000 Dances ~ダンス天国~」,Guardチームはチアガールのコスチュームに着替え,ポンポンを手に躍動感あふれるショウを演じてくれました。
『上級生になって初めてのマーチングショウやって,いろんな面で緊張しました。 去年は先輩に頼ってばかりやったんやなぁって改めて実感しました。 まだまだ頼りないところも沢山あると思うけど,1年生を引っ張っていけるようにしたいです!自分からテンション上げて行って盛り上げていきたいです! 』(Battery2年)
091016ダンス天国1
『ファーストショウはできを聞かれたらGryの方がラインとかあってるし,現役コンテはまだまだ未完成だけど,みんなすごく楽しそうにマーチングしてたし,3年生もすごく応援してくれて良かったです! 私自身もっとマーチングが好きになったし,この部活入って良かったって改めて思いました★』(Wood2年)
091017ダンス天国2
『今日の秋プロでは初めての本番でもあり結構緊張しました。個人的に動きのミスは少なかったけど音のミスがたくさんあったので残念です・・・。でもやっぱりマ-チングはやりがいあるし,ずっと憧れてたバンドでの本番だったので皆と一緒にできて楽しかったしこれからももっと良い秋プロショウを造っていきたいです。』(Wood1年)
091018ダンス天国3
最後に,ニューヨーク・イーストヴィレッジを舞台に,貧困や病気に悩む生活の中から,愛や生きる喜びを見いだしていく若者たちの一年を描いたミュージカル,「RENT!」。
その中で歌われる名曲「Seasons of Love」で締めくくります。
『ファーストショウはやってる時は緊張してあんまり覚えてないです・・・。始まる前は「ポイント全部忘れたらどうしよっ」とか思ってたんですが,歩き始めたら体が覚えてたみたいです。お客さんが想像以上に多くて前に行くところはすごいドキドキしてたからポイントに着けて無かったり前の人に上手く付いていけてなかったりしてたと思います。姿勢の事は練習の時は考えたりもしてたけど意識する余裕が無かったです。』(Low-Brass1年)
091019シーズン1
『今日は初衣装をきてやってワクワク半分不安半分でした。廊下で待機のとき頑張れとかいっぱい声をかけてくれる人がいたし嬉しかったです。いざ本番でマーチングを初めると頭真っ白になって自分が注意していたところが思い出せなかったりしたし,練習のうちに体にしみこましていかないとダメだという事が分かりました。自分の中では一番ステップ曲がやっぱりやってて楽しかったし,憧れてた塔南バンドで吹いてるって実感できたしよかったです。一番できなかったのはシーズンで図から図を作る間の斜めラインなど全然綺麗にできていなかったので,祥栄小学校のときまでには納得がいくマーチングにしたいです。初の本番あっとゆうまで緊張したけど楽しかったです。』(High-Brass1年)
091020シーズン2
『初めてのショウでめっちゃ緊張したけど始まったらすごくリラックスして最後まで演奏演技できました!
お客さんもいっぱいですごく感動しました。
3年生の応援の声がいっぱい飛んできててすごく嬉しかったです!
練習の成果は発揮できたと思うけど個人的に悔しいところもあったので次の本番では今日できなかった事をできるように頑張りたいです★』(High-Brass1年)
091021シーズン3
Seasons of Love中盤にフィーチャーされるSaxセクション・ソロ。曲のスタイルが「ゴスペル」なので,それなりの演奏と表情を,という注文はつけてありますが,今日はまだまだマジメが目立ちます。これから,しっかり雰囲気を演じていって欲しいところです。
『ショーを演じて,やっぱり自分が1年のころは自分の事しかできひんかったけど,2年になって周りを見ることもできるようになって,すごく成長できた感がありました。
本番も,緊張と言うより楽しみと言う気持ちの方が多かったです!!
ファーストショーは,1年生も2年生も結構大変やっと思うけど,次回のショーは,もっとラインをそろえるとか,バランスのいい音量感とか,そうところにも気をつけていきたい。
次回のショーも全員で楽しめるいいショーにしたいです!!!』(Wood2年)
091022シーズン4
『今日初めて人の前でショウをして,緊張して足ガタガタで,何回もつまづいたりしてめっちゃ危なかったけど,なんとかファーストショウが終わってホッとしてます!!
ショウが終わって拍手もらえてめっちゃ嬉しかったし,これからもそういう気持ちを味わいたいし1つ1つの本番を大事にしていきたいです。
土曜日は,今日したミスはしないように頑張ります。
今日は楽しめたしめっちゃ良かったです!!
反省しなアカンところいっぱいあるんですけど・・・。』(High-Brass1年)
091023シーズン5
『個人的に練習でよく間違えるところは意識できていましたが,普段出来ているところでミスが目立ちました。そういう部分で今まで練習してきた最大限が出せなかったと思うので少し悔いが残りました。思っていたより緊張もせず,コンテも一枚一枚冷静に歩けたのでよかったです。全体を見る余裕はあまりありませんでしたが,テンポとズレていたり,明らかにポイントにつけていない一年生がいたり・・・次回からの課題が見えてきたように思えます。なによりもファーストショウを楽しめたのがとても嬉しかったです。
次の本番では今日以上にフォークポイントを気にして歩けたらいいなと思います。』(High-Brass1年)
091024シーズン6
『まずは私なりにファーストショウのできが一番良かったので嬉しかったです(^^)!
正直まだまだ全然出来てへんところもいっぱいあって,いっぱい迷惑かけてばっかりやけど,先輩や先生のアドバイスで何とかここまでこれて良かったです〓!
次の梅小路では今日ミスしたところを改善できるようにしたいです\(^o^)/
次は梅小路とマーチング大会私なりに頑張りたいです∩^ω^∩』(High-Brass1年)

もらった感想を並べてみると,初めて人前でマーチングを演じた1年生は「緊張」
1年間のキャリアがある2年生は「余裕」という単語が目につきます。
それぞれが自分なりにショウを演じることを「楽しむ」と同時に,学年を問わず,よりクォリティの高いショウをめざして,課題を見つけることもできたようです。練習はしんどかったかもしれませんが,ファーストショウとしては,まず良い結果を得られた,と思いました。
最後に,ここまでTONAN Brassをリードしてきたリーダーたちの感想は?
『やっと一つの本番が終わって,ほっとしました。
でも課題も沢山見つかったので,これからの本番で無くしていきたいです。』
『やっぱり練習でインターバルがおかしかった所は,本番でも同じように悪かったし,もう一度全員が自分のポイントに均等に正確に着けるように練習して行きたいです。
でも,とりあえず個人的には割と落ち着いて,今まで練習してきたことは出せたかなと思います。』

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