野球応援の日(その4)
2009-07-22
昨日の雨天によるノーゲーム→順延により,仕切り直しとなった四回戦・対洛星高校戦。
今日も雲が多い天候ですが,降水確率は高くないようです。野球応援といえば,毎年一回多くて二回,というのが近年のペースでした。2回勝ち進んでベスト16入り,というのは何年ぶりでしょう?
三回戦・対加悦谷高校戦での劇的な逆転勝利の記憶も新しく,今日も応援に力が入ります。

順延しても同じ第一試合のため7:30集合。勝ち進んだ回数以上に通い慣れてしまったわかさスタジアム京都へと向かいます。
おかげさまでCarryを含めて部員全員が作業パターンを熟知するようになり,今日も10分を切りそうなところで出発準備が完了しました。場数を踏むことで一回り大きく成長できたようです。

昨日はケースから出すこともなく,終わってしまった木管楽器たち。今日も曇ってはいますが降水確率は低く,天候はもちそうなので,通常の応援パターンで準備を始めます。
もし試合中に天気が崩れてきても,スタンド裏の通路に駆け込んで避難できるのは,わかさスタジアム京都ならではです。

「ところでグラウンドの状況はどうなってるかな?」
スタンドに出てみると,球場職員の方々や両校野球部員控え選手が力を合わせて全力でグラウンド整備を行っている真っ最中です。内野の土は水をたっぷり含んで色が変わっていますが,地表に水が浮いているような状態ではありません。

外野の芝生では,初めて見かける大きなローラーがかけられていました。ボールが芝生を転々とすると,時たま小さく飛沫があがるのがスタンドからでも分かりますが,試合をする上では支障がないように見受けられます。
そうこうしているうちに両校の選手紹介アナウンスが開始されました。どうやら,予定通りに第一試合は始まるようです。

四回戦の応援に臨むにあたり,ハギ先生がPit.に持ち込んだ“新兵器”がこれ。
西アフリカの民族楽器「ジャンベ」です。(←ちなみにハギ先生の個人持ち)
12月の全国大会まで,マーチングバンドとしての編制で活動することがメインになるため,いざ演奏会でこういった皮系の小物楽器を入れようとすると,鍵盤とシンバルしかしてこなかったPit.人たちが右往左往するのが通例。その反省から,今年は早くからこうした皮系の楽器にも,事あるごとに触らせておきたい,というご意向のようです。
試合前に奏法についてレクチャーが続きます。

野球部員が担当する「団太鼓」くんも,試合回数を重ねるにつれて,バンドとばっちり合わせてくれるようになってきました。(カメラを間近で向けられたチアリーダー担当Tomogeはちょっと緊張気味・・・)
指揮者とアイコンタクトなんかも通じるようになり,今年の応援はとても振りやすくて助かります。彼の太鼓に演奏する側もしっかり応えて,今年からのテーマ「一体化した応援」をさらに進歩させていきたいですね。

曲名ボードを出してくれるのは,今日も野球部マネージャー1年生。数名いるので試合ごとに交代で担当してくれています。
思い入れのあるあまりか試合展開についつい夢中になって出しが後手になる人もいれば,グラウンドの状況を一切無視してボード出しに徹する人もいます。
試合の展開に合わせて臨機応変に「次,これでいこう」と声をかけた時,即「ハイ!」で通ってしまう人,「え?! 次これのはずなのに?」と頭グルグル&挙動不審に陥る人,「?!」で固まってしまう人・・・それぞれの個性や反応が異なっていて,指揮をする側としては,ちょっと楽しませていただきました。

一方,1年生部員が担当する選手名ボード係。こちらはヒットなりアウトなりで次のバッターが出てきたらすぐに持ち替える,というシンプルな操作が基本。演奏されている音楽は彼にとっては関係がない,という意味では,全くためらうことなく,ひたすらボードを出し続けてくれました。

初の皮系打楽器に挑戦したPit.2年Tomokoと1年Chiharu。
どうです? ジャンベはうまく叩けていますか?
その笑顔を見る限り,何とか楽しみながら取り組めているようですね。

2009年7月22日午前中,といえば日本中の話題となっている「日食」当日。
本来なら授業時間中で見ることはできないはずだったのですが,公欠で球場にいるので見られるのでは?と期待した彼女たちは,ちゃんと「日食グラス」を持参しておりました。
塔南高校の守備中(=待機時間)を利用して,日食グラスを回しながら“世紀の天体ショウ”に歓声を上げています。(試合展開が塔南リードで進んでいる安心感もあるのかな?)

雲が多い天候でしたが,チラリチラリと太陽の姿がうっすらと見えました。
逆に,曇っているおかげで,日食グラスがなくても,なんとなく「日食」になっている状況を見ることができました。

試合の方は,塔南高校が序盤のチャンスを確実にものにして2点を獲得。守ってはエース森脇君の力投をノーエラーの堅い守りで盛り上げて,完封勝利。最終回まで危なげない試合運びを見せてくれました。

わかさスタジアム京都で聞く&歌う二度目の校歌。

塔南高校野球部が四回戦に勝利し,ベスト8の一員として準々決勝に駒を進めることができたのはじつに21年ぶり。前回,ベスト8になった時は,ベスト4まで勝ち進み,準決勝で京都西高(現京都外大西高)に敗退しました。

そういえば,前回ベスト4進出の頃には,塔南高校吹奏楽部はまだ「普通の吹奏楽部」で8月冒頭の吹奏楽コンクールに出演していました。そのための合宿が7月下旬にあり,合宿から帰ってきたら「明日の準決勝に勝ち進んだから応援に来て欲しい」と頼まれ,みんなで駆けつけたことを思い出しました。
次もがんばって,ぜひもう一度ベスト4になってほしいと思います。
今日も雲が多い天候ですが,降水確率は高くないようです。野球応援といえば,毎年一回多くて二回,というのが近年のペースでした。2回勝ち進んでベスト16入り,というのは何年ぶりでしょう?
三回戦・対加悦谷高校戦での劇的な逆転勝利の記憶も新しく,今日も応援に力が入ります。

順延しても同じ第一試合のため7:30集合。勝ち進んだ回数以上に通い慣れてしまったわかさスタジアム京都へと向かいます。
おかげさまでCarryを含めて部員全員が作業パターンを熟知するようになり,今日も10分を切りそうなところで出発準備が完了しました。場数を踏むことで一回り大きく成長できたようです。

昨日はケースから出すこともなく,終わってしまった木管楽器たち。今日も曇ってはいますが降水確率は低く,天候はもちそうなので,通常の応援パターンで準備を始めます。
もし試合中に天気が崩れてきても,スタンド裏の通路に駆け込んで避難できるのは,わかさスタジアム京都ならではです。

「ところでグラウンドの状況はどうなってるかな?」
スタンドに出てみると,球場職員の方々や両校野球部員控え選手が力を合わせて全力でグラウンド整備を行っている真っ最中です。内野の土は水をたっぷり含んで色が変わっていますが,地表に水が浮いているような状態ではありません。

外野の芝生では,初めて見かける大きなローラーがかけられていました。ボールが芝生を転々とすると,時たま小さく飛沫があがるのがスタンドからでも分かりますが,試合をする上では支障がないように見受けられます。
そうこうしているうちに両校の選手紹介アナウンスが開始されました。どうやら,予定通りに第一試合は始まるようです。

四回戦の応援に臨むにあたり,ハギ先生がPit.に持ち込んだ“新兵器”がこれ。
西アフリカの民族楽器「ジャンベ」です。(←ちなみにハギ先生の個人持ち)
12月の全国大会まで,マーチングバンドとしての編制で活動することがメインになるため,いざ演奏会でこういった皮系の小物楽器を入れようとすると,鍵盤とシンバルしかしてこなかったPit.人たちが右往左往するのが通例。その反省から,今年は早くからこうした皮系の楽器にも,事あるごとに触らせておきたい,というご意向のようです。
試合前に奏法についてレクチャーが続きます。

野球部員が担当する「団太鼓」くんも,試合回数を重ねるにつれて,バンドとばっちり合わせてくれるようになってきました。(カメラを間近で向けられたチアリーダー担当Tomogeはちょっと緊張気味・・・)
指揮者とアイコンタクトなんかも通じるようになり,今年の応援はとても振りやすくて助かります。彼の太鼓に演奏する側もしっかり応えて,今年からのテーマ「一体化した応援」をさらに進歩させていきたいですね。

曲名ボードを出してくれるのは,今日も野球部マネージャー1年生。数名いるので試合ごとに交代で担当してくれています。
思い入れのあるあまりか試合展開についつい夢中になって出しが後手になる人もいれば,グラウンドの状況を一切無視してボード出しに徹する人もいます。
試合の展開に合わせて臨機応変に「次,これでいこう」と声をかけた時,即「ハイ!」で通ってしまう人,「え?! 次これのはずなのに?」と頭グルグル&挙動不審に陥る人,「?!」で固まってしまう人・・・それぞれの個性や反応が異なっていて,指揮をする側としては,ちょっと楽しませていただきました。

一方,1年生部員が担当する選手名ボード係。こちらはヒットなりアウトなりで次のバッターが出てきたらすぐに持ち替える,というシンプルな操作が基本。演奏されている音楽は彼にとっては関係がない,という意味では,全くためらうことなく,ひたすらボードを出し続けてくれました。

初の皮系打楽器に挑戦したPit.2年Tomokoと1年Chiharu。
どうです? ジャンベはうまく叩けていますか?
その笑顔を見る限り,何とか楽しみながら取り組めているようですね。

2009年7月22日午前中,といえば日本中の話題となっている「日食」当日。
本来なら授業時間中で見ることはできないはずだったのですが,公欠で球場にいるので見られるのでは?と期待した彼女たちは,ちゃんと「日食グラス」を持参しておりました。
塔南高校の守備中(=待機時間)を利用して,日食グラスを回しながら“世紀の天体ショウ”に歓声を上げています。(試合展開が塔南リードで進んでいる安心感もあるのかな?)

雲が多い天候でしたが,チラリチラリと太陽の姿がうっすらと見えました。
逆に,曇っているおかげで,日食グラスがなくても,なんとなく「日食」になっている状況を見ることができました。

試合の方は,塔南高校が序盤のチャンスを確実にものにして2点を獲得。守ってはエース森脇君の力投をノーエラーの堅い守りで盛り上げて,完封勝利。最終回まで危なげない試合運びを見せてくれました。

わかさスタジアム京都で聞く&歌う二度目の校歌。

塔南高校野球部が四回戦に勝利し,ベスト8の一員として準々決勝に駒を進めることができたのはじつに21年ぶり。前回,ベスト8になった時は,ベスト4まで勝ち進み,準決勝で京都西高(現京都外大西高)に敗退しました。

そういえば,前回ベスト4進出の頃には,塔南高校吹奏楽部はまだ「普通の吹奏楽部」で8月冒頭の吹奏楽コンクールに出演していました。そのための合宿が7月下旬にあり,合宿から帰ってきたら「明日の準決勝に勝ち進んだから応援に来て欲しい」と頼まれ,みんなで駆けつけたことを思い出しました。
次もがんばって,ぜひもう一度ベスト4になってほしいと思います。