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Gry的日常

TONAN Marching Band The Gryphonsの活動をご紹介します。

「ぬくもりの里」訪問演奏の日

例年ならクリスマスシーズンに,校区内のいくつかの特別養護老人ホームを演奏してまわるプログラムを用意します。かれこれ7,8年ほど前でしょうか,この訪問演奏が始まった施設から,この訪問演奏プログラムは部内で「ぬくもりシリーズ」と呼ばれます。
ところが残念ながら,今年度は全国大会&Winter Marching Party in KYOTOの日程が年末に近接した上に,高校2年生が冬休みの「集中学習会」に出席しなければならなくなったため,クリスマスシーズン恒例の「ぬくもりシリーズ」は困難になりました。
元祖の「ぬくもりの里」訪問だけが,「新年会」と名称を変え,ようやく1月に実施することができました。ぬくもりの里の皆さん,ありがとうございました。
012401ぬくもりの里の日

この日,塔南高校教育みらい科1年生は,タイへ研修旅行中。そのためみらい科に在籍する高校1年生部員9名は,残念ながら今年のぬくもりシリーズには参加できませんでした。
Guardチームは校内で練習,Battery&Pit.も場所と曲の関係で4名のみ。
HornLineと合わせて今日の「ぬくもりバンド」は1・2年生35名です。
小編成の本番なので,Newハギ号1台に全員分の楽器が納まりました。
012402搬入風景
新年会が始まるまでに少しだけ余裕があったので,Percussionは特設ステージに直接運び込んで組立て&Settingに取りかかります。
編成はドラムセット,グロッケン,ビブラフォン,そして小物セット。担当する部員も4名だけという最小編成です。
012403Setting.jpg
会場横のリハビリ室を控室として確保していただき,チューニングへ。現役高校生HornsリーダーのMisatoがチューナーを使って合わせていきます。
いつもなら肩に担いでるTubaとEuphoniumが,TONAN Brassとしては珍しい「座奏の本番」ということで,あまり見慣れないアップライト型に組み立ててありますが,こうして立ったままチューニングする時は,やはり肩担ぎ型の方が楽そうですね。
012404チューニング
新人職員さんの出し物が終わって,いよいよ出番。会場が狭いため,Setting順に1列で移動を開始します。
PARTによっては,1年生全員がみらい科という場合もあるため,編成が大幅に偏り,曲作りの段階ではバランス調整にかなり時間を要しました。
合奏回数も例年に比べると極端に少なく,顧問としてはかなり怖い本番です。せめて練習した分だけはしっかり披露しましょう!
012405いよいよ本番
飾り付け等は昨年のクリスマス会に比べるとシンプルですが,全体の構成そのものはクリスマス会と基本的に同じ。
担当してくださった職員さんにお伺いしたところによると,TONAN Brassが参加できなかったクリスマス会は,風邪が流行ったために中止になったとのことでした。全国大会&WMPに集中学習会が連続したため,クリスマス会出演を断念して出演を1月にお願いしたのが,結果的にはよかったということになります。
012406プログラム
TONAN Brassのプログラムは,まず今年度この曲をしなければちょっと,という「崖の上のポニョ」で幕開け。
続いて森昌子さんの「越冬ツバメ」,夏川りみさんの「涙そうそう」を演奏。
ゆったりした曲調で,どこかで耳にしたような曲,という雰囲気の選曲です。「越冬ツバメ」はアレンジが薄い箇所があって,なかなか怖い曲でした。A.Saxが1・2年で1本しかないのに,デュエットソロがあるので,進路が決まっていた3年生Yukiが特別参加してくれました。
『ぬくもりの里のおじいちゃんおばあちゃん多いっ!! そんでもって元気!!!!
やから余計きんちょうしたけど,その分もりあがったし,喜んでくれたはった♪
ほんまにおじいちゃんおばあちゃんにぬくもりもらえたな(笑)』
012407本番1
「りんご追分」「お祭りマンボ」「愛燦々」がメドレーになった「美空ひばりメドレー」が,楽器演奏で聴いてもらう最後の曲。
今時の高校生には森昌子でも「?」であるため,美空ひばりは“謎の人物”。せめて原曲の雰囲気をしっかり勉強しようと,担当HornsリーダーのMisatoがレンタルCDを借りてきて部員に聴かせました。その甲斐あってか・・・。
『「美空ひばり」が,おじいちゃんおばあちゃんのウケが良かった☆
手拍子とか歌ったりしてくれてる方もいてうれしかったです。』

最後の2曲は「雪やこんこ」「ふるさと」をピアノ伴奏で合唱。合唱による「ふるさと」で締めくくるのは,ぬくもりシリーズ始まって以来の伝統です。
012408本番2
新年会終了後は,おやつのために食堂へおじいちゃんおばあちゃんが移動するお手伝い。職員さんの指示に従って,車椅子を押して移動サポートをします。

『緊張しすぎてリラックスを忘れがちでした。でも,車椅子サポートをした時「よかったよ,ありがとう」と言われてとれもうれしかったです。』

大会や演奏会では,なかなか得られないお客さんとの交流も,このぬくもりシリーズに取り組む大事な目的になっています。もう一つ,秋プロや演奏会ではまず取り上げることがない曲が「ぬくもりシリーズ」ではメインになりますから,いろいろなジャンルの音楽にふれて,表現の幅を拡げて欲しいという顧問の願望も込められています。

『今回,ぬくもりでポニョとか,いろいろな演歌の曲を練習して表現の幅が広がったと思います。このぬくもりの曲でやった表現の仕方を生かして,曲によって表現を変えていこうと思った。』

顧問の狙いをちゃんと理解してくれているのは嬉しいですね。でも「思った」だけではなく,ぜひ実現めざして「具体的な何か」を始めて欲しい今日この頃でした。

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