ファーストショウの日
2008-09-15
とうとうその日になりました。「ALIVE~ともに生きる~」ファーストショウ。
舞台は山城総合運動公園・太陽ヵ丘体育館で開催される,京都府吹奏楽連盟主催の第21回京都府マーチングコンテストです。
Gryphonsは一般団体として吹奏楽連盟に加盟しているわけではありませんので,毎年,審査対象外の「オープン参加」という形で出場させていただいています。(それにショウタイムも約8分ですから,規定の6分以内ではショウができないためでもあります)
かつては塔南高校吹奏楽部としてパレードコンテストにエントリーして,関西マーチングフェスティバル金賞までがんばっていた時もありましたが,今はGryphonsにエネルギーを集中している関係もあり,ファーストショウの舞台として,毎年この形で参加しています。

今日は8時30分に塔南高校集合。
セクションごとに分かれてウォームアップの後,旧体育館に全セクションが集まって合奏,そしてミュージックランスルーをしました。コンテを動かないことについては,不安は残るのですが,1時間コンテ練をするために,メンバーにかかる時間的&物理的負荷を考えると,やはりこのスケジュールがベターではないかということになりました。
いつもの合奏隊形と違い,コンテ中のフィールド内の位置関係にできるだけ近くなるように,PitとHornLine&Batteryの間にGuardチームを挟む隊形でのミュージックランスルーです。

11時30分,太陽ヵ丘に向かって貸切バスで移動開始。大会本番の時はメンバー全員をバスで移動させるのが基本なので,今日は3台お願いしてあります。
PART単位でバスに乗車しますが,これはBatteryとPit.が乗っているバスですね。練習台さえあれば他はいらない人たちですから,走行中もどこかから絶え間なくリズムが響いてきます。

出番が最後なのでいちばん遅く会場入りすると,楽器を置いておくための屋根のあるスペースは,まず確保できません。(予想していたとおりですが)
毎年の定位置になりつつある,体育館東側搬入口付近に,今年も陣取ることになりました。かろうじて雨がしのげる程度の屋根しかありませんが,駐車場にも近く,動きのリハーサルを行う東側広場も目の前ですから,立地条件としてはいいかもしれません。
TubのAkane&Mahoにサポートをお願いして受付を済ませて帰ってくると,メンバーたちはフィールドを自分の目で確かめるためにいったん解散しており,Sub.DM・Mariipeだけが一人ポツンとお留守番。

一方,体育館西側では,雨が降り出す前に組立と養生を!とPit.とGuardが奮闘しておりました。
先日の梅小路と同様,ここではお天気を全く信用しないハギ先生。Pit.楽器を全て屋根もしくはテント下に突っ込んでシートをかけ,「さぁ降るならいつでも降ってみろ!」とホッと一息。

メンバーは太陽ヵ丘までのバス車中で昼食をすませている者がほとんどですが,愛するPit.楽器積み込みが気がかりなハギ先生は,昼食購入もままならなかったようです。Pit.楽器たちが全て納まるところに納まってようやく空腹を思い出したのか,売店で昼食を手に入れ遅い昼休みに。
そこへPit.1年Nanaより衝撃の報告が。
「折れました・・・」
マレットとかスティックが折れるのは不思議じゃない(Vibraphoneの音盤だって割れるくらいだし)ですが,ひょっとするとNanaは今年の高校1年生の栄えある「第一号」ですよね?!
おめでとう!これでNanaも一人前のPit.人,これからもぜひネタを提供・・・あ,じゃなくて,え~と・・・ものは大切にしようね(^_^;)

本番前のリハーサル=ルーティーンに入る前に,HornLineとBatteryは体育館西側の道路でもう一度ストレッチで身体をほぐします。

そのころ,Guardたちはコスチュームへの着替えとメーキャップを終え,フラッグの準備に取りかかります。輸送用にきちんとポールに巻いて留めてあったフラッグをいったんほどいて,本番で振り始めた時にサッと一瞬でフラッグが広がるよう,丁寧にたたんでまとめていきます。
演出効果を最大限に生かすためには欠かせない作業ですが,フラッグの種類が多いので,作業とはかなり大がかりになります。特にM4カンパニーフロントで使用する中旗は,大きいのでセットも大変。雨がまだ降り出さなくて本当に助かりました。

それから動きのリハーサルに備えてGuardも体育館東側広場へ移動。
本番用にたたみ直したフラッグは,フィールドにセットするそれぞれの担当者がしっかり抱えています。

もしかすると雨が降り出してできないかもしれない,と危惧されていた動きのリハーサル。
実際に一昨年でしたか,さぁ,とばかりにフィールドに踏み込んだ瞬間に大粒の雨がポタッポタッと降り出してできなかった年もありました。
割り当てられた時間は14:06~14:13。ドラメーズが立てたスケジュールはMM中心に4~5分程度にしようというもの。
今さらコンテをさらっても環境も厳しいので効果が期待できない→ならば身体のスイッチだけオンにして,サブアリーナへ移動(楽器を持ったままで上靴への履き替えも含みます)し始めてしまい,チューニング時間をフルに有効活用しようという作戦です。

Guardもせっかく本番用にたたんだフラッグはそのまま温存。いちばん手間がかからないM2用トールフラッグだけを使って振付の一部だけを確認。こちらも「復習する」というよりは「身体のスイッチをオンにする」ぐらいの意味づけなんでしょう。

MMだけでさっさと切り上げ,サブアリーナ入口に靴を脱いだ状態で待機。
時間とともにできるだけ速やかに入場します。
ここで割り当てられているのは14:13~14:20の7分間。昨年度に全員が入室するだけで3分ほどかかり,チューニングをきちんとやり切れなかった反省が生かされています。今年は音を出し始めるまで1分弱でスタート。今日のチューニングはSub.DM・N兄。

入口・出口それぞれの担当者の計時がずれてる,という事態もありましたが,予定していたメニューは全て消化してサブアリーナから移動。入場口での待機に入ります。
進行表ではこの移動&待機は14:20~14:27。
Battery「入場口が開いたら走ってフィールドに入ってくれて係の人に言われましたけど・・・」
いや,それは多分マニュアル通りにきちんと指示しやはっただけですよ。
我々Gryは審査対象外のオープン参加,早い話が審査集計&成績発表までのつなぎのようなものですからね。今日は計時されるわけでもないし,何といってもファーストショウですから,ゆっくり入場して,落ち着いてセットしましょう。

こうして14:27,Gryphonsはオープン参加として最後の20番目に登場。
審査対象外とはいえ,これだけの観客の中で,しかもファーストショウを演じるのですから,メンバーの緊張もかなりのハズ。オープン参加という立場に最大限甘えさせていただき,ゆっくりとセットして,さらに中央で円陣。
何とか平常心を保って,せめて練習でできていたクォリティを出し切って欲しいものです。

いよいよファーストショウの始まりです。
M1「Legen of Ashitaka」ファーストヒット。
ここは「自然」を表現しているシーン。30m×30mのフィールドいっぱいに「森」を描き出します。ダイナミックですが細かく振りが付いているGuardチームが,雄大な自然をイメージして踊り続けます。

M1後半は「Crush(圧壊)」。
一転して「文明」のシーンへ切り替わります。Guardが持っているのはGSC(Gryphons Supporter Club特製の,ライフルならぬ「スパナ」。手具の完成→振付終了からまだ日が浅いため,ファーストショウでは一部振付の難度を落として演技しました。
『去年よりマーコンは緊張しなかったし楽しめたと思います。スパナの振りのチェンジはちょっと悔し?かったけど今出来る最高のショウを見せるには一番いいことだと思いました★ 塔南戻ってマーコンの確認して,まだまだ出来てないこと多くて,関西までにはって思いました!』(Guard:N)

M2「Nostalgia」では,バラードに乗ってGuardチームが優雅に舞います。
このシーンのキーワードは“郷愁”となっています。
暖かみのある,でもどこか哀愁が漂う,まさに久石譲テイストがいっぱいの曲。
これを「自然の安らぎ」と感じるか,「文明への憧れ」と感じるかは,ショウをご覧下さった皆さんが,ご自由に感じとっていただければ,と思います。

M3「Demon God」は「破壊」のシーン。
自然と文明のせめぎ合いを,Batteryソロをフィーチャーして,スピード感あふれる速い動き,激しいリズム,そして荒々しい振付で表現してみました。
ファーストショウ,ということで時間的な余裕がなく,まだ表現したいことを全て盛り込めているわけではありません。直線的な動きももっともっとカッチリ感を出していきたいところですね。
でも,メンバーは今日できる範囲でベストを尽くしてくれました。
さぁ,「破壊」のクライマックスは最前部まで突進してきたBatteryがフルパワーで叩きまくります。

M4「Ashitaka and San」は「再生と共生」のシーン。
たった1本から始まったメロディが次第に大きく力強くなり,カンパニーフロントへつながります。蘇る生命の息吹,といったところでしょうか。
直線的なバンドの動き=「文明」,そしてGuardチームの「自然」が,お互いにバランスを取り合い,協調し合って一つとなり,生命の讃歌を歌い上げて終わります。
『久しぶりにかなり緊張しました! 本番は本当に一瞬でした。 個人的に納得のいかなかった部分は何箇所があったのですがDVDを見てびっくりしました! 凄かった・・・。みんなの思いが1つになって力を合わせるとこんなすばらしいものになるんだと実感しました。』(Flute:Y)

ファーストショウとしては,(今までの練習の成果をほぼ出しきれたという意味において)十分成功したショウだったと思います。7月のコンテ入りから一ヶ月半,メンバー全員で心を一つにしてがんばった成果を,京都のお客さんにみていただけて,幸せなことだと思いました。
『練習であまり揃うことのなかったラインが本番では揃ってておぉ!と思いました。私も緊張していたとはいえ,いつもどおり落ち着いてできたかなと思います! 最後の方ではバテてしまったので,力配分?をもっと考えれば良かったなーと思いました。先生方にも「良いショウだった」と言っていただけてすごく嬉しかったです・・・!』(Horn:K)
記念写真撮影は,雨が降り出していたために,体育館入り口の軒先で。
ホッとしたのか,みんなの表情も穏やかになってますね。

そしてファーストショウを見届け,応援するため,はるばる太陽ヵ丘まで足を運んでくださったSupporterの皆さんです。
ご声援ありがとうございました。

心配していたほど雨も強くはならず,ややバス配車が遅れましたが,滞りなく撤収作業も終わりました。塔南高校に戻ってからは,搬入と反省会。
ファーストショウとしては,十分なものだったと思いますが,「ALIVE」が完成したわけではありません。たしかに「練習の成果は出しきれた」と思いますが,それは同時に「練習でできなかったところはやはりできていない」ということでもあります。
『1st Showは課題が見えたShowだと思います。そして,やりきれたいい本番でもあると思います。今回を振り返ってできなかったことを,できるようにしていきたいです。関西では更に観客のみなさんを圧倒出きるようにしたいです。』(Battery:K)
『この調子で関西・全国と頑張っていきたいです。このショウを通して見ている方に何を伝えたいのか・・・これからの練習を通してそれを見つけ,表現していけたらなと思います。「すべてに感謝!」 この言葉をいつも忘れず,これから頑張っていきます!』(Horn:K)
そうです。私たちの「ALIVE」は,やっとスタートラインに立って第一歩を踏み出しました。
関西大会までGry時間で一週間。この7日間で,メンバー全員がどこまで「ALIVE」を自分のショウにできるか,これからが本当のお楽しみの始まりです。
Gryphons2008に,これからもご声援よろしくお願いいたします。
舞台は山城総合運動公園・太陽ヵ丘体育館で開催される,京都府吹奏楽連盟主催の第21回京都府マーチングコンテストです。
Gryphonsは一般団体として吹奏楽連盟に加盟しているわけではありませんので,毎年,審査対象外の「オープン参加」という形で出場させていただいています。(それにショウタイムも約8分ですから,規定の6分以内ではショウができないためでもあります)
かつては塔南高校吹奏楽部としてパレードコンテストにエントリーして,関西マーチングフェスティバル金賞までがんばっていた時もありましたが,今はGryphonsにエネルギーを集中している関係もあり,ファーストショウの舞台として,毎年この形で参加しています。

今日は8時30分に塔南高校集合。
セクションごとに分かれてウォームアップの後,旧体育館に全セクションが集まって合奏,そしてミュージックランスルーをしました。コンテを動かないことについては,不安は残るのですが,1時間コンテ練をするために,メンバーにかかる時間的&物理的負荷を考えると,やはりこのスケジュールがベターではないかということになりました。
いつもの合奏隊形と違い,コンテ中のフィールド内の位置関係にできるだけ近くなるように,PitとHornLine&Batteryの間にGuardチームを挟む隊形でのミュージックランスルーです。

11時30分,太陽ヵ丘に向かって貸切バスで移動開始。大会本番の時はメンバー全員をバスで移動させるのが基本なので,今日は3台お願いしてあります。
PART単位でバスに乗車しますが,これはBatteryとPit.が乗っているバスですね。練習台さえあれば他はいらない人たちですから,走行中もどこかから絶え間なくリズムが響いてきます。

出番が最後なのでいちばん遅く会場入りすると,楽器を置いておくための屋根のあるスペースは,まず確保できません。(予想していたとおりですが)
毎年の定位置になりつつある,体育館東側搬入口付近に,今年も陣取ることになりました。かろうじて雨がしのげる程度の屋根しかありませんが,駐車場にも近く,動きのリハーサルを行う東側広場も目の前ですから,立地条件としてはいいかもしれません。
TubのAkane&Mahoにサポートをお願いして受付を済ませて帰ってくると,メンバーたちはフィールドを自分の目で確かめるためにいったん解散しており,Sub.DM・Mariipeだけが一人ポツンとお留守番。

一方,体育館西側では,雨が降り出す前に組立と養生を!とPit.とGuardが奮闘しておりました。
先日の梅小路と同様,ここではお天気を全く信用しないハギ先生。Pit.楽器を全て屋根もしくはテント下に突っ込んでシートをかけ,「さぁ降るならいつでも降ってみろ!」とホッと一息。

メンバーは太陽ヵ丘までのバス車中で昼食をすませている者がほとんどですが,愛するPit.楽器積み込みが気がかりなハギ先生は,昼食購入もままならなかったようです。Pit.楽器たちが全て納まるところに納まってようやく空腹を思い出したのか,売店で昼食を手に入れ遅い昼休みに。
そこへPit.1年Nanaより衝撃の報告が。
「折れました・・・」
マレットとかスティックが折れるのは不思議じゃない(Vibraphoneの音盤だって割れるくらいだし)ですが,ひょっとするとNanaは今年の高校1年生の栄えある「第一号」ですよね?!
おめでとう!これでNanaも一人前のPit.人,これからもぜひネタを提供・・・あ,じゃなくて,え~と・・・ものは大切にしようね(^_^;)

本番前のリハーサル=ルーティーンに入る前に,HornLineとBatteryは体育館西側の道路でもう一度ストレッチで身体をほぐします。

そのころ,Guardたちはコスチュームへの着替えとメーキャップを終え,フラッグの準備に取りかかります。輸送用にきちんとポールに巻いて留めてあったフラッグをいったんほどいて,本番で振り始めた時にサッと一瞬でフラッグが広がるよう,丁寧にたたんでまとめていきます。
演出効果を最大限に生かすためには欠かせない作業ですが,フラッグの種類が多いので,作業とはかなり大がかりになります。特にM4カンパニーフロントで使用する中旗は,大きいのでセットも大変。雨がまだ降り出さなくて本当に助かりました。

それから動きのリハーサルに備えてGuardも体育館東側広場へ移動。
本番用にたたみ直したフラッグは,フィールドにセットするそれぞれの担当者がしっかり抱えています。

もしかすると雨が降り出してできないかもしれない,と危惧されていた動きのリハーサル。
実際に一昨年でしたか,さぁ,とばかりにフィールドに踏み込んだ瞬間に大粒の雨がポタッポタッと降り出してできなかった年もありました。
割り当てられた時間は14:06~14:13。ドラメーズが立てたスケジュールはMM中心に4~5分程度にしようというもの。
今さらコンテをさらっても環境も厳しいので効果が期待できない→ならば身体のスイッチだけオンにして,サブアリーナへ移動(楽器を持ったままで上靴への履き替えも含みます)し始めてしまい,チューニング時間をフルに有効活用しようという作戦です。

Guardもせっかく本番用にたたんだフラッグはそのまま温存。いちばん手間がかからないM2用トールフラッグだけを使って振付の一部だけを確認。こちらも「復習する」というよりは「身体のスイッチをオンにする」ぐらいの意味づけなんでしょう。

MMだけでさっさと切り上げ,サブアリーナ入口に靴を脱いだ状態で待機。
時間とともにできるだけ速やかに入場します。
ここで割り当てられているのは14:13~14:20の7分間。昨年度に全員が入室するだけで3分ほどかかり,チューニングをきちんとやり切れなかった反省が生かされています。今年は音を出し始めるまで1分弱でスタート。今日のチューニングはSub.DM・N兄。

入口・出口それぞれの担当者の計時がずれてる,という事態もありましたが,予定していたメニューは全て消化してサブアリーナから移動。入場口での待機に入ります。
進行表ではこの移動&待機は14:20~14:27。
Battery「入場口が開いたら走ってフィールドに入ってくれて係の人に言われましたけど・・・」
いや,それは多分マニュアル通りにきちんと指示しやはっただけですよ。
我々Gryは審査対象外のオープン参加,早い話が審査集計&成績発表までのつなぎのようなものですからね。今日は計時されるわけでもないし,何といってもファーストショウですから,ゆっくり入場して,落ち着いてセットしましょう。

こうして14:27,Gryphonsはオープン参加として最後の20番目に登場。
審査対象外とはいえ,これだけの観客の中で,しかもファーストショウを演じるのですから,メンバーの緊張もかなりのハズ。オープン参加という立場に最大限甘えさせていただき,ゆっくりとセットして,さらに中央で円陣。
何とか平常心を保って,せめて練習でできていたクォリティを出し切って欲しいものです。

いよいよファーストショウの始まりです。
M1「Legen of Ashitaka」ファーストヒット。
ここは「自然」を表現しているシーン。30m×30mのフィールドいっぱいに「森」を描き出します。ダイナミックですが細かく振りが付いているGuardチームが,雄大な自然をイメージして踊り続けます。

M1後半は「Crush(圧壊)」。
一転して「文明」のシーンへ切り替わります。Guardが持っているのはGSC(Gryphons Supporter Club特製の,ライフルならぬ「スパナ」。手具の完成→振付終了からまだ日が浅いため,ファーストショウでは一部振付の難度を落として演技しました。
『去年よりマーコンは緊張しなかったし楽しめたと思います。スパナの振りのチェンジはちょっと悔し?かったけど今出来る最高のショウを見せるには一番いいことだと思いました★ 塔南戻ってマーコンの確認して,まだまだ出来てないこと多くて,関西までにはって思いました!』(Guard:N)

M2「Nostalgia」では,バラードに乗ってGuardチームが優雅に舞います。
このシーンのキーワードは“郷愁”となっています。
暖かみのある,でもどこか哀愁が漂う,まさに久石譲テイストがいっぱいの曲。
これを「自然の安らぎ」と感じるか,「文明への憧れ」と感じるかは,ショウをご覧下さった皆さんが,ご自由に感じとっていただければ,と思います。

M3「Demon God」は「破壊」のシーン。
自然と文明のせめぎ合いを,Batteryソロをフィーチャーして,スピード感あふれる速い動き,激しいリズム,そして荒々しい振付で表現してみました。
ファーストショウ,ということで時間的な余裕がなく,まだ表現したいことを全て盛り込めているわけではありません。直線的な動きももっともっとカッチリ感を出していきたいところですね。
でも,メンバーは今日できる範囲でベストを尽くしてくれました。
さぁ,「破壊」のクライマックスは最前部まで突進してきたBatteryがフルパワーで叩きまくります。

M4「Ashitaka and San」は「再生と共生」のシーン。
たった1本から始まったメロディが次第に大きく力強くなり,カンパニーフロントへつながります。蘇る生命の息吹,といったところでしょうか。
直線的なバンドの動き=「文明」,そしてGuardチームの「自然」が,お互いにバランスを取り合い,協調し合って一つとなり,生命の讃歌を歌い上げて終わります。
『久しぶりにかなり緊張しました! 本番は本当に一瞬でした。 個人的に納得のいかなかった部分は何箇所があったのですがDVDを見てびっくりしました! 凄かった・・・。みんなの思いが1つになって力を合わせるとこんなすばらしいものになるんだと実感しました。』(Flute:Y)

ファーストショウとしては,(今までの練習の成果をほぼ出しきれたという意味において)十分成功したショウだったと思います。7月のコンテ入りから一ヶ月半,メンバー全員で心を一つにしてがんばった成果を,京都のお客さんにみていただけて,幸せなことだと思いました。
『練習であまり揃うことのなかったラインが本番では揃ってておぉ!と思いました。私も緊張していたとはいえ,いつもどおり落ち着いてできたかなと思います! 最後の方ではバテてしまったので,力配分?をもっと考えれば良かったなーと思いました。先生方にも「良いショウだった」と言っていただけてすごく嬉しかったです・・・!』(Horn:K)
記念写真撮影は,雨が降り出していたために,体育館入り口の軒先で。
ホッとしたのか,みんなの表情も穏やかになってますね。

そしてファーストショウを見届け,応援するため,はるばる太陽ヵ丘まで足を運んでくださったSupporterの皆さんです。
ご声援ありがとうございました。

心配していたほど雨も強くはならず,ややバス配車が遅れましたが,滞りなく撤収作業も終わりました。塔南高校に戻ってからは,搬入と反省会。
ファーストショウとしては,十分なものだったと思いますが,「ALIVE」が完成したわけではありません。たしかに「練習の成果は出しきれた」と思いますが,それは同時に「練習でできなかったところはやはりできていない」ということでもあります。
『1st Showは課題が見えたShowだと思います。そして,やりきれたいい本番でもあると思います。今回を振り返ってできなかったことを,できるようにしていきたいです。関西では更に観客のみなさんを圧倒出きるようにしたいです。』(Battery:K)
『この調子で関西・全国と頑張っていきたいです。このショウを通して見ている方に何を伝えたいのか・・・これからの練習を通してそれを見つけ,表現していけたらなと思います。「すべてに感謝!」 この言葉をいつも忘れず,これから頑張っていきます!』(Horn:K)
そうです。私たちの「ALIVE」は,やっとスタートラインに立って第一歩を踏み出しました。
関西大会までGry時間で一週間。この7日間で,メンバー全員がどこまで「ALIVE」を自分のショウにできるか,これからが本当のお楽しみの始まりです。
Gryphons2008に,これからもご声援よろしくお願いいたします。