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Gry的日常

TONAN Marching Band The Gryphonsの活動をご紹介します。

京都文化祭典開会式の日

ファーストショウ前日,もう一つ舞台を経験できました。
京都市文化芸術企画課からの依頼で,京都文化祭典2008開会式の幕開き演奏。
会場は,昨年度と同じ京都駅ビル室町小路広場。(というより大階段,といった方が通りがよいかもしれません)
京都市の表玄関での演奏でもあり,明日のファーストショウへ向けての一歩として,有意義な本番にしたいと思います。
091401京都文化祭典開会式の日

京都駅ビルでの演奏では,楽器搬入にやや苦戦します。
顧問車に乗せた楽器類は,同じフロアの駅ビル駐車場まで進入してバリアフリーで搬入可能ですが,トラックは駐車場ビルに進入できないため,駅ビル前の道路から搬入しなければなりません。
手近にエレベーターが2基ありますが,サイズ的に戸口を通らない大型楽器類は,3Fまで階段を運び上るしかありません。そのため,ハギ先生が男性陣を組織してPit.サポートへと割り振ります。

その「階段」というのが,まるで登ろうとする者の意志を試すような設計で・・・。
091402搬入作業1
昨年もこの階段がメンバーの前に立ちはだかりました。
ハギ先生は「3Fだから,校舎4Fの音楽室に運び上げるより1F分少ない」と昨年励まして(なぐさめて?)いたものです。
お,数少ない現役男子高校生Ryouma君,Tuba両手に階段に挑戦中! エレベーターに乗らない大きさではないのですが,待っているよりは登っちゃった方が早いということでしょうか。
「よーし,ここで余裕の笑顔を!」という過酷なリクエストにも(やや引きつりながら)しっかり応えてくれました。
091402搬入作業2
全ての楽器・手具・機材を運び上げてホッとしていると,今朝もハギハラ工房が営業中。
輸送中にティンパニのチューニング部分のボルト(ナット?)が緩んではずれてしまったようです。今日も当たり前のように積み込まれて運ばれてきた工具箱がさっそく活躍。
091403今日のハギハラ工房
Guardチームは着替えに行き,HornLineとBatteryはウォームアップを始めます。
場所は,伊勢丹&駐車場ビル3F南側通路。ほとんど人通りのない割に,すごく広い通路です。屋根もあるし,ご覧の通り全長もビル全体分あって,Batteryに一番端っこに行ってもらうと,何とか自分たちの音を聴きながらアップができます。
こちらはNamieenが仕切るWoodのABP。
091404ウォームアップ1
振り返ると,こちらはSub.DM兼メト(株)代表取締役兼チューバマンことN兄が仕切るBrassのMBP。横一線に並ぶと長大になり過ぎるので2列で。それでも低音側は伊勢丹社員通用口に近いところまで伸びます。
次々と出社して来る伊勢丹社員さんたちも,今日は黒い一団が楽器を吹いているので,ちょっと驚かれたかもしれません。

で,このBrassの諸君,実は今日ちょっとよそ行きの顔でMBPしています。
091405ウォームアップ2
理由はこれです。MBPに小さなギャラリーがいるので,お姉さん&お兄さん方としては,いつもより少し緊張気味のウォームアップというわけ。
熱心に見ているのは,今日の出演団体の一つ,清水小学校金管バンドの皆さん。
顧問教諭Ayako先生は,昨年度まで「オペラ座の怪人」「レ・ミゼラブル」などでソロも吹いたベテラン一般メンバーでした。その縁で「うちの子供たちの刺激に・・・」ということで見学に。
お姉さん&お兄さんたち,小学生に熱心に見つめられて,ベルのアップダウンなぞ,いつもよりちょっと力が入ってませんか(^_^;)
091406小さな見学者1
駅ビルの一番端ではBatteryがBasic中。
昨年はGuardが着替えた後の小さな会議室に押し込められてBasicをしたのですが,今年度は会議室が取れなかったらしく,文化芸術企画課から「同じ通路でやって下さい」とお願いされました。
狭い会議室でBasicをするよりも,こういう場所の方が(耳の健康のためにも)望ましいのは確かですが,私もハギ先生も思わず「あんなとこで叩いていいんですか?」と真顔で聞き返してしまいました。(たしかに大丈夫だったようですが・・・)
こちらにも清水小学校のPercussion担当の子供たちが見学に来ていました。
Batteryの猛者たちも,少しは緊張したかな?(←案外気づいてなかったりして)
091407小さな見学者2
9時55分,本番スタンバイ。
今日も「ALIVE」立奏&Guardショウなので,Batteryもスタンドを用いて待機。
スペースの関係で舞台上手に並んでいますが,アングルの関係で舞台写真には写らないはずですから,演奏前だけでもその勇姿をご覧いただきましょう。
091408スタンバイ
10時00分,アナウンスとともにオンタイムで本番開始。
ここでハプニング発生。
Guardチームが演技スペース中央にセットする前に,DM.Sonyさんがバンドにコールをかけ,予備拍を振り始めたのです。写真を撮るべく観客席の少し上にいた私も,焦りまくって思わず「Guard! Guard!」声に出してしまいました。
両サイドに待機していた彼女たちも,自分たちを置き去りにショウが始まらんとしていることに気づき,あわててセットして踊り出しました。
それでもダンスが乱れないのは,さすが,というところです。
091409開会式1
今日のGuardは「土の上を歩かない」ということで,屋内専用仕様になっている大会用コスチュームを着て演技しています。
30m×30mのフィールドいっぱいに「森」を表現するM1「Legen of Ashitaka」ファーストヒット。このスペースではちょっと寂しいかもしれませんが,距離が近いだけに,逆に細かい振付や表情までハッキリとよく見えます。
091410開会式2
昨年と同じサイズのステージ,何せあの「オペラ座の怪人」のHornLine全員を乗せることができたからもう少し楽に乗るだろう,いうことで,今年もHornLineはステージの上に全て納まってもらいました。
昨年「DM.Sonyさんの指揮が見えづらかった」という声がメンバーからあったので, Sonyさんは指揮台を用いず,観客席をやや上がったところに立ってもらっています。
Pit.も昨年同様にステージ前の10m×3mほどのスペースに何とか入ってもらいました。
091411開会式3
残ったスペースは全てGuardへ。
M4「Ashitaka and San」の中旗も,この場所ではかなり巨大なフラッグに見えます。
昨年のデカ旗は最初からあきらめて持ち込みませんでしたが,今年は中旗だからいけるのではないかと目論んだのですが,中旗をこのサイズの中で振る練習は,ほとんどできなかったにも関わらず,高校1・2年生のGuard5人が見事に演じてくれました。
観客の皆さんに,マーチングショウとしての本来のダイナミズムを少しでも感じとっていただけたでしょうか?
091412開会式4
会場から盛大な拍手をいただき,今日の本番も無事に終了。
開会式挨拶のために来られていた門川京都市長からも「今年もがんばって下さい」と励ましのお言葉をいただきました。
本番3連発も,いよいよ最大の目標である「ALIVE」ファーストショウを残すのみ。
さっそく撤収して練習に向かいます。

伊勢丹開店時刻を過ぎているため,エレベーターの渋滞などで,想定したよりも撤収はもたつきました。昨年むちゃくちゃ錯綜した反省から,今年はかなり詰めて打ち合わせしたはずの,3F駐車場(顧問車)と駅ビル前道路(トラック)との搬出先指示も,やや精彩を欠いたように感じました。
ハギ先生評「本番前の搬入はなかなかでしたが,本番後の搬出まで気を抜かない,そして状況変化に合わせられるかどうかという点は,今一歩でしたね(v_v)」
091413撤収
塔南高校に戻り,Pit.とGuardは校内練習へ。
HornLineとBatteryは昼休みを取ってから,今日もお借りしている校外グラウンドへ。
メンバーが昼休みを取っている間に,先行したドラメーズたちが再び勢力を盛り返していた雑草軍団と激戦をくり広げていました。
感謝の気持ちは自分たちが練習に全力で取り組むことで,ですよ,メンバー諸君。
091414前日練習1
ファーストショウを明日に控え,今日午後だけという限られた時間の中で,何を優先して練習しておくべきか?
書いては消し,書いては消しの過程がよくわかるSub.DM・N兄のメモを拝見すると,ドラメーズの悩みはかなり深かったようです。
その悩める精神エネルギーに感応してチューバマンは「モジャーマン」へ変身?
Sub.DM・N兄の悩みを巨大なアフロヘアが表しているようですね(^◇^;)
091415練習メニューと苦悩
その後,校内で練習をしていたGuardもグラウンド練に合流。
輸送手段の関係で,全てのフラッグ・手具を持ち込むことはできませんでした。
M1「Legen of Ashitaka」ファーストヒットなどは,7月下旬から振付がついていて,もっとも練習量が多いせいでしょうか,フラッグは輸送されず,エアー状態でコンテ練。
091416前日練習2
明日がファーストショウ,しかも明日は合奏のみ(コンテ練なし)で本番に臨むことになっています。ショウを動いて演奏するのはこれが「最後の機会」ということで,練習の締めくくりにランスルーを組みました。(今日が晴れて本当によかったと思います)
カンパニーの中旗も,普通乗用車に乗らないため,今日はM2用のトールフラッグで代用。
091417ランスルー
Pit.抜きのランスルーで,タイムは7分48秒。
テンポ設定がうまくいくと,ちゃんと当初の想定通りの時間でショウができることが証明されました。スタッフ一同,やっと安心できたのですが,これからの課題として,このテンポ感をチーム全体がしっかり身につけていかなければ・・・。

明日は「ALIVE」ファーストショウ。
メンバーたちはどんなショウを見せてくれるでしょうか?
楽しみ半分,ドキドキ半分です。

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