梅小路ふれあいコンサートの日(後編)
2008-09-13
きちんと演奏&演技ができるかどうかより,演奏&演技をすることができるかどうかの方が気になる梅小路ふれあいコンサート。
昨年は出番が来る前に「ゲリラ豪雨」に見舞われて中断,試験直前で出演できなかった一昨年をとばして3年前は,1曲目のマーチングが終わるか終わらないかという頃からやはり猛烈な夕立で中断。
今年も本番の日が近づくにつれて天気予報に雨マークが出てき始め,やはり「二度あることは三度ある」なのかとやきもきしておりました。
幸いなことに今年は「三度目の正直」の巡り合わせだったようです。

天候が大きく崩れる兆しもなく,いよいよ開演時間の16時も間近になってきましたが,ハギ先生,何をしているのでしょう?
ハンマー片手に金属棒をトンカン叩いては,何やらジッと見つめておられます。

なるほど,ハギハラ工房の営業中でしたか。
今回の顧客はチャイムのダンパーペダルのロッドですね。次第に曲がってきてしまってペダルがうまく動かなくなってきたので,真っ直ぐになるように叩き伸ばして修理しておられたようです。
Pit.人の手も借りて,えいやっとチャイムを傾けて,ロッドを差し込み,無事に完了。
ご苦労様です。

16時,開演時間となり,梅小路ふれあいコンサートが始まりました。
今年はどうやら雨に降られることなく,ショウを演じることができそうな雲行きです。
ようやくHornLineもケースから楽器を取り出し,会場からやや離れたところでチューニングを行います。

HornLineがチューニングしている手前で,Guardはまだ最後の追い込み中。
通りがかりの人たちが,チューニング風景とGuardの確認を,好奇の目でチラチラ見ながら通り過ぎていきます。中にはカメラを構える人も。
すみませんねぇ,エアーじゃなければ,もっと見栄えのするカッコいい振付なんですが・・・。

進行表では17時40分が出演時刻でしたが,プログラム全体が30分ほど押しているため,一度はスタンバイまで進めたものの,本番での集中力を温存するため,一度スイッチをオフにしよう休憩を挟みます。
HornLineとPit.人は楽器を置いてくつろぎ,Battery連中は相変わらず練習台と仲良くしています。
こちらではGuardの高校1年生たちが,自分たちだけで「ALIVE」冒頭のダンスを交代しながら何度も何度もチェック。この振付は7月から練習している(もっとも練習量が多い)はずなんですが,人前で踊るのは初めてですから,彼女たちなりに不安があるのでしょうか。

特設ステージでは,梅小路小学校のコーラス,下京中学校吹奏楽部,龍谷大学附属平安高校吹奏楽部,鳥羽高校吹奏楽部と演奏が続きます。客席となっている芝生広場にも多数のお客さん。空の半分は雲に覆われてしまいましたが,雨粒は落ちてこないようです。
それにしても,いつ来てもここは空が広いですね。

18時10分,予定より30分押しで本番開始。まず前半は現役高校生による秋プロ2008から。
Guardショウ「Moulin Rouge」は,教育みらい科説明会,学園祭と2度本番で演奏しているだけに,演奏も演技もそれなりにスムーズに流れるようになってきています。
あともう少し音色をうまくブレンドして,フレーズをしっかり意識して丁寧に演奏できるようになれば,グッと良い感じになると思うのですが・・・。

Opener「ESTANCIA」,そして「Pretty Fly」,Closer「Can You Feel The Love Tonight」と,秋プロ2008のマーチング3曲も,大きな破綻もなく,しっかり演奏できています。
もう少しffの音圧感が欲しいですね。高校1年生(の特にBrass)がもっと鳴ってくるようになれば,というのが今後の課題でしょうか。
Woodはもう少しピッチと音色を繊細に合わせたいところ。そうしたらp部分がもっとキレイになりますよ。

舞台転換に少しお時間をいただいた後,Gryphonsフルバンドによる「ALIVE」ショウ。
半面をフルに使ってGuardチームがダンスと振付をご披露する,という構成です。
無理難題?にしっかり応えてくれたGuardチーム,M1「Legend of Ashitaka」ファーストヒットも5名で振れば,かなりの迫力になりました。

ステージ後方の半面にはPit.→Wood→Brass→Batteryの順(実際のフィールでもっとも多い形です)でフルバンドを詰め込みました。
メンバーとしてはやや窮屈だったかもしれません。周囲の人間に音が吸収されることもあり,まだ本格的には鳴ってきていない時期でもあり,屋外のステージでどこまで音が前へ飛んでいたでしょうか?

秋プロが始まった時点ではまだ明るかった空が,「ALIVE」もM3「Demon God」にさしかかる頃には真っ暗になっています。まさに「秋の陽はつるべ落とし」ですね。
ステージ周辺に設置されている照明に照らされて,Guardの演技が続きます。

M4ラストも,大会で使用する中旗を5本出てもらいました。
当初のSushi案では,中旗は出てこないことになっていた(スペース的にどうか,と考えてくれたようです)のですが,そうなるとカンパニーフロント前後から最後まで,ただバンドが立奏しているだけになってしまいます(>_<)
「大丈夫!演奏会でもっと狭いスペースにでデカ旗9本も押っ立てて何とかなったから(^0^;)」
とSTAFFから強硬なダメ出しをさせていただきました。
ビジュアル的にもボリューム感いっぱいで最後を飾れたので,Guard諸君には大変だったでしょうが,これでよかったと思います。

梅小路ふれあいコンサート,最後のステージは京都府警音楽隊を中心に,出演した下京中学・龍谷大附属平安高校・鳥羽高校とGryphons,全員が参加しての合同演奏。
Gryphonsの場合は,BatteryとPit.は梱包にまわり,HornLineだけが参加することにしました。Guardもちょっとだけダンスの飛び入りで参加。
曲目は「君の瞳に恋してる」と「ふるさと」
楽譜は配布してあったものの,Gryphonsとして組織的に練習をする余裕がありませんでしたが,みんなそれなりに参加しているようです。

本番3連発初日は,もっとも危惧された天候にも恵まれ,「3度目の正直」で梅小路ふれあいコンサートに出演することができました。
立奏&Guardショウという形態では,「ALIVE」もだんだん完成度が高まってきているようですが,マーチングバンドとしてのGryphonsのショウですから,最終的な目標は15日(祝)でのファーストショウ。
本番が続くことで,メンバー諸君のテンションが上がり,ファーストショウが成功するのか? それともメンバーへの過負荷がたたって,ファーストショウがトラブルのか? それはSTAFFにもわかりません。
でも,今季のメンバーたちなら,たぶん「吉」と出るのではないか,という気はしています。
昨年は出番が来る前に「ゲリラ豪雨」に見舞われて中断,試験直前で出演できなかった一昨年をとばして3年前は,1曲目のマーチングが終わるか終わらないかという頃からやはり猛烈な夕立で中断。
今年も本番の日が近づくにつれて天気予報に雨マークが出てき始め,やはり「二度あることは三度ある」なのかとやきもきしておりました。
幸いなことに今年は「三度目の正直」の巡り合わせだったようです。

天候が大きく崩れる兆しもなく,いよいよ開演時間の16時も間近になってきましたが,ハギ先生,何をしているのでしょう?
ハンマー片手に金属棒をトンカン叩いては,何やらジッと見つめておられます。

なるほど,ハギハラ工房の営業中でしたか。
今回の顧客はチャイムのダンパーペダルのロッドですね。次第に曲がってきてしまってペダルがうまく動かなくなってきたので,真っ直ぐになるように叩き伸ばして修理しておられたようです。
Pit.人の手も借りて,えいやっとチャイムを傾けて,ロッドを差し込み,無事に完了。
ご苦労様です。

16時,開演時間となり,梅小路ふれあいコンサートが始まりました。
今年はどうやら雨に降られることなく,ショウを演じることができそうな雲行きです。
ようやくHornLineもケースから楽器を取り出し,会場からやや離れたところでチューニングを行います。

HornLineがチューニングしている手前で,Guardはまだ最後の追い込み中。
通りがかりの人たちが,チューニング風景とGuardの確認を,好奇の目でチラチラ見ながら通り過ぎていきます。中にはカメラを構える人も。
すみませんねぇ,エアーじゃなければ,もっと見栄えのするカッコいい振付なんですが・・・。

進行表では17時40分が出演時刻でしたが,プログラム全体が30分ほど押しているため,一度はスタンバイまで進めたものの,本番での集中力を温存するため,一度スイッチをオフにしよう休憩を挟みます。
HornLineとPit.人は楽器を置いてくつろぎ,Battery連中は相変わらず練習台と仲良くしています。
こちらではGuardの高校1年生たちが,自分たちだけで「ALIVE」冒頭のダンスを交代しながら何度も何度もチェック。この振付は7月から練習している(もっとも練習量が多い)はずなんですが,人前で踊るのは初めてですから,彼女たちなりに不安があるのでしょうか。

特設ステージでは,梅小路小学校のコーラス,下京中学校吹奏楽部,龍谷大学附属平安高校吹奏楽部,鳥羽高校吹奏楽部と演奏が続きます。客席となっている芝生広場にも多数のお客さん。空の半分は雲に覆われてしまいましたが,雨粒は落ちてこないようです。
それにしても,いつ来てもここは空が広いですね。

18時10分,予定より30分押しで本番開始。まず前半は現役高校生による秋プロ2008から。
Guardショウ「Moulin Rouge」は,教育みらい科説明会,学園祭と2度本番で演奏しているだけに,演奏も演技もそれなりにスムーズに流れるようになってきています。
あともう少し音色をうまくブレンドして,フレーズをしっかり意識して丁寧に演奏できるようになれば,グッと良い感じになると思うのですが・・・。

Opener「ESTANCIA」,そして「Pretty Fly」,Closer「Can You Feel The Love Tonight」と,秋プロ2008のマーチング3曲も,大きな破綻もなく,しっかり演奏できています。
もう少しffの音圧感が欲しいですね。高校1年生(の特にBrass)がもっと鳴ってくるようになれば,というのが今後の課題でしょうか。
Woodはもう少しピッチと音色を繊細に合わせたいところ。そうしたらp部分がもっとキレイになりますよ。

舞台転換に少しお時間をいただいた後,Gryphonsフルバンドによる「ALIVE」ショウ。
半面をフルに使ってGuardチームがダンスと振付をご披露する,という構成です。
無理難題?にしっかり応えてくれたGuardチーム,M1「Legend of Ashitaka」ファーストヒットも5名で振れば,かなりの迫力になりました。

ステージ後方の半面にはPit.→Wood→Brass→Batteryの順(実際のフィールでもっとも多い形です)でフルバンドを詰め込みました。
メンバーとしてはやや窮屈だったかもしれません。周囲の人間に音が吸収されることもあり,まだ本格的には鳴ってきていない時期でもあり,屋外のステージでどこまで音が前へ飛んでいたでしょうか?

秋プロが始まった時点ではまだ明るかった空が,「ALIVE」もM3「Demon God」にさしかかる頃には真っ暗になっています。まさに「秋の陽はつるべ落とし」ですね。
ステージ周辺に設置されている照明に照らされて,Guardの演技が続きます。

M4ラストも,大会で使用する中旗を5本出てもらいました。
当初のSushi案では,中旗は出てこないことになっていた(スペース的にどうか,と考えてくれたようです)のですが,そうなるとカンパニーフロント前後から最後まで,ただバンドが立奏しているだけになってしまいます(>_<)
「大丈夫!演奏会でもっと狭いスペースにでデカ旗9本も押っ立てて何とかなったから(^0^;)」
とSTAFFから強硬なダメ出しをさせていただきました。
ビジュアル的にもボリューム感いっぱいで最後を飾れたので,Guard諸君には大変だったでしょうが,これでよかったと思います。

梅小路ふれあいコンサート,最後のステージは京都府警音楽隊を中心に,出演した下京中学・龍谷大附属平安高校・鳥羽高校とGryphons,全員が参加しての合同演奏。
Gryphonsの場合は,BatteryとPit.は梱包にまわり,HornLineだけが参加することにしました。Guardもちょっとだけダンスの飛び入りで参加。
曲目は「君の瞳に恋してる」と「ふるさと」
楽譜は配布してあったものの,Gryphonsとして組織的に練習をする余裕がありませんでしたが,みんなそれなりに参加しているようです。

本番3連発初日は,もっとも危惧された天候にも恵まれ,「3度目の正直」で梅小路ふれあいコンサートに出演することができました。
立奏&Guardショウという形態では,「ALIVE」もだんだん完成度が高まってきているようですが,マーチングバンドとしてのGryphonsのショウですから,最終的な目標は15日(祝)でのファーストショウ。
本番が続くことで,メンバー諸君のテンションが上がり,ファーストショウが成功するのか? それともメンバーへの過負荷がたたって,ファーストショウがトラブルのか? それはSTAFFにもわかりません。
でも,今季のメンバーたちなら,たぶん「吉」と出るのではないか,という気はしています。