秋プロファーストショウの日
2008-09-10
塔南高校吹奏楽部現役高校生だけで作るステージサイズショウ,秋プログラム。
通称「秋プロ」2008のファーストショウを,塔南高校学園祭でのステージ発表という形で行いました。
7月下旬,Gryphonsとしての「ALIVE」コンテ入りとほぼ同時期からコンテ読みに入り,夏休み中の平日を利用して練習を重ねてきました。
毎年のことながら,スケジュール的に一週間に二本のファーストショウを演じなければならないのが,辛いところですが,少しでも経験値を上げるためにも,練習に励んできました。
旧体育館のシートを半面はぎ取っての演技のため,プログラムの最後となりますが,塔南高校の生徒・教職員を主たる観客として,自分たちのショウを校内で見ていただける唯一の機会。保護者の皆さんも多数ご来場くださって,会場は超満員でした。
ご声援,ありがとうございました。

校内は学園祭で盛り上がっていますが,午後一番の自分たちの舞台のため,クラス展の出番が終わった者から,メンバーが集まり始めます。
今日は幸い好天に恵まれたため,テニスコートでウォームアップとリハーサルをすることになりました。Setting係とマーカー隊が,プラ板で作ったポイントを釘で留めていきます。

現役高校生だけの活動でも,BrassのウォームアップはMBPから。
Basicのメニューは,どのセクションもGryphonsと共通化してあります。
ちょっと日射しが強いですが,何とかしのげるぐらいの暑さでしょう。

Basicを終えたGuardチームは,秋プロの振付確認に余念がありません。秋プロでは主としてトールフラッグを用いますが,Gryphonsの振付を練習しながら,自分たちで振付を考えて揃えていく秋プロも並行して進めていくのは,かなり大変なんだろうな,と思います。
ただ,Guardチームのメンバーは,「ぜっったいGuard!」と熱望して入部してくれた人たちばかりですから,それはそれは熱心に練習に取り組んでいます。
この時期になれば,新たに覚えなければならないことはグッと少なくなりますから,これからさらに楽しくなっていく段階でしょう。

Hornsリーダーの指揮によって,全曲をザッと流しながらチェック。
秋プロは,練習の80%以上は現役高校生だけで仕上げていきます。顧問二人は,主に音色や音量などのサウンド面,Perc.と管楽器のタイミングの合わせ方などについて時たまアドバイスする程度です。(本番の指揮は振ります・・・Hornsリーダーもショウのメンバーですから)
さて,今年のHornsリーダー諸君も,自分たちの先輩に負けないぐらい,仕上げにがんばっているようです。

一つ前のプログラムは演劇部のミュージカル。
進行が多少ずれることを見越して,本館2Fの廊下で,少し早めから入場待機に入ります。
後ろ半面の客席(長椅子)を撤去してシートをめくる者,Pit.を運び上げるサポートに回る者も,それぞれの待機位置に移動しますから,残った部員がパートで必要な物を抱えて待機することになります。
Guardチームは,各曲で使うフラッグ・ライフル・帽子などの小道具を両手に満載しています。
はい,いい笑顔ですね。本番もこの笑顔でいきましょう。

管楽器でも事情は同じ。
さて,一番たくさんTpを持っているのは誰でしょうか?
個人的には,偶然背後に写っているCl.の某さんが抱きかかえるように持っているCl.の方が恐ろしいです・・・(^0^;)

いよいよ会場入り。
舞台にまであふれた満員のお客さんが部員たちを迎えてくれました。
『めっちゃ緊張したけどFighTrumpet精神★で頑張りました(^∀^)/』(Tp・Funya)
『緊張しました!! でも集中できていたと思います。次は今日きれいに作れなかったラインを上手く作れるように頑張りたいです☆』(Tub・Maho)

まず Guardチームのショウからスタート。
パリにあるキャバレー「ムーラン・ルージュ」を舞台に,ニコール・キッドマン演じる踊り子とユアン・マクレガー演じる貧乏な青年詩人との,禁断の愛のゆくえを描いたミュージカル,「ムーラン・ルージュ」より,「Nature Boy」「Sparkling Diamonds」の2曲をメドレーで演奏します。
『ファーストショウまで,めっちゃ早かったです。去年はついていくのに必死で,今年はひっぱっていくのに必死みたいな・・・先ぱいらの苦労とかよくわかりました。今日先ぱいたちが見にきてくれて名前呼んでもらった時,ほんまに嬉しかったしやる気がでたし,緊張もほぐれました。そのおかげで自分も楽しめたショウになったと思います(∀)★』(Guard・Natsumi)

続いて秋プロ・マーチングショウへ。
アメリカでマーチング・アレンジャーとして活躍しているJay Dawson作曲のスパニッシュ風Opener「ESTANCIA」から始まります。
『今日のファーストショウは初めて大勢の前でするせいもあってかめっちゃ緊張しました。テンポが変わるところとか,Batteryの中で合うか心配やったけど,なんとか合わせられたので良かったです。3.4番で音量出せたし,いつも揃わなかった2人のソロも合ったし嬉しかったです。』(Battery・Kotoko)
『全力出せなくてくやしかったです。もう1回やりたいと思いました。最後の学園祭ショーどうなるかと思ったけど終わってほっとしました!たくさんの人に見に来て頂いてうれしかったです。』(Tub・Misato)
『二年になって初めてのショー。後輩がいたりショーを見てくれる先輩がいたりでかなり緊張しました。緊張のあまりショーで全力をだしきれない,楽しめないというのが残念でした。それに新たな課題も出来たのでそれに取り組み,次回はもっと良いショーにしたいと思いました。』(Tub・Ryouma)

2曲目は,1984年にアメリカ・カリフォルニア州で結成されたメロディック・ハードコアバンド「THE OFFSPRING」のヒット曲「Pretty Fly」,
色とりどりのポロシャツを着たGuardチームが,帽子を持って踊りまくります。
管楽器にも,振付がついていて,通常のマーチングとはまた違った楽しさを狙いました。

最後に,ミュージカル,「ライオンキング」の中で歌われる名曲「Can You Feel The Love Tonight~愛を感じて~」で締めくくります。
冒頭のTpデュエットソロを演奏するのは,オーディションで選ばれた2年生Risaと1年生Sakurako。
『途中ラインが少しズレてしまったとこもあったけど・・・やっていてすごく楽しめました。終わった後 "よかったで!" と言われて嬉しかったです。これからも頑張っていきたいです』(Sax・Hashuu)

現役秋プロでも,これがないと終わらないのがカンパニーフロント。
Closerを選曲する段階で,現役高校生たちが最優先する基準が「カンパニーできるかどうか」ですから・・・。
Gryphonsの“お約束”になるのも「必然」といったところです。
『「いけー!」がむっちゃ心に響きました・・・! カンパニーのところで目の前に先輩がいて,むっちゃ泣いてはって,うちらの演奏演技で感動してくれたんやなって思ったらすっごい嬉しくて,自分も感動して泣いてしまいました。練習はしんどいし辛かったけど,今まで頑張ってきて本当良かったなって思った瞬間でした。』(Hr・Kenny)
『秋プロ楽しかった(^∀^)★ カンパニーとかほんまに泣きそうになりました! 何よりもみんなの声が嬉しかったです!でもやっぱり練習でできてなかったとこはできてないしほんまに普段の練習の大切さが身にしみてわかりました。悔しかったことをこれからの練習・本番に繋げていって次はもっといいshowにしたいです!』(Battery・Yuka)

現役高校生秋プログラムのファーストショウも,何とか「成功」と言える仕上がりでご披露することができした。
『去年1年生の頃は緊張してラインとか音とかどころじゃなかったけど今年は緊張もそんなにしなくて本番が楽しみやった! 先輩らが前の方にいっぱいいはって元気出た! 先輩らが引退してもちゃんとうちらが受け継いでるってことを見せたかった! 最後のカンパニーで聞こえた「いけ―!!!」の声は泣きそうになった。思いっきり吹けて悔いのないカンパニーになってよかった★ やっぱりマーチングは最高だと改めて今日感じました!!』(Bar・Azu)
しかし,これで「完成」であるかというと,そういうわけでもありません。
秋プロ2008のラストショウは,11月24日に開催される塔南高校同窓会45周年記念総会でのアトラクション。それまでには何度か地域で見ていただくことになっています。
ファーストショウ,というのはあくまでスタートラインである,ということで辛口の感想を最後に。
『正直ゆうと昨日よりいいショウでは自分の中ではなかったです。でも今日の結果は本間にいい経験やし,来てくれていた人によかったって言われたのでよかったと思います☆』(Hr・Nagi)
『本番前日の練習でもホールドやベル操作を間違える1年2年多すぎたし,最悪なショウになるだろうなあ~と思って今日にのぞみました。でも自分が今までやってきたこと,今できる一生懸命をやりました。スタイルとか音楽とか,自分の中で出し切ったことは,すごく満足できました。
でもみんなで創るショウやから,自分ができただけでは成り立たないなって改めて実感しました。
いつもできてたところが本番になってできなかったのがすごく悔しかった。逆に,今まで全然ラインそろわなかったとこが,本番ではむちゃ綺麗になってたりしたことが嬉しかったです。集中したらできるってことなんやしいつもの練習でもできるようになっていけばもっといいなと思いました。
でもむっちや悔しい。わたしだけぢやなく,みんなも今までそれを直す余地があったのに。文化祭で忙しくてももっとみんな練習に出れたはずやのに。もっとできることがあったのに,と思うと悔しくて仕方ありません。』(Hr・Minami)
通称「秋プロ」2008のファーストショウを,塔南高校学園祭でのステージ発表という形で行いました。
7月下旬,Gryphonsとしての「ALIVE」コンテ入りとほぼ同時期からコンテ読みに入り,夏休み中の平日を利用して練習を重ねてきました。
毎年のことながら,スケジュール的に一週間に二本のファーストショウを演じなければならないのが,辛いところですが,少しでも経験値を上げるためにも,練習に励んできました。
旧体育館のシートを半面はぎ取っての演技のため,プログラムの最後となりますが,塔南高校の生徒・教職員を主たる観客として,自分たちのショウを校内で見ていただける唯一の機会。保護者の皆さんも多数ご来場くださって,会場は超満員でした。
ご声援,ありがとうございました。

校内は学園祭で盛り上がっていますが,午後一番の自分たちの舞台のため,クラス展の出番が終わった者から,メンバーが集まり始めます。
今日は幸い好天に恵まれたため,テニスコートでウォームアップとリハーサルをすることになりました。Setting係とマーカー隊が,プラ板で作ったポイントを釘で留めていきます。

現役高校生だけの活動でも,BrassのウォームアップはMBPから。
Basicのメニューは,どのセクションもGryphonsと共通化してあります。
ちょっと日射しが強いですが,何とかしのげるぐらいの暑さでしょう。

Basicを終えたGuardチームは,秋プロの振付確認に余念がありません。秋プロでは主としてトールフラッグを用いますが,Gryphonsの振付を練習しながら,自分たちで振付を考えて揃えていく秋プロも並行して進めていくのは,かなり大変なんだろうな,と思います。
ただ,Guardチームのメンバーは,「ぜっったいGuard!」と熱望して入部してくれた人たちばかりですから,それはそれは熱心に練習に取り組んでいます。
この時期になれば,新たに覚えなければならないことはグッと少なくなりますから,これからさらに楽しくなっていく段階でしょう。

Hornsリーダーの指揮によって,全曲をザッと流しながらチェック。
秋プロは,練習の80%以上は現役高校生だけで仕上げていきます。顧問二人は,主に音色や音量などのサウンド面,Perc.と管楽器のタイミングの合わせ方などについて時たまアドバイスする程度です。(本番の指揮は振ります・・・Hornsリーダーもショウのメンバーですから)
さて,今年のHornsリーダー諸君も,自分たちの先輩に負けないぐらい,仕上げにがんばっているようです。

一つ前のプログラムは演劇部のミュージカル。
進行が多少ずれることを見越して,本館2Fの廊下で,少し早めから入場待機に入ります。
後ろ半面の客席(長椅子)を撤去してシートをめくる者,Pit.を運び上げるサポートに回る者も,それぞれの待機位置に移動しますから,残った部員がパートで必要な物を抱えて待機することになります。
Guardチームは,各曲で使うフラッグ・ライフル・帽子などの小道具を両手に満載しています。
はい,いい笑顔ですね。本番もこの笑顔でいきましょう。

管楽器でも事情は同じ。
さて,一番たくさんTpを持っているのは誰でしょうか?
個人的には,偶然背後に写っているCl.の某さんが抱きかかえるように持っているCl.の方が恐ろしいです・・・(^0^;)

いよいよ会場入り。
舞台にまであふれた満員のお客さんが部員たちを迎えてくれました。
『めっちゃ緊張したけどFighTrumpet精神★で頑張りました(^∀^)/』(Tp・Funya)
『緊張しました!! でも集中できていたと思います。次は今日きれいに作れなかったラインを上手く作れるように頑張りたいです☆』(Tub・Maho)

まず Guardチームのショウからスタート。
パリにあるキャバレー「ムーラン・ルージュ」を舞台に,ニコール・キッドマン演じる踊り子とユアン・マクレガー演じる貧乏な青年詩人との,禁断の愛のゆくえを描いたミュージカル,「ムーラン・ルージュ」より,「Nature Boy」「Sparkling Diamonds」の2曲をメドレーで演奏します。
『ファーストショウまで,めっちゃ早かったです。去年はついていくのに必死で,今年はひっぱっていくのに必死みたいな・・・先ぱいらの苦労とかよくわかりました。今日先ぱいたちが見にきてくれて名前呼んでもらった時,ほんまに嬉しかったしやる気がでたし,緊張もほぐれました。そのおかげで自分も楽しめたショウになったと思います(∀)★』(Guard・Natsumi)

続いて秋プロ・マーチングショウへ。
アメリカでマーチング・アレンジャーとして活躍しているJay Dawson作曲のスパニッシュ風Opener「ESTANCIA」から始まります。
『今日のファーストショウは初めて大勢の前でするせいもあってかめっちゃ緊張しました。テンポが変わるところとか,Batteryの中で合うか心配やったけど,なんとか合わせられたので良かったです。3.4番で音量出せたし,いつも揃わなかった2人のソロも合ったし嬉しかったです。』(Battery・Kotoko)
『全力出せなくてくやしかったです。もう1回やりたいと思いました。最後の学園祭ショーどうなるかと思ったけど終わってほっとしました!たくさんの人に見に来て頂いてうれしかったです。』(Tub・Misato)
『二年になって初めてのショー。後輩がいたりショーを見てくれる先輩がいたりでかなり緊張しました。緊張のあまりショーで全力をだしきれない,楽しめないというのが残念でした。それに新たな課題も出来たのでそれに取り組み,次回はもっと良いショーにしたいと思いました。』(Tub・Ryouma)

2曲目は,1984年にアメリカ・カリフォルニア州で結成されたメロディック・ハードコアバンド「THE OFFSPRING」のヒット曲「Pretty Fly」,
色とりどりのポロシャツを着たGuardチームが,帽子を持って踊りまくります。
管楽器にも,振付がついていて,通常のマーチングとはまた違った楽しさを狙いました。

最後に,ミュージカル,「ライオンキング」の中で歌われる名曲「Can You Feel The Love Tonight~愛を感じて~」で締めくくります。
冒頭のTpデュエットソロを演奏するのは,オーディションで選ばれた2年生Risaと1年生Sakurako。
『途中ラインが少しズレてしまったとこもあったけど・・・やっていてすごく楽しめました。終わった後 "よかったで!" と言われて嬉しかったです。これからも頑張っていきたいです』(Sax・Hashuu)

現役秋プロでも,これがないと終わらないのがカンパニーフロント。
Closerを選曲する段階で,現役高校生たちが最優先する基準が「カンパニーできるかどうか」ですから・・・。
Gryphonsの“お約束”になるのも「必然」といったところです。
『「いけー!」がむっちゃ心に響きました・・・! カンパニーのところで目の前に先輩がいて,むっちゃ泣いてはって,うちらの演奏演技で感動してくれたんやなって思ったらすっごい嬉しくて,自分も感動して泣いてしまいました。練習はしんどいし辛かったけど,今まで頑張ってきて本当良かったなって思った瞬間でした。』(Hr・Kenny)
『秋プロ楽しかった(^∀^)★ カンパニーとかほんまに泣きそうになりました! 何よりもみんなの声が嬉しかったです!でもやっぱり練習でできてなかったとこはできてないしほんまに普段の練習の大切さが身にしみてわかりました。悔しかったことをこれからの練習・本番に繋げていって次はもっといいshowにしたいです!』(Battery・Yuka)

現役高校生秋プログラムのファーストショウも,何とか「成功」と言える仕上がりでご披露することができした。
『去年1年生の頃は緊張してラインとか音とかどころじゃなかったけど今年は緊張もそんなにしなくて本番が楽しみやった! 先輩らが前の方にいっぱいいはって元気出た! 先輩らが引退してもちゃんとうちらが受け継いでるってことを見せたかった! 最後のカンパニーで聞こえた「いけ―!!!」の声は泣きそうになった。思いっきり吹けて悔いのないカンパニーになってよかった★ やっぱりマーチングは最高だと改めて今日感じました!!』(Bar・Azu)
しかし,これで「完成」であるかというと,そういうわけでもありません。
秋プロ2008のラストショウは,11月24日に開催される塔南高校同窓会45周年記念総会でのアトラクション。それまでには何度か地域で見ていただくことになっています。
ファーストショウ,というのはあくまでスタートラインである,ということで辛口の感想を最後に。
『正直ゆうと昨日よりいいショウでは自分の中ではなかったです。でも今日の結果は本間にいい経験やし,来てくれていた人によかったって言われたのでよかったと思います☆』(Hr・Nagi)
『本番前日の練習でもホールドやベル操作を間違える1年2年多すぎたし,最悪なショウになるだろうなあ~と思って今日にのぞみました。でも自分が今までやってきたこと,今できる一生懸命をやりました。スタイルとか音楽とか,自分の中で出し切ったことは,すごく満足できました。
でもみんなで創るショウやから,自分ができただけでは成り立たないなって改めて実感しました。
いつもできてたところが本番になってできなかったのがすごく悔しかった。逆に,今まで全然ラインそろわなかったとこが,本番ではむちゃ綺麗になってたりしたことが嬉しかったです。集中したらできるってことなんやしいつもの練習でもできるようになっていけばもっといいなと思いました。
でもむっちや悔しい。わたしだけぢやなく,みんなも今までそれを直す余地があったのに。文化祭で忙しくてももっとみんな練習に出れたはずやのに。もっとできることがあったのに,と思うと悔しくて仕方ありません。』(Hr・Minami)