7月23日(土)：今日は合奏の日

例年なら海の日過ぎの７月後半からぼちぼちコンテ入り，という流れです。しかし，今季はいろいろと改革を進めている関係もあって基礎固めに時間をかけていて，コンテ入りは少し遅めになりそうです。
現役高校生たちは，平日に秋プロ（秋プログラム）コンテ入りがあって「コンテ練」を体験しています。高校１年生もなかなかの取り組みを見せてくれていますが，Gryの30m×30mフィールドは，その広さからステージサイズの秋プロコンテとは別の難しさがあるもの。
動きのことで頭が一杯になってしまう前に，MM（基本動作）とサウンドを詰められるだけ詰めておきたいところです。

『毎日ストレッチしてると身体が柔らかくなってきた(*^^*)　合奏でM２・M３の雰囲気がつかめてきてよかった。MMの新しくやったのは難しかったけど，コンテでも使うって聞いたので，復習とかして身につけていきたいです。』

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本日のMM（基本動作）練，お題は「脚と手拍子はテンポ120の6/8拍子（付点四分音符）で8拍歩く→脚も手拍子もテンポ180の四分音符で歩く」というもの。M１「Storm～嵐～」アップテンポ部分で，6/8拍子から3/4拍子へ移行する部分をあらかじめシミュレートしておくためです。

『今日はBasicが１時間もあったので，反省点（あかん）とかがたくさん見つけられました。次は今日の終わりからスタートできるように頑張る！　それかたMMでは新しい“２拍３連でFM・RM”をやりました。見てたら簡単そうやけど，やってみたら難しかった(笑)』

実際の楽譜は拍子が変化していますが，MMの中ではHornLineたちは２拍３連（２拍間に３つ音符）ととらえて取り組んでいるようですね。歩き出す前に手と足をテンポに合わせる練習から入っていきます。

午前中，DM・Motokiは大学の試験のため欠席。MM STAFF N兄も仕事が入っているので，今日のMMを仕切るのはBatteryのベテラン一般メンバー諸君。リズムをしっかり取って歩くことがテーマだから「餅は餅屋」でということから依頼されたようですね。
Wood・High-Brass・Low-Brass・Batteryの４セクションにチーム分けをして，セクションごとに担当者を配置。

例によって旧体育館をできるだけGuardに使ってもらうため，MMは狭い中庭を工夫して譲り合いながら進んでいきます。

最初の内は手と足がちぐはぐになったり，頭拍が分からなくなって足並みが乱れたりする場合もありましたが，けっこうみんな楽しそうに取り組んでいます。予定の所要時間が少なくなる頃には，かなり「つかんだ」様子も見えました(^^)
コンテの中で曲の中で，今日学んだことをしっかり活かしていきましょう。

さて，Guardは何をしてるかなと旧体育館へ行ってみると，何とこちらでもMM中。
Guardがこんな練習してるのは珍しいね？
なるほど，コンテの中だと動きながら振るので，BasicメニューとFM（Forward March＝前進）を組み合わせて予習しとこうということですか。

『MMとかで歩きながら旗振るのが楽しい！　中学の時マーチングしてたから唯一の得意分野やし，前の知識で使えるやつはどんどん使ってコンテ入り頑張る。MMの時，歩き方とかアドバイスもできるようになりたい。逆にボディワークとかの苦手なやつは，見てもらって，アドバイスいっぱいもらって，もっと上手くなりたいです！』

15:00からGuardに旧体育館半面を譲ってもらい，久しぶりの合奏。
全セクションが一堂に会しての合奏は，6月19日のAll STAFF Day以来のことです。前半はM２「Pray to Winds～祈り～」をHornLineとPit.で合奏→後半はBatteryが合流してM３「Harvest～実り～」を合奏する予定になっています。

110人で合奏できるスペースが校内にないため，その度にGuardには窮屈な練習をお願いすることになります。Guardの方もそれを見越して1日の練習を計画してくれています。
こちらは振付の確認をするM１「Storm～嵐～」フラッグ隊。通常，フラッグは布地から自作しますが，「Storm」で使用するフラッグは既製品を購入しました。「Storm」フラッグ隊は嵐の雲を表現しています。デザイン的にグラデーションが欲しかったのですが，さすがにグラデーションは布を縫い合わせて表現できないので予算を割きました。
いい感じですね。コンテに入ってもおそらく期待通りの効果が出ると思います。楽しみですね。

ライフル隊はレッスンで下ろされた振付を必死になって確認中。インストラクターF先生の振付は，上級生にとってもそう簡単に振れるようなものではありませんでした。
今のところ，テンポ通りに振れるような状態ではありませんが，Gry Guardチームは今までも難しい振付を何とか習得してきた底力があります。きっとファーストショウまでにはモノにして，華麗な演技を見せてくれると思います。

DM・Motokiが指揮する合奏をチェックするSTAFF陣。今日はハギ先生とHornLine STAFFのTokuパイ・Kazuパイの3名体制です。久しぶりの合奏ですが，チェックする耳も３組そろっているので，有意義な時間となるでしょう。

Sub.DM Tomomiは後方でメトロームの操作に専念。クリック音をONにしたりOFFにしたり，楽譜に合わせてメトのテンポを変更したりと活躍中。もちろんメトをONした後に手が空けば，曲に合わせて指揮の練習もしております。

やはりPit.が加わると，演奏が一気にゴージャスになります。
6月19日の合奏では叩けるところが少ないように見受けられた高校１年生も，この頃になると大部分で音楽に参加できるようになってきていますね。
今年の高校１年生Pit.３名は全員初心者，これも平日も一生懸命練習している成果でしょう。頑張っています。

「頑張っている」といえば現役高校生のTrumpetたちも今日は頑張っています。
土曜日に一般メンバーが少なくなるのはいつものことですが，今日は高校生だけが合奏に参加して，PARTとしての仕事を果たしています。さすがに最後のM２～M３通し演奏では，最後の踏ん張りどころでバテてしまった感がありましたが・・・。
演奏会直後は個人の音量アップが課題とされた高校生Trumpetたち，今のところ順調に成長しているようです。

M２～M３の２曲を２時間かけてじっくり合奏。さすがにちょっと疲れたかな？
終わりの集合ではハギ先生をはじめ各STAFFからコメント。とりあえずコンテ入りを目前に，もう少し演奏の精度を上げておきたいところですね。
また，明日はM２「Pray to Winds」のAlto Saxophoneソロと，M３「Harvest」のBaritoneソロのオーディションも予定されています。個々の技術的なレベル差はともかく，今の全力で楽譜に取り組んでもらいたいと思います。きっと良い経験になるでしょう。

『この頃，コンテ読み（注：平日に練習している現役高校生のみの秋プログラム＝通称秋プロ）や暗譜があって大変やけど，早く慣れたいなぁと思いました。明日のソロ（オーディション），本当に不安です・・・。ボロボロでめっちゃ下手やと思います。』

『今日はMMとか手と足で違うことしてテンポ感あるかあらためて分かったし，今年のコンテで出てくるから，少しでも復習して早くできるようになる。ブレスもまだまだテヌートじゃないし，限界まで吐いて吸えてないから，何でも自分の限界を越えられるように，高いレベルとは言わへんけど，ちょっそでも上へ目指せるようにコツコツ努力していきたいです。』

7月18日(祝)：PART練の日（その２）

3連休練習の最終日は今シーズン2度目となる本格的PART練？の日となりました。コンテ入りしたら（特に高校１年生は）当分の間動くことだけで精一杯の日々が続くはず。とりあえず演奏面と動き面の基礎力を１cmでも引き上げていきましょう，という日です。
(v_v)　しかしこれはネタとしては苦しい・・・乗り切れるやろか?!
(^0^;)　そうや！　ねぇハギ先生♡　ちょうど台風６号が近づきつつあるし18日は練習せんかったことにしたらどうやろ？
(/_;)　やっぱりあきませんか。台風まだだいぶ南やしねぇ・・・。

『3連休最終日。色々な面で細かく見直すことができて，いっぱい課題も見つけることができたから，明日からの練習でそういう部分を直していけるように頑張ろうと思いました。』

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じゃ，前回のPART練の日では紹介しなかったPARTをメインにしてみようかな?!
ということでやってきたのは校舎最上階で基礎練に励むTrumpetの部屋。Mahちゃんが前で仕切っています。
社会人＆学生さんである一般メンバーは，日曜以外の土・祝日には，仕事・学業やバイトなどが入ることが多く，出席率的には低いのが現状。
しかし今季Gry HornLineのレベルアップ（底上げ？）の鍵を握るのは高校生たちなので，ちょうど良い機会かもしれません。

なぜかは知りませんが，Trumpetが立って練習することが多いのに対し，同じHigh-Brassセクションに属するあHrズたちは，基礎練以外は座って練習することが当たり前となります。これもいわゆる一つの伝統というものでしょうか？

日曜以外は一般メンバー参加が少なくなるのは，ここBaritoneでも同じ。PARTリーダーYuuさんが，高校生１人１人の音色までじっくりとチェック＆アドバイスをしていました。そういえばBaritoneも立って練習する派に属してます。
『3日目のGry練でかなり疲れました。基礎を常に意識して練習しないと，少しでも気を抜いたら音質や体力が落ちてしまいそうなので，毎日継続することを増やそうと思います。』

Tuba部屋では，STAFF・Tokuパイの指導で曲練中。TokuパイはもともとTuba出身（2007～09はプレイヤー）なので，世間では後輩にあたる高校生たちも，リラックスして指導を受けています。

『この3連休はすごく充実した練習ができたと思います。（メモに）書いたこともたくさんあったので，見直して次に活かしていきたいです！　もうすぐコンテ練も始まるし，早く楽譜を暗譜しますっ★』

今日はBatteryもSD（スネアドラム）・MT（マルチテナー）・BD（バスドラム）各PARTごとに分かれて練習。いつもはあまり取り上げられないBD隊のお部屋にお邪魔してみました。
その大きさからいっても，音楽のリズムを支える最低音という仕事からいっても，コンテの中では絶大な存在感を発揮するBD隊。今季は現役高校生４名＆一般メンバーとして加入している他校生１名（注：Gryphonsの入団資格は高校生以上）の５名で構成されています。
在籍している学校は違えども，全員高校生が占めるBD隊は，Batteryの平均年齢を下げるうえでも，最大の貢献をしているのです(^_^)b

渡り廊下の片隅で，メトロノームを囲んで何やら手拍子と足踏みをしているのは，ドラメーズとMM（基本動作）STAFFであるN兄。どうやら楽譜の中にある6/8拍子から3/4拍子への拍子変化に対応する練習ですね。
楽譜上の拍子は変わっても♪単位の速さは一定であるため，6/8拍子は１小節２歩（♪×３個で１歩）で動いていて，3/4拍子に変わる小節から急に１小節３歩（♪×２個で１歩）となります。
当然，指揮の振り方もこれに対応しなければなりません。
で，なんでこんなところで？
なるほど，ドラメーズには練習のための教室が割り当ててもらえなかったんですか(¨;)
Batteryも今日は３部屋使ってるし・・・まぁ，与えられた環境でベストを尽くすしかないですねぇf(^ー^;
がんばろうドラメーズ！

『今日は３連休Gry3日目でした。この3日間，暑くて暑くてとてもしんどかったです。今からこんなに!!暑かったら「夏休みは自分が溶けてしまいそう」って思うくらい不安(笑)　9kg（のTuba）にも早く慣れていきたい。ベルUp・Downもっと早くしたい。練習しよ！　絶対今年の夏もがんばって乗り切ってやる!!　でゎ今日もゆっくり寝て明日学校がんばります。』


【本日の番外編】‥‥衣装係の憂鬱

昼休みに渡り廊下に1人ポツンと座り込んでいるのは，衣装係のIkechon。昼休みを利用して，帽子のサイズ測定と納品されたマーチングシューズの配布を行っている？・・・はずなんですが，誰も来ないのかな?!
あ，そうか，ほとんどは先週済ませたから，今日は先週の欠席者対応なんだ。

本日のお客？は帽子サイズを測定に来たClarinetのChinami先輩お一人様だったようです。
お仕事ご苦労様でした。

7月17日(日)：セクション練の日（山鉾巡行!!）

毎年この時期は，現役高校生の野球応援が（天候等もあって）どのように入ってくるか予想がつきにくい時期です。そのため，この３連休も野球応援がどうズレ込んできても２日間は練習できることを狙い，３日間とも練習日として設定してありました。
ところが，野球部がまさかの初戦敗退を喫してしまったため，３連休は全日Gry練に！　たしかに，コンテ入り前にじっくり基礎練＆曲練に取り組む時間が確保できるのは，チームにとっては非常に良いことだとは思います。
しかしっ！
似たような練習が３日も続くなんて・・・いったいネタをどう工面すればいいのでしょう(T_T)
『今日Gry練がんばった。ランニング９分はかなりしんどかったけど，明日は10分やし，めっちゃがんばります。そして今日誕生日でした！　１歳年取ったけど，がんばります(笑)』

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Guardに旧体育館の全面を提供し，セクションごとに廊下で行われるHornLineとBatteryの朝のトレーニング。
吹奏楽部といえばもちろん文化系クラブです。しかし，マーチングをするとなるとショウの８分間，楽器をしっかり保持しつつ，身体に余計な力が入らない程度の筋力は必要。筋力は人それぞれだから無理は厳禁，まずは自分なりに取り組むことを勧めています。
『腕立て伏せが・・・できない。10回やっただけでめっちゃキツイ(汗)　MMでもパー練でも，やっぱり一般さんの説明は分かりやすいと思った。技術だけじゃなくて，そういう面も学んでいきたい。今M１～M３バラバラで吹けてても，口バテるから，コンテ入りまでにもっとお腹を使って吹けるように。MMでも相手に伝わりやすい説明の仕方を研究。とにかく音量Up↑』

MM改革で入ってきたHigh Mark Time。そういえば最近は水入りペットボトルは持たなくなりましたね。
さすがに２ヶ月近く取り組んでいると，それなりに様になり，揺れも少なくなってきたということでしょうか？
『最近，MMで新しい事が増えてきて，覚えるのが大変です！　メモしっかり取ろうと思った。スライドは身体が進行方向に向いてしまった。ストップ＆ゴーはリアになったら身体がついていかなかった。』

Batteryも向かいの校舎でトレーニング中。仕切っているのは高校２年生StretchリーダーMioriです。
この「バランス」というメニュー，HornLineは楽器を構えて行いますが，Batteryの場合はスティックを持って。楽器まで持つと膝が上がらなくなるというのが理由でしょう。

コンテの中で動かないPit.は，手首や握力のトレーニングには取り組みますが，「腕立て」「バランス」や「High Mark Time」といったトレーニングは行いません。他のセクションに比べて早めにトレーニングタイムを切り上げ，楽器の基礎練に入っていきます。
平日は教務部長という激職に追われ，なかなかPit.の面倒が見られないハギ先生，週末は基礎練から音楽室へ！
不足している分の指導を（思う存分？）ビシビシと突っ込んでおられます。平日のネクタイ姿もバリッとカッコよく決まって？いますが，やはりこちらの方が生き生きとされておらますね(^。^)

昼からいったん学校を離れてホームセンターを３カ所ほどハシゴしました。
目的は，ハーモニーディレクター（チューニング用キーボード）ケースの底脚ゴムとビスを入手すること。
ハギハラ工房ほどの高度な作業はできませんが，ドライバーでネジを締めるくらいならノープロブレムです。
そういえば，そろそろ何か壊れてもおかしくない季節なんじゃ・・・出でよネタ！（祈？）

どこにでも置いてあるだろうとなめていたら意外に見つからず，結局３カ所もハシゴするはめになりました。
おかげで今日の大ネタとして期待していた，PARTリーダー会議に間に合わない始末(泣)
MM改革の一端として，コンテ中でのラインの揃え方etc.についての共通認識を作っておこうという会議でした。
ホワイトボードに残された几帳面な板書，どういう講義だったのかがよく分かりますが，くそぅ写真頼んでおくんだった・・・。

会議を終えて遅めの昼食を摂るDM・Motoki。余計なお節介ですが若さに任せてのカップ麺多食はあまりお勧めできませんぞ。
隣のSub.DM・Tomomiは「風になる～The Passage of The Sky～」ショウ曲のテンポ変化をメトロノームのメモリへ入力中。
合奏用にも自分たちの振り練用にも活用できそうですね。

ネタを求めて旧体育館へ。
今日のGuardチームはライフル隊とフラッグ隊に分かれ，半面ずつを使って練習しています。
トシちゃん先輩は，１人Highトスの特訓中でしょうか。

高校１年生ガードは，新しいトスにどんどんチャレンジしていくのが今の時期。今日は「ドロップトス」とかいうトスだそうです。
ライフル隊は自分たちのことで手一杯なので，フラッグ隊の上級生や一般メンバーが，ほぼマンツーマンで新しいトスを教えていきます。
『やっと一応裁断終わりました。初めてやってむっちゃ大変やと実感しました。でもこれからいっぱいするし，慣れていこうと思いました。トスでオーバーオーバーの普通のやつで，とんでもない自分のクセが分かってしまって，みんなはすぐ直ったのに自分だけは直らないのがすごく悔しかったし，自分の課題にしていきます。』

音楽室では，BatteryとPit.がセクション練の真っ最中。写真には写っておりませんが，突っ込みをいれるのはもちろんハギ先生。メト操作はSub.DM Tomomiです。（←だんだんSub.DMらしくなってきました！）

Gryphons Act2011「風になる」～The Passage of The Sky～のM３「Harvest（実り）」は，陽気で明るい曲です。
ショウの構成的には，風による恵み，そしてその恵みへの喜びと感謝を表現する曲です。必然的に選曲も明るくてお祭り気分一杯の楽曲をチョイスしました。Batteryは一部でドラムを太鼓のごとく素手で叩く演出も入っています。
昨季もオアシスの町での祭りを表現した際，満面の笑顔でソロを締めくくってくれたBattery，今季もめっちゃ楽しそうに叩いています。
ショウの演出では，こうした楽しい雰囲気と笑顔をどうやって見ている人たちに伝えていくか？について，いろいろとアイディアが出されているところです。乞うご期待！

予定通り17:00には練習終了。今日はその後に拡大STAFF会議が開催されました。
いつものSTAFF陣に加えてPARTリーダーも全員集合。チームとしてのGryphonsの方針について確認するなど，通常の予定決め以上の（チームとしての）意志決定をする場合，こういった形で話し合って意思統一をすることが基本。
高校生を含めて130名以上の人間が一つの目標を追いかけていくためには，こういった時間的物理的コストを無視するわけにはいきません。

『土日の練習は基礎練が長い時間できるのがありがたいです。その分，できてないところがたーくさん見つかりました。暑くて，集中力も切れがちなのですが，3日間最後の明日，集中して頑張りたいです。昨日・今日より明日，になるようにログ書いてて振り返れたし，あかんところ来週にもっていかないようにしたいです。』


【本日の番外編】‥‥ドロップトス失敗編

不撓不屈初志貫徹的精神！試行錯誤七転八起的努力！

あらっ?!　私のフラッグはどこ??　（・・・３mくらい右にあるんちゃうかな？）


きゃぁぁ～！なんで!!　こんなん取れへんっ！　（ケガにだけは気をつけてね！）

7月16日(土)：裁断とPART練の日（宵山）

野球応援が終わったので，Gryphonsの練習計画に流動的要素がなくなり，結果的にこの3連休は各セクションがひたすら基礎力アップに励むことが可能となりました。
チームのためにはある意味良いことですが，ネタ的には苦境に陥っております。3日間も基礎練?!　毎日同じネタしかないということじゃないですか・・・(T.T)
いったいどうしたものかと途方に暮れていると，アメリカから布地が届いたということでGuardがフラッグのパーツを裁断するという情報が入ってきました＼(^O^)／
よし！とりあえず初日はそのネタでいこう！あとはとりあえずMMくらいかな・・・。

『自分的にめっちゃ充実した練習になりました。個人練で基礎の時間がいっぱいとれて，分からないことはYoshiteru先輩が吹いてくれたり見てくれたりしたので，とても良い環境でした。最近，なかなか自分の音見直したり，ピッチの確認とか出来てなかったので，たまにはこういう時間も欲しいな，と思いました。』

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この週末はバドミントン部が使わないとのことで，土曜日にも関わらず，朝から旧体育館を使用することができました。
裁断の前に，Guardチーム全員がSTAFF Yucchi姉さんのレクチャーを受けます。自分たちがショウの中で使う手具の話なので，全員の表情も真剣そのもの。
授業でもこれくらいの集中力を見せてくれれば・・・と，ふと考えてしまうのは職業病です(-。-;)

これがYucchi姉さんが作成したGryphons Act2011「風になる～The Passage of The Sky～」で使うトールフラッグの設計図。布地を発注するために，色とサイズを割り出し，何m（アメリカに発注するので実際はその数値をヤードに換算します）の布地が必要かを計算するためのものです。
この設計図を基に，型紙を作り，裁断を進めていきます。

はるばる太平洋を越えて届いた布地を，まず段ボールから出してみます。注文した色の布地が揃っているかどうかも合わせてチェック。布地の量は，今季はやや少なめで済みました。

Yucchi姉さんの設計図に従い，まずは型紙作りから。１セットは既に用意されているのですが，せっかく20名もの人手があり，旧体育館の全面が使えるので，手分けして作業できるように型紙を使ってもう１セット作ります。模造紙の上に型紙を置き，鉛筆でなぞって型をとります。

こちらでは，トールフラッグの細かいパーツの型紙を，一般メンバーAsukaとYucchi姉さんが作っています。
複雑なデザインのフラッグでは，それぞれの色ごとに，パーツを作らなければなりませんから，型紙の種類もかなりのバリエーションとなります。曲線も慎重に切り出していきましょう。

できあがった型紙を布地の上に置き，どのように切り出していくのかを考えます。布地の量は必要最小限しか発注していません。様々な形状のパーツをうまく組み合わせて配置し，少しでも布地のロスが少なくなるようにしなければなりません。
上級生は昨年もしている作業なので手慣れたもの。いろいろな角度で置いてみて，ロスが少なくなる配置を検討します。
この段階では，この色の部分がフラッグのどこを形作るのかさえ，設計者以外にはよくわからないことがほとんどです。

「風になる～The Passage of The Sky～」のM３「Harvest」で使用されるバタフライフラッグ。今季ショウで使われるフラッグの中でもっとも面積が広いフラッグです。型紙も最大級ですね。

そうかと思えば，まるでテープのように細いパーツもあります。これはポールに取り付ける部分にでも使用するのかな？
さっきのバタフライフラッグの端切れから切り出せそうな気もしますが・・・(^_^;)

裁断ばかり取り上げるのもアレなので(^0^;)次はHornLine＆BatteryのMM（基本動作練）を覗いてみました。
今日取り組んでいるのはMark Time Pivot（マークタイムピボット）のようです。
マーチングに取り組むのが初めての高校１年生に，基礎から丁寧に教えると同時に，上級生やベテランも原点に戻って再確認するという時期です。
まずは動かないで回転する速さや角度，脚の動きとの関連を自分で確認。腕を伸ばしているのは，回転角度をより分かりやすくするための工夫です。

続いてFM（Forward March＝前進）と組み合わせて，動きながらやってみます。まずは１列ずつから始めてみましょう。

８歩（５m）進んだところでMark Time Pivotを入れ，そのままRM（Rear March＝後進）で８歩進み，という具合に旧体育館全体を使って何度か繰り返して感覚をつかみます。慣れてきたら，腕も通常のセットアップの形に戻してみましょう。

高校１年生がおおよそをつかんだところで，こんどは楽器を持って同じメニューをトライ。

動きのトレーニングを担当するStretchリーダーが「楽器を持っても何とか回れているな」と判断すると，次第にメニューに他の要素が加えられていきます・
まずは，横１列ではなく２列で。前後のディスタンス（距離）も見ながら，同じメニューがこなせるかな？

最後のステップは，全員同時にブロックで動きます。FMとRMの得手・不得手で形を崩さないように周りに合わせて動かなければいけません。横１列なら，自分がルーティーンミスをしても「しまった(^_^;)」で済ませることもできますが，ブロックだとそうはいきません。
こうして徐々にメンバーの顔色と出来具合をチェックしつつ，次の課題を与えてプレッシャーを引き上げていくのがStretchリーダーの腕の見せ所。

『今日は筋トレで久々に腕筋５セットして，めっちゃしんどかったです。あと，めっちゃ暑くて汗だらだらでした。体育館の中ぐるぐる走るのは，今日は8分間やったけど，長かったけどそんなにしんどくなかったです！　けっこう楽譜覚えられてきました。けど細かいところはしっかり覚えられてないから，コンテ入りまでにはそういうところまで覚えられるようにしたいです。』

３連休練習初日は，猛暑の中，無事に終わりました。（あと２日間もあるのか・・・明日のネタはどうしよう？）

『曲を吹いていると，途中であやふやで出来なくて自分のせいでにごってるとかがあるし，そういう所は人一倍練習が必要やと思った!!　だけどM３の高音が徐々に鳴るようになってきたし，嬉しかったし，そういう所をもっと増やして行きたいです(^O^)／』

7月10日(日)その２：バーベキューの日

宮津での野球応援から戻った夕方，Gryphons恒例のバーベキュー大会が催されました。
例年なら５月末か６月当初，メンバーが確定して本格的な練習をスタートした時期に，顔合わせと交流を兼ねて行ってきました。今年は6月19日（All STAFF Day）までの日数から練習の方を優先し，暑くなるのは承知の上でこの時期にずれ込んだものです。
現役高校生たちが宮津まで応援に行っている間，校内では一般メンバーだけの練習が行われていました。遅くとも15:00前後には帰校が見込まれていましたが，応援で疲れた高校生たちの練習は，あまり効率も上がらないだろうということもありました。
しかし，さすがは高校生。顧問はけっこうお疲れ状態でしたが，元気一杯です(^_^;)

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各PARTの炉で無事に木炭が熾るまで，ドタバタ劇が繰り広げられるのも毎年のこと。何とか肉を焼く体勢にもっていけたようです。ここの炉はWood（木管楽器）セクションが集結しています。
今季WoodたちはPiccolo＆Fluteが4名，Clarinetが12名，Saxophoneが8名で総勢24名となりました。
新顧問のサイトウ先生も，Sax.経験者ということで，ここで写ってもらいましょう。

今日は全員集合とはいきませんでしたが，今季Trumpetは泣く子も黙るMahちゃん先輩を頭に16名の編成。初々しい？高校１年生から，２年生・ベテランとルーキーと幅広いメンバーが集っています。中には久しぶりにメンバー復帰した懐かしい顔もあります。
今季HornLineでは最多人数PARTですが，息のあったサウンドを輝かせてくれることを期待しましょう。

近年，現役高校生たちを中心に常識人化が進みつつある印象が強い「あHrズ」ことHornの12名たち。
「あほるんず」の“あほ成分”が薄まっていき，普通のPARTとなる日も近づいてきたのでしょうか？
しかし，予断は許されません。
今季もあHrズの伝統を支えてきたKarchin先輩は健在。さらに現役時代に副部長として君臨したMaikaが加わり，現役高校生たちを伝統に染め上げる戦力としては十分な陣容となっています(^o^)

今季のLow-Brassは，Baritone11名，Euphonium５名，Tuba12名の総勢28名となりました。
チームでも指折りの常識度を誇ってきたLow-Brass。昨季はSub.DMだったRyousukeがEup.で復帰，今季はBaritoneを吹くKyota先輩との強力2人3脚で，ハッチャけるLow-Brassに脱皮できるかどうか興味が・・・あ，いやいや，このセクションもベテラン・ルーキー・高校生と幅広い層を誇ります。しっかりとGryphonsの中低音域を支えてくれることでしょう。

「濃い」という単語が一番しっくりくるのが，今季Gry史上最大人数の19名を数えるBatteryであることは，おそらくチーム全員（当事者も含め）が納得するところでしょう。また，女子パワーが炸裂するGryphonsにあって，Batteryは19名中11名を占める男子の存在感が，女子のそれを軽々と上回る希有なPARTとなっています。(^_^)b
前団長Mohriさんが，チーム最高齢プレイヤーとして復活したこともあり，今季はぜひ「濃い」だけじゃなく，「円熟味」にも期待したいところです。何せPARTの平均年齢も断トツでトップですから(^.^)
Pit.も新戦力Hagiの加入で10名となりました。Batteryに負けない存在感で対抗して下さい！

ベテランの一般メンバーが世代交代期を迎え，Batteryとは対照的に今季は「フレッシュ」が特徴のGuardチーム。
黒一点のToshiちゃん先輩も加わり，どんなチームに仕上がっていくのか，とても楽しみです。
猛暑の中で１試合分踊り続けた後とは思えない，元気と食欲！(^0^;)
このパワーと明るさは強力ですね。

PARTやセクションに分かれて肉を焼いているメンバーたちとは別に，ドラメーズを含むSTAFFも一つ炉を確保しています。
ここで肉を焼くのではなく，鉄板を据えて全員分のヤキソバをひたすら作り続けるのがGryバーベキューの伝統？なのです。
最初は麺をうまくほぐせなかったり，麺を入れたのにソースの投入準備（袋を破っておく）のを忘れたりと，多少の混乱がありましたが，２PART目以降からは店長？Yucchi姉さんを中心にガンガン作業が進みます。
え？ソース袋と麺の数が合わない？
１袋ぐらい少なくてもいいんじゃない?!　ちょっと薄味バージョンってことで(^^ゞ

本日ハギ先生の主たるお仕事は，クーラーBOXを前にして，水とお茶の管理人。
ノドがかわいたって？　じゃ，もう一杯飲みなさい。いや，もうお茶はないので，水だけどね。

肉だけでも20kg超が用意されていたのですが，Batteryを中心にメンバーの胃袋に続々と納まっていきます。
食べ始めのハングリーな気分が薄れるととともに，いろいろなことにチャレンジ？する者どもが現れ始めるのも，もはや見慣れた光景。
おっと団長，牛肉を生で食べるってのは今どきは「肝試し」の部類に入るんじゃないですか(^0^;)
ネタ用のパフォーマンスと分かっていても，少しドキッとしましたよ。

チャレンジする者どもNo.2。
これは高校生ではなく，Hi-Brassをメインとする一般メンバーですね。後方で一見冷静さを装っているのが高校生たちです。
もっとも，程度の差はあっても基本的に先輩も後輩も同一人種と見ているので，今はお腹が重くて動けないので少し遠慮しているだけかと思われます。

ジャンプに飽きたら，今度は何でしょう？
世界陸上ごっこかな？

例年なら，メンバーが練習をしているバックでSTAFFが手分けして食材・器材を調達しています。
しかし，今日は（例年なら司令塔のハギ先生をはじめ）顧問３名が早朝から宮津へ出かけている上に，準備段階ではYucchi姉さんも仕事だったため，DM・MotokiとMM STAFFのN兄が二人だけで肉から木炭までの準備に奔走してくれました。
無事に準備も終わり，バーベキューをみんなが楽しんでくれているので，二人とも宙に浮くほど嬉しいそうです。

７月にバーベキューの日を持ってくるのは初めてでした。焼き初めの暑さは少し気がかりでしたが，焼き上がり始めた16:00前後からは太陽も傾き，何とか楽しいイベントとして実施できたのが何よりです。
野球応援が終わってしまったため，来週の３連休はGry練に集中できることになりました。
来るべきコンテ入りに備え，演奏面でもMM（基本動作）面でも，可能な限り基礎力を固めていきましょう。

7月10日(日)：野球応援の日

今年の野球応援初日は，京都市内から一番遠い宮津市民球場（しかも第１試合！）です。
この球場で応援するのは2007年夏以来。Gry的日常を始めたシーズンでもあり，その時の写真を参考に，Setting等を事前に予習しておくことができました。毎年，新体制になって初めての校外団体行動となるのが，この野球応援。２年生新幹部の力量が初めて試される舞台でもあります。
試合結果は残念な（そして意外な）初戦敗退でしたが，初めての高校１年生も，暑い中でがんばって応援できたと思います。

『今日の試合は本当に悔しい試合やった。（秋季大会）優勝や（春季大会）ベスト４とってるチームやから，１回戦は大丈夫と思ってたし，めっちゃびっくりしたし，めっちゃ悔しかった。自分たちでおきかえると，11月でGryが終わっちゃうのと一緒やし，すごい複雑でした。』

『今日は本当に暑かったし，倒れたりしないか心配だった。けど，小マメに水分補給をできてたし，しんどくなりませんでした。これからもちゃんと自己管理できるようにします。演奏面では，曲の出だしをもっとちゃんとそろえて一発目から音が出せたら良かったと思いました。これも，これからの目標にします。』

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宮津球場までは，順調に走行できればバス2時間30分見当となります。応援前のウォームアップ等を考慮すると，8:30到着目標→6:00塔南高校出発というスケジュール。今季初の早朝出発ですが，時間通りに出発することができました。寝坊なしだったことに加えて，Carry・総務奮闘の成果ということにしておきましょう。
驀進応援団としてスタンドでともに応援する野球部員，野球部保護者も同じ時間に出発となったため，塔南高校前に５台のバスがずらりと並びました。

２時間強であるならば，球場直行という行程も不可能ではないのですが，初めてのバス移動（特に高校１年生は体力＆精神面のスタミナが全く読めない）ということも考慮して，１回休憩を挟みます。前回の宮津応援を参考に，和知町の「みちの駅・和」で停車。ただし，何分間という枠を設けることはせず，トイレに行った者がバスに戻ってきた時点で出発，ということにしました。

8:15宮津市民球場到着。第1試合であるということは，前の試合の進行に左右されない，という点だけはありがたいことです。
（臨時駐車場に設定されている）球場脇のグラウンドでバスを下車，楽器を積み降ろして球場前まで移動。
この辺りは，総務・Carryを中心に綿密なシミュレーションを積んできたようですね。顧問が口を出す場面はほとんどありませんでした。うん，ここまでは良い動きでいけてます。

『練習してる時と環境が違ったら，パー練でできてた事ができなくなる。どんな状況でもどんな気温でも冷静に演奏しなあかんと思った。総務的にゆうたら，総務になって最初で最後の野球応援やった。もぉちょっと副部長・総務・Carryとしての仕事の練習しておきたかった。次は体育館練になるんかなぁ。がんばろー。』

『1回戦で負けちゃったし，次の団体行動はもう合宿！　あと何回か応援行って団体行動の回数重ねたかった・・・。キングコング（注：得点が入った時だけ演奏する曲）吹きたかった↓　野球部お疲れ様です。』

当初予想していたより15分間ほど余裕が生じました。残念ながら練習担当のHornsリーダーたちは，この状況の変化に対応しないで，当初予定の通りにウォームアップを進めている模様。せっかくの時間の余裕を活かさないのはもったいないので，ここは顧問が介入していつものBasicにフルに取り組ませました。

『今年の夏の高校野球，最初で最後の応援になってしまったけど，たくさん後悔のこしてしまった。実際，大会の本番は1回しかないんやし，その本番で失敗したりしても「次は」とかないから，今日みたいな感じやったら確実に同じミスくりかえすだけやん・・・。だから日頃から常に本番やと思って吹けるように頑張る！』

Guard以外のメンバーが揃えているのが，今季の応援から作成した「Gryphonsキャップ」です。
昨年度，依頼されて開会式に出演した際に支給された白キャップを応援に用いたところ，ビジュアル的な一体感が出てなかなかよかったので，今季は事前にキャップまで作成しました。
屋外グラウンド等のGryphons練でも，熱中症対策の一環として塔南高校生全員にはかぶせようという目的もあります。

『今日は出だしの音を吹くことが全然できんかった。初めてどっか行って吹くってことをして，色々な課題が見つかったし，早くその課題ををクリアでけるように練習を頑張ろうと思った。もう野球応援は来年になってしまうけど，これからは体育館練習や合宿の時に，もっともっとさっさと行動でけるよう，普段の行動から早くでけるようにする。音はもっと責任を持って1つ1つの音を吹くことを意識しようと思いました。』

チアリーダー（Guard）も，スタンドでの位置確認と振付チェックに余念がありません。
ただし，最初にストレッチをすることを失念していて顧問から突っ込まれるという失態も。自分たちのコンディションを守らなければ，最後まで思い切って応援することも難しいのですが，やはり初舞台ならではの緊張で，うっかりしてしまったのでしょうか。

『初めての野球応援で少し緊張しました。ものすごく暑くて大変だったけど，やりがいを感じました。試合に負けてしまって私自身くやしかったです。もっといっぱい応援したかったです。来年も精一杯がんばります。』

今日の第1試合は，ここ宮津市民球場で開催される最初の試合となります。わかさスタジアム京都での開会式は昨年経験しましたが，各球場でも最初の試合が行われる前に。開場式なるものが実施されます。
対戦する両校の野球部員，大会役員，審判が整列して，9:00から開始。ここからスタンドでの音出しはできません。TONAN Brassを含む驀進応援団全員も，この開場式に参列する一員です。

開場式が終わると始球式。始球式用のボールは，朝日新聞社のヘリコプターが上空に飛来して投下します。昨年度の開会式では，天候の関係で見送られたので，実際に見るのは初めてですね。

始球式で投げたのは宮津市長さん。これが，なかなかすごいフォーム。ボールもキャッチャーミットにズバリと投げ込まれました。TONAN Brassの隣で見守っていた驀進応援団・野球部員からも，思わず「おぉ～っ」とどよめきが上がりました。

開場式も無事に終了。予定より10分ほど早く。9:20に試合開始となりました。

『野球部がまさか1回戦で負けるとは思ってなかったけど，これで1回戦で勝つことが当たり前のことじゃないって分かったし，自分たちも関西で1位とか全国に行くことは当たり前じゃないと改めて感じた。全国に行けるように頑張りたいです。』
『初めての野球応援で，先輩からはしんどいと聞いていたが，実際，ほんまに大変でした。演奏面ではしんどかったが，先生や先輩に注意されたところをしっかり吹けたので良かったです!!　自分の中にちょっと「また次がある」とか考えてるとこがあるなと思いました。もっと1回1回を大切に全力でやらなと思った。』


6月から1ヶ月練習してきたGuardチームのチアリーダーたち。炎天下の応援となりましたが，最後まで全員が笑顔で踊りきりました。（中にはやや引きつった笑顔もあったようですが・・・）

『今までチアの練習してきて，笑顔とか，パシパシするとか，慣れないことばかりで正直しんどかったです。でも実際音に合わせて踊ると本当に楽しかったし，今日は心から応援できました。行動面では指示を待って突っ立ってることが多かったので，これから自分で考えて動けるようにしたいです。野球応援は残念ながら1回しかできなかったけど，学んだことをこれからに活かしていきたいです。』

高校野球では，相手校攻撃中（自校の守備中）は，演奏禁止がルール。バンドは待機状態となって水分補給などを行います。午前中とはいえ，既に厳しい暑さ。2007年にここで応援した時は，熱中症で病院まで運ばれた部員が出たという経験もあり，顧問としてはみんなの顔色を確認しながら気を抜けない時間が過ぎていきます。
あらかじめ「気分が悪くなった場合はいかなる状態でも無理せず休憩に入ること」という指示も事前に徹底してあります。

『今年の野球応援終わっちゃった。まさか塔南が1回戦負けするとは思ってなかったけど，これは野球だけじゃなく吹部でもおこること。毎日練習してても，ただやってるだけやったら意味ないし，ちゃんと効率の良い練習しなあかんなって思った。毎年全国行ってるけど，今年も全国行けるとは限らへんし，行けても５位とか今のままじゃ無理やと思う。どんだけSTAFFさんが頑張っても，どんだけいい曲・いいコンテが来ても，今のままやったら一般さんに連れてってもらう全国になる。それは嫌やし，できることはどんどんやっていこう。』

試合は打線が実力を出し切れないままで，応援する側もフラストレーションがたまる厳しい展開。結局，エースのワイルドピッチの1点が決勝点となり，まさかの初戦敗退。野球応援2011は，呆気なく幕を閉じることとなりました。

『今日が最初で最後の野球応援になってしまったから，今日出来なかったこと（曲とか）を次の応援に活かすっていうのは無理になったけど，行動面とかやったら，Gryで体育館練とか合宿とかで変えられると思うので，意識高くもって頑張ろうと思います。』

野球応援は終わってしまいましたが部員たちの挑戦はこれからが本番。グラウンドで，そしてスタンドで真剣に挑む野球部の姿から何かをつかみ取ってくれれば，というのが顧問としての想いです。

『正直，1回戦で負けると思わんかった・・・。ほんで，たぶん，チアも「何回もやれる」っていう気持ちがあったと思う。1回1回の本番を大切にする，本気で100％でやるっていう気持ち（意識？）を忘れてたんちゃうかなって思った。最後の方は「これで負けたら終わりなんや」って思って，そっからやっと全力でやった感じやし，最初の方とか踊ってて「暑いな～」って思ってしまったりとかしたし，無責任やったなって思う。野球部の人はほんまに毎日一生懸命に練習してはって，いつもすごいなって思ってて，やのに試合は負けたら終わりですごい悔しそうやったけど，ほんまに自分らも同じやと思うし，自分らも本番1回しかないし，失敗したらそれで終わりやし，後悔して終わりたくないし，泣くならうれし泣きがいいし，最後は絶対に笑いたいから，気持ち切りかえてがんばる！』

7月9日(土)：PART練習の日

試験が終わって梅雨も明け，いよいよ本格的な夏の練習シーズン。Gryphonsも例年この頃から土日２日連続の練習にシフトしていきます。
しかし，今日は教育みらい科と文理系クラスの１・２年生は必須模試を受験しているため，現役高校生の半数強が14:30まで練習に参加できない日となっています。
それに加えて６月後半から増えたセクション練や合奏の中で，各PARTでも宿題が積み上がっているだろうということで，思い切ってPART練習で１日を過ごすことになりました。
『だんだんナウシカの曲の雰囲気も分かってきて，とても吹きやすくなったから，最初の風っぽく吹くところにも慣れていきたいなと思いました。Tokuパイに言われたけど，M２のTubaがSaxの人にとってとても吹きにくい伴奏だったことを知ったので，ちゃんと頭の中でメロディーを流して吹こうと思った。』

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土曜午前は旧体育館がバドミントン部に割り当てられているため，廊下や中庭を使ってのストレッチ＆トレーニングとなります。この時期のGryphonsではよくあることなので，メンバーもごく普通にメニューに取り組みます。

北校舎で模試が行われ，南校舎でGryphons（吹奏楽部）が練習をします。休業期間中の補習開講時も同じように部活と勉強を校舎で分けて行うのが塔南高校の慣例。
南校舎の３Fと２Fに分かれてメニューに取り組むメンバーを，MM担当STAFFのN兄が巡回して指導していきます。

午後からはひたすらPART練習。模試組も終了後から続々と練習に合流し，いつもの練習風景になっていきます。
模試に配慮して窓を閉め切って練習するため，熱中症対策として教室の空調使用許可が出るので，メンバー（受験必須クラス以外の）にとっては，毎週模試ならいいのになぁ，というのが本音かもしれません(^_^;)
『今日はいつもより少していねいに吹けました。でも１回注意されたことを忘れて吹いていることがあったので，ちゃんとメモとか見直そうと思いました。あと，そろそろ楽譜しっかり覚えます!!　明日は野球応援。練習してきたことを活かして頑張ります。そして，楽しむ！♡』

普段は他のいろいろな作業に追われ，PART練習を見て回る機会もほとんどありません。が，今日はネタがPART練習しかない１日なので，作業の合間にあちらこちらを見て歩きました。
例えば今日全員がそろっているEup.では（見て回ったときは）ひたすらロングトーンを延々と続けていました。
『今日はPART練習の時間が長かったんで，みんなで基礎とかをいっぱい合わせられた。注意されたことを常に意識していこうと思いました。楽器操作上手くないんで，先輩たちを見て上手になろうと思います。』

あHrズに顔を出してみると，Hr出身であるSub.DM・Tomomiの指揮で，やはりBasicメニューに取り組んでいました。
メニューをこなしながら，Tomomiが注意点を突っ込んでいきますが，時にはメンバーの中からも，意見が出てみんなが耳を傾けるというシーンもありました。


Batteryは・・・今日も耳の耐久訓練なのかPART（セクション？）練習なのか，どちらか主かわからないぐらいの練習にひたすら取り組んでおります。土曜日なので多少の欠席者もいるのですが，スネアが何台か少ないからどうとかこうとかいうレベルではありません(^0^;)

Guardチーム現役高校生たちが最初に渡されるライフルは，昨年度までに使用していた中古品です。どうせ最初のうちはドロップしまくるから，というのもあります。そして，STAFFが出した課題テストに合格すれば，晴れて自分専用の新しいライフルが渡されるのが（今のところ）伝統。
他の２年生たち全員は，演奏会直後に行われた課題テストに合格しています。
しかし，演奏会当日の練習で右小指を突き指脱臼してしまったNanaだけは，その後のドクターストップもあって，回復するまでは課題テストどころか，練習も禁止となりました。
ようやくの本格復帰から実質約３週間，今日がその課題テスト追試？の日に決まりました。
練習終了後の旧体育館，たった１人での挑戦ですが，同期の２年生たちが声援とカウントの声出しで元気づけます。

今季の課題テストとなったメニューは，３回転トスの５回連続ノードロップ，左右の2連続回転，左右のバックハンドの３種目。見ているのが同期と顧問だけとはいえ，いつもと違ってとても広大に見える旧体育館で，たった1人の演技。Nanaもかなり緊張しているようです。
しかも，ライフル課題テストは１回の受験でたった１回しかトライが許されません。失敗すればしばらく日を空けて再受験するのがルール。

本番の演技がたった１回しかない以上，何度目かのトライで成功することに意味はない，という考えからこのような形になっています。最初の１回目に自分の実力を出し切れることも，とても重要な技術，というわけです。
Nanaは無事に一発合格，声援を送ってくれた同期たちと喜びを分かち合うことが出来ました。
年度によって課題テストの時期・メニューは異なりますが，合格後の涙まみれの笑顔は，毎年の恒例です。

『今日は（模試で）人数めっちゃ少なかったけど，裁断けっこう進んで良かったです。昼からはいろいろしたけど，やっぱボディワークが大切だと思いました。１年生を見てて注意することも，もっと自分にも当てはめて直していこうと思いました。NaNaも今日合格したし，みんな一緒のライフルでがんばっていきたいです♡　明日は野球応援やから，楽しんで笑顔で踊りたいですっ!!』
・・・ちょっとちょっと！裁断なんてネタになりそうなことをしてるんだったら，次からぜひ声かけて下さいねっ(-。-;)b


【本日の番外編】‥‥ダブルでございますか?!
Yuuto様，本日は夏本番の猛暑でございますのに，１日父君のお供をお務めなさるとは，誠にご立派でございますな。
Batteryをご指導なさる父君の下で，修行に励まれるお姿，感服仕りました。
「カッ　カッ　カカッ！　カカッ！　カカッ！」
おぉ，もしや今のはダブルストロークではございませぬか?!(・0・)
さすがはドラメ家の御曹司，とてもご幼少の身とは思えませぬ。父君も末頼もしくお思いのことと拝察いたします。

7月3日(日)：レッスンとBasicの日

7月2日(土)は，野球部壮行会なので一般メンバーは自主練日となりました。今日が試験明け最初のGryphons練習日となります。
BatteryとGuardレッスンが入っていますし，アーティスティック=ディレクターE先生にもお出でいただき，Guardは演出上の，Batteryは楽譜上の様々な打合せを練習＆レッスンと平行して進めることになっています。

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音作りがメインのこの時期，Brassの1日はMBP（Marching Brass Practice）と呼ばれる基本練習から始まります。今朝は第一会議室で行いました。
『今回からTubaにしんちゃん先輩が新にメンバーになった(^o^)　E先生が来て下さって，やっぱり指示の仕方が分かりやすく，もっと上手くなりたいです。最近Tubaにも慣れてきたので，早くKanetoより上手くなりたいです。』
そう，上手くなるための練習方法や意識の持って行き方は，高校１年生にもちゃんと伝えられていますから，後は自分がそれにどう取り組んでいくかですよね。同じPARTの経験者をライバルとするのも，とてもいいことだと思います。

Guardが昼休みを取っている間を活用して，HornLineとBatteryはMM（基本動作）練で旧体育館を使用します。
今季はMM改革に取り組んでいるだけに，例年とメニューの進捗状況が少し違うようですね。基本であるFM（Forward March）に，この時期でもまだかなりの時間を割いています。
でも，ブロックで動くようになっている点が，MM初期とは違いますから，Stretchリーダーもいろいろ考えていることが伝わってきます。

時には，１列おきにメニューから外れ，隣の列をチェックしながら一緒に動くという工夫も取り入れられています。
高校１年生は，塔南高校に入学してからマーチングに本格的に取り組む場合がほとんどです。上手い人の歩き方をじっくり見せてもらえ，自分の歩き方を細かくチェックしてもらえるのは，効果があると思います。

MM改革の中心として活躍しているN兄，理論的にも理解が深まるよう，時にはメニューを止めて詳細な説明を入れることもあります。
MM改革はシーズンを通して続きます。内容については，N兄の手で文書化が並行して進められており，シーズン後半には新しいMMについてのマニュアルも出来上がっているはずです。

Guardは，ビジュアルMeetingと平行して，おおよその演出方法が決まったところから振付に入りつつあります。今日のレッスンで振りがつけられたのはM２「Pray to Wind」ダンス部分。今季のGryphons Guardチームは，高校生が主力で，２年生でも経験は高校入学後からの１年間が普通。
でも，そのたった「1年間の経験」というのが大したもんです。高校生の年代は成長がものすごく早いですね。今日下ろされた振りも，一般メンバーに混じってそれなりに踊ってみせます。

フラッグの布地は，まだ全てが届いたわけではありませんが，演出を検討する上でサンプルとして購入した布を使って振りとつけてみて，M２のイメージに合うかどうかをアーティスティック=ディレクターE先生にもチェックしてもらいました。
『今日は新しいダンスを覚えるのに必死で，細かいところまで意識できなかったです。自分はまだまだ力も弱いし，旗の運び方がみんなよりも遅いので，腕に早く力がつけられるように毎日腕立て50回しようと思いました。』

入れ替わり立ち替わりで続くMeetingの傍らでは，N兄とSub.DM・Tomomiが内職中。
いったい何を作っているのかな？
体育館で練習スケジュールを書くホワイトボード，手書きからマグネットシートを使ってグレードアップする？
でも今切ってるのはただの紙じゃ・・・あぁ，試作なんですか。
それにしても二人の作業効率はずいぶん違いますね。

ほらほらTomomiは複数枚重ねて一気に切ってるのに，N兄は１枚ずつ切ってるからですよ。
好きにやらせて下さい？　そりゃ別にどうでもいいですけど，こんなとこにも性格がでるのかな？なんて思って(^-^)
ところで，これはもしかして，ホワイトボードに毎回同じ文字を書くのが面倒くさいとDM・Motokiが駄々をこねているんですか？
ほぅ！　周りを作り込むことにエネルギーを回したいとな！
それはネタをもっと豪華にしてくれると期待していいってことですね？　いやぁ～楽しみ，楽しみ(^。^)

全部切り離せたらさっそくホワイトボードに並べています。なかなかかっこよくは見えますが，ホントに毎回の練習でこれをペタペタ貼るんですか？　かえって面倒くさそうに思えますが・・・(^0^;)
あっTomomi似顔絵うまいね～それ昨年Sub.DMで現Eup.のRyousukeですよね？

あれやこれやのMeetingと同時進行で，メンバーたちはそれぞれの練習メニューに取り組みます。
HornLineはセクション合奏で1日の練習を締めくくり。DM・Motokiの指揮に合わせて曲練です。
HornLine STAFFのKazuパイとTokuパイから，ビシビシと突っ込みが入っています。
今季のGryphons HornLineの目標は「一つのサウンド」，残念ながら今の時点では，両手の指では足りないくらいに分かれているようです。
さて，これをどうしたものか・・・？　STAFFの悩みは尽きません。

今日のレッスンの締めくくりも，演出上のアイディアを試してみました。
ライフルのトスとHornLineのウェーブを組み合わせてみるというアイディアがあったのですが，これが実際にはどんな風に見えるのか（どれくらいの効果が期待できるか）をコンテにする前にチェック。
コンテにしてから想定通りの効果が出なかった場合，必要になってくるチェンジを可能な限り減らしてメンバーの負担を軽減するためでもあります。
そうですね，なかなか面白い感じになるのではないでしょうか(^_^)b

来週9日(土)には，夏の高校野球京都府大会が開幕します。
塔南高校野球部の初戦は10日(日)宮津球場での対綾部高校戦。朝早いですが，現役高校生でしっかり応援してきたいと思います。
でも，その前に採点と成績処理の山を何とか越えねば・・・(>_<)

『今日のE先生レッスンはリアマーチやったけど，歩幅の感覚とか全然つかめてへんし（忘れてるし？）これからのMMとかで戻していかなあかんなぁって思いました。音もムラとかありすぎるし，もっともっと先輩とかの音聞いて高めていかなあかんと思いました。』

７月２日(土)：野球部壮行会の日

塔南高校第２ターム中テストも終わり，１日(金)から練習再開！
まだ返ってこないテストのことは，ひとまず脇へ置いておき，部員たちも開放感を満喫しているようです。私たち顧問も採点の山を前に重圧感を満喫しております。
いよいよ夏の高校野球・京都府大会開幕まで一週間，今年も恒例の野球部壮行会が野球部保護者会の主催で行われ，TONAN Brassも激励演奏で参加しました。５月の演奏会終了後に立ち上がった新体制バンドにとって，これが初めての人前での演奏演技です。

『今日は壮行会暑かった(^_^;)　でも吹いてて楽しかった。今年も野球応援しんどいけどがんばろって思った。隣で１年生がベルをキープするのにすごい顔が真剣？というかすごく力入ってた。』
『Guardになってからの初本番!!　めーーーっちゃ緊張したけど，めーーーーーっちゃ楽しかった♡　楽器さんの演奏あったらテンションめっちゃ上がった↑　振りも爪先とか姿勢とかいろいろ意識できたから，よかったです。』

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13:00，旧体育館では開場準備も終わって開式を待つばかりとなっています。
壮行会は野球部員入場から始まります。バンドの間に空けられた通路を通り，Guardのチアガールが作るポンポンの花道・野球部保護者の声援を受けながら，堂々の入場行進，という趣向。こうして見るとけっこう晴れがましい雰囲気ですね。

『今日は本間に楽しかったです。生演奏と一緒に合わせれたし，一気にテンション上げれました！　野球部が入ってきてちょっと緊張したけど，踊り始めたら笑顔で心から楽しんで踊れたし本間によかったです。次は本番の試合やけど野球部に少しでも力が届けばいいなぁと思います。』

さぁ！野球部の入場です。高校１年生にとっては初めて自分が人前で演奏演技する本番。緊張してるかな？

『今回は楽器を吹いて出演する本番としては初めてでした。まだ出にくい高い音や音の厚さも先輩に頼ってしまっていたなぁとすごく実感しています。野球応援はもっとしんどいと思うので，できるだけ早く筋力と根気をつけて，楽な体勢で良い安定した演奏がしたいです。』

演奏した曲は「野球大会行進曲」。
昨年京都府大会開会式の式典演奏をお引き受けしたとき，TONAN Brassの編成に合わせてアレンジした曲を今年も使用しました。開会式入場行進と同じ曲で，気持ちを高めて欲しいという願いもあります。

『（前日の）リハがなかなかうまくいかなかったので，前日の夜とか色々心配してて，不安がけっこうあったけど，思っていたより成功したので良かったです。１年生も隣で吹いてて，初めての本番やったけど，必死でついてきてるなと思って，成長が見れた気がしました。』

学校長挨拶，奥本監督挨拶，後援会長挨拶と式次第が次々に進み，いよいよTONAN Brassの激励演奏。
新曲１曲を含めて，球場で使用するために練習してきたコンバットマーチを４曲メドレーにして演奏します。
Guardのチアガールも，６月いっぱい練習してきた振付を披露してくれました。

『時差のときにちょっとミスってしまった。そっからのカバーも甘かったので，次回は改善したい。笑顔で思いっきり大きく身体を使えたし，特にグダることもなかった。最後の方の笑顔がひきつっていたような気がするけど，野球応援のときは試合の勝利を願って最後まで一生懸命応援したい。』

『１年生にとっては初舞台で，すごく緊張したけど，楽器さんの演奏に合わせて踊ることが本当に楽しいと感じました。また，舞台では１年生だからといって下手くそでも許されるなんてことは絶対ないし，日頃の練習で先輩にアドバイスしてもらったところを自分で意識していかないと，何も成長できないなと思いました。』

『今日は初めての本番でした。１年生も初めてやったけど，みんなで楽しめたかなと思いました。人前で踊ってお客さんに見せるという意識がまだ低いと思うから，秋プロとかGryとかでも，もっと意識していきたいです。野球応援では，楽しみながらも自分を大きく見せたりとかみんなでそろえたりとかして，しっかり応援したいと思います。』

壮行会の最後は，保護者会から贈られた折り鶴を手に，主将が決意表明。

『暑くて集中力が少し欠けていたから，もっと集中して，体力つけて，これから頑張っていきたいと思いました。「かっせかっせ塔南！」も自分なりの大きな声やったから，周りに声出せてるって言ってもらえるくらいの声を試合の応援では出したいと思いました。』

野球大会行進曲に合わせ，保護者の拍手に送られながら野球部員退場。壮行会も無事に終了です。
TONAN Brassとしても，現２年生リーダーたちが初めて運営する本番。いろいろ顧問に訊いたり事前の調整をしたり大変だったと思いますが，やはり初めての運営はそれなりにギクシャクしてしまいました。
顧問としては，昨年の壮行会に関する記憶がほとんど薄れていることに，ちょっとアテが外れた感が・・・。

『反省点はシミュレーションが足りなかったこと。もうちょっと誰がこれをして，というのをハッキリ決めておくべきだったと思います。次の野球応援のときは，もっと役割分担してスムーズに，みんなの動きを止めてしまわないよう心がけたいです。壮行会自体は，ミスなしで音もしっかり吹けたと思います。』

『リハーサルからグダりまくってたと思う。反省することは大事やけど，落ち込んでままにせず，なぜうまく進まなかったのか，その原因をしっかり追求して次に活かしていきたい。今回は野球応援のことやったから担当のMayuに任せきりになってしまってたと思うし，代表はMayuでも進行やSettingなどもっと理解してサポートしなあかんなってものすごく反省。1回1回の野球応援でも，それは同じことやし，秋プロも・・・。今回のリハ～本番にかけては，２年全体が１年生気分であかんすぎた！　皆次に活かしてこ!!』

２年生全体としても，まだ１年生気分が抜けきっていないのか，昨年の経験を踏まえて上級生らしく１年生をフォローをすることも十分にはできず，「指示待ち状態」の受け身が目につきました。
これからの野球応援や合宿，そして大会と，チームとして団体で動く機会が嫌というほど待っています。経験を積む中で，頼れる上級生へ成長してくれることを期待しましょう。

『行動面ではリーダーに頼りすぎやなって思いました。指示を回したり，時計を見て動くことは，誰でも出来ることやから，やっていこう！　音楽面では，やっぱりTp.は本番に弱い，と思った。譜面を間違えてる人がいたり，めっちゃ走ったりしていた。やっぱりメロディーラインとしても。テンポキープ，おんちは本間にあかん。責任もって吹こ!!』

『うちら２年も，この代になって初本番で，何かみんな指示待ち状態になってしまってて，うまくまわらへんかったと思った。リーダー系の人たちばっかりを頼るんじゃなくて，自分も去年の経験活かして後輩とかに声かけれるようにしたい。自分たちがみんなを引っぱっていかなあかんねやってことをもっと自覚しなあかんと思った。』

6月19日(日)：All STAFF Day（その２）

今季２度目のAll STAFF Day。楽譜が一通り完成し，いよいよ今日は全セクションで全曲を通す，ミュージックランスルーに挑戦する日でもあります。
アーティスティック=ディレクターE先生，アレンジャーW先生，Pit.M先生，Battery・A先生，そしてGuard・H先生にもお出でいただくことが出来ました。HornLineのN先生も夕方からの会議には顔を出していただけると伺っています。
さぁ！Gryphons2011・・・えーっと実はまだタイトルが正式に決定してません(>_<)・・・ショウの姿が初めて見えてくる記念すべき日。メンバーもSTAFFもいろいろ忙しいですが，大いに楽しみな1日でもあります。
『ASDでした。いろんな先生いはって，W先生もいはったから，色んな注意とかしてもらったり，教えてもらったりで，本間にためになった。テスト期間でしばらく空くけど，今日学んだことを忘れないように身につける。M３めっちゃ好き♡　雰囲気すき♡　はやくコンテ入りたい！』

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今年度から加わった顧問団の新星サイトウ先生。教科は数学ですから，部員の成績が伸び悩んだらガッツリしごいてもらえそうです。今日のところはSub.DM・Tomomiとともにスコアの製本作業に取り組んでもらっています。
All STAFF Dayなので，インストラクターの先生方に加え，STAFF分も製本するとなると，かなりの冊数になりますね。

やっとスコア製本が終わったと思えば，次はGryphons2011ショウ・・・悲しいことに正式タイトルがまだ未定の(T.T)・・・「デモＣＤ」焼きに追われるサイトウ先生。
4月から激務を担当して多忙を極めるハギ先生，遠慮なく（容赦なく？）お仕事を振っておられるようです(^^ゞ

何もお手伝いできなくてスミマセン！　せめてお茶でも淹れさしていただきます!!
と意味もなく張り切るDM・Motoki。・・・あぁ～こんなのを掲載してしまった・・・(/_;)
ネタ枯れの日はキライです(v_v)

今季プログラム=コーディネイターを担当するハギ先生。到着されたアーティスティック=ディレクターＥ先生と練習を進め方を打ち合わせます。おぉ?!デモＣＤのレーベル印刷も同時進行ですね。
これは打合せの片手間に印刷しているのか？それとも印刷の待ち時間を利用して打合せをしているのか？
お忙しそうなのでくだらない質問をするのは憚られました(^_^;)

Gryphons2011ショウは，まだ正式なタイトルが決まっておりません。
広報担当としては早く決めて欲しいところです。とにかく「風」をテーマに，
M１「Storm」・・・荒れ狂う嵐の猛威，
M２「Pray to Wind」・・・人々の風への祈り（想い？），
M３「Harvest」・・・風の恵みへの感謝と喜び，
という構成になっています。
そしてスコアには，M１冒頭に何やら凄まじい音符が(・O・;)
楽器の音で「風」を表現しようとすると，このような譜面になるらしいです。

旧体育館では，Guardレッスンの真っ最中。フラッグ隊の主力である高校１年生たちが，振付チェックを受けています。
本格的にGuardとして練習を始めて，実質的にはまだ４週間もたっていないのに，かなり一人前の雰囲気。
これからの成長が楽しみな人たちです。


ここで12:28京都駅到着予定の，アレンジャーW先生のお迎えにたかはし号が出動。
何やら怪しい雲行きです。

W先生が合流してインストラクターの先生方がそろいました。さっそく，M１～M３を一通り演奏して聴いていただきます。
W先生にとっても，Gryphonsの生音で，アレンジを確認する貴重な機会。さっそくチェックを入れていただいているようです。
『今日の合奏は前回の合奏より吹けるフレーズ，吹ける音が多くなってきたし，自分なりに成長できたと思います。でも，小さい頃からピアノやってたから楽譜はすぐに読めるのに，吹けへんのが悔しい!!(泣)』
『今日はASDだった。今までに言われなかったことを言われたりして気づいたこともいっぱいあった。けっこう曲にも慣れてきて，自分の気持ちも入れられるようになってきた。』

合奏の間，Guardはレッスンにも関わらず半面を譲ってもらいました。
今つけられている振付は，どうやら全員で踊るダンス系の振りらしいです。M１～M３のどこで出てくるのかは，まだよくわかりませんが(^_^;)　ボディワーク的にはまだまだな部分がありますが，今後の彼女たちの精進に期待しましょう。
『分からへんことは早く先輩に聞いて間違ったまま覚えたり変なクセがついたりすることがないように気をつけたいです。ダンスでもフラッグの振りとかでも，まだ自分で「できた～!!」って思えることがないから不安もあるけど，先輩にも不安そうな顔してるって言われることあるし，できひんできひんって思うんじゃなくて，自信持って堂々とできるようになりたいです。そのためにはやっぱり何回も練習するしかないと思うし，けどその練習も，ただやるんじゃなくてカウント確認しながらとか，できひん原因と解決方法？を考えながらやって，濃い練習にしていきたいです。』

セクション単位でSTAFFがW先生やE先生とMeetingを繰り返しながら，午後はあっという間に終わってしまいました。
最後に，今日入った修正などをできるだけ反映しつつ（Guardにもう一度半面を譲ってもらって）合奏。
何とかM１～M３全曲を通すミュージックランスルーまでこぎつけました。
そして，ランスルー終了後にちょっとした実験。先ほどのスコア冒頭の「風」を演奏する際，ベルの動きをつけたらどんな雰囲気になるのか試してみようという試みです。
名付けて「サウンド=ドミノ」　さて，効果のほどは・・・?!
『Basicからできる限りの自分のフルパワーで吹けた。体力的にはフラフラなるけど，今から鍛えよう。去年はついていくのに必死やったけど，今年はここ気をつけた方がいいなとか，去年よりはこうしようとか，余裕が少しもててる気がした。もっと成長したいから，これから常自分のできる限りの力を使って吹く・動くことをがんばります☆』

今季初めてのミュージックランスルーは無事に成功し，大きな山を一つ越えることが出来ました。
全曲通したタイムは7分58秒，大会の制限時間いっぱいですが，曲間も未整理でテンポも上がりきっていないこの時期なら，例年8分10秒台が当たり前です。まずは一安心。
練習が終わり，メンバーたちは続々と下校していきます。STAFFとインストラクターの先生方は例によって会議のために第一会議室に缶詰へ。会議室前の廊下でサイトウ先生が手渡しているのは，出来たてホヤホヤのデモCD。みんながそれぞれ忙しい1日を過ごしたAll STAFF Dayでした。

『今日初めてM１～M３通しでやったけど，やっぱり唇ばててしまった。ちゃんと鍛えなあかんと思った。自分に厳しくしなあかんと思った。いっそマゾやったらよかったのに(笑)　N先生が言ってはったみたいに，最初の1発目ができひんから，本番とかで1発目で決められるように，これから練習していこうと思った。明後日からテスト週間やけど，ちょくちょく身体動かそうと思った。あと勉強もしっかりしましょう。がんばれ私ー。』


【本日の番外編その１】‥‥Gry2011Guard衣装サンプル
ちょうどタイミング良く，じゃなくて，この日に合わせて今季Gryphons Guardチームがまとうコスチューム試作サンプルが届きました。さっそくGuard STAFF Sushiに試着してもらい，アーティスティック=ディレクターE先生やGuard STAFFを交え，ああだこうだと議論が交わされます。
昨季はショウ=テーマ的に「誰が見てもアラビア」路線で衣装がデザインされましたが，今季のテーマは「風」。
本来なら無色透明な存在を視覚的にどう表現しようか？と衣装デザイン担当N先生に知恵を絞っていただきました。
若干の修正で，めでたく会議を通過。おそらく完成形を見られるのは8月末でしょうが，どんなできあがりになるのか，楽しみです。

【本日の番外編その２】‥‥御兄弟そろい踏み？
本日の今季初ミュージックランスルーには，畏れ多くもドラメ家の若君ご両名の御臨席を賜りました。
弟君Hiroto様におかれましては，初のお目見えでございます。
さすがは御兄弟，この大音響の中でも全く動じることなく，同じ寝相でお休みとは・・・(^。^)
末頼もしきこと，何よりでございますな。これでドラメ家のますますの御安泰，間違いなしと存じます。