久世中学校合同練習の日

もう何年になるでしょうか，塔南高校演奏会では第1部C.Stage（Concert Stage＝座奏の吹奏楽曲を演奏する部）のプログラムに，校区の中学校吹奏楽部との合同演奏を取り上げ続けています。今年も神川中学校・久世中学校・洛南中学校の３校吹奏楽部に出演していただき，合同演奏に取り組むことになりました。
この合同演奏を行うために，2月から各中学校と３回ほど，合同練習を設定します。

塔南高校は12日午後以降，教育みらい科適性検査及び推薦入試，ならびに公立高校特色選抜試験が実施されるため，生徒が校内に立ち入ることができません。そのため久世中学校にお邪魔して今年の演奏会C.Stage最初の合同練習をさせていただくことになりました。
9時から顔合わせの後，ウォームアップを済ませてざっと一通りの試奏をして曲の雰囲気を確かめ，今日の練習目的を共有することから始まります。

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試奏の後は約2時間30分，各PARTに分かれて中学生・高校生合同のPART練習。おそらくどこのPARTでも，まずは自己紹介から入ったと思います。
こうして同じ曲を練習する機会をともにすることにより，中学生高校生といった立場を超えて「一つの曲を仕上げることをともに頑張る」ことで，お互いに学び合うことが多くあると考えています。

午後からはWood（木管）・High-Brass・Low-Brass・Percussionに分かれて，久世中＆塔南高の顧問それぞれが担当するという豪華なセクション練習。
そして合同練習一日目を締めくくるのはもう一度全体合奏。
セクション前の顧問協議で「前半中心に合奏する」ことを前提にセクションでそれぞれの課題に取り組んできただけに，個人レベルの急激な変化は得られないものの，朝イチの試奏よりアンサンブルの精度が高くなったように感じました。

マーチングバンドの打楽器セクションは，BatteryとPitの２つに分かれ，人数的にも通常の吹奏楽団の３倍近くの人員を擁しています。（それだけマーチングにおけるPercussionの役割が大きいということですが・・・）
演奏会C.Stageのように座奏の吹奏楽曲を演奏する場合は，どうしても余剰人員が生じます。まして中学校合同曲ともなれば，塔南高校側から半数を出すにとどまるため，いわゆる「降り番」役が必要となります。

今日は久世中学吹奏楽部にお願いして，入試で校内立入が練習できない「降り番」役のPercussion部員のために，練習場所を提供していただきました。（→Guardは12～16日の5日間練習オフになっています）
BatteryとPit.に分かれ，自分が担当するC.StageやV.Stage曲またはM.Stage曲の練習をたっぷりすることができました。
久世中学校の先生方のご厚意に感謝します。ありがとうございました！

15時，合同練習初日はそれなりの成果を収めて無事に終了。Carry隊は楽器を積み込みます。いつもならハギ号積み込みを仕切るBar.N君は，本日インフルエンザとか。
留守を預かる形になった現高校1年生の次期Carry隊諸君が，積み込みの主役を務めました。

明日15日(日)は練習場所のあてもなく，オフ日となりました。16日(月)は特色選抜＆みらい科推薦入試のため，やはり校内立入禁止（生徒登校禁止）のため，二日連続のオフとなります。

演奏会一般ショウ練習開始

この時期のGryphonsは，Gryphons 2009の企画進行が進められる一方で，5月3日(日)に文化パルク城陽で開催される塔南高校吹奏楽部第24回演奏会マーチングステージで演じられる「一般メンバーによるショウ」のための練習に取り組んでいます。
現役高校生は演奏会の練習に全力を注いでいますので，一般メンバーと有志で１曲ショウを作っていくのが恒例となっています。
Gryphons 2009の本格的な始動は新入部員が合流する5月上旬，それまでにショウを１本作っていく中で，基礎レベルの向上と一般メンバー相互の絆を深める・・・というより自分たちでステージショウを作り上げることを楽しむのが本題となっています。

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一般ショウで用いる楽曲は，ロバート=Ｗ=スミス作曲交響曲第1番「神曲」より第１楽章地獄篇＆第４楽章天国篇。本来は吹奏楽曲ですが，少し手を入れて約５分のマーチングショウにまとめていくそうです。大会のように全フィールドが見通せる広大なスペースではなく，舞台袖もある限られた空間であるからこそ，できる＆見せられる演出をいろいろ盛り込んでいくことを狙っていると聞いています。

２月当初のこの段階ではようやくメンバーが固定した段階。HornLine31名，Battery・Pit・Guardを合わせて約50名ほどのチームが出来たと伺いました。
一般メンバーと有志によるショウ，ですので顧問はマーチングステージの中で５分間の枠を用意し，校内での練習場所を確保することにだけタッチすることになっています。
写真提供もDrumMajorを担当するN兄でした。

一方，Guardチームは3月15日に神戸市ハーバーランドで開催されるばたばた会ネクスト！出場が決まり，１月から練習を重ねています。
オリジナルショウとして演じるのは「Riverdance」，演奏会Guardショウでもご披露する予定です。
高校1年生も従来からのフラッグに加え，ライフルのBasicを１月から始めました。今回のショウで早くも“全員でライフル”に挑戦します。

8分７拍子部分を踊るだけでも難しい上に，高校１年生にとって初めてのライフル，そしてより複雑で高度になった振付と，ばたばた会～演奏会のGuardショウは，Gry2009を視野にGuardチームのいっそうのレベルアップを図るための重要なステップとなることでしょう。

演奏会で演じる「神曲」ショウは，２月下旬コンテ入りで進行中です。
これは詳しいお話しは聞かせていただいておりませんが，今のところ“試行錯誤”段階の情景のようです。机上のアイディアを実際にショウの中で使えるかどうかを検証しているところでしょうか？

Guardが検証中のこれも，試行段階のプランの一つのようです。
新入団のルーキー嬢からベテラン?!まで，レギュラーシーズンは諸般の事情で参加できないけれど，演奏会までの短期なら都合がつく卒業生など，多彩なメンバーで企画進行中のようです。乞うご期待！

【本日の番外編】
学校のすぐ近くにあるローソン吉祥院観音堂店。校内で練習する際は，メンバーの多くが昼食などでお世話になってきました。
全国大会前に差し入れをいただくなど，Gryphonsを応援して下さっていたおばさんが，1月いっぱいをもって退職されると伺い，メンバーたちから感謝の意を込めて，花束と寄せ書きを贈呈させていただきました。

長年にわたり昼休みの一時に殺到するメンバーたちの面倒をみていただき，ありがとうございました。