関西大会六日前
2008-09-27
塔南高校では9月29日から第2ターム末テストが始まります。そのため,22日(月)から試験一週間前のクラブ停止期間中となって,平日の現役高校生たちは,授業が終わると学校もしくは自宅で試験勉強に励んでいるはずです。
ただ,大会までにコンディションを調整していく関係で,まるまる2週間も楽器を触らないのはちょっと・・・ということで,(一般メンバー的には都合がつけにくい方が多いのですが,せめて日曜は勉強してもらおうと)土曜日に特別練習を組みました。

ただ,大会までにコンディションを調整していく関係で,まるまる2週間も楽器を触らないのはちょっと・・・ということで,(一般メンバー的には都合がつけにくい方が多いのですが,せめて日曜は勉強してもらおうと)土曜日に特別練習を組みました。

たかはしTは,第30回マーチングバンド関西大会中学校・高校部門のお手伝いをするために,舞洲アリーナへ。
今年はアリーナ側の不手際で,この会場で練習させてあげられなかったのが残念です。
Gryphonsがエントリーしている一般部門まで,あと実日数で3週間ほど。ここに立つと,今年も大会が目前に迫ったんだ,という想いがこみ上げます。

伝え聞くところによると,この日最大の目標はM1冒頭部のコンテチェンジを読むこと。
第二の目標は大会目前ということで音のクォリティにも時間とエネルギーを配分していくこと,だったようです。
撮影してくれたのはDM.Sonyさんのため,全体のコンテ練風景は残念ながら写真がありません。

こちらは更衣室でのWoodセクション合奏。
館内フロアはBrassが音を出していますから,自分たちの音色にしっかり耳を傾けるために,ここで。今日はWood STAFFでもあるYoshiteru君が指導。

Battery諸君は体育館玄関脇で練習台と仲良くしているようですね。

アメリカに発注したゴールドの布ロールが届きました。この色はフラッグのどこかで毎年といってよいほど使用するので,M1ファーストヒットのフラッグをボリュームアップするためにあしらうことになった際,思い切って1ロールそっくり発注したのです。
以前,八木でGuard STAFFのYucchiさんが試作したように,周囲に取り付けますが,まずは裁断から。

M1冒頭は,演出やGuard振付をより効果的に見せていくため,ファーストショウとは全く異なるアプローチから組み立て直すことになりました。口頭でのチェンジではとても覚束ないので,M先生にコンテの形で描いてもらって,この日,全5図を読み終えたとのこと。
次回の練習で拝見することを楽しみにしています。
■本日の番外編
8月に合宿でお世話になったロッヂあさひさんより,今年もメンバーに梨が届けられました。試験前のクラブ活動停止期間中でしたが,「梨が来ました」というお知らせがメールで流された直後から,みんな次々に受取りに殺到。一番早かったのはGuardのNatsumiで,送信から3分で職員室に登場,というのはたぶん新記録だと思います。
ロッヂあさひのみなさん,今年も美味しい梨をありがとうございました!


今年はアリーナ側の不手際で,この会場で練習させてあげられなかったのが残念です。
Gryphonsがエントリーしている一般部門まで,あと実日数で3週間ほど。ここに立つと,今年も大会が目前に迫ったんだ,という想いがこみ上げます。

伝え聞くところによると,この日最大の目標はM1冒頭部のコンテチェンジを読むこと。
第二の目標は大会目前ということで音のクォリティにも時間とエネルギーを配分していくこと,だったようです。
撮影してくれたのはDM.Sonyさんのため,全体のコンテ練風景は残念ながら写真がありません。

こちらは更衣室でのWoodセクション合奏。
館内フロアはBrassが音を出していますから,自分たちの音色にしっかり耳を傾けるために,ここで。今日はWood STAFFでもあるYoshiteru君が指導。

Battery諸君は体育館玄関脇で練習台と仲良くしているようですね。

アメリカに発注したゴールドの布ロールが届きました。この色はフラッグのどこかで毎年といってよいほど使用するので,M1ファーストヒットのフラッグをボリュームアップするためにあしらうことになった際,思い切って1ロールそっくり発注したのです。
以前,八木でGuard STAFFのYucchiさんが試作したように,周囲に取り付けますが,まずは裁断から。

M1冒頭は,演出やGuard振付をより効果的に見せていくため,ファーストショウとは全く異なるアプローチから組み立て直すことになりました。口頭でのチェンジではとても覚束ないので,M先生にコンテの形で描いてもらって,この日,全5図を読み終えたとのこと。
次回の練習で拝見することを楽しみにしています。
■本日の番外編
8月に合宿でお世話になったロッヂあさひさんより,今年もメンバーに梨が届けられました。試験前のクラブ活動停止期間中でしたが,「梨が来ました」というお知らせがメールで流された直後から,みんな次々に受取りに殺到。一番早かったのはGuardのNatsumiで,送信から3分で職員室に登場,というのはたぶん新記録だと思います。
ロッヂあさひのみなさん,今年も美味しい梨をありがとうございました!


ファーストショウの日
2008-09-15
とうとうその日になりました。「ALIVE~ともに生きる~」ファーストショウ。
舞台は山城総合運動公園・太陽ヵ丘体育館で開催される,京都府吹奏楽連盟主催の第21回京都府マーチングコンテストです。
Gryphonsは一般団体として吹奏楽連盟に加盟しているわけではありませんので,毎年,審査対象外の「オープン参加」という形で出場させていただいています。(それにショウタイムも約8分ですから,規定の6分以内ではショウができないためでもあります)
かつては塔南高校吹奏楽部としてパレードコンテストにエントリーして,関西マーチングフェスティバル金賞までがんばっていた時もありましたが,今はGryphonsにエネルギーを集中している関係もあり,ファーストショウの舞台として,毎年この形で参加しています。

舞台は山城総合運動公園・太陽ヵ丘体育館で開催される,京都府吹奏楽連盟主催の第21回京都府マーチングコンテストです。
Gryphonsは一般団体として吹奏楽連盟に加盟しているわけではありませんので,毎年,審査対象外の「オープン参加」という形で出場させていただいています。(それにショウタイムも約8分ですから,規定の6分以内ではショウができないためでもあります)
かつては塔南高校吹奏楽部としてパレードコンテストにエントリーして,関西マーチングフェスティバル金賞までがんばっていた時もありましたが,今はGryphonsにエネルギーを集中している関係もあり,ファーストショウの舞台として,毎年この形で参加しています。

今日は8時30分に塔南高校集合。
セクションごとに分かれてウォームアップの後,旧体育館に全セクションが集まって合奏,そしてミュージックランスルーをしました。コンテを動かないことについては,不安は残るのですが,1時間コンテ練をするために,メンバーにかかる時間的&物理的負荷を考えると,やはりこのスケジュールがベターではないかということになりました。
いつもの合奏隊形と違い,コンテ中のフィールド内の位置関係にできるだけ近くなるように,PitとHornLine&Batteryの間にGuardチームを挟む隊形でのミュージックランスルーです。

11時30分,太陽ヵ丘に向かって貸切バスで移動開始。大会本番の時はメンバー全員をバスで移動させるのが基本なので,今日は3台お願いしてあります。
PART単位でバスに乗車しますが,これはBatteryとPit.が乗っているバスですね。練習台さえあれば他はいらない人たちですから,走行中もどこかから絶え間なくリズムが響いてきます。

出番が最後なのでいちばん遅く会場入りすると,楽器を置いておくための屋根のあるスペースは,まず確保できません。(予想していたとおりですが)
毎年の定位置になりつつある,体育館東側搬入口付近に,今年も陣取ることになりました。かろうじて雨がしのげる程度の屋根しかありませんが,駐車場にも近く,動きのリハーサルを行う東側広場も目の前ですから,立地条件としてはいいかもしれません。
TubのAkane&Mahoにサポートをお願いして受付を済ませて帰ってくると,メンバーたちはフィールドを自分の目で確かめるためにいったん解散しており,Sub.DM・Mariipeだけが一人ポツンとお留守番。

一方,体育館西側では,雨が降り出す前に組立と養生を!とPit.とGuardが奮闘しておりました。
先日の梅小路と同様,ここではお天気を全く信用しないハギ先生。Pit.楽器を全て屋根もしくはテント下に突っ込んでシートをかけ,「さぁ降るならいつでも降ってみろ!」とホッと一息。

メンバーは太陽ヵ丘までのバス車中で昼食をすませている者がほとんどですが,愛するPit.楽器積み込みが気がかりなハギ先生は,昼食購入もままならなかったようです。Pit.楽器たちが全て納まるところに納まってようやく空腹を思い出したのか,売店で昼食を手に入れ遅い昼休みに。
そこへPit.1年Nanaより衝撃の報告が。
「折れました・・・」
マレットとかスティックが折れるのは不思議じゃない(Vibraphoneの音盤だって割れるくらいだし)ですが,ひょっとするとNanaは今年の高校1年生の栄えある「第一号」ですよね?!
おめでとう!これでNanaも一人前のPit.人,これからもぜひネタを提供・・・あ,じゃなくて,え~と・・・ものは大切にしようね(^_^;)

本番前のリハーサル=ルーティーンに入る前に,HornLineとBatteryは体育館西側の道路でもう一度ストレッチで身体をほぐします。

そのころ,Guardたちはコスチュームへの着替えとメーキャップを終え,フラッグの準備に取りかかります。輸送用にきちんとポールに巻いて留めてあったフラッグをいったんほどいて,本番で振り始めた時にサッと一瞬でフラッグが広がるよう,丁寧にたたんでまとめていきます。
演出効果を最大限に生かすためには欠かせない作業ですが,フラッグの種類が多いので,作業とはかなり大がかりになります。特にM4カンパニーフロントで使用する中旗は,大きいのでセットも大変。雨がまだ降り出さなくて本当に助かりました。

それから動きのリハーサルに備えてGuardも体育館東側広場へ移動。
本番用にたたみ直したフラッグは,フィールドにセットするそれぞれの担当者がしっかり抱えています。

もしかすると雨が降り出してできないかもしれない,と危惧されていた動きのリハーサル。
実際に一昨年でしたか,さぁ,とばかりにフィールドに踏み込んだ瞬間に大粒の雨がポタッポタッと降り出してできなかった年もありました。
割り当てられた時間は14:06~14:13。ドラメーズが立てたスケジュールはMM中心に4~5分程度にしようというもの。
今さらコンテをさらっても環境も厳しいので効果が期待できない→ならば身体のスイッチだけオンにして,サブアリーナへ移動(楽器を持ったままで上靴への履き替えも含みます)し始めてしまい,チューニング時間をフルに有効活用しようという作戦です。

Guardもせっかく本番用にたたんだフラッグはそのまま温存。いちばん手間がかからないM2用トールフラッグだけを使って振付の一部だけを確認。こちらも「復習する」というよりは「身体のスイッチをオンにする」ぐらいの意味づけなんでしょう。

MMだけでさっさと切り上げ,サブアリーナ入口に靴を脱いだ状態で待機。
時間とともにできるだけ速やかに入場します。
ここで割り当てられているのは14:13~14:20の7分間。昨年度に全員が入室するだけで3分ほどかかり,チューニングをきちんとやり切れなかった反省が生かされています。今年は音を出し始めるまで1分弱でスタート。今日のチューニングはSub.DM・N兄。

入口・出口それぞれの担当者の計時がずれてる,という事態もありましたが,予定していたメニューは全て消化してサブアリーナから移動。入場口での待機に入ります。
進行表ではこの移動&待機は14:20~14:27。
Battery「入場口が開いたら走ってフィールドに入ってくれて係の人に言われましたけど・・・」
いや,それは多分マニュアル通りにきちんと指示しやはっただけですよ。
我々Gryは審査対象外のオープン参加,早い話が審査集計&成績発表までのつなぎのようなものですからね。今日は計時されるわけでもないし,何といってもファーストショウですから,ゆっくり入場して,落ち着いてセットしましょう。

こうして14:27,Gryphonsはオープン参加として最後の20番目に登場。
審査対象外とはいえ,これだけの観客の中で,しかもファーストショウを演じるのですから,メンバーの緊張もかなりのハズ。オープン参加という立場に最大限甘えさせていただき,ゆっくりとセットして,さらに中央で円陣。
何とか平常心を保って,せめて練習でできていたクォリティを出し切って欲しいものです。

いよいよファーストショウの始まりです。
M1「Legen of Ashitaka」ファーストヒット。
ここは「自然」を表現しているシーン。30m×30mのフィールドいっぱいに「森」を描き出します。ダイナミックですが細かく振りが付いているGuardチームが,雄大な自然をイメージして踊り続けます。

M1後半は「Crush(圧壊)」。
一転して「文明」のシーンへ切り替わります。Guardが持っているのはGSC(Gryphons Supporter Club特製の,ライフルならぬ「スパナ」。手具の完成→振付終了からまだ日が浅いため,ファーストショウでは一部振付の難度を落として演技しました。
『去年よりマーコンは緊張しなかったし楽しめたと思います。スパナの振りのチェンジはちょっと悔し?かったけど今出来る最高のショウを見せるには一番いいことだと思いました★ 塔南戻ってマーコンの確認して,まだまだ出来てないこと多くて,関西までにはって思いました!』(Guard:N)

M2「Nostalgia」では,バラードに乗ってGuardチームが優雅に舞います。
このシーンのキーワードは“郷愁”となっています。
暖かみのある,でもどこか哀愁が漂う,まさに久石譲テイストがいっぱいの曲。
これを「自然の安らぎ」と感じるか,「文明への憧れ」と感じるかは,ショウをご覧下さった皆さんが,ご自由に感じとっていただければ,と思います。

M3「Demon God」は「破壊」のシーン。
自然と文明のせめぎ合いを,Batteryソロをフィーチャーして,スピード感あふれる速い動き,激しいリズム,そして荒々しい振付で表現してみました。
ファーストショウ,ということで時間的な余裕がなく,まだ表現したいことを全て盛り込めているわけではありません。直線的な動きももっともっとカッチリ感を出していきたいところですね。
でも,メンバーは今日できる範囲でベストを尽くしてくれました。
さぁ,「破壊」のクライマックスは最前部まで突進してきたBatteryがフルパワーで叩きまくります。

M4「Ashitaka and San」は「再生と共生」のシーン。
たった1本から始まったメロディが次第に大きく力強くなり,カンパニーフロントへつながります。蘇る生命の息吹,といったところでしょうか。
直線的なバンドの動き=「文明」,そしてGuardチームの「自然」が,お互いにバランスを取り合い,協調し合って一つとなり,生命の讃歌を歌い上げて終わります。
『久しぶりにかなり緊張しました! 本番は本当に一瞬でした。 個人的に納得のいかなかった部分は何箇所があったのですがDVDを見てびっくりしました! 凄かった・・・。みんなの思いが1つになって力を合わせるとこんなすばらしいものになるんだと実感しました。』(Flute:Y)

ファーストショウとしては,(今までの練習の成果をほぼ出しきれたという意味において)十分成功したショウだったと思います。7月のコンテ入りから一ヶ月半,メンバー全員で心を一つにしてがんばった成果を,京都のお客さんにみていただけて,幸せなことだと思いました。
『練習であまり揃うことのなかったラインが本番では揃ってておぉ!と思いました。私も緊張していたとはいえ,いつもどおり落ち着いてできたかなと思います! 最後の方ではバテてしまったので,力配分?をもっと考えれば良かったなーと思いました。先生方にも「良いショウだった」と言っていただけてすごく嬉しかったです・・・!』(Horn:K)
記念写真撮影は,雨が降り出していたために,体育館入り口の軒先で。
ホッとしたのか,みんなの表情も穏やかになってますね。

そしてファーストショウを見届け,応援するため,はるばる太陽ヵ丘まで足を運んでくださったSupporterの皆さんです。
ご声援ありがとうございました。

心配していたほど雨も強くはならず,ややバス配車が遅れましたが,滞りなく撤収作業も終わりました。塔南高校に戻ってからは,搬入と反省会。
ファーストショウとしては,十分なものだったと思いますが,「ALIVE」が完成したわけではありません。たしかに「練習の成果は出しきれた」と思いますが,それは同時に「練習でできなかったところはやはりできていない」ということでもあります。
『1st Showは課題が見えたShowだと思います。そして,やりきれたいい本番でもあると思います。今回を振り返ってできなかったことを,できるようにしていきたいです。関西では更に観客のみなさんを圧倒出きるようにしたいです。』(Battery:K)
『この調子で関西・全国と頑張っていきたいです。このショウを通して見ている方に何を伝えたいのか・・・これからの練習を通してそれを見つけ,表現していけたらなと思います。「すべてに感謝!」 この言葉をいつも忘れず,これから頑張っていきます!』(Horn:K)
そうです。私たちの「ALIVE」は,やっとスタートラインに立って第一歩を踏み出しました。
関西大会までGry時間で一週間。この7日間で,メンバー全員がどこまで「ALIVE」を自分のショウにできるか,これからが本当のお楽しみの始まりです。
Gryphons2008に,これからもご声援よろしくお願いいたします。
セクションごとに分かれてウォームアップの後,旧体育館に全セクションが集まって合奏,そしてミュージックランスルーをしました。コンテを動かないことについては,不安は残るのですが,1時間コンテ練をするために,メンバーにかかる時間的&物理的負荷を考えると,やはりこのスケジュールがベターではないかということになりました。
いつもの合奏隊形と違い,コンテ中のフィールド内の位置関係にできるだけ近くなるように,PitとHornLine&Batteryの間にGuardチームを挟む隊形でのミュージックランスルーです。

11時30分,太陽ヵ丘に向かって貸切バスで移動開始。大会本番の時はメンバー全員をバスで移動させるのが基本なので,今日は3台お願いしてあります。
PART単位でバスに乗車しますが,これはBatteryとPit.が乗っているバスですね。練習台さえあれば他はいらない人たちですから,走行中もどこかから絶え間なくリズムが響いてきます。

出番が最後なのでいちばん遅く会場入りすると,楽器を置いておくための屋根のあるスペースは,まず確保できません。(予想していたとおりですが)
毎年の定位置になりつつある,体育館東側搬入口付近に,今年も陣取ることになりました。かろうじて雨がしのげる程度の屋根しかありませんが,駐車場にも近く,動きのリハーサルを行う東側広場も目の前ですから,立地条件としてはいいかもしれません。
TubのAkane&Mahoにサポートをお願いして受付を済ませて帰ってくると,メンバーたちはフィールドを自分の目で確かめるためにいったん解散しており,Sub.DM・Mariipeだけが一人ポツンとお留守番。

一方,体育館西側では,雨が降り出す前に組立と養生を!とPit.とGuardが奮闘しておりました。
先日の梅小路と同様,ここではお天気を全く信用しないハギ先生。Pit.楽器を全て屋根もしくはテント下に突っ込んでシートをかけ,「さぁ降るならいつでも降ってみろ!」とホッと一息。

メンバーは太陽ヵ丘までのバス車中で昼食をすませている者がほとんどですが,愛するPit.楽器積み込みが気がかりなハギ先生は,昼食購入もままならなかったようです。Pit.楽器たちが全て納まるところに納まってようやく空腹を思い出したのか,売店で昼食を手に入れ遅い昼休みに。
そこへPit.1年Nanaより衝撃の報告が。
「折れました・・・」
マレットとかスティックが折れるのは不思議じゃない(Vibraphoneの音盤だって割れるくらいだし)ですが,ひょっとするとNanaは今年の高校1年生の栄えある「第一号」ですよね?!
おめでとう!これでNanaも一人前のPit.人,これからもぜひネタを提供・・・あ,じゃなくて,え~と・・・ものは大切にしようね(^_^;)

本番前のリハーサル=ルーティーンに入る前に,HornLineとBatteryは体育館西側の道路でもう一度ストレッチで身体をほぐします。

そのころ,Guardたちはコスチュームへの着替えとメーキャップを終え,フラッグの準備に取りかかります。輸送用にきちんとポールに巻いて留めてあったフラッグをいったんほどいて,本番で振り始めた時にサッと一瞬でフラッグが広がるよう,丁寧にたたんでまとめていきます。
演出効果を最大限に生かすためには欠かせない作業ですが,フラッグの種類が多いので,作業とはかなり大がかりになります。特にM4カンパニーフロントで使用する中旗は,大きいのでセットも大変。雨がまだ降り出さなくて本当に助かりました。

それから動きのリハーサルに備えてGuardも体育館東側広場へ移動。
本番用にたたみ直したフラッグは,フィールドにセットするそれぞれの担当者がしっかり抱えています。

もしかすると雨が降り出してできないかもしれない,と危惧されていた動きのリハーサル。
実際に一昨年でしたか,さぁ,とばかりにフィールドに踏み込んだ瞬間に大粒の雨がポタッポタッと降り出してできなかった年もありました。
割り当てられた時間は14:06~14:13。ドラメーズが立てたスケジュールはMM中心に4~5分程度にしようというもの。
今さらコンテをさらっても環境も厳しいので効果が期待できない→ならば身体のスイッチだけオンにして,サブアリーナへ移動(楽器を持ったままで上靴への履き替えも含みます)し始めてしまい,チューニング時間をフルに有効活用しようという作戦です。

Guardもせっかく本番用にたたんだフラッグはそのまま温存。いちばん手間がかからないM2用トールフラッグだけを使って振付の一部だけを確認。こちらも「復習する」というよりは「身体のスイッチをオンにする」ぐらいの意味づけなんでしょう。

MMだけでさっさと切り上げ,サブアリーナ入口に靴を脱いだ状態で待機。
時間とともにできるだけ速やかに入場します。
ここで割り当てられているのは14:13~14:20の7分間。昨年度に全員が入室するだけで3分ほどかかり,チューニングをきちんとやり切れなかった反省が生かされています。今年は音を出し始めるまで1分弱でスタート。今日のチューニングはSub.DM・N兄。

入口・出口それぞれの担当者の計時がずれてる,という事態もありましたが,予定していたメニューは全て消化してサブアリーナから移動。入場口での待機に入ります。
進行表ではこの移動&待機は14:20~14:27。
Battery「入場口が開いたら走ってフィールドに入ってくれて係の人に言われましたけど・・・」
いや,それは多分マニュアル通りにきちんと指示しやはっただけですよ。
我々Gryは審査対象外のオープン参加,早い話が審査集計&成績発表までのつなぎのようなものですからね。今日は計時されるわけでもないし,何といってもファーストショウですから,ゆっくり入場して,落ち着いてセットしましょう。

こうして14:27,Gryphonsはオープン参加として最後の20番目に登場。
審査対象外とはいえ,これだけの観客の中で,しかもファーストショウを演じるのですから,メンバーの緊張もかなりのハズ。オープン参加という立場に最大限甘えさせていただき,ゆっくりとセットして,さらに中央で円陣。
何とか平常心を保って,せめて練習でできていたクォリティを出し切って欲しいものです。

いよいよファーストショウの始まりです。
M1「Legen of Ashitaka」ファーストヒット。
ここは「自然」を表現しているシーン。30m×30mのフィールドいっぱいに「森」を描き出します。ダイナミックですが細かく振りが付いているGuardチームが,雄大な自然をイメージして踊り続けます。

M1後半は「Crush(圧壊)」。
一転して「文明」のシーンへ切り替わります。Guardが持っているのはGSC(Gryphons Supporter Club特製の,ライフルならぬ「スパナ」。手具の完成→振付終了からまだ日が浅いため,ファーストショウでは一部振付の難度を落として演技しました。
『去年よりマーコンは緊張しなかったし楽しめたと思います。スパナの振りのチェンジはちょっと悔し?かったけど今出来る最高のショウを見せるには一番いいことだと思いました★ 塔南戻ってマーコンの確認して,まだまだ出来てないこと多くて,関西までにはって思いました!』(Guard:N)

M2「Nostalgia」では,バラードに乗ってGuardチームが優雅に舞います。
このシーンのキーワードは“郷愁”となっています。
暖かみのある,でもどこか哀愁が漂う,まさに久石譲テイストがいっぱいの曲。
これを「自然の安らぎ」と感じるか,「文明への憧れ」と感じるかは,ショウをご覧下さった皆さんが,ご自由に感じとっていただければ,と思います。

M3「Demon God」は「破壊」のシーン。
自然と文明のせめぎ合いを,Batteryソロをフィーチャーして,スピード感あふれる速い動き,激しいリズム,そして荒々しい振付で表現してみました。
ファーストショウ,ということで時間的な余裕がなく,まだ表現したいことを全て盛り込めているわけではありません。直線的な動きももっともっとカッチリ感を出していきたいところですね。
でも,メンバーは今日できる範囲でベストを尽くしてくれました。
さぁ,「破壊」のクライマックスは最前部まで突進してきたBatteryがフルパワーで叩きまくります。

M4「Ashitaka and San」は「再生と共生」のシーン。
たった1本から始まったメロディが次第に大きく力強くなり,カンパニーフロントへつながります。蘇る生命の息吹,といったところでしょうか。
直線的なバンドの動き=「文明」,そしてGuardチームの「自然」が,お互いにバランスを取り合い,協調し合って一つとなり,生命の讃歌を歌い上げて終わります。
『久しぶりにかなり緊張しました! 本番は本当に一瞬でした。 個人的に納得のいかなかった部分は何箇所があったのですがDVDを見てびっくりしました! 凄かった・・・。みんなの思いが1つになって力を合わせるとこんなすばらしいものになるんだと実感しました。』(Flute:Y)

ファーストショウとしては,(今までの練習の成果をほぼ出しきれたという意味において)十分成功したショウだったと思います。7月のコンテ入りから一ヶ月半,メンバー全員で心を一つにしてがんばった成果を,京都のお客さんにみていただけて,幸せなことだと思いました。
『練習であまり揃うことのなかったラインが本番では揃ってておぉ!と思いました。私も緊張していたとはいえ,いつもどおり落ち着いてできたかなと思います! 最後の方ではバテてしまったので,力配分?をもっと考えれば良かったなーと思いました。先生方にも「良いショウだった」と言っていただけてすごく嬉しかったです・・・!』(Horn:K)
記念写真撮影は,雨が降り出していたために,体育館入り口の軒先で。
ホッとしたのか,みんなの表情も穏やかになってますね。

そしてファーストショウを見届け,応援するため,はるばる太陽ヵ丘まで足を運んでくださったSupporterの皆さんです。
ご声援ありがとうございました。

心配していたほど雨も強くはならず,ややバス配車が遅れましたが,滞りなく撤収作業も終わりました。塔南高校に戻ってからは,搬入と反省会。
ファーストショウとしては,十分なものだったと思いますが,「ALIVE」が完成したわけではありません。たしかに「練習の成果は出しきれた」と思いますが,それは同時に「練習でできなかったところはやはりできていない」ということでもあります。
『1st Showは課題が見えたShowだと思います。そして,やりきれたいい本番でもあると思います。今回を振り返ってできなかったことを,できるようにしていきたいです。関西では更に観客のみなさんを圧倒出きるようにしたいです。』(Battery:K)
『この調子で関西・全国と頑張っていきたいです。このショウを通して見ている方に何を伝えたいのか・・・これからの練習を通してそれを見つけ,表現していけたらなと思います。「すべてに感謝!」 この言葉をいつも忘れず,これから頑張っていきます!』(Horn:K)
そうです。私たちの「ALIVE」は,やっとスタートラインに立って第一歩を踏み出しました。
関西大会までGry時間で一週間。この7日間で,メンバー全員がどこまで「ALIVE」を自分のショウにできるか,これからが本当のお楽しみの始まりです。
Gryphons2008に,これからもご声援よろしくお願いいたします。
京都文化祭典開会式の日
2008-09-14
ファーストショウ前日,もう一つ舞台を経験できました。
京都市文化芸術企画課からの依頼で,京都文化祭典2008開会式の幕開き演奏。
会場は,昨年度と同じ京都駅ビル室町小路広場。(というより大階段,といった方が通りがよいかもしれません)
京都市の表玄関での演奏でもあり,明日のファーストショウへ向けての一歩として,有意義な本番にしたいと思います。

京都市文化芸術企画課からの依頼で,京都文化祭典2008開会式の幕開き演奏。
会場は,昨年度と同じ京都駅ビル室町小路広場。(というより大階段,といった方が通りがよいかもしれません)
京都市の表玄関での演奏でもあり,明日のファーストショウへ向けての一歩として,有意義な本番にしたいと思います。

京都駅ビルでの演奏では,楽器搬入にやや苦戦します。
顧問車に乗せた楽器類は,同じフロアの駅ビル駐車場まで進入してバリアフリーで搬入可能ですが,トラックは駐車場ビルに進入できないため,駅ビル前の道路から搬入しなければなりません。
手近にエレベーターが2基ありますが,サイズ的に戸口を通らない大型楽器類は,3Fまで階段を運び上るしかありません。そのため,ハギ先生が男性陣を組織してPit.サポートへと割り振ります。
その「階段」というのが,まるで登ろうとする者の意志を試すような設計で・・・。

昨年もこの階段がメンバーの前に立ちはだかりました。
ハギ先生は「3Fだから,校舎4Fの音楽室に運び上げるより1F分少ない」と昨年励まして(なぐさめて?)いたものです。
お,数少ない現役男子高校生Ryouma君,Tuba両手に階段に挑戦中! エレベーターに乗らない大きさではないのですが,待っているよりは登っちゃった方が早いということでしょうか。
「よーし,ここで余裕の笑顔を!」という過酷なリクエストにも(やや引きつりながら)しっかり応えてくれました。

全ての楽器・手具・機材を運び上げてホッとしていると,今朝もハギハラ工房が営業中。
輸送中にティンパニのチューニング部分のボルト(ナット?)が緩んではずれてしまったようです。今日も当たり前のように積み込まれて運ばれてきた工具箱がさっそく活躍。

Guardチームは着替えに行き,HornLineとBatteryはウォームアップを始めます。
場所は,伊勢丹&駐車場ビル3F南側通路。ほとんど人通りのない割に,すごく広い通路です。屋根もあるし,ご覧の通り全長もビル全体分あって,Batteryに一番端っこに行ってもらうと,何とか自分たちの音を聴きながらアップができます。
こちらはNamieenが仕切るWoodのABP。

振り返ると,こちらはSub.DM兼メト(株)代表取締役兼チューバマンことN兄が仕切るBrassのMBP。横一線に並ぶと長大になり過ぎるので2列で。それでも低音側は伊勢丹社員通用口に近いところまで伸びます。
次々と出社して来る伊勢丹社員さんたちも,今日は黒い一団が楽器を吹いているので,ちょっと驚かれたかもしれません。
で,このBrassの諸君,実は今日ちょっとよそ行きの顔でMBPしています。

理由はこれです。MBPに小さなギャラリーがいるので,お姉さん&お兄さん方としては,いつもより少し緊張気味のウォームアップというわけ。
熱心に見ているのは,今日の出演団体の一つ,清水小学校金管バンドの皆さん。
顧問教諭Ayako先生は,昨年度まで「オペラ座の怪人」「レ・ミゼラブル」などでソロも吹いたベテラン一般メンバーでした。その縁で「うちの子供たちの刺激に・・・」ということで見学に。
お姉さん&お兄さんたち,小学生に熱心に見つめられて,ベルのアップダウンなぞ,いつもよりちょっと力が入ってませんか(^_^;)

駅ビルの一番端ではBatteryがBasic中。
昨年はGuardが着替えた後の小さな会議室に押し込められてBasicをしたのですが,今年度は会議室が取れなかったらしく,文化芸術企画課から「同じ通路でやって下さい」とお願いされました。
狭い会議室でBasicをするよりも,こういう場所の方が(耳の健康のためにも)望ましいのは確かですが,私もハギ先生も思わず「あんなとこで叩いていいんですか?」と真顔で聞き返してしまいました。(たしかに大丈夫だったようですが・・・)
こちらにも清水小学校のPercussion担当の子供たちが見学に来ていました。
Batteryの猛者たちも,少しは緊張したかな?(←案外気づいてなかったりして)

9時55分,本番スタンバイ。
今日も「ALIVE」立奏&Guardショウなので,Batteryもスタンドを用いて待機。
スペースの関係で舞台上手に並んでいますが,アングルの関係で舞台写真には写らないはずですから,演奏前だけでもその勇姿をご覧いただきましょう。

10時00分,アナウンスとともにオンタイムで本番開始。
ここでハプニング発生。
Guardチームが演技スペース中央にセットする前に,DM.Sonyさんがバンドにコールをかけ,予備拍を振り始めたのです。写真を撮るべく観客席の少し上にいた私も,焦りまくって思わず「Guard! Guard!」声に出してしまいました。
両サイドに待機していた彼女たちも,自分たちを置き去りにショウが始まらんとしていることに気づき,あわててセットして踊り出しました。
それでもダンスが乱れないのは,さすが,というところです。

今日のGuardは「土の上を歩かない」ということで,屋内専用仕様になっている大会用コスチュームを着て演技しています。
30m×30mのフィールドいっぱいに「森」を表現するM1「Legen of Ashitaka」ファーストヒット。このスペースではちょっと寂しいかもしれませんが,距離が近いだけに,逆に細かい振付や表情までハッキリとよく見えます。

昨年と同じサイズのステージ,何せあの「オペラ座の怪人」のHornLine全員を乗せることができたからもう少し楽に乗るだろう,いうことで,今年もHornLineはステージの上に全て納まってもらいました。
昨年「DM.Sonyさんの指揮が見えづらかった」という声がメンバーからあったので, Sonyさんは指揮台を用いず,観客席をやや上がったところに立ってもらっています。
Pit.も昨年同様にステージ前の10m×3mほどのスペースに何とか入ってもらいました。

残ったスペースは全てGuardへ。
M4「Ashitaka and San」の中旗も,この場所ではかなり巨大なフラッグに見えます。
昨年のデカ旗は最初からあきらめて持ち込みませんでしたが,今年は中旗だからいけるのではないかと目論んだのですが,中旗をこのサイズの中で振る練習は,ほとんどできなかったにも関わらず,高校1・2年生のGuard5人が見事に演じてくれました。
観客の皆さんに,マーチングショウとしての本来のダイナミズムを少しでも感じとっていただけたでしょうか?

会場から盛大な拍手をいただき,今日の本番も無事に終了。
開会式挨拶のために来られていた門川京都市長からも「今年もがんばって下さい」と励ましのお言葉をいただきました。
本番3連発も,いよいよ最大の目標である「ALIVE」ファーストショウを残すのみ。
さっそく撤収して練習に向かいます。
伊勢丹開店時刻を過ぎているため,エレベーターの渋滞などで,想定したよりも撤収はもたつきました。昨年むちゃくちゃ錯綜した反省から,今年はかなり詰めて打ち合わせしたはずの,3F駐車場(顧問車)と駅ビル前道路(トラック)との搬出先指示も,やや精彩を欠いたように感じました。
ハギ先生評「本番前の搬入はなかなかでしたが,本番後の搬出まで気を抜かない,そして状況変化に合わせられるかどうかという点は,今一歩でしたね(v_v)」

塔南高校に戻り,Pit.とGuardは校内練習へ。
HornLineとBatteryは昼休みを取ってから,今日もお借りしている校外グラウンドへ。
メンバーが昼休みを取っている間に,先行したドラメーズたちが再び勢力を盛り返していた雑草軍団と激戦をくり広げていました。
感謝の気持ちは自分たちが練習に全力で取り組むことで,ですよ,メンバー諸君。

ファーストショウを明日に控え,今日午後だけという限られた時間の中で,何を優先して練習しておくべきか?
書いては消し,書いては消しの過程がよくわかるSub.DM・N兄のメモを拝見すると,ドラメーズの悩みはかなり深かったようです。
その悩める精神エネルギーに感応してチューバマンは「モジャーマン」へ変身?
Sub.DM・N兄の悩みを巨大なアフロヘアが表しているようですね(^◇^;)

その後,校内で練習をしていたGuardもグラウンド練に合流。
輸送手段の関係で,全てのフラッグ・手具を持ち込むことはできませんでした。
M1「Legen of Ashitaka」ファーストヒットなどは,7月下旬から振付がついていて,もっとも練習量が多いせいでしょうか,フラッグは輸送されず,エアー状態でコンテ練。

明日がファーストショウ,しかも明日は合奏のみ(コンテ練なし)で本番に臨むことになっています。ショウを動いて演奏するのはこれが「最後の機会」ということで,練習の締めくくりにランスルーを組みました。(今日が晴れて本当によかったと思います)
カンパニーの中旗も,普通乗用車に乗らないため,今日はM2用のトールフラッグで代用。

Pit.抜きのランスルーで,タイムは7分48秒。
テンポ設定がうまくいくと,ちゃんと当初の想定通りの時間でショウができることが証明されました。スタッフ一同,やっと安心できたのですが,これからの課題として,このテンポ感をチーム全体がしっかり身につけていかなければ・・・。
明日は「ALIVE」ファーストショウ。
メンバーたちはどんなショウを見せてくれるでしょうか?
楽しみ半分,ドキドキ半分です。
顧問車に乗せた楽器類は,同じフロアの駅ビル駐車場まで進入してバリアフリーで搬入可能ですが,トラックは駐車場ビルに進入できないため,駅ビル前の道路から搬入しなければなりません。
手近にエレベーターが2基ありますが,サイズ的に戸口を通らない大型楽器類は,3Fまで階段を運び上るしかありません。そのため,ハギ先生が男性陣を組織してPit.サポートへと割り振ります。
その「階段」というのが,まるで登ろうとする者の意志を試すような設計で・・・。

昨年もこの階段がメンバーの前に立ちはだかりました。
ハギ先生は「3Fだから,校舎4Fの音楽室に運び上げるより1F分少ない」と昨年励まして(なぐさめて?)いたものです。
お,数少ない現役男子高校生Ryouma君,Tuba両手に階段に挑戦中! エレベーターに乗らない大きさではないのですが,待っているよりは登っちゃった方が早いということでしょうか。
「よーし,ここで余裕の笑顔を!」という過酷なリクエストにも(やや引きつりながら)しっかり応えてくれました。

全ての楽器・手具・機材を運び上げてホッとしていると,今朝もハギハラ工房が営業中。
輸送中にティンパニのチューニング部分のボルト(ナット?)が緩んではずれてしまったようです。今日も当たり前のように積み込まれて運ばれてきた工具箱がさっそく活躍。

Guardチームは着替えに行き,HornLineとBatteryはウォームアップを始めます。
場所は,伊勢丹&駐車場ビル3F南側通路。ほとんど人通りのない割に,すごく広い通路です。屋根もあるし,ご覧の通り全長もビル全体分あって,Batteryに一番端っこに行ってもらうと,何とか自分たちの音を聴きながらアップができます。
こちらはNamieenが仕切るWoodのABP。

振り返ると,こちらはSub.DM兼メト(株)代表取締役兼チューバマンことN兄が仕切るBrassのMBP。横一線に並ぶと長大になり過ぎるので2列で。それでも低音側は伊勢丹社員通用口に近いところまで伸びます。
次々と出社して来る伊勢丹社員さんたちも,今日は黒い一団が楽器を吹いているので,ちょっと驚かれたかもしれません。
で,このBrassの諸君,実は今日ちょっとよそ行きの顔でMBPしています。

理由はこれです。MBPに小さなギャラリーがいるので,お姉さん&お兄さん方としては,いつもより少し緊張気味のウォームアップというわけ。
熱心に見ているのは,今日の出演団体の一つ,清水小学校金管バンドの皆さん。
顧問教諭Ayako先生は,昨年度まで「オペラ座の怪人」「レ・ミゼラブル」などでソロも吹いたベテラン一般メンバーでした。その縁で「うちの子供たちの刺激に・・・」ということで見学に。
お姉さん&お兄さんたち,小学生に熱心に見つめられて,ベルのアップダウンなぞ,いつもよりちょっと力が入ってませんか(^_^;)

駅ビルの一番端ではBatteryがBasic中。
昨年はGuardが着替えた後の小さな会議室に押し込められてBasicをしたのですが,今年度は会議室が取れなかったらしく,文化芸術企画課から「同じ通路でやって下さい」とお願いされました。
狭い会議室でBasicをするよりも,こういう場所の方が(耳の健康のためにも)望ましいのは確かですが,私もハギ先生も思わず「あんなとこで叩いていいんですか?」と真顔で聞き返してしまいました。(たしかに大丈夫だったようですが・・・)
こちらにも清水小学校のPercussion担当の子供たちが見学に来ていました。
Batteryの猛者たちも,少しは緊張したかな?(←案外気づいてなかったりして)

9時55分,本番スタンバイ。
今日も「ALIVE」立奏&Guardショウなので,Batteryもスタンドを用いて待機。
スペースの関係で舞台上手に並んでいますが,アングルの関係で舞台写真には写らないはずですから,演奏前だけでもその勇姿をご覧いただきましょう。

10時00分,アナウンスとともにオンタイムで本番開始。
ここでハプニング発生。
Guardチームが演技スペース中央にセットする前に,DM.Sonyさんがバンドにコールをかけ,予備拍を振り始めたのです。写真を撮るべく観客席の少し上にいた私も,焦りまくって思わず「Guard! Guard!」声に出してしまいました。
両サイドに待機していた彼女たちも,自分たちを置き去りにショウが始まらんとしていることに気づき,あわててセットして踊り出しました。
それでもダンスが乱れないのは,さすが,というところです。

今日のGuardは「土の上を歩かない」ということで,屋内専用仕様になっている大会用コスチュームを着て演技しています。
30m×30mのフィールドいっぱいに「森」を表現するM1「Legen of Ashitaka」ファーストヒット。このスペースではちょっと寂しいかもしれませんが,距離が近いだけに,逆に細かい振付や表情までハッキリとよく見えます。

昨年と同じサイズのステージ,何せあの「オペラ座の怪人」のHornLine全員を乗せることができたからもう少し楽に乗るだろう,いうことで,今年もHornLineはステージの上に全て納まってもらいました。
昨年「DM.Sonyさんの指揮が見えづらかった」という声がメンバーからあったので, Sonyさんは指揮台を用いず,観客席をやや上がったところに立ってもらっています。
Pit.も昨年同様にステージ前の10m×3mほどのスペースに何とか入ってもらいました。

残ったスペースは全てGuardへ。
M4「Ashitaka and San」の中旗も,この場所ではかなり巨大なフラッグに見えます。
昨年のデカ旗は最初からあきらめて持ち込みませんでしたが,今年は中旗だからいけるのではないかと目論んだのですが,中旗をこのサイズの中で振る練習は,ほとんどできなかったにも関わらず,高校1・2年生のGuard5人が見事に演じてくれました。
観客の皆さんに,マーチングショウとしての本来のダイナミズムを少しでも感じとっていただけたでしょうか?

会場から盛大な拍手をいただき,今日の本番も無事に終了。
開会式挨拶のために来られていた門川京都市長からも「今年もがんばって下さい」と励ましのお言葉をいただきました。
本番3連発も,いよいよ最大の目標である「ALIVE」ファーストショウを残すのみ。
さっそく撤収して練習に向かいます。
伊勢丹開店時刻を過ぎているため,エレベーターの渋滞などで,想定したよりも撤収はもたつきました。昨年むちゃくちゃ錯綜した反省から,今年はかなり詰めて打ち合わせしたはずの,3F駐車場(顧問車)と駅ビル前道路(トラック)との搬出先指示も,やや精彩を欠いたように感じました。
ハギ先生評「本番前の搬入はなかなかでしたが,本番後の搬出まで気を抜かない,そして状況変化に合わせられるかどうかという点は,今一歩でしたね(v_v)」

塔南高校に戻り,Pit.とGuardは校内練習へ。
HornLineとBatteryは昼休みを取ってから,今日もお借りしている校外グラウンドへ。
メンバーが昼休みを取っている間に,先行したドラメーズたちが再び勢力を盛り返していた雑草軍団と激戦をくり広げていました。
感謝の気持ちは自分たちが練習に全力で取り組むことで,ですよ,メンバー諸君。

ファーストショウを明日に控え,今日午後だけという限られた時間の中で,何を優先して練習しておくべきか?
書いては消し,書いては消しの過程がよくわかるSub.DM・N兄のメモを拝見すると,ドラメーズの悩みはかなり深かったようです。
その悩める精神エネルギーに感応してチューバマンは「モジャーマン」へ変身?
Sub.DM・N兄の悩みを巨大なアフロヘアが表しているようですね(^◇^;)

その後,校内で練習をしていたGuardもグラウンド練に合流。
輸送手段の関係で,全てのフラッグ・手具を持ち込むことはできませんでした。
M1「Legen of Ashitaka」ファーストヒットなどは,7月下旬から振付がついていて,もっとも練習量が多いせいでしょうか,フラッグは輸送されず,エアー状態でコンテ練。

明日がファーストショウ,しかも明日は合奏のみ(コンテ練なし)で本番に臨むことになっています。ショウを動いて演奏するのはこれが「最後の機会」ということで,練習の締めくくりにランスルーを組みました。(今日が晴れて本当によかったと思います)
カンパニーの中旗も,普通乗用車に乗らないため,今日はM2用のトールフラッグで代用。

Pit.抜きのランスルーで,タイムは7分48秒。
テンポ設定がうまくいくと,ちゃんと当初の想定通りの時間でショウができることが証明されました。スタッフ一同,やっと安心できたのですが,これからの課題として,このテンポ感をチーム全体がしっかり身につけていかなければ・・・。
明日は「ALIVE」ファーストショウ。
メンバーたちはどんなショウを見せてくれるでしょうか?
楽しみ半分,ドキドキ半分です。
梅小路ふれあいコンサートの日(後編)
2008-09-13
きちんと演奏&演技ができるかどうかより,演奏&演技をすることができるかどうかの方が気になる梅小路ふれあいコンサート。
昨年は出番が来る前に「ゲリラ豪雨」に見舞われて中断,試験直前で出演できなかった一昨年をとばして3年前は,1曲目のマーチングが終わるか終わらないかという頃からやはり猛烈な夕立で中断。
今年も本番の日が近づくにつれて天気予報に雨マークが出てき始め,やはり「二度あることは三度ある」なのかとやきもきしておりました。
幸いなことに今年は「三度目の正直」の巡り合わせだったようです。

昨年は出番が来る前に「ゲリラ豪雨」に見舞われて中断,試験直前で出演できなかった一昨年をとばして3年前は,1曲目のマーチングが終わるか終わらないかという頃からやはり猛烈な夕立で中断。
今年も本番の日が近づくにつれて天気予報に雨マークが出てき始め,やはり「二度あることは三度ある」なのかとやきもきしておりました。
幸いなことに今年は「三度目の正直」の巡り合わせだったようです。

天候が大きく崩れる兆しもなく,いよいよ開演時間の16時も間近になってきましたが,ハギ先生,何をしているのでしょう?
ハンマー片手に金属棒をトンカン叩いては,何やらジッと見つめておられます。

なるほど,ハギハラ工房の営業中でしたか。
今回の顧客はチャイムのダンパーペダルのロッドですね。次第に曲がってきてしまってペダルがうまく動かなくなってきたので,真っ直ぐになるように叩き伸ばして修理しておられたようです。
Pit.人の手も借りて,えいやっとチャイムを傾けて,ロッドを差し込み,無事に完了。
ご苦労様です。

16時,開演時間となり,梅小路ふれあいコンサートが始まりました。
今年はどうやら雨に降られることなく,ショウを演じることができそうな雲行きです。
ようやくHornLineもケースから楽器を取り出し,会場からやや離れたところでチューニングを行います。

HornLineがチューニングしている手前で,Guardはまだ最後の追い込み中。
通りがかりの人たちが,チューニング風景とGuardの確認を,好奇の目でチラチラ見ながら通り過ぎていきます。中にはカメラを構える人も。
すみませんねぇ,エアーじゃなければ,もっと見栄えのするカッコいい振付なんですが・・・。

進行表では17時40分が出演時刻でしたが,プログラム全体が30分ほど押しているため,一度はスタンバイまで進めたものの,本番での集中力を温存するため,一度スイッチをオフにしよう休憩を挟みます。
HornLineとPit.人は楽器を置いてくつろぎ,Battery連中は相変わらず練習台と仲良くしています。
こちらではGuardの高校1年生たちが,自分たちだけで「ALIVE」冒頭のダンスを交代しながら何度も何度もチェック。この振付は7月から練習している(もっとも練習量が多い)はずなんですが,人前で踊るのは初めてですから,彼女たちなりに不安があるのでしょうか。

特設ステージでは,梅小路小学校のコーラス,下京中学校吹奏楽部,龍谷大学附属平安高校吹奏楽部,鳥羽高校吹奏楽部と演奏が続きます。客席となっている芝生広場にも多数のお客さん。空の半分は雲に覆われてしまいましたが,雨粒は落ちてこないようです。
それにしても,いつ来てもここは空が広いですね。

18時10分,予定より30分押しで本番開始。まず前半は現役高校生による秋プロ2008から。
Guardショウ「Moulin Rouge」は,教育みらい科説明会,学園祭と2度本番で演奏しているだけに,演奏も演技もそれなりにスムーズに流れるようになってきています。
あともう少し音色をうまくブレンドして,フレーズをしっかり意識して丁寧に演奏できるようになれば,グッと良い感じになると思うのですが・・・。

Opener「ESTANCIA」,そして「Pretty Fly」,Closer「Can You Feel The Love Tonight」と,秋プロ2008のマーチング3曲も,大きな破綻もなく,しっかり演奏できています。
もう少しffの音圧感が欲しいですね。高校1年生(の特にBrass)がもっと鳴ってくるようになれば,というのが今後の課題でしょうか。
Woodはもう少しピッチと音色を繊細に合わせたいところ。そうしたらp部分がもっとキレイになりますよ。

舞台転換に少しお時間をいただいた後,Gryphonsフルバンドによる「ALIVE」ショウ。
半面をフルに使ってGuardチームがダンスと振付をご披露する,という構成です。
無理難題?にしっかり応えてくれたGuardチーム,M1「Legend of Ashitaka」ファーストヒットも5名で振れば,かなりの迫力になりました。

ステージ後方の半面にはPit.→Wood→Brass→Batteryの順(実際のフィールでもっとも多い形です)でフルバンドを詰め込みました。
メンバーとしてはやや窮屈だったかもしれません。周囲の人間に音が吸収されることもあり,まだ本格的には鳴ってきていない時期でもあり,屋外のステージでどこまで音が前へ飛んでいたでしょうか?

秋プロが始まった時点ではまだ明るかった空が,「ALIVE」もM3「Demon God」にさしかかる頃には真っ暗になっています。まさに「秋の陽はつるべ落とし」ですね。
ステージ周辺に設置されている照明に照らされて,Guardの演技が続きます。

M4ラストも,大会で使用する中旗を5本出てもらいました。
当初のSushi案では,中旗は出てこないことになっていた(スペース的にどうか,と考えてくれたようです)のですが,そうなるとカンパニーフロント前後から最後まで,ただバンドが立奏しているだけになってしまいます(>_<)
「大丈夫!演奏会でもっと狭いスペースにでデカ旗9本も押っ立てて何とかなったから(^0^;)」
とSTAFFから強硬なダメ出しをさせていただきました。
ビジュアル的にもボリューム感いっぱいで最後を飾れたので,Guard諸君には大変だったでしょうが,これでよかったと思います。

梅小路ふれあいコンサート,最後のステージは京都府警音楽隊を中心に,出演した下京中学・龍谷大附属平安高校・鳥羽高校とGryphons,全員が参加しての合同演奏。
Gryphonsの場合は,BatteryとPit.は梱包にまわり,HornLineだけが参加することにしました。Guardもちょっとだけダンスの飛び入りで参加。
曲目は「君の瞳に恋してる」と「ふるさと」
楽譜は配布してあったものの,Gryphonsとして組織的に練習をする余裕がありませんでしたが,みんなそれなりに参加しているようです。

本番3連発初日は,もっとも危惧された天候にも恵まれ,「3度目の正直」で梅小路ふれあいコンサートに出演することができました。
立奏&Guardショウという形態では,「ALIVE」もだんだん完成度が高まってきているようですが,マーチングバンドとしてのGryphonsのショウですから,最終的な目標は15日(祝)でのファーストショウ。
本番が続くことで,メンバー諸君のテンションが上がり,ファーストショウが成功するのか? それともメンバーへの過負荷がたたって,ファーストショウがトラブルのか? それはSTAFFにもわかりません。
でも,今季のメンバーたちなら,たぶん「吉」と出るのではないか,という気はしています。
ハンマー片手に金属棒をトンカン叩いては,何やらジッと見つめておられます。

なるほど,ハギハラ工房の営業中でしたか。
今回の顧客はチャイムのダンパーペダルのロッドですね。次第に曲がってきてしまってペダルがうまく動かなくなってきたので,真っ直ぐになるように叩き伸ばして修理しておられたようです。
Pit.人の手も借りて,えいやっとチャイムを傾けて,ロッドを差し込み,無事に完了。
ご苦労様です。

16時,開演時間となり,梅小路ふれあいコンサートが始まりました。
今年はどうやら雨に降られることなく,ショウを演じることができそうな雲行きです。
ようやくHornLineもケースから楽器を取り出し,会場からやや離れたところでチューニングを行います。

HornLineがチューニングしている手前で,Guardはまだ最後の追い込み中。
通りがかりの人たちが,チューニング風景とGuardの確認を,好奇の目でチラチラ見ながら通り過ぎていきます。中にはカメラを構える人も。
すみませんねぇ,エアーじゃなければ,もっと見栄えのするカッコいい振付なんですが・・・。

進行表では17時40分が出演時刻でしたが,プログラム全体が30分ほど押しているため,一度はスタンバイまで進めたものの,本番での集中力を温存するため,一度スイッチをオフにしよう休憩を挟みます。
HornLineとPit.人は楽器を置いてくつろぎ,Battery連中は相変わらず練習台と仲良くしています。
こちらではGuardの高校1年生たちが,自分たちだけで「ALIVE」冒頭のダンスを交代しながら何度も何度もチェック。この振付は7月から練習している(もっとも練習量が多い)はずなんですが,人前で踊るのは初めてですから,彼女たちなりに不安があるのでしょうか。

特設ステージでは,梅小路小学校のコーラス,下京中学校吹奏楽部,龍谷大学附属平安高校吹奏楽部,鳥羽高校吹奏楽部と演奏が続きます。客席となっている芝生広場にも多数のお客さん。空の半分は雲に覆われてしまいましたが,雨粒は落ちてこないようです。
それにしても,いつ来てもここは空が広いですね。

18時10分,予定より30分押しで本番開始。まず前半は現役高校生による秋プロ2008から。
Guardショウ「Moulin Rouge」は,教育みらい科説明会,学園祭と2度本番で演奏しているだけに,演奏も演技もそれなりにスムーズに流れるようになってきています。
あともう少し音色をうまくブレンドして,フレーズをしっかり意識して丁寧に演奏できるようになれば,グッと良い感じになると思うのですが・・・。

Opener「ESTANCIA」,そして「Pretty Fly」,Closer「Can You Feel The Love Tonight」と,秋プロ2008のマーチング3曲も,大きな破綻もなく,しっかり演奏できています。
もう少しffの音圧感が欲しいですね。高校1年生(の特にBrass)がもっと鳴ってくるようになれば,というのが今後の課題でしょうか。
Woodはもう少しピッチと音色を繊細に合わせたいところ。そうしたらp部分がもっとキレイになりますよ。

舞台転換に少しお時間をいただいた後,Gryphonsフルバンドによる「ALIVE」ショウ。
半面をフルに使ってGuardチームがダンスと振付をご披露する,という構成です。
無理難題?にしっかり応えてくれたGuardチーム,M1「Legend of Ashitaka」ファーストヒットも5名で振れば,かなりの迫力になりました。

ステージ後方の半面にはPit.→Wood→Brass→Batteryの順(実際のフィールでもっとも多い形です)でフルバンドを詰め込みました。
メンバーとしてはやや窮屈だったかもしれません。周囲の人間に音が吸収されることもあり,まだ本格的には鳴ってきていない時期でもあり,屋外のステージでどこまで音が前へ飛んでいたでしょうか?

秋プロが始まった時点ではまだ明るかった空が,「ALIVE」もM3「Demon God」にさしかかる頃には真っ暗になっています。まさに「秋の陽はつるべ落とし」ですね。
ステージ周辺に設置されている照明に照らされて,Guardの演技が続きます。

M4ラストも,大会で使用する中旗を5本出てもらいました。
当初のSushi案では,中旗は出てこないことになっていた(スペース的にどうか,と考えてくれたようです)のですが,そうなるとカンパニーフロント前後から最後まで,ただバンドが立奏しているだけになってしまいます(>_<)
「大丈夫!演奏会でもっと狭いスペースにでデカ旗9本も押っ立てて何とかなったから(^0^;)」
とSTAFFから強硬なダメ出しをさせていただきました。
ビジュアル的にもボリューム感いっぱいで最後を飾れたので,Guard諸君には大変だったでしょうが,これでよかったと思います。

梅小路ふれあいコンサート,最後のステージは京都府警音楽隊を中心に,出演した下京中学・龍谷大附属平安高校・鳥羽高校とGryphons,全員が参加しての合同演奏。
Gryphonsの場合は,BatteryとPit.は梱包にまわり,HornLineだけが参加することにしました。Guardもちょっとだけダンスの飛び入りで参加。
曲目は「君の瞳に恋してる」と「ふるさと」
楽譜は配布してあったものの,Gryphonsとして組織的に練習をする余裕がありませんでしたが,みんなそれなりに参加しているようです。

本番3連発初日は,もっとも危惧された天候にも恵まれ,「3度目の正直」で梅小路ふれあいコンサートに出演することができました。
立奏&Guardショウという形態では,「ALIVE」もだんだん完成度が高まってきているようですが,マーチングバンドとしてのGryphonsのショウですから,最終的な目標は15日(祝)でのファーストショウ。
本番が続くことで,メンバー諸君のテンションが上がり,ファーストショウが成功するのか? それともメンバーへの過負荷がたたって,ファーストショウがトラブルのか? それはSTAFFにもわかりません。
でも,今季のメンバーたちなら,たぶん「吉」と出るのではないか,という気はしています。
ファーストショウ二日前(前編)
2008-09-13
塔南高校学園祭で秋プロ2008ファーストショウの舞台を踏み,高校1年生も人前でマーチングを演じる経験を積んで,一回り成長できたかもしれません。
そして今週末はいよいよGryphonsメンバーとしての人前での初本番,そしてファーストショウを迎えることになりました。
13日(土)は梅小路ふれあいコンサート,14日(日)は京都文化祭典開会式,そして15日(祝)は京都府マーチングコンテストにオープン参加して,「ALIVE」のフルショウを初めてご披露します。
本番3連発,という結果的にかなりハードな日程になってしまいましたが,それぞれの舞台を踏むことで,演じる側としての心構えや移動&準備への対応をしっかり身につけていって欲しいと思います。

そして今週末はいよいよGryphonsメンバーとしての人前での初本番,そしてファーストショウを迎えることになりました。
13日(土)は梅小路ふれあいコンサート,14日(日)は京都文化祭典開会式,そして15日(祝)は京都府マーチングコンテストにオープン参加して,「ALIVE」のフルショウを初めてご披露します。
本番3連発,という結果的にかなりハードな日程になってしまいましたが,それぞれの舞台を踏むことで,演じる側としての心構えや移動&準備への対応をしっかり身につけていって欲しいと思います。

本番3連発の初日。今日は会場スペースの関係で「ALIVE」は立奏&Guardショウで演じますが,明後日には京都府マーチングコンテストでのファーストショウ。明日も体育館を確保していないため,天候によっては,これが最後のコンテ練になるかもしれません。
昼からは,今日と明日の立奏&Guardショウのリハをしておかねばなりませんから,午前中だけで,集中してコンテ練をしたいもの。DM.Sonyさんもホワイトボードで檄を飛ばします。

ファーストショウまでに,大きな体育館で全てのPit.楽器を本番通りに並べられるのは,今日が最後。ハギ先生の指導・監督のもとに,現役高校生Pit.チーフMarimoのプランに従っての「搬出入練習」も組みました。
HornLineからPit.サポートに回ってくるメンバーに, Pit.人たちが,それぞれ担当する楽器の位置や持つべき場所について,実物を前にしながらレクチャーしています。
この「搬出入練習」が始まると,いやがうえにも本番直前ムードが高まります。

今季のPit.人で,もっとも多くの種類の楽器を叩く人,といえば間違いなくこのMizukiさんでしょう。あまりに多すぎてVibraphone本体に全てを装着することが不可能,ということで,別にPercussionラックを前に設置して,シンバルいろいろ,ハイハット,タム,クラッシャーなど,これでもかとばかりに並んでいます。
これ一度に叩くわけじゃないよね? そりゃそうだ,千手観音でもなければ不可能ですよね。

練習時間が非常に限定されているので,当初は予定していなかったランスルー。
15日の「ALIVE」ファーストショウを控えて,どうしてもGuardから全体の流れを確認しておきたいという要望があり,午前練習の最後に組み込みました。
タイム的には7分59秒台。やはりまだバンド全体がテンポをきちんととることができていないようです。

昼休みをはさんで,短い午後練習は今日の梅小路ふれあいコンサートと明日の京都文化祭典開会式のリハーサル。
梅小路ふれあいコンサートは,現役高校生による秋プロ2008と,Gryphons「ALIVE」の立奏&Guardショウの二本立てでプログラムを構成しています。
メジャーをラインテープで留めて特設ステージをフロアに取り,その中でリハを進めますが,30m×30mに比べると,ステージサイズはものすごく狭く小さく感じます。

続いて後半の「ALIVE」立奏&Guardショウのリハーサル。
Gry・GuardチーフSushi嬢が,狭いスペースに合わせてメンバーの出入りと担当をやり繰りしてくれましたが,ここでSTAFFからダメ出し。
1シーンあたりのメンバー数が2人とか3人では,どうしてもビジュアルとして貧相に見えてしまうため,スペース的に振付が可能な限界まで人数を増やすことを要求しました。
また,ラストシーンには,ぜひGry本番用の中旗を出す,それも5本は出して欲しいという無理難題?の大嵐。
あと数時間で本番ですが,うちのGuardチームの実力なら大丈夫,とSTAFFは確信しています。大変でしょうが,今日のショウも大事な一つの本番,見せられる範囲でベストを尽くしましょう!

14時で練習を切り上げていったん解散。梅小路ふれあいコンサートの会場である梅小路公園へ各自で移動。お家の方のサポートで車で移動する者,自分の脚力に物を言わせて自転車で移動する者など,さまざまな移動方法がありましたが,全員開演時間の少し前には無事に梅小路公園に到着。(迷ったメンバーもいないわけではなかったのですが,何とかたどり着けました!)
先着したメンバーが徐々に顧問車やトラックからの楽器降ろしと搬入をボチボチ進めます。
楽器は降ろしても,すぐにはケースから出しません。だって・・・

梅小路ふれあいコンサートといえば,昨年度は出番前にゲリラ豪雨に見舞われ,演奏することなく終わってしまった苦い記憶が・・・。二年前は試験直前で出演できず,三年前は秋プロのOpener演奏中にやはり夕立が襲来して中断しています。
「三度目の正直」で,今年こそ演奏&演技を最後までご披露できるのでしょうか?
それとも「二度あることは三度ある」のでしょうか?
ハギ先生などは,それまでの天候がどうであれ,ここへ来れば雨が降るもの,と半ば信じ込んでいるのかもしれません。
「備えあれば憂いなし」
GSC・N氏にお借りした大きな簡易テントを,到着後ただちに,晴れ渡った空の下で広げてすでに万全の体勢。

さらに,楽器を積み込んできた4tトラックも,公園通路のPit.脇に停車しておいてもらい,万一の降雨の際には「避難所」とするように手配するという念の入れよう。
その前で組み立てるはずのMarimbaを徹底的にバラしているハギハラ工房とPit.人たち。
どうやら輸送中の振動から,Marimbaに不具合が生じたようで,完璧にバラしての修理&調整作業中のようです。

日頃の手入れ不足か何かへの不満をブツブツぼやきながら,作業を進めるハギハラ工房の傍らで,いつもながらテンションが高いPit.人たち。Marimbaのフレーム側をせっせと磨きながらも,ハギ先生のぼやきも全く意に介していない風に見えますが・・・。

Batteryどもは,どれだけヒマがあっても練習台さえあれば大丈夫な方々。
昨年の教訓からギリギリまでケースから楽器を出さないよう厳命され,また,開演時間が近づいて楽器を吹くわけにはいかないHornLineたちが「いいなぁ」と羨ましがっています。
ん? 人数がちょっと少ないな・・・。スネアとBD隊はいるけど,マルチは?

マルチ・テナーの三人衆(Yabecchiは事情によりこの週末は不参加)は少し離れたところにいました。Yuuki君が本番に備えて3台のチューニングを軽く調整しています。高校生TomokoとKanakoさんは,やはり練習台とお友達状態。KanakoさんがTomokoに最後の特訓中,かな?

さらにその先では,Guardたちが曲を歌いながら最後の確認中。
これでフラッグを持っていれば,華やかなGuardたちですから,十分「絵」になるのですが,単に面倒くさかったのか,テーマが立ち位置と出入りの確認だったからか,それとも一般市民へのうっかり危害を防止するためか,すべてエアーで演技中。
でもこれって一般の通行人さんからすると何やら歌いながら笑顔満開で珍妙な手振りで踊っているようにしか見えません。「この娘たちはいったい何をしてるんや??」ということになるでしょうね。

空に雲が広がるたびに「来るか?来ないか?」と健康に悪い会話が続きますが,全般的な傾向として,次第に雲量が増えてきているような気がします。
はたして,今年こそ梅小路ふれあいコンサートで演奏できるのでしょうか?
出番は進行表では17時40分予定。プログラムの前半から少し進行が遅れ気味なので,早く演奏してしまいたい気分の私たちはジリジリしながら待ち続けます。
(→後編:「梅小路ふれあいコンサートの日」に続く)
昼からは,今日と明日の立奏&Guardショウのリハをしておかねばなりませんから,午前中だけで,集中してコンテ練をしたいもの。DM.Sonyさんもホワイトボードで檄を飛ばします。

ファーストショウまでに,大きな体育館で全てのPit.楽器を本番通りに並べられるのは,今日が最後。ハギ先生の指導・監督のもとに,現役高校生Pit.チーフMarimoのプランに従っての「搬出入練習」も組みました。
HornLineからPit.サポートに回ってくるメンバーに, Pit.人たちが,それぞれ担当する楽器の位置や持つべき場所について,実物を前にしながらレクチャーしています。
この「搬出入練習」が始まると,いやがうえにも本番直前ムードが高まります。

今季のPit.人で,もっとも多くの種類の楽器を叩く人,といえば間違いなくこのMizukiさんでしょう。あまりに多すぎてVibraphone本体に全てを装着することが不可能,ということで,別にPercussionラックを前に設置して,シンバルいろいろ,ハイハット,タム,クラッシャーなど,これでもかとばかりに並んでいます。
これ一度に叩くわけじゃないよね? そりゃそうだ,千手観音でもなければ不可能ですよね。

練習時間が非常に限定されているので,当初は予定していなかったランスルー。
15日の「ALIVE」ファーストショウを控えて,どうしてもGuardから全体の流れを確認しておきたいという要望があり,午前練習の最後に組み込みました。
タイム的には7分59秒台。やはりまだバンド全体がテンポをきちんととることができていないようです。

昼休みをはさんで,短い午後練習は今日の梅小路ふれあいコンサートと明日の京都文化祭典開会式のリハーサル。
梅小路ふれあいコンサートは,現役高校生による秋プロ2008と,Gryphons「ALIVE」の立奏&Guardショウの二本立てでプログラムを構成しています。
メジャーをラインテープで留めて特設ステージをフロアに取り,その中でリハを進めますが,30m×30mに比べると,ステージサイズはものすごく狭く小さく感じます。

続いて後半の「ALIVE」立奏&Guardショウのリハーサル。
Gry・GuardチーフSushi嬢が,狭いスペースに合わせてメンバーの出入りと担当をやり繰りしてくれましたが,ここでSTAFFからダメ出し。
1シーンあたりのメンバー数が2人とか3人では,どうしてもビジュアルとして貧相に見えてしまうため,スペース的に振付が可能な限界まで人数を増やすことを要求しました。
また,ラストシーンには,ぜひGry本番用の中旗を出す,それも5本は出して欲しいという無理難題?の大嵐。
あと数時間で本番ですが,うちのGuardチームの実力なら大丈夫,とSTAFFは確信しています。大変でしょうが,今日のショウも大事な一つの本番,見せられる範囲でベストを尽くしましょう!

14時で練習を切り上げていったん解散。梅小路ふれあいコンサートの会場である梅小路公園へ各自で移動。お家の方のサポートで車で移動する者,自分の脚力に物を言わせて自転車で移動する者など,さまざまな移動方法がありましたが,全員開演時間の少し前には無事に梅小路公園に到着。(迷ったメンバーもいないわけではなかったのですが,何とかたどり着けました!)
先着したメンバーが徐々に顧問車やトラックからの楽器降ろしと搬入をボチボチ進めます。
楽器は降ろしても,すぐにはケースから出しません。だって・・・

梅小路ふれあいコンサートといえば,昨年度は出番前にゲリラ豪雨に見舞われ,演奏することなく終わってしまった苦い記憶が・・・。二年前は試験直前で出演できず,三年前は秋プロのOpener演奏中にやはり夕立が襲来して中断しています。
「三度目の正直」で,今年こそ演奏&演技を最後までご披露できるのでしょうか?
それとも「二度あることは三度ある」のでしょうか?
ハギ先生などは,それまでの天候がどうであれ,ここへ来れば雨が降るもの,と半ば信じ込んでいるのかもしれません。
「備えあれば憂いなし」
GSC・N氏にお借りした大きな簡易テントを,到着後ただちに,晴れ渡った空の下で広げてすでに万全の体勢。

さらに,楽器を積み込んできた4tトラックも,公園通路のPit.脇に停車しておいてもらい,万一の降雨の際には「避難所」とするように手配するという念の入れよう。
その前で組み立てるはずのMarimbaを徹底的にバラしているハギハラ工房とPit.人たち。
どうやら輸送中の振動から,Marimbaに不具合が生じたようで,完璧にバラしての修理&調整作業中のようです。

日頃の手入れ不足か何かへの不満をブツブツぼやきながら,作業を進めるハギハラ工房の傍らで,いつもながらテンションが高いPit.人たち。Marimbaのフレーム側をせっせと磨きながらも,ハギ先生のぼやきも全く意に介していない風に見えますが・・・。

Batteryどもは,どれだけヒマがあっても練習台さえあれば大丈夫な方々。
昨年の教訓からギリギリまでケースから楽器を出さないよう厳命され,また,開演時間が近づいて楽器を吹くわけにはいかないHornLineたちが「いいなぁ」と羨ましがっています。
ん? 人数がちょっと少ないな・・・。スネアとBD隊はいるけど,マルチは?

マルチ・テナーの三人衆(Yabecchiは事情によりこの週末は不参加)は少し離れたところにいました。Yuuki君が本番に備えて3台のチューニングを軽く調整しています。高校生TomokoとKanakoさんは,やはり練習台とお友達状態。KanakoさんがTomokoに最後の特訓中,かな?

さらにその先では,Guardたちが曲を歌いながら最後の確認中。
これでフラッグを持っていれば,華やかなGuardたちですから,十分「絵」になるのですが,単に面倒くさかったのか,テーマが立ち位置と出入りの確認だったからか,それとも一般市民へのうっかり危害を防止するためか,すべてエアーで演技中。
でもこれって一般の通行人さんからすると何やら歌いながら笑顔満開で珍妙な手振りで踊っているようにしか見えません。「この娘たちはいったい何をしてるんや??」ということになるでしょうね。

空に雲が広がるたびに「来るか?来ないか?」と健康に悪い会話が続きますが,全般的な傾向として,次第に雲量が増えてきているような気がします。
はたして,今年こそ梅小路ふれあいコンサートで演奏できるのでしょうか?
出番は進行表では17時40分予定。プログラムの前半から少し進行が遅れ気味なので,早く演奏してしまいたい気分の私たちはジリジリしながら待ち続けます。
(→後編:「梅小路ふれあいコンサートの日」に続く)
秋プロファーストショウの日
2008-09-10
塔南高校吹奏楽部現役高校生だけで作るステージサイズショウ,秋プログラム。
通称「秋プロ」2008のファーストショウを,塔南高校学園祭でのステージ発表という形で行いました。
7月下旬,Gryphonsとしての「ALIVE」コンテ入りとほぼ同時期からコンテ読みに入り,夏休み中の平日を利用して練習を重ねてきました。
毎年のことながら,スケジュール的に一週間に二本のファーストショウを演じなければならないのが,辛いところですが,少しでも経験値を上げるためにも,練習に励んできました。
旧体育館のシートを半面はぎ取っての演技のため,プログラムの最後となりますが,塔南高校の生徒・教職員を主たる観客として,自分たちのショウを校内で見ていただける唯一の機会。保護者の皆さんも多数ご来場くださって,会場は超満員でした。
ご声援,ありがとうございました。

通称「秋プロ」2008のファーストショウを,塔南高校学園祭でのステージ発表という形で行いました。
7月下旬,Gryphonsとしての「ALIVE」コンテ入りとほぼ同時期からコンテ読みに入り,夏休み中の平日を利用して練習を重ねてきました。
毎年のことながら,スケジュール的に一週間に二本のファーストショウを演じなければならないのが,辛いところですが,少しでも経験値を上げるためにも,練習に励んできました。
旧体育館のシートを半面はぎ取っての演技のため,プログラムの最後となりますが,塔南高校の生徒・教職員を主たる観客として,自分たちのショウを校内で見ていただける唯一の機会。保護者の皆さんも多数ご来場くださって,会場は超満員でした。
ご声援,ありがとうございました。

校内は学園祭で盛り上がっていますが,午後一番の自分たちの舞台のため,クラス展の出番が終わった者から,メンバーが集まり始めます。
今日は幸い好天に恵まれたため,テニスコートでウォームアップとリハーサルをすることになりました。Setting係とマーカー隊が,プラ板で作ったポイントを釘で留めていきます。

現役高校生だけの活動でも,BrassのウォームアップはMBPから。
Basicのメニューは,どのセクションもGryphonsと共通化してあります。
ちょっと日射しが強いですが,何とかしのげるぐらいの暑さでしょう。

Basicを終えたGuardチームは,秋プロの振付確認に余念がありません。秋プロでは主としてトールフラッグを用いますが,Gryphonsの振付を練習しながら,自分たちで振付を考えて揃えていく秋プロも並行して進めていくのは,かなり大変なんだろうな,と思います。
ただ,Guardチームのメンバーは,「ぜっったいGuard!」と熱望して入部してくれた人たちばかりですから,それはそれは熱心に練習に取り組んでいます。
この時期になれば,新たに覚えなければならないことはグッと少なくなりますから,これからさらに楽しくなっていく段階でしょう。

Hornsリーダーの指揮によって,全曲をザッと流しながらチェック。
秋プロは,練習の80%以上は現役高校生だけで仕上げていきます。顧問二人は,主に音色や音量などのサウンド面,Perc.と管楽器のタイミングの合わせ方などについて時たまアドバイスする程度です。(本番の指揮は振ります・・・Hornsリーダーもショウのメンバーですから)
さて,今年のHornsリーダー諸君も,自分たちの先輩に負けないぐらい,仕上げにがんばっているようです。

一つ前のプログラムは演劇部のミュージカル。
進行が多少ずれることを見越して,本館2Fの廊下で,少し早めから入場待機に入ります。
後ろ半面の客席(長椅子)を撤去してシートをめくる者,Pit.を運び上げるサポートに回る者も,それぞれの待機位置に移動しますから,残った部員がパートで必要な物を抱えて待機することになります。
Guardチームは,各曲で使うフラッグ・ライフル・帽子などの小道具を両手に満載しています。
はい,いい笑顔ですね。本番もこの笑顔でいきましょう。

管楽器でも事情は同じ。
さて,一番たくさんTpを持っているのは誰でしょうか?
個人的には,偶然背後に写っているCl.の某さんが抱きかかえるように持っているCl.の方が恐ろしいです・・・(^0^;)

いよいよ会場入り。
舞台にまであふれた満員のお客さんが部員たちを迎えてくれました。
『めっちゃ緊張したけどFighTrumpet精神★で頑張りました(^∀^)/』(Tp・Funya)
『緊張しました!! でも集中できていたと思います。次は今日きれいに作れなかったラインを上手く作れるように頑張りたいです☆』(Tub・Maho)

まず Guardチームのショウからスタート。
パリにあるキャバレー「ムーラン・ルージュ」を舞台に,ニコール・キッドマン演じる踊り子とユアン・マクレガー演じる貧乏な青年詩人との,禁断の愛のゆくえを描いたミュージカル,「ムーラン・ルージュ」より,「Nature Boy」「Sparkling Diamonds」の2曲をメドレーで演奏します。
『ファーストショウまで,めっちゃ早かったです。去年はついていくのに必死で,今年はひっぱっていくのに必死みたいな・・・先ぱいらの苦労とかよくわかりました。今日先ぱいたちが見にきてくれて名前呼んでもらった時,ほんまに嬉しかったしやる気がでたし,緊張もほぐれました。そのおかげで自分も楽しめたショウになったと思います(∀)★』(Guard・Natsumi)

続いて秋プロ・マーチングショウへ。
アメリカでマーチング・アレンジャーとして活躍しているJay Dawson作曲のスパニッシュ風Opener「ESTANCIA」から始まります。
『今日のファーストショウは初めて大勢の前でするせいもあってかめっちゃ緊張しました。テンポが変わるところとか,Batteryの中で合うか心配やったけど,なんとか合わせられたので良かったです。3.4番で音量出せたし,いつも揃わなかった2人のソロも合ったし嬉しかったです。』(Battery・Kotoko)
『全力出せなくてくやしかったです。もう1回やりたいと思いました。最後の学園祭ショーどうなるかと思ったけど終わってほっとしました!たくさんの人に見に来て頂いてうれしかったです。』(Tub・Misato)
『二年になって初めてのショー。後輩がいたりショーを見てくれる先輩がいたりでかなり緊張しました。緊張のあまりショーで全力をだしきれない,楽しめないというのが残念でした。それに新たな課題も出来たのでそれに取り組み,次回はもっと良いショーにしたいと思いました。』(Tub・Ryouma)

2曲目は,1984年にアメリカ・カリフォルニア州で結成されたメロディック・ハードコアバンド「THE OFFSPRING」のヒット曲「Pretty Fly」,
色とりどりのポロシャツを着たGuardチームが,帽子を持って踊りまくります。
管楽器にも,振付がついていて,通常のマーチングとはまた違った楽しさを狙いました。

最後に,ミュージカル,「ライオンキング」の中で歌われる名曲「Can You Feel The Love Tonight~愛を感じて~」で締めくくります。
冒頭のTpデュエットソロを演奏するのは,オーディションで選ばれた2年生Risaと1年生Sakurako。
『途中ラインが少しズレてしまったとこもあったけど・・・やっていてすごく楽しめました。終わった後 "よかったで!" と言われて嬉しかったです。これからも頑張っていきたいです』(Sax・Hashuu)

現役秋プロでも,これがないと終わらないのがカンパニーフロント。
Closerを選曲する段階で,現役高校生たちが最優先する基準が「カンパニーできるかどうか」ですから・・・。
Gryphonsの“お約束”になるのも「必然」といったところです。
『「いけー!」がむっちゃ心に響きました・・・! カンパニーのところで目の前に先輩がいて,むっちゃ泣いてはって,うちらの演奏演技で感動してくれたんやなって思ったらすっごい嬉しくて,自分も感動して泣いてしまいました。練習はしんどいし辛かったけど,今まで頑張ってきて本当良かったなって思った瞬間でした。』(Hr・Kenny)
『秋プロ楽しかった(^∀^)★ カンパニーとかほんまに泣きそうになりました! 何よりもみんなの声が嬉しかったです!でもやっぱり練習でできてなかったとこはできてないしほんまに普段の練習の大切さが身にしみてわかりました。悔しかったことをこれからの練習・本番に繋げていって次はもっといいshowにしたいです!』(Battery・Yuka)

現役高校生秋プログラムのファーストショウも,何とか「成功」と言える仕上がりでご披露することができした。
『去年1年生の頃は緊張してラインとか音とかどころじゃなかったけど今年は緊張もそんなにしなくて本番が楽しみやった! 先輩らが前の方にいっぱいいはって元気出た! 先輩らが引退してもちゃんとうちらが受け継いでるってことを見せたかった! 最後のカンパニーで聞こえた「いけ―!!!」の声は泣きそうになった。思いっきり吹けて悔いのないカンパニーになってよかった★ やっぱりマーチングは最高だと改めて今日感じました!!』(Bar・Azu)
しかし,これで「完成」であるかというと,そういうわけでもありません。
秋プロ2008のラストショウは,11月24日に開催される塔南高校同窓会45周年記念総会でのアトラクション。それまでには何度か地域で見ていただくことになっています。
ファーストショウ,というのはあくまでスタートラインである,ということで辛口の感想を最後に。
『正直ゆうと昨日よりいいショウでは自分の中ではなかったです。でも今日の結果は本間にいい経験やし,来てくれていた人によかったって言われたのでよかったと思います☆』(Hr・Nagi)
『本番前日の練習でもホールドやベル操作を間違える1年2年多すぎたし,最悪なショウになるだろうなあ~と思って今日にのぞみました。でも自分が今までやってきたこと,今できる一生懸命をやりました。スタイルとか音楽とか,自分の中で出し切ったことは,すごく満足できました。
でもみんなで創るショウやから,自分ができただけでは成り立たないなって改めて実感しました。
いつもできてたところが本番になってできなかったのがすごく悔しかった。逆に,今まで全然ラインそろわなかったとこが,本番ではむちゃ綺麗になってたりしたことが嬉しかったです。集中したらできるってことなんやしいつもの練習でもできるようになっていけばもっといいなと思いました。
でもむっちや悔しい。わたしだけぢやなく,みんなも今までそれを直す余地があったのに。文化祭で忙しくてももっとみんな練習に出れたはずやのに。もっとできることがあったのに,と思うと悔しくて仕方ありません。』(Hr・Minami)
今日は幸い好天に恵まれたため,テニスコートでウォームアップとリハーサルをすることになりました。Setting係とマーカー隊が,プラ板で作ったポイントを釘で留めていきます。

現役高校生だけの活動でも,BrassのウォームアップはMBPから。
Basicのメニューは,どのセクションもGryphonsと共通化してあります。
ちょっと日射しが強いですが,何とかしのげるぐらいの暑さでしょう。

Basicを終えたGuardチームは,秋プロの振付確認に余念がありません。秋プロでは主としてトールフラッグを用いますが,Gryphonsの振付を練習しながら,自分たちで振付を考えて揃えていく秋プロも並行して進めていくのは,かなり大変なんだろうな,と思います。
ただ,Guardチームのメンバーは,「ぜっったいGuard!」と熱望して入部してくれた人たちばかりですから,それはそれは熱心に練習に取り組んでいます。
この時期になれば,新たに覚えなければならないことはグッと少なくなりますから,これからさらに楽しくなっていく段階でしょう。

Hornsリーダーの指揮によって,全曲をザッと流しながらチェック。
秋プロは,練習の80%以上は現役高校生だけで仕上げていきます。顧問二人は,主に音色や音量などのサウンド面,Perc.と管楽器のタイミングの合わせ方などについて時たまアドバイスする程度です。(本番の指揮は振ります・・・Hornsリーダーもショウのメンバーですから)
さて,今年のHornsリーダー諸君も,自分たちの先輩に負けないぐらい,仕上げにがんばっているようです。

一つ前のプログラムは演劇部のミュージカル。
進行が多少ずれることを見越して,本館2Fの廊下で,少し早めから入場待機に入ります。
後ろ半面の客席(長椅子)を撤去してシートをめくる者,Pit.を運び上げるサポートに回る者も,それぞれの待機位置に移動しますから,残った部員がパートで必要な物を抱えて待機することになります。
Guardチームは,各曲で使うフラッグ・ライフル・帽子などの小道具を両手に満載しています。
はい,いい笑顔ですね。本番もこの笑顔でいきましょう。

管楽器でも事情は同じ。
さて,一番たくさんTpを持っているのは誰でしょうか?
個人的には,偶然背後に写っているCl.の某さんが抱きかかえるように持っているCl.の方が恐ろしいです・・・(^0^;)

いよいよ会場入り。
舞台にまであふれた満員のお客さんが部員たちを迎えてくれました。
『めっちゃ緊張したけどFighTrumpet精神★で頑張りました(^∀^)/』(Tp・Funya)
『緊張しました!! でも集中できていたと思います。次は今日きれいに作れなかったラインを上手く作れるように頑張りたいです☆』(Tub・Maho)

まず Guardチームのショウからスタート。
パリにあるキャバレー「ムーラン・ルージュ」を舞台に,ニコール・キッドマン演じる踊り子とユアン・マクレガー演じる貧乏な青年詩人との,禁断の愛のゆくえを描いたミュージカル,「ムーラン・ルージュ」より,「Nature Boy」「Sparkling Diamonds」の2曲をメドレーで演奏します。
『ファーストショウまで,めっちゃ早かったです。去年はついていくのに必死で,今年はひっぱっていくのに必死みたいな・・・先ぱいらの苦労とかよくわかりました。今日先ぱいたちが見にきてくれて名前呼んでもらった時,ほんまに嬉しかったしやる気がでたし,緊張もほぐれました。そのおかげで自分も楽しめたショウになったと思います(∀)★』(Guard・Natsumi)

続いて秋プロ・マーチングショウへ。
アメリカでマーチング・アレンジャーとして活躍しているJay Dawson作曲のスパニッシュ風Opener「ESTANCIA」から始まります。
『今日のファーストショウは初めて大勢の前でするせいもあってかめっちゃ緊張しました。テンポが変わるところとか,Batteryの中で合うか心配やったけど,なんとか合わせられたので良かったです。3.4番で音量出せたし,いつも揃わなかった2人のソロも合ったし嬉しかったです。』(Battery・Kotoko)
『全力出せなくてくやしかったです。もう1回やりたいと思いました。最後の学園祭ショーどうなるかと思ったけど終わってほっとしました!たくさんの人に見に来て頂いてうれしかったです。』(Tub・Misato)
『二年になって初めてのショー。後輩がいたりショーを見てくれる先輩がいたりでかなり緊張しました。緊張のあまりショーで全力をだしきれない,楽しめないというのが残念でした。それに新たな課題も出来たのでそれに取り組み,次回はもっと良いショーにしたいと思いました。』(Tub・Ryouma)

2曲目は,1984年にアメリカ・カリフォルニア州で結成されたメロディック・ハードコアバンド「THE OFFSPRING」のヒット曲「Pretty Fly」,
色とりどりのポロシャツを着たGuardチームが,帽子を持って踊りまくります。
管楽器にも,振付がついていて,通常のマーチングとはまた違った楽しさを狙いました。

最後に,ミュージカル,「ライオンキング」の中で歌われる名曲「Can You Feel The Love Tonight~愛を感じて~」で締めくくります。
冒頭のTpデュエットソロを演奏するのは,オーディションで選ばれた2年生Risaと1年生Sakurako。
『途中ラインが少しズレてしまったとこもあったけど・・・やっていてすごく楽しめました。終わった後 "よかったで!" と言われて嬉しかったです。これからも頑張っていきたいです』(Sax・Hashuu)

現役秋プロでも,これがないと終わらないのがカンパニーフロント。
Closerを選曲する段階で,現役高校生たちが最優先する基準が「カンパニーできるかどうか」ですから・・・。
Gryphonsの“お約束”になるのも「必然」といったところです。
『「いけー!」がむっちゃ心に響きました・・・! カンパニーのところで目の前に先輩がいて,むっちゃ泣いてはって,うちらの演奏演技で感動してくれたんやなって思ったらすっごい嬉しくて,自分も感動して泣いてしまいました。練習はしんどいし辛かったけど,今まで頑張ってきて本当良かったなって思った瞬間でした。』(Hr・Kenny)
『秋プロ楽しかった(^∀^)★ カンパニーとかほんまに泣きそうになりました! 何よりもみんなの声が嬉しかったです!でもやっぱり練習でできてなかったとこはできてないしほんまに普段の練習の大切さが身にしみてわかりました。悔しかったことをこれからの練習・本番に繋げていって次はもっといいshowにしたいです!』(Battery・Yuka)

現役高校生秋プログラムのファーストショウも,何とか「成功」と言える仕上がりでご披露することができした。
『去年1年生の頃は緊張してラインとか音とかどころじゃなかったけど今年は緊張もそんなにしなくて本番が楽しみやった! 先輩らが前の方にいっぱいいはって元気出た! 先輩らが引退してもちゃんとうちらが受け継いでるってことを見せたかった! 最後のカンパニーで聞こえた「いけ―!!!」の声は泣きそうになった。思いっきり吹けて悔いのないカンパニーになってよかった★ やっぱりマーチングは最高だと改めて今日感じました!!』(Bar・Azu)
しかし,これで「完成」であるかというと,そういうわけでもありません。
秋プロ2008のラストショウは,11月24日に開催される塔南高校同窓会45周年記念総会でのアトラクション。それまでには何度か地域で見ていただくことになっています。
ファーストショウ,というのはあくまでスタートラインである,ということで辛口の感想を最後に。
『正直ゆうと昨日よりいいショウでは自分の中ではなかったです。でも今日の結果は本間にいい経験やし,来てくれていた人によかったって言われたのでよかったと思います☆』(Hr・Nagi)
『本番前日の練習でもホールドやベル操作を間違える1年2年多すぎたし,最悪なショウになるだろうなあ~と思って今日にのぞみました。でも自分が今までやってきたこと,今できる一生懸命をやりました。スタイルとか音楽とか,自分の中で出し切ったことは,すごく満足できました。
でもみんなで創るショウやから,自分ができただけでは成り立たないなって改めて実感しました。
いつもできてたところが本番になってできなかったのがすごく悔しかった。逆に,今まで全然ラインそろわなかったとこが,本番ではむちゃ綺麗になってたりしたことが嬉しかったです。集中したらできるってことなんやしいつもの練習でもできるようになっていけばもっといいなと思いました。
でもむっちや悔しい。わたしだけぢやなく,みんなも今までそれを直す余地があったのに。文化祭で忙しくてももっとみんな練習に出れたはずやのに。もっとできることがあったのに,と思うと悔しくて仕方ありません。』(Hr・Minami)
ファーストショウ三日前
2008-09-07
今日は府内で会場を確保できませんでした。
塔南高校も学園祭前日で旧体育館や教室が使用できない,ということで,何とか校外で会場を確保するべく,STAFFが奔走。
昨季にさる伝手を頼って使用を許可していただいたS社の体育館を,今季も何回か使わせていただけることになりました。学校長が本社まで足を運んでいただくなど,多くの方のご尽力をいただき,たいへん感謝しております。ありがとうございました。

塔南高校も学園祭前日で旧体育館や教室が使用できない,ということで,何とか校外で会場を確保するべく,STAFFが奔走。
昨季にさる伝手を頼って使用を許可していただいたS社の体育館を,今季も何回か使わせていただけることになりました。学校長が本社まで足を運んでいただくなど,多くの方のご尽力をいただき,たいへん感謝しております。ありがとうございました。

S社体育館は琵琶湖のほとりにあります。
路線バスがないわけではないのですが,練習終了後の時間帯には便がなく,チャーター料金とメンバーの疲労度とを秤にかけて,貸切バスを手配することにしました。
9時からの使用開始時間に合わせて塔南高校を出発するとなると,7時30分。
そのため,バスに乗車するメンバーの集合は7時15分になりました。

S社体育館は建物の2Fと3Fをぶち抜いて設けられており,2Fがアリーナのフロア,3Fはちょっとした観客席となっています。
フロア周辺の廊下もご覧の通りの広さで,Pit.とBatteryが2・3Fに分かれてBasicをするのも余裕です。
エレベーターで運び上げた楽器の梱包をほどいて,組立に忙しいPit.人たち。

楽器機材係のチームは水分補給の準備。暑い時期は毎回の練習に必ず用意します。
今のメニューは麦茶とアクエリアスの二本立て。各PART2名の割当で氷を持参してもらい,給水器をセット。Tawaji,カメラ目線ありがとう。

広いフロアとはいえ,HornLine+Battery=89名がMMに半面を使い,Guardチーム23名がポイント確認で半面を使うとなると,空きスペースもやや不足。
ホワイトボードを前に,今日の練習予定を最終思案中のDM.Sonyさん,成り行きで指揮台下へ引きこもることに。
ほら,世間でよく“ピラミッドパワー”なんて怪しい話があるじゃないですか。案外,そこの方が良い知恵が浮かぶかもしれませんよ(^_^)b

“ピラミッドパワー”が作用したかどうかはわかりませんが,これが熟慮に熟慮を重ねた本日の練習計画。
次週の3連休は三日とも本番が入っている関係で,天候次第では体育館を確保できている土曜日に少し調整ができる程度になります。何が何でも今日中にファーストショウのメドをつけなければならないという前提があるのが辛いところです。

ここのフロアは広いので,Guardチームが正規フィールドをフル使用していても,HornLineが一列でMBP(Marching Brass Practice)が可能です。
Guardはコンテ位置の修正に取組中。

Pit.人たちは楽器の組立を終え,Basicの真っ最中。
通常は,前方で聞き耳を立てているハギ先生が,今日は後方でゆったり構えているのが,いつもと違うところでしょうか。

そして3Fの廊下?では,轟音を響かせてBatteryがBasic中。
とりあえず単純にスペースという点でいえば,昨日の更衣室よりやや広いぐらいで,「押し込められている」という見方ができるかもしれません。しかし,ご覧のように天井が高いゴージャスな内装の空間だけに,更衣室よりはるかにリッチな気分でBasicができます。

まず,M1からコンテ練スタート。
昨日,念入りにタイミングの取り方を調整したファーストヒットの復習から。
この体育館では,Pit.前方に20mほどの空間があるため,大会本番により近い状況で,音のタイミングや飛び方,音量のバランスなどをチェックすることが可能です。
演奏している側にとっても,大会のイメージがつかみやすいはず。

明日8日から関西大会指定席券が販売開始になるので,団体斡旋10枚の購入権を誰が手にするか,という抽選を昼休みに実施しました。事前に購入希望を募って13名が応募。「2枚×5名様」の当選枠をめざします。
まず申込受付順に自分のエントリー番号を引き,次いで今季の“ゴッドハンド”に指名されたメトロノーム株式会社代表取締役兼Sub.DM兼チューバマンことN兄が当選番号を引く手順です。

N兄が引いた番号が当選番号となり,次々に4名が購入権を得て,残るは1名。
自称「クジ運がない」DM.Sonyさん,昨季はこの関西大会分でみごと購入権をゲット,さらに全国大会でも購入順位の上位を獲得しております。
「夢よもう一度」という必死の願いも虚しく,最後にゴッドハンドN兄の手にあったのも別人の番号。
「あ~去年で運,使い果たした~~(T.T)」とひとしきり嘆いておられました。
(その後,館内のいずこからか得体の知れないかすかな悲鳴が聞こえたという噂も・・・?)

「どこにタイミングを合わせていくか」という確認は,昨日一通り終えているため,今日のコンテ練はサクサク進行します。
音楽も振付も,だんだんぎこちなさが取れてきて,何とか想定していた雰囲気が見えてきました。

昨年11月に来たときは気づきませんでしたが,3F観客席の壁に温湿度計がかけてあるのを発見。
ジッと座ってコンテ練を見ているだけで,腕に汗が浮いてくるのが見えるにも関わらず,この表示。
おかしいなぁ,体感的には35度前後はあるように感じるのですが・・・(_ _;)

今日のランスルーは,当初の計画通り,帽子着用で行います。
さすがにこの時期,長袖のユニフォームを着てまでドレスリハを組む意味はないと思いますが,帽子は視界がかなり制約されますから,本番に近い見え方でランスルーを経験しておくことは重要です。
特に高校1年生と一般ルーキーは,Gryphonsの帽子を着用してのマーチングは今日が初めてですね。また感想聞かせてもらいたいな。

今日のランスルーは(帽子着用で見かけ上,そろって見えた?)ショウとしては,今までの中では,比較的まとまっていた方だったと思います。
動きの面では「目も当てられない」ほど乱れたところはありませんが,音の方では「ここで来て欲しい!」という部分や,繊細な音色が欲しい「p」部分に物足りなさが残りました。
タイム的には7分58秒56。規定では音出から音終わりまで8分以内,ですから,かろうじてセーフということになります。

合奏でタイムを計測したときは,およそ7分45秒前後で全曲ランスルーをしていました。
曲間に多少の「間」が入ったとはいえ,ここまでギリギリなのは,曲のテンポ感がまだ十分つかめていないため,動いたときに当初の想定より伸びる部分が多いと言うことでしょう。
18時に撤収し,積み込みを終えて体育館前に集合。

この週末のハードスケジュールを,暑さに負けずメンバーががんばってくれたおかげで,どうにかファーストショウ成功という光が,かすかに見えてくるようになりました。
もちろん動きも音楽も,もっともっと精度を上げていかなければなりませんが,「ALIVE」で表現したい世界の雰囲気は,少しずつ見ている側にも感じられるようになってきていると思います。
今まで作ってきた土台の上に,これからは一人一人が,テンポ感をしっかりつかむこと,8分間のペース配分をつかむこと,などを積み上げていきましょう。
路線バスがないわけではないのですが,練習終了後の時間帯には便がなく,チャーター料金とメンバーの疲労度とを秤にかけて,貸切バスを手配することにしました。
9時からの使用開始時間に合わせて塔南高校を出発するとなると,7時30分。
そのため,バスに乗車するメンバーの集合は7時15分になりました。

S社体育館は建物の2Fと3Fをぶち抜いて設けられており,2Fがアリーナのフロア,3Fはちょっとした観客席となっています。
フロア周辺の廊下もご覧の通りの広さで,Pit.とBatteryが2・3Fに分かれてBasicをするのも余裕です。
エレベーターで運び上げた楽器の梱包をほどいて,組立に忙しいPit.人たち。

楽器機材係のチームは水分補給の準備。暑い時期は毎回の練習に必ず用意します。
今のメニューは麦茶とアクエリアスの二本立て。各PART2名の割当で氷を持参してもらい,給水器をセット。Tawaji,カメラ目線ありがとう。

広いフロアとはいえ,HornLine+Battery=89名がMMに半面を使い,Guardチーム23名がポイント確認で半面を使うとなると,空きスペースもやや不足。
ホワイトボードを前に,今日の練習予定を最終思案中のDM.Sonyさん,成り行きで指揮台下へ引きこもることに。
ほら,世間でよく“ピラミッドパワー”なんて怪しい話があるじゃないですか。案外,そこの方が良い知恵が浮かぶかもしれませんよ(^_^)b

“ピラミッドパワー”が作用したかどうかはわかりませんが,これが熟慮に熟慮を重ねた本日の練習計画。
次週の3連休は三日とも本番が入っている関係で,天候次第では体育館を確保できている土曜日に少し調整ができる程度になります。何が何でも今日中にファーストショウのメドをつけなければならないという前提があるのが辛いところです。

ここのフロアは広いので,Guardチームが正規フィールドをフル使用していても,HornLineが一列でMBP(Marching Brass Practice)が可能です。
Guardはコンテ位置の修正に取組中。

Pit.人たちは楽器の組立を終え,Basicの真っ最中。
通常は,前方で聞き耳を立てているハギ先生が,今日は後方でゆったり構えているのが,いつもと違うところでしょうか。

そして3Fの廊下?では,轟音を響かせてBatteryがBasic中。
とりあえず単純にスペースという点でいえば,昨日の更衣室よりやや広いぐらいで,「押し込められている」という見方ができるかもしれません。しかし,ご覧のように天井が高いゴージャスな内装の空間だけに,更衣室よりはるかにリッチな気分でBasicができます。

まず,M1からコンテ練スタート。
昨日,念入りにタイミングの取り方を調整したファーストヒットの復習から。
この体育館では,Pit.前方に20mほどの空間があるため,大会本番により近い状況で,音のタイミングや飛び方,音量のバランスなどをチェックすることが可能です。
演奏している側にとっても,大会のイメージがつかみやすいはず。

明日8日から関西大会指定席券が販売開始になるので,団体斡旋10枚の購入権を誰が手にするか,という抽選を昼休みに実施しました。事前に購入希望を募って13名が応募。「2枚×5名様」の当選枠をめざします。
まず申込受付順に自分のエントリー番号を引き,次いで今季の“ゴッドハンド”に指名されたメトロノーム株式会社代表取締役兼Sub.DM兼チューバマンことN兄が当選番号を引く手順です。

N兄が引いた番号が当選番号となり,次々に4名が購入権を得て,残るは1名。
自称「クジ運がない」DM.Sonyさん,昨季はこの関西大会分でみごと購入権をゲット,さらに全国大会でも購入順位の上位を獲得しております。
「夢よもう一度」という必死の願いも虚しく,最後にゴッドハンドN兄の手にあったのも別人の番号。
「あ~去年で運,使い果たした~~(T.T)」とひとしきり嘆いておられました。
(その後,館内のいずこからか得体の知れないかすかな悲鳴が聞こえたという噂も・・・?)

「どこにタイミングを合わせていくか」という確認は,昨日一通り終えているため,今日のコンテ練はサクサク進行します。
音楽も振付も,だんだんぎこちなさが取れてきて,何とか想定していた雰囲気が見えてきました。

昨年11月に来たときは気づきませんでしたが,3F観客席の壁に温湿度計がかけてあるのを発見。
ジッと座ってコンテ練を見ているだけで,腕に汗が浮いてくるのが見えるにも関わらず,この表示。
おかしいなぁ,体感的には35度前後はあるように感じるのですが・・・(_ _;)

今日のランスルーは,当初の計画通り,帽子着用で行います。
さすがにこの時期,長袖のユニフォームを着てまでドレスリハを組む意味はないと思いますが,帽子は視界がかなり制約されますから,本番に近い見え方でランスルーを経験しておくことは重要です。
特に高校1年生と一般ルーキーは,Gryphonsの帽子を着用してのマーチングは今日が初めてですね。また感想聞かせてもらいたいな。

今日のランスルーは(帽子着用で見かけ上,そろって見えた?)ショウとしては,今までの中では,比較的まとまっていた方だったと思います。
動きの面では「目も当てられない」ほど乱れたところはありませんが,音の方では「ここで来て欲しい!」という部分や,繊細な音色が欲しい「p」部分に物足りなさが残りました。
タイム的には7分58秒56。規定では音出から音終わりまで8分以内,ですから,かろうじてセーフということになります。

合奏でタイムを計測したときは,およそ7分45秒前後で全曲ランスルーをしていました。
曲間に多少の「間」が入ったとはいえ,ここまでギリギリなのは,曲のテンポ感がまだ十分つかめていないため,動いたときに当初の想定より伸びる部分が多いと言うことでしょう。
18時に撤収し,積み込みを終えて体育館前に集合。

この週末のハードスケジュールを,暑さに負けずメンバーががんばってくれたおかげで,どうにかファーストショウ成功という光が,かすかに見えてくるようになりました。
もちろん動きも音楽も,もっともっと精度を上げていかなければなりませんが,「ALIVE」で表現したい世界の雰囲気は,少しずつ見ている側にも感じられるようになってきていると思います。
今まで作ってきた土台の上に,これからは一人一人が,テンポ感をしっかりつかむこと,8分間のペース配分をつかむこと,などを積み上げていきましょう。
ファーストショウ四日前
2008-09-06
8月後半に連続した八木町練習で,HornLine・Battery・Guardの3セクションはコンテを読み込んで習熟することを目標に(異常とも思える涼しさにも助けられて)がんばってきました。
いよいよ9月最初の週末,ファーストショウが来週に迫ります。今週から,校内でひたすら楽譜の熟成と練習に励んできたPit.が練習に合流し,久しぶりに全セクションでの練習が始まります。
まずは,HornLine・BatteryとPit.の「音のタイミング」をどう合わせていくかをメンバーが確認&理解すること,次に両者の音量的なバランスを調整することが当面の目標になります。

いよいよ9月最初の週末,ファーストショウが来週に迫ります。今週から,校内でひたすら楽譜の熟成と練習に励んできたPit.が練習に合流し,久しぶりに全セクションでの練習が始まります。
まずは,HornLine・BatteryとPit.の「音のタイミング」をどう合わせていくかをメンバーが確認&理解すること,次に両者の音量的なバランスを調整することが当面の目標になります。

今日のハギハラ工房。
別に何か物が壊れたわけではありません。“文明”のシーンで効果音を入れるため,「ギリギリギリ・・・」という歯車のような音を出す「ラチェット」と呼ばれる小物楽器をタムに装着する作業中。
Pit.楽器はマレットで鍵盤を叩いている状態から,瞬時に小物楽器を鳴らさなければならないことも多く,フィールドへの入場&退場もあるため,できる限り大型楽器に装着していきます。

メトロノーム株式会社代表取締役メガネ王子,そしてマーチングの平和を守るチューバマンこと,Sub.DM・N兄の本来の顔,それは一般Stretchリーダー。
トレーニングやMMメニューを現役高校生Stretchリーダーと協議し,足さばきやベル操作を含め,ショウの中でHornLineが行う様々な動きを指導します。

今日,各PARTに出された課題は,移動しつつ6拍でターンする動きを確認すること。
これは,ショウの中で実際に必要なターンで,あまりにバラツキが多いことから,MMメニューとしてPART単位で細かくチェックすることになったようです。N兄があげたチェックポイントをPARTリーダーが確認していきます。

MMの間,Pit.を指導してきたハギ先生と,DM.Sonyさん,Brass STAFFヤタオ氏が練習の進め方について協議中。ランスルーまでの時間をそれぞれの曲にどう振り分けるのか,Pit.としての要望や,Brass・Batteryの状況を交流しながら割り振っていきます。

今日は午前・午後・夜間の3区分をお借りしています。夏の疲労が出てき始めるメンバーの負担は考えたのですが,ファーストショウのフィールドにメンバーが自信を持って立てるよう,この週末はメンバーの踏ん張りに期待して,あえてしっかり練習時間を確保することを優先しました。

練習の流れは,まず合奏でHornLine・BatteryとPit.の現状&楽譜をチェックし,お互いに曲の中で何をしているのか,どこが合わせにくいかなどを確認します。
その後,実際にコンテを動いて,ショウ演技中はどのような聞こえ方になるのかを確かめます。

突然,Vibraphoneに装着されたシンバル支柱がグラリと傾いて倒れかけました。ハギ先生は調整に手一杯なので,Vibraphone担当のMaiがガムテープで応急修理。
あ,8月20日にはスタンドに乗せてあったクロテイルが,すでにしっかり装着されていますね。

昼休み直後の体育館ロビーでは,衣装係のKanaとTomokoが帽子の整理作業中。
明日の練習で,本番と同じ視界をメンバーがチェックできるよう,帽子を着用してランスルーをする予定ですが,その準備作業です。
昼休みにメンバーがそれぞれに割り振られた帽子を試着し,顔の大きさに合わせてチェインの長さを調整した後,配布しやすいようにPARTごとに整理して箱に納めます。

しばらくハギ先生をお見かけしないな,と思っていたら,体育館から車で5分のホームセンターまでネジの買い出しにお出かけでした。
Marimbaに装着されているグロッケンのパーツでしょうか。ハギハラ工房にとってはドライバーでケリがつく作業はおそらく仕事のうちに入らないでしょうね。

HornLine・BatteryとPit.の「音のタイミング」をどう合わせていくかが今日の練習の主目的。DM.Sonyさんが指揮を振り,Brass STAFFのヤタオ氏とハギ先生が中心になって,ズレが気になる箇所を何回も繰り返します。
Pit.やHornLineの一部PARTだけで演奏してお互いがそろわなければならないことを確認し,次第に他のPARTを加えていって全体のタイミングが合うように整理していく地道な練習。
時にはPitとは約30m近い距離がありますから,DM.Sonyさんの指揮に合わせるべきか,後ろから聞こえる特定のPARTに耳で合わせていくべきか,メンバーはその時の自分の立ち位置によって細かく使い分ける必要があります。
地道な練習ですが,これだけの人数が30m四方に広がって一つの音楽をきちんと演奏するためには,メンバー全員がどこに合わせていくかを理解していることが重要です。

厳しい残暑の中で,夜間区分までの長い練習となりましたが,メンバーはがんばってくれました。
今日のランスルーは,ファーストショウと同じ構成で初めて全セクションが行うものとなりました。残念ながら,テンポがまだ安定せず,演奏的にも多くの宿題が残っています。動きの方もランスルーでは,部分的に練習していたようにはいかない場面があちらこちらにありました。

ランスルーを終え,明日の練習のためにトラック&顧問車へ楽器の積み込み。
おぉ,館内より屋外の方が空気がヒンヤリしています。

明日は今季初の他府県での練習。時間帯としては9時~18時が予定ですが,前後の移動を含めるとほぼ半日を費やすハードなスケジュールとなります。
ファーストショウまでGry時間であと三日,京都で自分たちのショウを見ていただける数少ない機会ですから,ベストを尽くした演奏・演技でありたいと思います。
別に何か物が壊れたわけではありません。“文明”のシーンで効果音を入れるため,「ギリギリギリ・・・」という歯車のような音を出す「ラチェット」と呼ばれる小物楽器をタムに装着する作業中。
Pit.楽器はマレットで鍵盤を叩いている状態から,瞬時に小物楽器を鳴らさなければならないことも多く,フィールドへの入場&退場もあるため,できる限り大型楽器に装着していきます。

メトロノーム株式会社代表取締役メガネ王子,そしてマーチングの平和を守るチューバマンこと,Sub.DM・N兄の本来の顔,それは一般Stretchリーダー。
トレーニングやMMメニューを現役高校生Stretchリーダーと協議し,足さばきやベル操作を含め,ショウの中でHornLineが行う様々な動きを指導します。

今日,各PARTに出された課題は,移動しつつ6拍でターンする動きを確認すること。
これは,ショウの中で実際に必要なターンで,あまりにバラツキが多いことから,MMメニューとしてPART単位で細かくチェックすることになったようです。N兄があげたチェックポイントをPARTリーダーが確認していきます。

MMの間,Pit.を指導してきたハギ先生と,DM.Sonyさん,Brass STAFFヤタオ氏が練習の進め方について協議中。ランスルーまでの時間をそれぞれの曲にどう振り分けるのか,Pit.としての要望や,Brass・Batteryの状況を交流しながら割り振っていきます。

今日は午前・午後・夜間の3区分をお借りしています。夏の疲労が出てき始めるメンバーの負担は考えたのですが,ファーストショウのフィールドにメンバーが自信を持って立てるよう,この週末はメンバーの踏ん張りに期待して,あえてしっかり練習時間を確保することを優先しました。

練習の流れは,まず合奏でHornLine・BatteryとPit.の現状&楽譜をチェックし,お互いに曲の中で何をしているのか,どこが合わせにくいかなどを確認します。
その後,実際にコンテを動いて,ショウ演技中はどのような聞こえ方になるのかを確かめます。

突然,Vibraphoneに装着されたシンバル支柱がグラリと傾いて倒れかけました。ハギ先生は調整に手一杯なので,Vibraphone担当のMaiがガムテープで応急修理。
あ,8月20日にはスタンドに乗せてあったクロテイルが,すでにしっかり装着されていますね。

昼休み直後の体育館ロビーでは,衣装係のKanaとTomokoが帽子の整理作業中。
明日の練習で,本番と同じ視界をメンバーがチェックできるよう,帽子を着用してランスルーをする予定ですが,その準備作業です。
昼休みにメンバーがそれぞれに割り振られた帽子を試着し,顔の大きさに合わせてチェインの長さを調整した後,配布しやすいようにPARTごとに整理して箱に納めます。

しばらくハギ先生をお見かけしないな,と思っていたら,体育館から車で5分のホームセンターまでネジの買い出しにお出かけでした。
Marimbaに装着されているグロッケンのパーツでしょうか。ハギハラ工房にとってはドライバーでケリがつく作業はおそらく仕事のうちに入らないでしょうね。

HornLine・BatteryとPit.の「音のタイミング」をどう合わせていくかが今日の練習の主目的。DM.Sonyさんが指揮を振り,Brass STAFFのヤタオ氏とハギ先生が中心になって,ズレが気になる箇所を何回も繰り返します。
Pit.やHornLineの一部PARTだけで演奏してお互いがそろわなければならないことを確認し,次第に他のPARTを加えていって全体のタイミングが合うように整理していく地道な練習。
時にはPitとは約30m近い距離がありますから,DM.Sonyさんの指揮に合わせるべきか,後ろから聞こえる特定のPARTに耳で合わせていくべきか,メンバーはその時の自分の立ち位置によって細かく使い分ける必要があります。
地道な練習ですが,これだけの人数が30m四方に広がって一つの音楽をきちんと演奏するためには,メンバー全員がどこに合わせていくかを理解していることが重要です。

厳しい残暑の中で,夜間区分までの長い練習となりましたが,メンバーはがんばってくれました。
今日のランスルーは,ファーストショウと同じ構成で初めて全セクションが行うものとなりました。残念ながら,テンポがまだ安定せず,演奏的にも多くの宿題が残っています。動きの方もランスルーでは,部分的に練習していたようにはいかない場面があちらこちらにありました。

ランスルーを終え,明日の練習のためにトラック&顧問車へ楽器の積み込み。
おぉ,館内より屋外の方が空気がヒンヤリしています。

明日は今季初の他府県での練習。時間帯としては9時~18時が予定ですが,前後の移動を含めるとほぼ半日を費やすハードなスケジュールとなります。
ファーストショウまでGry時間であと三日,京都で自分たちのショウを見ていただける数少ない機会ですから,ベストを尽くした演奏・演技でありたいと思います。
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