マムクォーレ訪問演奏
2007-12-28
ラストショウも終わり,2007年もいよいよあと数日となりました。
28日といえば世間ではいわゆる“御用納め”となり,塔南高校も明日29日から1月3日まで学校閉鎖となります。
2007年最後の活動として,塔南高校と同じ南区にある介護老人保健施設「マムクォーレ」での訪問演奏を行いました。Gryphonsメンバーの勤務先であることからご縁があり,ご招待いただくのも3回目となりました。

28日といえば世間ではいわゆる“御用納め”となり,塔南高校も明日29日から1月3日まで学校閉鎖となります。
2007年最後の活動として,塔南高校と同じ南区にある介護老人保健施設「マムクォーレ」での訪問演奏を行いました。Gryphonsメンバーの勤務先であることからご縁があり,ご招待いただくのも3回目となりました。

22日(土)ぬくもりの里は雨。そして今日も雨の移動。どうも今季ぬくもりシリーズは雨に恵まれているようです。
しかし,マムクォーレでは玄関前が広い車寄せになっていて,屋根が架けられているため,楽器降ろしと搬入は天候と関係なく,スムーズに進みます。

どこへ行ってもPercussionの宿命は楽器組み立て。マムクォーレは玄関からバリアフリーで,しかもかなり使えるスペースも広いので,搬入~組立も順調に進みます。
いつもならポイント設営に走り回っているSetting係も,今日はイスを並べるのがお仕事。

今回は,演奏するスペースがあるので,管楽器は全員が出演できることになりました。
塔南高校から「正装」(つまり制服完全着用)で移動しているので,Percussionの組立&Setting中に,会場横の廊下でチューニング。

本日の司会は,ぬくもりの里に引き続き,BatteryからShioriサンタとTomokoトナカイが務めます。二度目の司会ですから,かなり余裕の表情。

22日(土)のぬくもりの里と同じプログラム。「アンパンマンのマーチ」「千の風になって」「イエスタディ・ワンスモア」と続き,「ジャパニーズ=グラフィティ=メドレー」の間に,ShioriサンタとTomokoトナカイが手作りXmasカードを配ってまわります。

振付をつける「雪」,そして最後は「ふるさと」の合唱で締めくくり。
の,はずだったんですが・・・熱烈なアンコールにお応えすることになりました。
同じ曲をやってばかりも,ということで,急遽ハギ先生がドラムセットに座り,秋プロで使っていたMarching曲も演奏することに。秋プロ曲は,本来Marching Percussion譜面。これをドラムセットで演奏するには「アドリブ」になります。
さすがにこういうことは“経験”がものを言いますから,残念ながら高校生には少々荷が重く,ハギ先生の出番。(残念ながらカメラマン自身が叩いているので写真はありません)
それにしても,11月当初に祥栄ふれあいまつりで演奏して以来,合奏すらしていないのに,管楽器諸君,なかなかしっかりした演奏で驚きました。

終演後,梱包&積み込みの間,一部メンバーとお客さんとの交流会。
塔南高校まで自転車で5分もかからない距離なので,交流会メンバー以外はどんどん積み込んで移動をしていきます。管楽器フル編成でお邪魔しているので,撤収と交流の同時進行も可能になっています。

さて,ぬくもりシリーズに出演しないGuardとPercussionの居残り組は,練習を早めに切り上げて部内Xmasパーティの準備を進めていました。
このパーティは1年生だけで企画・運営を進めることになっていて,来年度の運営の予習を兼ねています。上級生はアドバイスはしますが,基本的には1年生が話し合い,1年生で分担してプログラム企画や買い出しなどの準備を進めることになっています。

まぁ・・・いわゆる「いまどき」って雰囲気ですが,このような飾り付けもお手の物,といったところでしょうか。お菓子・飲み物などの費用は部費会計から支出されていますが,収支を把握して買い出しをすることも,来季の運営のための予行演習となっています。
それと準備自体を“楽しむ”ことも,重要な目的の一つですね。

ぬくもりメンバーがマムクォーレから戻り,楽器を収納してしまうと,いよいよお楽しみのパーティが始まります。名称としては「Xmas」パーティですが,5月からのシーズン打ち上げも兼ねています。
野球応援・竣工式・地域教育フォーラムから始まって,合宿~ファーストショウ~関西大会~全国大会~Winter Marching Partyと続いたGryphons2007,と長いような短いような今シーズンを振り返りつつ・・・なんてムードがカケラもないのが,やはり高校生らしいところでしょう。
何はともあれ,みんな,今シーズンお疲れ様でした。

2007年のGryphons&塔南ブラスの活動も,この日で終了。全国大会が1月であった昨季までは,「お正月」といっても,どこか“途中経過”感があったものですが,今季は文字通りの「一年の区切り」になりそうです。
年が明けると,現役高校生は5月4日文化パルク城陽で開催する「第23回演奏会」準備が本格化します。また,Gryphons2008ショウ企画も1月中には目処をつけることになります。
しかし,マムクォーレでは玄関前が広い車寄せになっていて,屋根が架けられているため,楽器降ろしと搬入は天候と関係なく,スムーズに進みます。

どこへ行ってもPercussionの宿命は楽器組み立て。マムクォーレは玄関からバリアフリーで,しかもかなり使えるスペースも広いので,搬入~組立も順調に進みます。
いつもならポイント設営に走り回っているSetting係も,今日はイスを並べるのがお仕事。

今回は,演奏するスペースがあるので,管楽器は全員が出演できることになりました。
塔南高校から「正装」(つまり制服完全着用)で移動しているので,Percussionの組立&Setting中に,会場横の廊下でチューニング。

本日の司会は,ぬくもりの里に引き続き,BatteryからShioriサンタとTomokoトナカイが務めます。二度目の司会ですから,かなり余裕の表情。

22日(土)のぬくもりの里と同じプログラム。「アンパンマンのマーチ」「千の風になって」「イエスタディ・ワンスモア」と続き,「ジャパニーズ=グラフィティ=メドレー」の間に,ShioriサンタとTomokoトナカイが手作りXmasカードを配ってまわります。

振付をつける「雪」,そして最後は「ふるさと」の合唱で締めくくり。
の,はずだったんですが・・・熱烈なアンコールにお応えすることになりました。
同じ曲をやってばかりも,ということで,急遽ハギ先生がドラムセットに座り,秋プロで使っていたMarching曲も演奏することに。秋プロ曲は,本来Marching Percussion譜面。これをドラムセットで演奏するには「アドリブ」になります。
さすがにこういうことは“経験”がものを言いますから,残念ながら高校生には少々荷が重く,ハギ先生の出番。(残念ながらカメラマン自身が叩いているので写真はありません)
それにしても,11月当初に祥栄ふれあいまつりで演奏して以来,合奏すらしていないのに,管楽器諸君,なかなかしっかりした演奏で驚きました。

終演後,梱包&積み込みの間,一部メンバーとお客さんとの交流会。
塔南高校まで自転車で5分もかからない距離なので,交流会メンバー以外はどんどん積み込んで移動をしていきます。管楽器フル編成でお邪魔しているので,撤収と交流の同時進行も可能になっています。

さて,ぬくもりシリーズに出演しないGuardとPercussionの居残り組は,練習を早めに切り上げて部内Xmasパーティの準備を進めていました。
このパーティは1年生だけで企画・運営を進めることになっていて,来年度の運営の予習を兼ねています。上級生はアドバイスはしますが,基本的には1年生が話し合い,1年生で分担してプログラム企画や買い出しなどの準備を進めることになっています。

まぁ・・・いわゆる「いまどき」って雰囲気ですが,このような飾り付けもお手の物,といったところでしょうか。お菓子・飲み物などの費用は部費会計から支出されていますが,収支を把握して買い出しをすることも,来季の運営のための予行演習となっています。
それと準備自体を“楽しむ”ことも,重要な目的の一つですね。

ぬくもりメンバーがマムクォーレから戻り,楽器を収納してしまうと,いよいよお楽しみのパーティが始まります。名称としては「Xmas」パーティですが,5月からのシーズン打ち上げも兼ねています。
野球応援・竣工式・地域教育フォーラムから始まって,合宿~ファーストショウ~関西大会~全国大会~Winter Marching Partyと続いたGryphons2007,と長いような短いような今シーズンを振り返りつつ・・・なんてムードがカケラもないのが,やはり高校生らしいところでしょう。
何はともあれ,みんな,今シーズンお疲れ様でした。

2007年のGryphons&塔南ブラスの活動も,この日で終了。全国大会が1月であった昨季までは,「お正月」といっても,どこか“途中経過”感があったものですが,今季は文字通りの「一年の区切り」になりそうです。
年が明けると,現役高校生は5月4日文化パルク城陽で開催する「第23回演奏会」準備が本格化します。また,Gryphons2008ショウ企画も1月中には目処をつけることになります。
Winter Marching Party in KYOTO 2007(後編)
2007-12-24
『ご来場のみなさまも,各出演団体の「今シーズン・ラストショウ」を見届けに,いわばシーズンの最後をかざる「打ち上げパーティ」にゲストとして出席されているというお気持ちで,リラックスしてお楽しみいただければ幸いです。』(プログラム挨拶文)とうたって開演したWinter Marching Party。
『スムーズで立派なイベント運営は,あまり期待しないでいただけるとありがたいのですが,シーズン最後のラストショウを,お互いに楽しみながら,今シーズンを締めくくり,来季へのはずみとなるような,そんな一日にできれば嬉しいと私たちは考えています。』という呼びかけに応えて,4団体がゲストとして出演していただけることになり,“立派なイベント”にすることができました。
主要な開催目的と位置づけていた“交流”も,写真撮影やお互いのリハーサル&本番鑑賞を通じて,ある程度は実現することができたと思います。
高校生に言わせれば「他団体の練習風景とかも見れて良かったです。こんなん普通見れへんし,勉強にもなったし,楽しかったー☆」ということになりますか(^^)
これも趣旨に賛同してくださったゲスト団体のみなさん,ならびにGSCはじめ関係各位のおかげです。ありがとうございました。
●出演団体及び出演順●
1. eMOTION BRASS
2. YAMATO Winter Guard 倭舞
3. Legend of Angles Drum & Bugle Corps
4. ガードチーム優華夢幻
5. TONAN Marching Band The Gryphons

『スムーズで立派なイベント運営は,あまり期待しないでいただけるとありがたいのですが,シーズン最後のラストショウを,お互いに楽しみながら,今シーズンを締めくくり,来季へのはずみとなるような,そんな一日にできれば嬉しいと私たちは考えています。』という呼びかけに応えて,4団体がゲストとして出演していただけることになり,“立派なイベント”にすることができました。
主要な開催目的と位置づけていた“交流”も,写真撮影やお互いのリハーサル&本番鑑賞を通じて,ある程度は実現することができたと思います。
高校生に言わせれば「他団体の練習風景とかも見れて良かったです。こんなん普通見れへんし,勉強にもなったし,楽しかったー☆」ということになりますか(^^)
これも趣旨に賛同してくださったゲスト団体のみなさん,ならびにGSCはじめ関係各位のおかげです。ありがとうございました。
●出演団体及び出演順●
1. eMOTION BRASS
2. YAMATO Winter Guard 倭舞
3. Legend of Angles Drum & Bugle Corps
4. ガードチーム優華夢幻
5. TONAN Marching Band The Gryphons

まずはeMOTION BRASSの演奏・演技からスタート。
ショウタイトルは「Spanish」,曲目は「In The Stone」「El Toro Cariente」「Andante」「Maraguena」の4曲。
以下,プログラム紹介文を引用いたします。
『私たちeMOTION BRASSは,大阪の高槻市を中心に活動をしているエンターテイメント・マーチングバンドです。大会ではなく,イベントへの参加やコンサートなどを中心に活動しています。私たちのパワーのある演奏をお楽しみください。』

高校生の感想は
「eMOさんは,人数少ないのにめっちゃ音出てて,とんできて,本当にすごいと思いました。」「eMOTIONさんのハーモニーがすごくキレイで,バランスがよく,本当にすごいとしかいいようがないと思いました。」
楽器演奏について,経験の差をしっかり感じていたようです。勢いのある,大人の演奏で会場を盛り上げていただきました。

次に登場するのはYamato Winter Guard 倭舞。
ショウタイトルは「Unchained Melody」で,使用曲名がそのままタイトルになっています。
以下プログラム紹介文を引用します。
『私たち「Yamato Winter Guard 倭舞」は2005年より京都を拠点として活動を始め,今年で3年目の活動となります。メンバーは日本各地から集まった社会人で構成され,初心者から経験者まで仲良くカラーガードを楽しんでいます。
今回,Winter Marching Party in KYOTOに参加させて頂けることをメンバー,スタッフ一同嬉しく思っています。』

『ショータイトルは「Unchained Melody」。
1955年にライチャス・ブラザーズがヒットさせたバラード曲で,1990年には映画「ゴースト~ニューヨークの幻~」の主題歌に再起用され,みなさんも一度は耳にしたことがあると思います。今回はこの曲をシンディー・ローパーがカバーしたこの曲を使用しショーを構成しました。
男と女が出会ったとき・・・そこにはいくつものラヴ・ストーリーが・・・
どうぞ,お楽しみ下さい。』
スローバラードで踊っているにも関わらず,フィールドいっぱいに広がった演技が,ピタリと揃うのはさすがですね。

続いては大阪府から参加していただいたLegend of ANGELS Drum & Bugle Corpsです。
Bugleとは,軍隊が使用する信号ラッパから発展してできあがったG管による金管楽器群のことです。Gryphonsが使っているTrumpetやTubaなどはB♭管,MelophoneはF管ですから,見た目は似ていても,サウンドがかなり違います。
ショウタイトルは「ZORRO ~My family is my life~」,曲目は「This is my life」「knot」「My family is my life」。鮮やかな赤と黒のコスチュームと,白い羽根飾りがフィールドに映えます。

やはりプログラム紹介文を引用します。
『私たちは”Legend of ANGELS Drum & Bugle Corps”といいます。
ここ数年は映画音楽を題材にショーを構成しておりまして,今年度はタイトルからもわかるように,ZORROを取り上げてドラムコーらしいかっこよさを追求したショーを構成してみました。
少しでもZORROのかっこよさをお伝えできればと思います。
精一杯がんばりますので,暖かいご声援いただければ幸いです。』
高校生の感想は
「初めてeMOTIONさんとLAさんのショウを生で見ました。両方とも,音がすごくキレイだと思いました。」「全部のショウを見ることができてうれしかったです! みんな迫力あるし,うまいし,きれいやし,すごいなーと思いました。」
たぶん,生でDrum & Bugle Corpsのサウンドを聴くのは初めてという者が多かったと思います。

4番目に登場していただいたのはガードチーム優華夢幻。
ショウタイトルは「天地創成~時を越えて~」で,曲目はシンセサイザー奏者・喜多郎氏の作品より「大蛇」「恋慕」
またまたプログラム紹介文を引用します。
『皆さん初めまして,ガードチーム優華夢幻です。私達は今年四月に結成し,神戸を中心に活動しています。メンバーは高校生14人・一般14人の計28名で,兵庫・大阪・京都・高知から月3回神戸に集まり練習しています。
あたたかい声援のおかげで,先週,さいたまスーパーアリーナで行われました全国大会にて金賞・総合2位という素晴らしい栄誉を頂く事が出来ました。今後も仲間への想いや踊れる喜び,多くの方々への感謝の気持ちを忘れずに頑張っていきます。ご声援宜しくお願い致します。』

リバーシブルの大きな扇子,和のテイストを生かしたコスチューム,そして多彩なフラッグに,最後はフィールドいっぱいを覆い隠す巨大な布を用いたパフォーマンス。
始まりから終わりまで,見ている者の心をつかんで離さない,すばらしいショウでした。
寒冷な府立体育館(予算の関係で・・・m(_ _)m)を熱い演技で盛り上げていただきました。

いよいよ最後はGryphonsの出番。
ここで10日ほど前に退職されたばかりの門川大作前教育長が,激励に駆けつけて下さいました。Gryphonsが初めて全国大会出場を果たした2004年シーズン以来,いろいろとご支援ご指導をいただいており,また昨年・一昨年のWCC出演に際しては,多忙なスケジュールの合間を縫って府立体育館まで足を運んでくださいました。
今季も,まだ在職中の12月初旬,代表生徒3名とともに,市役所へ「全国大会出場報告」のためにお伺いした時,力強い握手と暖かい励ましの言葉をいただいてきたばかりです。

Gryphonsのショウタイトルは,「All I ask of You ~伝えたい想い~」
曲目は「The Phantom of The Opera~Angle of Music」「All I ask of You」「Down Oncemore~The Music of The Night」
高校1年生を迎えた5月の本格的始動以来,感動できるショウを「みんなでつくる」ことをめざし,高校生91名と一般メンバー48名が心を一つにして作り上げてきた,このショウもこれが「ラストショウ」となります。
想いを伝えること,そして想いを受けとめることの大切さを表現したいというメンバーの想いは,1000人を超える今日の観客のみなさんに伝えることができるでしょうか?
今シーズンの想いを込めた演奏演技が,いよいよ始まります。

「すごい楽しくできました。M1プッシュの縦も練習どおりバッチリ出来たし,『審査される』っていうのがないだけで,こんなに自由に?気分が楽ってゆうか,何かすごい吹いてて気持ちよかった!」
高校生の感想は,さすが素直ですね。その「自由に?気分が楽」な状態で,さいたまスーパーアリーナで演技できる時がきたら・・・その時こそ本物の一流チームになれた,ということになるんでしょうね。

「すっごい緊張しました。お客さんもいっぱい来てくれてはった。最後のショウを最高のショウにするために・・・力出し切った!! 良い演技ができたと思う・・・! カンパニーでウルッてきた(;_;) これが最後やなって思うと悲しいです。」

「今日ついにラストショウ。長いようで短い一年が終わりました。
実感があまりわかないままフィールドに立ちました。ショウをとてもとても楽しめました。それがもうないと思ったとき,すごくさびしくなりました。・・・・ラストショウ出しきれて本当によかったです。」

ショウの終了後は,団長モーリ氏のご挨拶。
「本日は寒い中,私たちのラストショウを見届けにご来場下さいまして,誠にありがとうございました。」

かくして無事終演・・・となりましたが,メンバーにはまだ気を抜いているヒマはありません。そのまま撤収作業へ入ります。楽器をケースに収めると,トラックへの積み込みと並行して,会場となっていた第一競技場の原状復帰作業。
まずはシートの目張りテープを剥がしていきます。意外にこの作業は楽しいらしく,みんなニコニコ笑顔で取り組んでいますね。

目張りテープを剥がし終えると,シートの撤収。設営と同様,基本的なやり方は旧体育館のシートと同じなので,特に高校生にとっては,手慣れた作業です。

最後に第一競技場の床面全体にモップをかけます。この作業も,けっこう人気がある仕事で,みんな楽しそうに走り回っています。やはり元気ですね。いつもの旧体育館や八木町ならともかく,ここの床面はほぼ2倍以上の面積ですから,モップをかける距離も相当なものになるはずなんですが・・・。

積み込み&撤収を終え,2F廊下にて締めくくりの集合。
STAFF・DrumMajorから,ラストショウ及びWinter Marching Partyについてのコメントがあります。「オペラ座の怪人」とともに過ごしたシーズンも,ついに大詰めです。

これが本当のGry2007ラスト。
集合の最後を締めくくるのは,早くも伝統となった“三本締め”。
団長モーリ氏「それではみなさん,お手を拝借! よぉ~っ!」
・・・この後は,PARTごとに解散を惜しんで,しばしの写真撮影・歓談。
このメンバーが全員一カ所に集まることは,もうあり得ません。毎シーズンのことながら,この瞬間はいつも複雑な気持ちです。

さる11月1日,「え?WCCないの?!」から始まった,このWinter Marching Partyも,GSCやゲスト団体のご協力を得て,成功裡に終演を迎えることができました。関係各位には,この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
そして,広報を1件。
【Winter Marching Party in KYOTO 2008】
2008年12月23日(祝) 京都府立体育館にて開催決定!しました。
中味については・・・第1回となった2007年の良かった部分は残しつつ,さらにグレードアップしたイベントに成長できるように,今後検討を重ねていきたいと思います。
Gryphons 2008ともども,ご支援ご声援いただきますよう,よろしくお願い申し上げます。
ショウタイトルは「Spanish」,曲目は「In The Stone」「El Toro Cariente」「Andante」「Maraguena」の4曲。
以下,プログラム紹介文を引用いたします。
『私たちeMOTION BRASSは,大阪の高槻市を中心に活動をしているエンターテイメント・マーチングバンドです。大会ではなく,イベントへの参加やコンサートなどを中心に活動しています。私たちのパワーのある演奏をお楽しみください。』

高校生の感想は
「eMOさんは,人数少ないのにめっちゃ音出てて,とんできて,本当にすごいと思いました。」「eMOTIONさんのハーモニーがすごくキレイで,バランスがよく,本当にすごいとしかいいようがないと思いました。」
楽器演奏について,経験の差をしっかり感じていたようです。勢いのある,大人の演奏で会場を盛り上げていただきました。

次に登場するのはYamato Winter Guard 倭舞。
ショウタイトルは「Unchained Melody」で,使用曲名がそのままタイトルになっています。
以下プログラム紹介文を引用します。
『私たち「Yamato Winter Guard 倭舞」は2005年より京都を拠点として活動を始め,今年で3年目の活動となります。メンバーは日本各地から集まった社会人で構成され,初心者から経験者まで仲良くカラーガードを楽しんでいます。
今回,Winter Marching Party in KYOTOに参加させて頂けることをメンバー,スタッフ一同嬉しく思っています。』

『ショータイトルは「Unchained Melody」。
1955年にライチャス・ブラザーズがヒットさせたバラード曲で,1990年には映画「ゴースト~ニューヨークの幻~」の主題歌に再起用され,みなさんも一度は耳にしたことがあると思います。今回はこの曲をシンディー・ローパーがカバーしたこの曲を使用しショーを構成しました。
男と女が出会ったとき・・・そこにはいくつものラヴ・ストーリーが・・・
どうぞ,お楽しみ下さい。』
スローバラードで踊っているにも関わらず,フィールドいっぱいに広がった演技が,ピタリと揃うのはさすがですね。

続いては大阪府から参加していただいたLegend of ANGELS Drum & Bugle Corpsです。
Bugleとは,軍隊が使用する信号ラッパから発展してできあがったG管による金管楽器群のことです。Gryphonsが使っているTrumpetやTubaなどはB♭管,MelophoneはF管ですから,見た目は似ていても,サウンドがかなり違います。
ショウタイトルは「ZORRO ~My family is my life~」,曲目は「This is my life」「knot」「My family is my life」。鮮やかな赤と黒のコスチュームと,白い羽根飾りがフィールドに映えます。

やはりプログラム紹介文を引用します。
『私たちは”Legend of ANGELS Drum & Bugle Corps”といいます。
ここ数年は映画音楽を題材にショーを構成しておりまして,今年度はタイトルからもわかるように,ZORROを取り上げてドラムコーらしいかっこよさを追求したショーを構成してみました。
少しでもZORROのかっこよさをお伝えできればと思います。
精一杯がんばりますので,暖かいご声援いただければ幸いです。』
高校生の感想は
「初めてeMOTIONさんとLAさんのショウを生で見ました。両方とも,音がすごくキレイだと思いました。」「全部のショウを見ることができてうれしかったです! みんな迫力あるし,うまいし,きれいやし,すごいなーと思いました。」
たぶん,生でDrum & Bugle Corpsのサウンドを聴くのは初めてという者が多かったと思います。

4番目に登場していただいたのはガードチーム優華夢幻。
ショウタイトルは「天地創成~時を越えて~」で,曲目はシンセサイザー奏者・喜多郎氏の作品より「大蛇」「恋慕」
またまたプログラム紹介文を引用します。
『皆さん初めまして,ガードチーム優華夢幻です。私達は今年四月に結成し,神戸を中心に活動しています。メンバーは高校生14人・一般14人の計28名で,兵庫・大阪・京都・高知から月3回神戸に集まり練習しています。
あたたかい声援のおかげで,先週,さいたまスーパーアリーナで行われました全国大会にて金賞・総合2位という素晴らしい栄誉を頂く事が出来ました。今後も仲間への想いや踊れる喜び,多くの方々への感謝の気持ちを忘れずに頑張っていきます。ご声援宜しくお願い致します。』

リバーシブルの大きな扇子,和のテイストを生かしたコスチューム,そして多彩なフラッグに,最後はフィールドいっぱいを覆い隠す巨大な布を用いたパフォーマンス。
始まりから終わりまで,見ている者の心をつかんで離さない,すばらしいショウでした。
寒冷な府立体育館(予算の関係で・・・m(_ _)m)を熱い演技で盛り上げていただきました。

いよいよ最後はGryphonsの出番。
ここで10日ほど前に退職されたばかりの門川大作前教育長が,激励に駆けつけて下さいました。Gryphonsが初めて全国大会出場を果たした2004年シーズン以来,いろいろとご支援ご指導をいただいており,また昨年・一昨年のWCC出演に際しては,多忙なスケジュールの合間を縫って府立体育館まで足を運んでくださいました。
今季も,まだ在職中の12月初旬,代表生徒3名とともに,市役所へ「全国大会出場報告」のためにお伺いした時,力強い握手と暖かい励ましの言葉をいただいてきたばかりです。

Gryphonsのショウタイトルは,「All I ask of You ~伝えたい想い~」
曲目は「The Phantom of The Opera~Angle of Music」「All I ask of You」「Down Oncemore~The Music of The Night」
高校1年生を迎えた5月の本格的始動以来,感動できるショウを「みんなでつくる」ことをめざし,高校生91名と一般メンバー48名が心を一つにして作り上げてきた,このショウもこれが「ラストショウ」となります。
想いを伝えること,そして想いを受けとめることの大切さを表現したいというメンバーの想いは,1000人を超える今日の観客のみなさんに伝えることができるでしょうか?
今シーズンの想いを込めた演奏演技が,いよいよ始まります。

「すごい楽しくできました。M1プッシュの縦も練習どおりバッチリ出来たし,『審査される』っていうのがないだけで,こんなに自由に?気分が楽ってゆうか,何かすごい吹いてて気持ちよかった!」
高校生の感想は,さすが素直ですね。その「自由に?気分が楽」な状態で,さいたまスーパーアリーナで演技できる時がきたら・・・その時こそ本物の一流チームになれた,ということになるんでしょうね。

「すっごい緊張しました。お客さんもいっぱい来てくれてはった。最後のショウを最高のショウにするために・・・力出し切った!! 良い演技ができたと思う・・・! カンパニーでウルッてきた(;_;) これが最後やなって思うと悲しいです。」

「今日ついにラストショウ。長いようで短い一年が終わりました。
実感があまりわかないままフィールドに立ちました。ショウをとてもとても楽しめました。それがもうないと思ったとき,すごくさびしくなりました。・・・・ラストショウ出しきれて本当によかったです。」

ショウの終了後は,団長モーリ氏のご挨拶。
「本日は寒い中,私たちのラストショウを見届けにご来場下さいまして,誠にありがとうございました。」

かくして無事終演・・・となりましたが,メンバーにはまだ気を抜いているヒマはありません。そのまま撤収作業へ入ります。楽器をケースに収めると,トラックへの積み込みと並行して,会場となっていた第一競技場の原状復帰作業。
まずはシートの目張りテープを剥がしていきます。意外にこの作業は楽しいらしく,みんなニコニコ笑顔で取り組んでいますね。

目張りテープを剥がし終えると,シートの撤収。設営と同様,基本的なやり方は旧体育館のシートと同じなので,特に高校生にとっては,手慣れた作業です。

最後に第一競技場の床面全体にモップをかけます。この作業も,けっこう人気がある仕事で,みんな楽しそうに走り回っています。やはり元気ですね。いつもの旧体育館や八木町ならともかく,ここの床面はほぼ2倍以上の面積ですから,モップをかける距離も相当なものになるはずなんですが・・・。

積み込み&撤収を終え,2F廊下にて締めくくりの集合。
STAFF・DrumMajorから,ラストショウ及びWinter Marching Partyについてのコメントがあります。「オペラ座の怪人」とともに過ごしたシーズンも,ついに大詰めです。

これが本当のGry2007ラスト。
集合の最後を締めくくるのは,早くも伝統となった“三本締め”。
団長モーリ氏「それではみなさん,お手を拝借! よぉ~っ!」
・・・この後は,PARTごとに解散を惜しんで,しばしの写真撮影・歓談。
このメンバーが全員一カ所に集まることは,もうあり得ません。毎シーズンのことながら,この瞬間はいつも複雑な気持ちです。

さる11月1日,「え?WCCないの?!」から始まった,このWinter Marching Partyも,GSCやゲスト団体のご協力を得て,成功裡に終演を迎えることができました。関係各位には,この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
そして,広報を1件。
【Winter Marching Party in KYOTO 2008】
2008年12月23日(祝) 京都府立体育館にて開催決定!しました。
中味については・・・第1回となった2007年の良かった部分は残しつつ,さらにグレードアップしたイベントに成長できるように,今後検討を重ねていきたいと思います。
Gryphons 2008ともども,ご支援ご声援いただきますよう,よろしくお願い申し上げます。
Winter Marching Party in KYOTO 2007(前編)
2007-12-24
Gryphonsは 2007年2月4日のWCC(Western Corps Connection=西日本マーチングバンド交流大会)2007に出演しました。
このWCCは,全国大会を終え,シーズン最後の「ラストショウ」を地元の京都でご披露できる機会として,Gryphonsにとって意義の大きいイベントとなっており,当然のようにGry2007年間計画にも,2007年12月24日開催がアナウンスされていたWCC2007 part2が組み込まれていました。メンバー全員が,シーズンの締めくくりとして「地元でできるラストショウ」を楽しみにしておりましたが,残念ながらWCC2007 part2は突如開催中止となってしまいました。そこで,何とかメンバーの希望をかなえたいということで,「WCCが無くなるのであれば,自分たちでラストショウの場を確保しよう」とSTAFFが奔走し,独自のイベントを立ち上げることになりました。
名付けて「Winter Marching Party in KYOTO」
会場も,何とかWCCと同じ京都府立体育館を確保することができました。
趣旨に賛同して,出演を申し込んでいただけた団体もあり,準備期間がほとんどなかったにも関わらず,イベントとして成立させることができました。ご支援いただいた関係各位にただただ感謝するばかりです。

このWCCは,全国大会を終え,シーズン最後の「ラストショウ」を地元の京都でご披露できる機会として,Gryphonsにとって意義の大きいイベントとなっており,当然のようにGry2007年間計画にも,2007年12月24日開催がアナウンスされていたWCC2007 part2が組み込まれていました。メンバー全員が,シーズンの締めくくりとして「地元でできるラストショウ」を楽しみにしておりましたが,残念ながらWCC2007 part2は突如開催中止となってしまいました。そこで,何とかメンバーの希望をかなえたいということで,「WCCが無くなるのであれば,自分たちでラストショウの場を確保しよう」とSTAFFが奔走し,独自のイベントを立ち上げることになりました。
名付けて「Winter Marching Party in KYOTO」
会場も,何とかWCCと同じ京都府立体育館を確保することができました。
趣旨に賛同して,出演を申し込んでいただけた団体もあり,準備期間がほとんどなかったにも関わらず,イベントとして成立させることができました。ご支援いただいた関係各位にただただ感謝するばかりです。

今まで参加してきた「大会」と違って,自分たちが主催するイベントですから,トラックから楽器を降ろして搬入すると,まずはフィールド設営からスタートします。
府立体育館の職員さんの指示に従い,第一競技場にシートを敷き詰めていきます。塔南高校の入学式・卒業式等で旧体育館に式場を設営するのは,慣例として吹奏楽部に割り当てられるため,シートの長さこそ2倍以上ですが,基本的な作業要領は同じなので,みんなあまり戸惑うことなく,着々と作業は進みます。

塔南高校旧体育館での設営と異なるのは,シートの境目に目張りテープを貼っていくこと。動きの激しいマーチングでは,シートの一部がたるんだりシワがよったりすることが多く,そこへ引っかかって転倒する危険があるため,端から端まで目張りテープを貼る必要があります。
府立体育館第一競技場のサイズは59m×38m,シートの幅が約120cmぐらいと仮定して,32本のシートを敷くとすると,その境目は31カ所×59mになり,テープの必要量は1,829mと見積もりました。テープ1巻は25mなので,75巻を用意してあります。

一方,Guardチームは観客席関係の設営を担当。招待者席・出演者席を設定していきます。
「Winter Marching Party」は,出演団体の“交流”が開催目的の大きな柱でもあるため,何としても出演者席を正面側に(さすがにド真ん中では無理ですが)設定することが,当初からぜひとも実現したい項目でした。いわゆる「大会」では,同一部門にエントリーしている他団体の演奏演技を,前方から生で見られることは,まずあり得ません。「Marching Party」というプライベートイベントだからこそ,そんな機会をぜひ実現したいという思いが強かったのです。

観客席関係の設営が終わろうとする頃には,第一競技場フィールドのシート敷きも,ほぼ終わろうという感じです。初めての会場(そして設営)にも関わらず,担当のHornLineメンバー,かなりがんばっています。

シート敷きと目張りテープ貼りが終わると,HornLineは自分たちのウォームアップへと流れます。フィールドにはマーカー隊だけが残って,ポイントの設営。
今日は通常の練習と違い,他団体もお招きしてのイベントですから,フィールドも外枠&縦横センターラインをきちんとラインテープで描いていきます。30m×30mのフィールドに『田』の字型にラインを描くためには,30m×6=180mのラインテープを使用します。
今シーズン,活躍してきたマーカー隊も(あまり慣れていないこともあり)慎重に作業を進めています。

設営終了後からGryphonsのリハーサルへ。
主催者の「特権?」というほどのものではありませんが,2時間ほどリハ時間枠を充てさせていただいています。「今日がラストショウ」という想いからか,メンバーの表情も動きも引き締まっているように感じました。見ているSTAFFとしては,「今日で見納め・聴き納め」かと思うと一抹の寂しさも感じます。

ハギハラ工房,今シーズン最後の営業。
Gryphonsの物品は,楽器も含めて今日は無事でした。全国大会が終わると,とたんにものが壊れなくなるのはどうしてなんでしょうか・・・。
今日の営業はゲスト団体ガードチーム優華夢幻さんが手具として使っておられる大きな扇子。いつものように積み込まれていた工具箱が,シーズン最後の今日も活躍します。

府立体育館2F会場入口を入ってすぐのところには,GSC(Gryphons Supporter Club)が作ってくださった応援メッセージボードが。
Y氏のお言葉通り,ビッシリと応援のお言葉が貼り付けられています。このメッセージに応えるためにも,メンバー諸君には今日のラストショウをビシッと決めて有終の美を飾ってもらいたいものです。

さて,午後からの各ゲスト団体リハーサルが終わった後,Gryphonsを含めて出演者全員が第一競技場に集合します。実は「交流」を大きな柱に,とブチ上げてみたものの,具体的にはどういう形で「交流」の場を設定するか,企画段階ではなかなか現実的な良いアイディアが出てきませんでした。準備期間の制約,初めてのイベントがどうなるかがイメージできない,運営的に実現可能かどうか,etc,etc,etc。
結局,団体ごとではなく,全団体のPART単位で「記念写真撮影会」をする,ということに落ちつきました。団体ごとではなく,似たような楽器をしている人たち集めて写真を撮る→どのようなポーズで撮るかについてワイワイと協議してもらう=交流,という趣旨でした。似たような楽器を希望する者は,似たもの同士ではなかろうか,という希望的観測に頼っているような気もしますが・・・。
カメラマンをGSCのY氏・N原氏・N井氏が快く引き受けてくださったので,この企画は実現の運びとなりました。
まずはSoprano系のグループ。Flute・Clarinet・Trumpet・Soprano Bugleの人たちです。

続いてAlto系グループのHorn・Melophone・Saxophone。

そしてBaritone・Euphonium・Tuba・ContrabassからなるLow-Brassグループ。

こちらはPercussionグループ。Battery&Pitの人たちです。

続いて華やかさでは一番のGuardチーム。

そして最後にマーチングバンド各チームの指揮者&DrumMajorのみなさん。

ここまでが実施要項で指定してお願いしたグループごとの撮影です。
最後のリハーサル終了後から開場し,観客席にはお客さんが入りつつあったのですが,出演者はフィールドで大騒ぎで撮影中・・・お客さんはちょっと驚かれたかもしれません。
そこはその「Party」ということで,ご容赦をお願いしたいところです。
さて,指定してお願いしたグループ撮影が済むと,自然発生的にいろいろなPARTが思い思いの写真を撮ってもらっています。
当初の予想以上に和やかで楽しげな雰囲気で,主催した側としてはちょっと安心しました。
その中からいくつかご紹介します。
たとえば,楽器で「Tp」と文字を描いているのはSoprano BugleとTrumpetの人たち。

こちらは管楽器でもっとも重いContrabass BugleとTubaの人たちですね。
練習でもショウでも平気な顔をして動いていますが,約7kg~10kgの楽器を用いてバンドのサウンドを支えている者同士,通じるものがあるのかもしれません。

楽器が「重い」ということであれば,こちら,Bass Drumの人たちも同じですね。
Snare DrumやMulti Tenor Drumの華やかさの影で,やや地味な印象がある楽器ですが,バンドの心臓を担当する重要PARTです。

最後は総勢260名の出演者全員での集合写真。
すでに開場時刻はとっくに過ぎており,お客さんがどんどん入場していますが,「出演者同士の交流」も,このMarching Partyの重要な目的。最大限にリハ時間を確保していくと,結果的にこのようなスケジュールになりました。

分担して撮影に回っていただいていたGSCの3人のカメラマン氏によって,無事に全員集合写真の撮影終了。さぁ,いよいよMarching Party in KYOTOの開演です。
府立体育館の職員さんの指示に従い,第一競技場にシートを敷き詰めていきます。塔南高校の入学式・卒業式等で旧体育館に式場を設営するのは,慣例として吹奏楽部に割り当てられるため,シートの長さこそ2倍以上ですが,基本的な作業要領は同じなので,みんなあまり戸惑うことなく,着々と作業は進みます。

塔南高校旧体育館での設営と異なるのは,シートの境目に目張りテープを貼っていくこと。動きの激しいマーチングでは,シートの一部がたるんだりシワがよったりすることが多く,そこへ引っかかって転倒する危険があるため,端から端まで目張りテープを貼る必要があります。
府立体育館第一競技場のサイズは59m×38m,シートの幅が約120cmぐらいと仮定して,32本のシートを敷くとすると,その境目は31カ所×59mになり,テープの必要量は1,829mと見積もりました。テープ1巻は25mなので,75巻を用意してあります。

一方,Guardチームは観客席関係の設営を担当。招待者席・出演者席を設定していきます。
「Winter Marching Party」は,出演団体の“交流”が開催目的の大きな柱でもあるため,何としても出演者席を正面側に(さすがにド真ん中では無理ですが)設定することが,当初からぜひとも実現したい項目でした。いわゆる「大会」では,同一部門にエントリーしている他団体の演奏演技を,前方から生で見られることは,まずあり得ません。「Marching Party」というプライベートイベントだからこそ,そんな機会をぜひ実現したいという思いが強かったのです。

観客席関係の設営が終わろうとする頃には,第一競技場フィールドのシート敷きも,ほぼ終わろうという感じです。初めての会場(そして設営)にも関わらず,担当のHornLineメンバー,かなりがんばっています。

シート敷きと目張りテープ貼りが終わると,HornLineは自分たちのウォームアップへと流れます。フィールドにはマーカー隊だけが残って,ポイントの設営。
今日は通常の練習と違い,他団体もお招きしてのイベントですから,フィールドも外枠&縦横センターラインをきちんとラインテープで描いていきます。30m×30mのフィールドに『田』の字型にラインを描くためには,30m×6=180mのラインテープを使用します。
今シーズン,活躍してきたマーカー隊も(あまり慣れていないこともあり)慎重に作業を進めています。

設営終了後からGryphonsのリハーサルへ。
主催者の「特権?」というほどのものではありませんが,2時間ほどリハ時間枠を充てさせていただいています。「今日がラストショウ」という想いからか,メンバーの表情も動きも引き締まっているように感じました。見ているSTAFFとしては,「今日で見納め・聴き納め」かと思うと一抹の寂しさも感じます。

ハギハラ工房,今シーズン最後の営業。
Gryphonsの物品は,楽器も含めて今日は無事でした。全国大会が終わると,とたんにものが壊れなくなるのはどうしてなんでしょうか・・・。
今日の営業はゲスト団体ガードチーム優華夢幻さんが手具として使っておられる大きな扇子。いつものように積み込まれていた工具箱が,シーズン最後の今日も活躍します。

府立体育館2F会場入口を入ってすぐのところには,GSC(Gryphons Supporter Club)が作ってくださった応援メッセージボードが。
Y氏のお言葉通り,ビッシリと応援のお言葉が貼り付けられています。このメッセージに応えるためにも,メンバー諸君には今日のラストショウをビシッと決めて有終の美を飾ってもらいたいものです。

さて,午後からの各ゲスト団体リハーサルが終わった後,Gryphonsを含めて出演者全員が第一競技場に集合します。実は「交流」を大きな柱に,とブチ上げてみたものの,具体的にはどういう形で「交流」の場を設定するか,企画段階ではなかなか現実的な良いアイディアが出てきませんでした。準備期間の制約,初めてのイベントがどうなるかがイメージできない,運営的に実現可能かどうか,etc,etc,etc。
結局,団体ごとではなく,全団体のPART単位で「記念写真撮影会」をする,ということに落ちつきました。団体ごとではなく,似たような楽器をしている人たち集めて写真を撮る→どのようなポーズで撮るかについてワイワイと協議してもらう=交流,という趣旨でした。似たような楽器を希望する者は,似たもの同士ではなかろうか,という希望的観測に頼っているような気もしますが・・・。
カメラマンをGSCのY氏・N原氏・N井氏が快く引き受けてくださったので,この企画は実現の運びとなりました。
まずはSoprano系のグループ。Flute・Clarinet・Trumpet・Soprano Bugleの人たちです。

続いてAlto系グループのHorn・Melophone・Saxophone。

そしてBaritone・Euphonium・Tuba・ContrabassからなるLow-Brassグループ。

こちらはPercussionグループ。Battery&Pitの人たちです。

続いて華やかさでは一番のGuardチーム。

そして最後にマーチングバンド各チームの指揮者&DrumMajorのみなさん。

ここまでが実施要項で指定してお願いしたグループごとの撮影です。
最後のリハーサル終了後から開場し,観客席にはお客さんが入りつつあったのですが,出演者はフィールドで大騒ぎで撮影中・・・お客さんはちょっと驚かれたかもしれません。
そこはその「Party」ということで,ご容赦をお願いしたいところです。
さて,指定してお願いしたグループ撮影が済むと,自然発生的にいろいろなPARTが思い思いの写真を撮ってもらっています。
当初の予想以上に和やかで楽しげな雰囲気で,主催した側としてはちょっと安心しました。
その中からいくつかご紹介します。
たとえば,楽器で「Tp」と文字を描いているのはSoprano BugleとTrumpetの人たち。

こちらは管楽器でもっとも重いContrabass BugleとTubaの人たちですね。
練習でもショウでも平気な顔をして動いていますが,約7kg~10kgの楽器を用いてバンドのサウンドを支えている者同士,通じるものがあるのかもしれません。

楽器が「重い」ということであれば,こちら,Bass Drumの人たちも同じですね。
Snare DrumやMulti Tenor Drumの華やかさの影で,やや地味な印象がある楽器ですが,バンドの心臓を担当する重要PARTです。

最後は総勢260名の出演者全員での集合写真。
すでに開場時刻はとっくに過ぎており,お客さんがどんどん入場していますが,「出演者同士の交流」も,このMarching Partyの重要な目的。最大限にリハ時間を確保していくと,結果的にこのようなスケジュールになりました。

分担して撮影に回っていただいていたGSCの3人のカメラマン氏によって,無事に全員集合写真の撮影終了。さぁ,いよいよMarching Party in KYOTOの開演です。
ラスト練習の日
2007-12-23
今にして思えば今シーズンもあっという間に過ぎていったように感じます。
全国大会から一週間,今日はGry2007最後の練習日。
今シーズン1日目と同じ,塔南高校内での練習です。

全国大会から一週間,今日はGry2007最後の練習日。
今シーズン1日目と同じ,塔南高校内での練習です。

午前中は全国大会及び2007シーズンの反省会。例によって,まずは全セクションに関わるキャプションの審査員講評MDをみんなで聴くところから。
この一週間に,STAFFやセクションLeaderが手分けして入力したプリントが配られます。
ただ,全体的音楽的効果の審査員,G.マーカム氏の講評は,すべて英語で語られているため,今日は聴くことが出来ません。DCI審査員でもあるG.マーカム氏の講評は,ぜひお伺いしたいところなので,外国語学部に通うBar.PARTのAguが翻訳と入力を引き受けてくれることになりました。

ここからは,反省会席上,各部リーダーのGryphons2007についての発言を取り上げてみます。(正直に言えば,やや手応えのあるネタがなくm(_ _)m・・・)
『みんなにとって全国大会はどんな気持ちか,それぞれあると思いますが,「スーパーアリーナで自分たちの力を出し切れた」ということで満足しています。今までの練習もそこ(全国大会で力を出し切ること)を意識してやってきて,それが成功したことに満足して,自信も持っています。
6位という順位をもらったということについては,全国大会はなかなか厳しい場所だと勉強になりました。』

『個人的には全国大会のショウ(の出来)がよかったからこそ(6位という結果が)悔しかった。すごい印象的だったのは,写真撮影の時にみんながニコニコしてワイワイ騒いでいたことで,メンバーとしていい本番だったと思う。悔しい部分は,来年に生かす・伝えるということで,新たなGryの一歩を踏み出せればと思います。』
『熱い心と熱い取り組み,それがあるから人に感動を与えられるし,それがGryだと思う。GR(2005年度)の時にいた人はわかっていると思いますが,自分的にはスーパーアリーナで練習の成果を出し切れたことが何よりよかったかなと思う。終わった時,みんないい顔をしてたし,自分もいい顔ができた。』

『しっかりと直言してくれる人の言葉を持ち続けられているでしょうか。感動できるショウと順位の高いショウは,気持ちと技術に支えられて必ず両立できると思う。耳の肥えたお客さんほど,音楽を聴いてくる。プレイヤーとしてはそこがきっちりできていくことが大切になる。
全体のショウの中での自分の位置,これを考えて練習を進めていって欲しい。
いろいろな人の意見を取捨選択するのではなく,全てを自分たちの糧にして。バンドとしての成長とプレイヤーとしての自分の成長がかみ合わせていって,音楽として演技として,自分の理想に近づけていって欲しい。
今年はSetting系と機材系・Carryなど,裏方の仕事もなんとかうまくかみ合ってよかった。』

『順位は6位ということで,残念・悔しいという思いをもっている人もいるかもしれませんが,オペラ座という題材で,みんなの力を合わせてあそこまで仕上げたことに,自信と誇りを持って欲しい。
年々一般と高校生の仲が深まっていると思う。セクションリーダーや副団長などを中心に,暖かい人間関係がこれからももっと深まるように,来年につなげていければ。』

『今季は「音をきれいにしていこう」という目標・課題を与えられた。実質無理ではないかと思っていたが,京都MCが終わったころぐらいから,鳴ってきた・キレイになってきたという実感があって,こちら側から「何か良い練習がないですか」とインストラクターへ提案もできるようになった。
一人一人がもっとよく音楽を聴いて良いイメージをもって,演奏できるようになれば,アンサンブルとしてもっとよくなると思います。BrassもWoodも,今シーズンは今までなかった成長の部分があったなと感じました。』

『今年のGryのよかったところは,まだまだ不十分だったけれど,メンバーとSTAFFがいろいろ(ショウの演出や演奏について)話し合う機会があったことです。メンバーとしてフィールドに立っている時に,前から見たらどう見えるのかを(もっとメンバーが)考えられたら,もう少しSTAFFといい関係=良いショウをつくっていけるのではないかと思います。
受け身な部分としては,やはり時計を自分で見ている人が少なく,一人一人がもっと予定とか目標を把握して,自分から動けるようになれば,もっとよいバンドになると思います。』
『声を出したり,テンションであったり,といった部分で昨季からの課題を克服できてなかったと思います。みんなはよくわかっていると思う。そうなった時に,誰かが反応して,場の空気を変えていく部分が(去年よりは多かったけど)もっとメンバーから食らいついていった方が,よかったのではないかと思う。』

『全国6位で悔しい想いをした人もいると思うが,たくさんの人に「Gryよかった・感動した」ということを言ってもらえて,「自分たちの伝えたいことは伝わった」ということでは,GryはGryらしい良いショウができたと思う。
でも,それだけではどうか。個人的には全国大会で上位をめざすというより,自分たちの納得できる演技ができればよいと思っていたが,「上位を狙う」‥‥全国大会で上位を追う側として,今の思いをしっかり来季の新しい人にも伝えていければ,と思う。Guardも周囲から心配されたが,ここまで成長できたんで,やればできる・上は目指せると思う。
また,GryはGSCとか保護者とか・インストラクターとか,多くの人に支えられていることを忘れず,感謝の心を忘れないバンドになって欲しい。』

『写真撮影の時にはみんないい顔をしていたので,良いショウができたという満足だった。これだけやって6位ってなんでやろ,と疑問を持ったが,やはり技術的に裏付けされた感動が,本物のショウかなと思いました。
Gryは新年度に入ったら,高校1年生が初心者で入ってくるし,一般も入れ替わるし,今いるメンバーが,残るメンバー・新しいメンバーにどんどん技術的なこと,気持ち的なことを伝えていって欲しい。』

『アテネ五輪で卓球の福原愛が「偶然やまぐれでは勝てないと思いました」と言っていた。それが今のGryphonsにあてはまるのではないか。今,練習を振り返っても「厳しくなりきれなかったのではないか」という思いがある。全国大会に出るのであれば,そこを意識していくことも必要になっていくのではないか。
その一方でGryphonsは順位を求めて出るのではなく,お客さんの感動を求めていくチームであることも忘れてはならない。明日のラストショウは,そういう意味で,Gryphonsの最大の持ち味を出し切れる場であると思います。』
そうですね。
明日こそはGryの本領が発揮できる最高の舞台になるはずです。
2007メンバーで「All I ask of You~伝えたい想い~」を演じる最後の日。
楽しんでいきましょう。
この一週間に,STAFFやセクションLeaderが手分けして入力したプリントが配られます。
ただ,全体的音楽的効果の審査員,G.マーカム氏の講評は,すべて英語で語られているため,今日は聴くことが出来ません。DCI審査員でもあるG.マーカム氏の講評は,ぜひお伺いしたいところなので,外国語学部に通うBar.PARTのAguが翻訳と入力を引き受けてくれることになりました。

ここからは,反省会席上,各部リーダーのGryphons2007についての発言を取り上げてみます。(正直に言えば,やや手応えのあるネタがなくm(_ _)m・・・)
『みんなにとって全国大会はどんな気持ちか,それぞれあると思いますが,「スーパーアリーナで自分たちの力を出し切れた」ということで満足しています。今までの練習もそこ(全国大会で力を出し切ること)を意識してやってきて,それが成功したことに満足して,自信も持っています。
6位という順位をもらったということについては,全国大会はなかなか厳しい場所だと勉強になりました。』

『個人的には全国大会のショウ(の出来)がよかったからこそ(6位という結果が)悔しかった。すごい印象的だったのは,写真撮影の時にみんながニコニコしてワイワイ騒いでいたことで,メンバーとしていい本番だったと思う。悔しい部分は,来年に生かす・伝えるということで,新たなGryの一歩を踏み出せればと思います。』
『熱い心と熱い取り組み,それがあるから人に感動を与えられるし,それがGryだと思う。GR(2005年度)の時にいた人はわかっていると思いますが,自分的にはスーパーアリーナで練習の成果を出し切れたことが何よりよかったかなと思う。終わった時,みんないい顔をしてたし,自分もいい顔ができた。』

『しっかりと直言してくれる人の言葉を持ち続けられているでしょうか。感動できるショウと順位の高いショウは,気持ちと技術に支えられて必ず両立できると思う。耳の肥えたお客さんほど,音楽を聴いてくる。プレイヤーとしてはそこがきっちりできていくことが大切になる。
全体のショウの中での自分の位置,これを考えて練習を進めていって欲しい。
いろいろな人の意見を取捨選択するのではなく,全てを自分たちの糧にして。バンドとしての成長とプレイヤーとしての自分の成長がかみ合わせていって,音楽として演技として,自分の理想に近づけていって欲しい。
今年はSetting系と機材系・Carryなど,裏方の仕事もなんとかうまくかみ合ってよかった。』

『順位は6位ということで,残念・悔しいという思いをもっている人もいるかもしれませんが,オペラ座という題材で,みんなの力を合わせてあそこまで仕上げたことに,自信と誇りを持って欲しい。
年々一般と高校生の仲が深まっていると思う。セクションリーダーや副団長などを中心に,暖かい人間関係がこれからももっと深まるように,来年につなげていければ。』

『今季は「音をきれいにしていこう」という目標・課題を与えられた。実質無理ではないかと思っていたが,京都MCが終わったころぐらいから,鳴ってきた・キレイになってきたという実感があって,こちら側から「何か良い練習がないですか」とインストラクターへ提案もできるようになった。
一人一人がもっとよく音楽を聴いて良いイメージをもって,演奏できるようになれば,アンサンブルとしてもっとよくなると思います。BrassもWoodも,今シーズンは今までなかった成長の部分があったなと感じました。』

『今年のGryのよかったところは,まだまだ不十分だったけれど,メンバーとSTAFFがいろいろ(ショウの演出や演奏について)話し合う機会があったことです。メンバーとしてフィールドに立っている時に,前から見たらどう見えるのかを(もっとメンバーが)考えられたら,もう少しSTAFFといい関係=良いショウをつくっていけるのではないかと思います。
受け身な部分としては,やはり時計を自分で見ている人が少なく,一人一人がもっと予定とか目標を把握して,自分から動けるようになれば,もっとよいバンドになると思います。』
『声を出したり,テンションであったり,といった部分で昨季からの課題を克服できてなかったと思います。みんなはよくわかっていると思う。そうなった時に,誰かが反応して,場の空気を変えていく部分が(去年よりは多かったけど)もっとメンバーから食らいついていった方が,よかったのではないかと思う。』

『全国6位で悔しい想いをした人もいると思うが,たくさんの人に「Gryよかった・感動した」ということを言ってもらえて,「自分たちの伝えたいことは伝わった」ということでは,GryはGryらしい良いショウができたと思う。
でも,それだけではどうか。個人的には全国大会で上位をめざすというより,自分たちの納得できる演技ができればよいと思っていたが,「上位を狙う」‥‥全国大会で上位を追う側として,今の思いをしっかり来季の新しい人にも伝えていければ,と思う。Guardも周囲から心配されたが,ここまで成長できたんで,やればできる・上は目指せると思う。
また,GryはGSCとか保護者とか・インストラクターとか,多くの人に支えられていることを忘れず,感謝の心を忘れないバンドになって欲しい。』

『写真撮影の時にはみんないい顔をしていたので,良いショウができたという満足だった。これだけやって6位ってなんでやろ,と疑問を持ったが,やはり技術的に裏付けされた感動が,本物のショウかなと思いました。
Gryは新年度に入ったら,高校1年生が初心者で入ってくるし,一般も入れ替わるし,今いるメンバーが,残るメンバー・新しいメンバーにどんどん技術的なこと,気持ち的なことを伝えていって欲しい。』

『アテネ五輪で卓球の福原愛が「偶然やまぐれでは勝てないと思いました」と言っていた。それが今のGryphonsにあてはまるのではないか。今,練習を振り返っても「厳しくなりきれなかったのではないか」という思いがある。全国大会に出るのであれば,そこを意識していくことも必要になっていくのではないか。
その一方でGryphonsは順位を求めて出るのではなく,お客さんの感動を求めていくチームであることも忘れてはならない。明日のラストショウは,そういう意味で,Gryphonsの最大の持ち味を出し切れる場であると思います。』
そうですね。
明日こそはGryの本領が発揮できる最高の舞台になるはずです。
2007メンバーで「All I ask of You~伝えたい想い~」を演じる最後の日。
楽しんでいきましょう。
「ぬくもりの里」訪問演奏
2007-12-22
Gryphons 2007ラストショウの直前ですが,今日は京都市下京区にあります介護老人保健施設「ぬくもりの里」クリスマス会にご招待されています。
こちらのクリスマス会に招いていただくのは,かれこれ7・8年前からになるでしょうか。
職員さんには塔南高校卒業生もいて,いつもいろいろお世話になっています。
現役高校生は,11月に秋プログラムが終わった後,クリスマスシーズンに何度かある,地域のこういった施設での訪問演奏の練習をしています。

こちらのクリスマス会に招いていただくのは,かれこれ7・8年前からになるでしょうか。
職員さんには塔南高校卒業生もいて,いつもいろいろお世話になっています。
現役高校生は,11月に秋プログラムが終わった後,クリスマスシーズンに何度かある,地域のこういった施設での訪問演奏の練習をしています。

午前中は塔南高校でウォームアップと最後の合奏を行い,午後から移動。
あいにくの冬の雨ですが,Gryphonsで雨天時のノウハウはバッチリなので大丈夫。(いや,別に嬉しいわけではありません)
ハギ号からの積み降ろし&搬入にも,いつものブルーシートがサッと用意されます。

このシリーズは,部内で「ぬくもりバンド」と呼ばれる小編成バンドで,管楽器は会場の広さに合わせて人数を調整します。打楽器はドラムセットと小物類,グロッケンとビブラフォンの鍵盤楽器最小編成。
最後にその鍵盤の上にブルーシートをかぶせたまま,搬入要員ごと入口から運び込みます。

毎年,控室に当てていただいているリハビリテーション室?で,楽器を出してチューニング。今日は演奏するスペースの関係で,木管楽器はほぼ全員ですが,金管楽器を絞り込んで全員で34名編成。マーチングバンドである,塔南高校吹奏楽部にとっては,数少ない「座って演奏」する機会でもあります。

そして,司会を担当するのは楽器では出番がないBatteryのShiori&Tomoko。
身につけるのは吹奏楽部の備品?!である「サンタスーツ」と「トナカイスーツ」。
毎年,司会のお二人は(サンタ2人でトリオの年も)この扮装で参加するのが伝統となっています。ほらほら,もうすぐ始まりますから,早く変身をすませておいてね!

「ぬくもりの里」新人職員さんたちによる出し物に続いて,グリフォニアンサンブル「goo」の5名が登場。梅小路ふれあいコンサートでは集中豪雨のためにせっかく練習したのに出番が流れてしまいましたが,ここ「ぬくもりの里」でリベンジ。
曲目は「アイネクライネ・ハトバナナ」,「童謡」メドレー,「サウンド・オブ・ミュージック」メドレー,「トトロ」メドレーの4曲でした。

少しSettingの時間をいただいてから,塔南高校吹奏楽部の演奏。
曲目は,まず元気よくということで「アンパンマンのマーチ」,
歌詞的にどうかという議論もありましたが曲の知名度をかって「千の風になって」,
そしてしっとりした曲も欲しいということで「イエスタディ=ワンスモア」,
と続きます。

次の「ジャパニーズ=グラフィティ=メドレー」(君といつまでも~お嫁においでよ~サライ)では,演奏中に司会のShioriサンタ&Tomokoトナカイが,聴衆のおじいちゃんおばあちゃんに画用紙で作ったクリスマスカードを配ってまわります。

ここからは楽器ではなく,歌と振付で楽しんでいただくコーナー。
今年のネタは「雪やコンコン」
ピアノ伴奏に合わせて,振付をワンフレーズずつ練習し,最後にみんなで歌って振付ながら1曲を通す,という趣向です。振付を指導するのは,もちろん司会のShioriサンタとTomokoトナカイのご両名。「いやぁ,みなさん,お上手ですよ!」なんておじいちゃんおばあちゃんを調子よくあおっていきます。

最後は合唱による「ふるさと」
この曲は,毎年必ず最後に歌います。昨年より少しKeyを下げ,より声が出やすいように変更した,と担当係から聞きました。もちろん,演奏でもみなさんに喜んでいただけているのですが,やはりこの曲を一緒に歌っていると,いろいろ思い出されることもあるのでしょうか,涙ぐんでおられる方もいて,高校生たちにも何か伝わるものがあったと思います。こうした“伝統”は大切にしていきたいな,といつも感じます。

こうして約1時間ほどでクリスマス会もお開きに。
その後,「おやつの時間」ということで食堂までおじいちゃんおばあちゃんは移動されるのですが,楽器等の撤収は後回しにして,演奏していた全員でお手伝いすることにしています。

もちろん,ShioriサンタもTomokoトナカイもそのままで移動をお手伝い。
これもクリスマスの贈り物のうち,ということですね。
トナカイスーツはこうしてじっくり後ろから見ると,ちょっと「?!」ではありますが・・・。

今年もおじいちゃんおばあちゃんに喜んでもらえて,ぬくもりの里訪問演奏も無事に終了。
ふだんは広い会場でのMarchingがメインである高校生にとって,ほんの数十cm先に聴いてくれている人がいる(反応がビンビン返ってくる)演奏の場は,いつもと違った難しさと達成感があったようでした。
今年度の「ぬくもりバンド」シリーズはあと2回,スケジュールが決まっています。
次もみんなの心がこもった音楽を届けられるようにしたいものです。
あいにくの冬の雨ですが,Gryphonsで雨天時のノウハウはバッチリなので大丈夫。(いや,別に嬉しいわけではありません)
ハギ号からの積み降ろし&搬入にも,いつものブルーシートがサッと用意されます。

このシリーズは,部内で「ぬくもりバンド」と呼ばれる小編成バンドで,管楽器は会場の広さに合わせて人数を調整します。打楽器はドラムセットと小物類,グロッケンとビブラフォンの鍵盤楽器最小編成。
最後にその鍵盤の上にブルーシートをかぶせたまま,搬入要員ごと入口から運び込みます。

毎年,控室に当てていただいているリハビリテーション室?で,楽器を出してチューニング。今日は演奏するスペースの関係で,木管楽器はほぼ全員ですが,金管楽器を絞り込んで全員で34名編成。マーチングバンドである,塔南高校吹奏楽部にとっては,数少ない「座って演奏」する機会でもあります。

そして,司会を担当するのは楽器では出番がないBatteryのShiori&Tomoko。
身につけるのは吹奏楽部の備品?!である「サンタスーツ」と「トナカイスーツ」。
毎年,司会のお二人は(サンタ2人でトリオの年も)この扮装で参加するのが伝統となっています。ほらほら,もうすぐ始まりますから,早く変身をすませておいてね!

「ぬくもりの里」新人職員さんたちによる出し物に続いて,グリフォニアンサンブル「goo」の5名が登場。梅小路ふれあいコンサートでは集中豪雨のためにせっかく練習したのに出番が流れてしまいましたが,ここ「ぬくもりの里」でリベンジ。
曲目は「アイネクライネ・ハトバナナ」,「童謡」メドレー,「サウンド・オブ・ミュージック」メドレー,「トトロ」メドレーの4曲でした。

少しSettingの時間をいただいてから,塔南高校吹奏楽部の演奏。
曲目は,まず元気よくということで「アンパンマンのマーチ」,
歌詞的にどうかという議論もありましたが曲の知名度をかって「千の風になって」,
そしてしっとりした曲も欲しいということで「イエスタディ=ワンスモア」,
と続きます。

次の「ジャパニーズ=グラフィティ=メドレー」(君といつまでも~お嫁においでよ~サライ)では,演奏中に司会のShioriサンタ&Tomokoトナカイが,聴衆のおじいちゃんおばあちゃんに画用紙で作ったクリスマスカードを配ってまわります。

ここからは楽器ではなく,歌と振付で楽しんでいただくコーナー。
今年のネタは「雪やコンコン」
ピアノ伴奏に合わせて,振付をワンフレーズずつ練習し,最後にみんなで歌って振付ながら1曲を通す,という趣向です。振付を指導するのは,もちろん司会のShioriサンタとTomokoトナカイのご両名。「いやぁ,みなさん,お上手ですよ!」なんておじいちゃんおばあちゃんを調子よくあおっていきます。

最後は合唱による「ふるさと」
この曲は,毎年必ず最後に歌います。昨年より少しKeyを下げ,より声が出やすいように変更した,と担当係から聞きました。もちろん,演奏でもみなさんに喜んでいただけているのですが,やはりこの曲を一緒に歌っていると,いろいろ思い出されることもあるのでしょうか,涙ぐんでおられる方もいて,高校生たちにも何か伝わるものがあったと思います。こうした“伝統”は大切にしていきたいな,といつも感じます。

こうして約1時間ほどでクリスマス会もお開きに。
その後,「おやつの時間」ということで食堂までおじいちゃんおばあちゃんは移動されるのですが,楽器等の撤収は後回しにして,演奏していた全員でお手伝いすることにしています。

もちろん,ShioriサンタもTomokoトナカイもそのままで移動をお手伝い。
これもクリスマスの贈り物のうち,ということですね。
トナカイスーツはこうしてじっくり後ろから見ると,ちょっと「?!」ではありますが・・・。

今年もおじいちゃんおばあちゃんに喜んでもらえて,ぬくもりの里訪問演奏も無事に終了。
ふだんは広い会場でのMarchingがメインである高校生にとって,ほんの数十cm先に聴いてくれている人がいる(反応がビンビン返ってくる)演奏の場は,いつもと違った難しさと達成感があったようでした。
今年度の「ぬくもりバンド」シリーズはあと2回,スケジュールが決まっています。
次もみんなの心がこもった音楽を届けられるようにしたいものです。
第35回MB全国大会(後編)
2007-12-16
16:00,ほぼ当初の予定どおり,無事にさいたまスーパーアリーナへ到着することができました。
バスを降りてチェックイン。HornLineは出演者席裏通路へ楽器を運び込み,帽子が配られ,リハーサル準備に入ります。Battery・Pit.・Guardはトラックから降ろした自分たちの楽器・手具を組み立てたり整理したりで,しばらくセクションごとに分かれ準備作業。
合間を見て,メンバーたちは代わる代わる出演者席に入り,実際の大会フィールドの状況を確認します。

バスを降りてチェックイン。HornLineは出演者席裏通路へ楽器を運び込み,帽子が配られ,リハーサル準備に入ります。Battery・Pit.・Guardはトラックから降ろした自分たちの楽器・手具を組み立てたり整理したりで,しばらくセクションごとに分かれ準備作業。
合間を見て,メンバーたちは代わる代わる出演者席に入り,実際の大会フィールドの状況を確認します。

Aフィールドで動きのウォームアップが始まりました。
割り当てられている時間帯は17:12~17:24。
前日の練習でも,朝イチ・ランスルーの前にここで行うのと同じメニューのウォームアップをしていますから,特に指示を出す必要もなく,淡々と進みます。
半面を使ってHornLine&BatteryがMMをしている間を利用して,Guardはたたんだまま持ち込んだ赤薔薇シートを一度広げて再チェック。こちらも予定通りに進んでいます。

Aフィールド時間帯の後半は,実際のショウ・コンテの動きのリハーサル。
M1ファーストヒットまでの動きから始めます。
さいたまスーパーアリーナは2回目ですが,リハーサルに使われている,このコミュニケーションアリーナの広大さには,圧倒されます。Gryphonsの後方には,Bフィールドがあり,別の団体がアップ中,エリア以外にもトラックがそのまま入場してくる荷下ろしエリアや,大型楽器置き場,そして写真撮影場などがあります。(ここだけの話,写真撮影も本当は「遠慮して下さい」と言われていたのですがネタ用にこっそり数枚・・・)

17:24,Aフィールドでのウォームアップタイム終了。
コミュニケーションアリーナを後にしてチューニング室へ移動します。Pit.とGuardはそのまま入場口近辺での待機に入ります。
少なくともここまでの流れは,前日の朝イチ・ランスルーと全く同じメニューを同じ時間配分で,しっかり取り組めています。そのせいか,外見から判断する限り,メンバーの表情にも余裕が見られますが,果たして内心は?

アップ用のフィールドが2カ所設けられているのと同様,チューニング室も2カ所を1団体おきに使用するタイムテーブルになっています。Gryphonsが割り当てられたのはBルーム。一昨年,さいたまスーパーアリーナに来た時も,今日と同じAフィールド→Bルームの流れでした。(出演順が同じ奇数番だから,当たり前といえば当たり前ですが・・・)
大半のメンバーにとっては,初めての会場であり,本番直前で懐かしがるどころではないので,こんなこと考えているのはSTAFFだけでしょうね。
しかしSTAFFとしては,通路の状況や室内の状況,移動の動線など,2回目ということでかなり気分的には楽になっています。
写真ではわかりにくいのですが,キラキラタスキとカフスが,照明を反射して謙虚にキラキラしていますね。

関西大会や前日練習と同じ流れで,チューニングも淡々と進んだ,と思われます。
チューニングが始まった時点で,わたしとハギ先生は正面から大会本番を見届けるべく,すでにプチ・マラソンのスタートをきっておりました。移動距離は,垂直方向には1フロア上に,水平方向には,この途方もなく巨大なスーパーアリーナを4分の3周ほど回り込むことになります。
一昨年には,息を切らしながら3~4分ほどかかった記憶がありますが,その時も主観的には5分以上走り続けた気分になったものでした。

どうやら2団体前の演技終了までに指定ドアの前にたどり着けました。ルートが分かっているせいか,今回はかなり短く感じられましたが,演技中は客席へ出入りできないため,気持ち的になかなか慌ただしいものがあります。
1団体前を見て,さぁ,いよいよGryphonsの出番。退場と入場が同時に行われて入ってきたメンバーの表情は,落ちついているように見えます。(そう思いたかったのかもしれません)
どうやら,無事にセットが終わったようで,少し安堵。
DM.Sonyさんがにこやかに一礼し,コールがかかって,演技スタート!

赤薔薇シートがキレイに引き裂かれてファントム登場→ファーストヒットと,ショウの滑り出しは上々です。練習で詰め切れなかった部分は,やはり本番でも同じように「?!」でしたが,練習でできていたことはキッチリ見せて&聴かせています。
文字通り,いつもの感じでM1「The Phantom」無事に終了。

M2,クリスティーヌの想いを表現した「All I ask of You」
Guardの衣装が白っぽいフィールドで,とても美しく見えます。ヤタオ氏のFlg.Hrソロ,そしてGSCの皆さまに作っていただいた燭台のギミックもバッチリ決まりました。

ショウの後半も,ドキッとする場面もなく,いつものランスルーと同じように進んでいきます。客席から見ている印象では,昨年の「Miss Saigon」よりも高いクォリティのショウを,練習で詰めてきた部分については,よく出し切っていたと感じました。

予定よりかなり遅れて閉会式が始まったのが19:50。終わった時には20:00をとっくにまわっていました。事務局としては,諸々のハードル(月曜の公欠など)をクリアする必要があっても,当日宿泊パターンを選択したことが正解になり,やや複雑な心境。
一方,昨年と同じ第6位という結果は,メンバーにとってはやや不本意なようです。もしメンバーたちが,「全国大会に出場して演技した」だけでは満足できなくなったのなら,それはそれで来季以降,Gryphonsにとって大きなエネルギー源となることを期待したいと思います。
また,Gryphonsがここまで平常心を保って全国大会本番の演技をできたのは,初めてのことですから,チームとして確実に今季の一歩分を,前に進むことができたと思います。
20:20,さいたま新都心駅前で再びバスに乗車,夕食のお弁当を食べながら,宿泊先の都内ホテルへ向かいます。
21:30,ホテル「モントレ半蔵門」到着。朝食等の連絡の後,ようやく部屋へ入って一息。
長い一日が終わりました。

翌日は,都内自主研修。ホテルからそれぞれの班に分かれて散っていきます。
昨日が強行軍の後で緊張度の高い本番だったため,体調を崩すメンバーが出るのではという危惧があったのですが,今年は全員,元気にハードスケジュールを乗り切ってくれました。
コンテ入り以降は,休日がどうしても少なくなりますから,がんばって全国大会演技を終えた翌日ぐらいは,ホッとしてもらいたいということもあります。
一方,STAFFの方は早くも2008年度ショウ企画のため,新宿駅ビルのレストランで3時間以上の会議に。2007シーズンが終わる前から,すでに2008シーズンへの助走が始まっています。こちらも有意義な会議となり,来季企画の方向性がしっかり定まりました。
16:00東京駅再集合。お土産を抱えて「ひかり381号」に乗り込みます。
16:36東京駅発車。

帰路の車内。
Batteryが練習台を叩いているかいないか,が車内で撮影された写真が往復いずれかを判別するほとんど唯一のカギ。前後の状況が何であろうと,みごとに「いつもの風景」になるのは,ある意味で立派な人たちなのかもしれません・・・。
都内自主研修の後だから,いつもより服装が「よそいき」っぽいという点が,今年からの変化でしょうか?
Hrズはやはりカード。おぉ,さすがに各種取りそろえておられますね(^_^;)

19:20京都駅到着。
新幹線コンコースで解散前の集合。昨年までなら夜遅くの到着のため,一般市民の往来が少ないのですが,今年は黒ジャンパー集団はかなり目立っています。

全国大会は終わりましたが,Gryphonsにとって2007シーズンはまだ終わりません。
今まで応援してくださった地元のみなさんを中心に,自分たちのラストショウを見ていただくイベント「Winter Marching Party in KYOTO」が残っています。全国大会第6位という結果にふさわしい,そして審査がないからこそ,もっとリラックスした状態で,自分たちのベストな演技をご披露できるよう,あと少し,このメンバーで走り続けたいと思います。
なお,全国大会ツアーの模様は,塔南高校のホームページにも掲載していただいています。
割り当てられている時間帯は17:12~17:24。
前日の練習でも,朝イチ・ランスルーの前にここで行うのと同じメニューのウォームアップをしていますから,特に指示を出す必要もなく,淡々と進みます。
半面を使ってHornLine&BatteryがMMをしている間を利用して,Guardはたたんだまま持ち込んだ赤薔薇シートを一度広げて再チェック。こちらも予定通りに進んでいます。

Aフィールド時間帯の後半は,実際のショウ・コンテの動きのリハーサル。
M1ファーストヒットまでの動きから始めます。
さいたまスーパーアリーナは2回目ですが,リハーサルに使われている,このコミュニケーションアリーナの広大さには,圧倒されます。Gryphonsの後方には,Bフィールドがあり,別の団体がアップ中,エリア以外にもトラックがそのまま入場してくる荷下ろしエリアや,大型楽器置き場,そして写真撮影場などがあります。(ここだけの話,写真撮影も本当は「遠慮して下さい」と言われていたのですがネタ用にこっそり数枚・・・)

17:24,Aフィールドでのウォームアップタイム終了。
コミュニケーションアリーナを後にしてチューニング室へ移動します。Pit.とGuardはそのまま入場口近辺での待機に入ります。
少なくともここまでの流れは,前日の朝イチ・ランスルーと全く同じメニューを同じ時間配分で,しっかり取り組めています。そのせいか,外見から判断する限り,メンバーの表情にも余裕が見られますが,果たして内心は?

アップ用のフィールドが2カ所設けられているのと同様,チューニング室も2カ所を1団体おきに使用するタイムテーブルになっています。Gryphonsが割り当てられたのはBルーム。一昨年,さいたまスーパーアリーナに来た時も,今日と同じAフィールド→Bルームの流れでした。(出演順が同じ奇数番だから,当たり前といえば当たり前ですが・・・)
大半のメンバーにとっては,初めての会場であり,本番直前で懐かしがるどころではないので,こんなこと考えているのはSTAFFだけでしょうね。
しかしSTAFFとしては,通路の状況や室内の状況,移動の動線など,2回目ということでかなり気分的には楽になっています。
写真ではわかりにくいのですが,キラキラタスキとカフスが,照明を反射して謙虚にキラキラしていますね。

関西大会や前日練習と同じ流れで,チューニングも淡々と進んだ,と思われます。
チューニングが始まった時点で,わたしとハギ先生は正面から大会本番を見届けるべく,すでにプチ・マラソンのスタートをきっておりました。移動距離は,垂直方向には1フロア上に,水平方向には,この途方もなく巨大なスーパーアリーナを4分の3周ほど回り込むことになります。
一昨年には,息を切らしながら3~4分ほどかかった記憶がありますが,その時も主観的には5分以上走り続けた気分になったものでした。

どうやら2団体前の演技終了までに指定ドアの前にたどり着けました。ルートが分かっているせいか,今回はかなり短く感じられましたが,演技中は客席へ出入りできないため,気持ち的になかなか慌ただしいものがあります。
1団体前を見て,さぁ,いよいよGryphonsの出番。退場と入場が同時に行われて入ってきたメンバーの表情は,落ちついているように見えます。(そう思いたかったのかもしれません)
どうやら,無事にセットが終わったようで,少し安堵。
DM.Sonyさんがにこやかに一礼し,コールがかかって,演技スタート!

赤薔薇シートがキレイに引き裂かれてファントム登場→ファーストヒットと,ショウの滑り出しは上々です。練習で詰め切れなかった部分は,やはり本番でも同じように「?!」でしたが,練習でできていたことはキッチリ見せて&聴かせています。
文字通り,いつもの感じでM1「The Phantom」無事に終了。

M2,クリスティーヌの想いを表現した「All I ask of You」
Guardの衣装が白っぽいフィールドで,とても美しく見えます。ヤタオ氏のFlg.Hrソロ,そしてGSCの皆さまに作っていただいた燭台のギミックもバッチリ決まりました。

ショウの後半も,ドキッとする場面もなく,いつものランスルーと同じように進んでいきます。客席から見ている印象では,昨年の「Miss Saigon」よりも高いクォリティのショウを,練習で詰めてきた部分については,よく出し切っていたと感じました。

予定よりかなり遅れて閉会式が始まったのが19:50。終わった時には20:00をとっくにまわっていました。事務局としては,諸々のハードル(月曜の公欠など)をクリアする必要があっても,当日宿泊パターンを選択したことが正解になり,やや複雑な心境。
一方,昨年と同じ第6位という結果は,メンバーにとってはやや不本意なようです。もしメンバーたちが,「全国大会に出場して演技した」だけでは満足できなくなったのなら,それはそれで来季以降,Gryphonsにとって大きなエネルギー源となることを期待したいと思います。
また,Gryphonsがここまで平常心を保って全国大会本番の演技をできたのは,初めてのことですから,チームとして確実に今季の一歩分を,前に進むことができたと思います。
20:20,さいたま新都心駅前で再びバスに乗車,夕食のお弁当を食べながら,宿泊先の都内ホテルへ向かいます。
21:30,ホテル「モントレ半蔵門」到着。朝食等の連絡の後,ようやく部屋へ入って一息。
長い一日が終わりました。

翌日は,都内自主研修。ホテルからそれぞれの班に分かれて散っていきます。
昨日が強行軍の後で緊張度の高い本番だったため,体調を崩すメンバーが出るのではという危惧があったのですが,今年は全員,元気にハードスケジュールを乗り切ってくれました。
コンテ入り以降は,休日がどうしても少なくなりますから,がんばって全国大会演技を終えた翌日ぐらいは,ホッとしてもらいたいということもあります。
一方,STAFFの方は早くも2008年度ショウ企画のため,新宿駅ビルのレストランで3時間以上の会議に。2007シーズンが終わる前から,すでに2008シーズンへの助走が始まっています。こちらも有意義な会議となり,来季企画の方向性がしっかり定まりました。
16:00東京駅再集合。お土産を抱えて「ひかり381号」に乗り込みます。
16:36東京駅発車。

帰路の車内。
Batteryが練習台を叩いているかいないか,が車内で撮影された写真が往復いずれかを判別するほとんど唯一のカギ。前後の状況が何であろうと,みごとに「いつもの風景」になるのは,ある意味で立派な人たちなのかもしれません・・・。
都内自主研修の後だから,いつもより服装が「よそいき」っぽいという点が,今年からの変化でしょうか?
Hrズはやはりカード。おぉ,さすがに各種取りそろえておられますね(^_^;)

19:20京都駅到着。
新幹線コンコースで解散前の集合。昨年までなら夜遅くの到着のため,一般市民の往来が少ないのですが,今年は黒ジャンパー集団はかなり目立っています。

全国大会は終わりましたが,Gryphonsにとって2007シーズンはまだ終わりません。
今まで応援してくださった地元のみなさんを中心に,自分たちのラストショウを見ていただくイベント「Winter Marching Party in KYOTO」が残っています。全国大会第6位という結果にふさわしい,そして審査がないからこそ,もっとリラックスした状態で,自分たちのベストな演技をご披露できるよう,あと少し,このメンバーで走り続けたいと思います。
なお,全国大会ツアーの模様は,塔南高校のホームページにも掲載していただいています。
第35回MB全国大会(前編)
2007-12-16
ついに来てしまったこの日。
練習が始まった5月から8ヵ月(企画段階から関わったSTAFFは一年間)かけ,みんなで作り上げてきた「All I ask of You~伝えたい想い~」を大舞台でしっかり演じて欲しいと思います。
しかし今年の場合は,さいたまスーパーアリーナに到着し,目標とする本番を迎えるまでには,約12時間の時間と600kmを超える距離が待ち受けています。メンバー全員がベスト・コンディションでフィールドに立てることを祈るばかりです。

練習が始まった5月から8ヵ月(企画段階から関わったSTAFFは一年間)かけ,みんなで作り上げてきた「All I ask of You~伝えたい想い~」を大舞台でしっかり演じて欲しいと思います。
しかし今年の場合は,さいたまスーパーアリーナに到着し,目標とする本番を迎えるまでには,約12時間の時間と600kmを超える距離が待ち受けています。メンバー全員がベスト・コンディションでフィールドに立てることを祈るばかりです。

朝一番の「のぞみ」に乗車するため,集合はまだ夜明け前の5:45。
実は今季の全国大会ツアーで,もっとも心配だったのは,この時点で全員が無事にそろうかどうか,という点でした。なにせ,朝にめっきり弱いあの人この人がたくさんおられるもので・・・。
しかし,さすがに今朝はほぼ時間どおりにビシッと全員が集合完了。
ひそかに胸をなで下ろしたSTAFFでした。

6:14京都駅発車。
JR東海が誇る新鋭N700系で編成された「のぞみ100号」は,まだ暗い中を東へ向かってひた走ります。初めて乗りましたが,さすが最新の車輌だけに,内装がキレイな上に乗り心地がいいですね。
四度目の新幹線ともなれば,車内の状況はほぼ想像できます。今年は超早朝という条件(そして昨年とメンバーが入れ替わっている)にもかかわらず,毎年同じ光景となる理由が少々不思議ではありますが・・・。
例えばHr’ズは毎年必ずカードゲームに興じております。

まだ夜が明けぬうちに滋賀県を通過し,関ヶ原を越えてしまったようです。
ようやく空が白んで景色が見えるようになると,そこは濃尾平野。まもなく名古屋に到着するようです。

車内の喧騒をよそに,持ち込んだお仕事に励むハギ先生の図。
わたしですか? 荷物に入れてすらおりません。(考えなくはなかったんですが,いさぎよくあきらめて)
たしかに,往復で5時間強のまとまった時間が確保できるはずは「はず」なんですが・・・大会が終わって帰京してから必死で追いつくといたしましょう。

今日はいいお天気です。雪化粧の富士山がクッキリと見えました。
過去の全国大会では,往復ともに静岡県付近を通過するのは夜間ばかりだったので,メンバーも大喜び。携帯電話片手に写真を撮りつつ,しばし騒いでおりました。

8:26東京駅到着。
ここから上越新幹線へ乗り換えます。ちょっと贅沢かなと検討もしたのですが,ここは可能な限り移動時間を短くして,休憩や練習を確保するため,このルートになりました。
乗車するのは2階建て新幹線「MAXたにがわ311号」。途中で分割される編成らしくて,先頭車同士が連結されています。
ガーラ湯沢ゲレンデにアクセスする列車なので,スノボを抱えた乗客が目立ちます。
8:52東京駅発車。

9:17大宮駅到着。
列車の旅はここまでです。

ここからは練習会場となるウェルサンピアさいたま(越生町)までバス3台で移動。
強い風(ビル風?)に吹かれながらバスへ乗車。関東平野は広くて平らですね。山々がとても遠くに見えます。
STAFFも含めて149名と各自の荷物を納めるのに少々手こずったため,予定より20分ほど遅れて大宮駅付近を出発しました。
9:50大宮駅付近から出発。

11:30,ウェルサンピアさいたまに到着。
高速道路も使用したのですが,埼玉県を半分くらい横切った気分です。埼玉もこの辺りは丘陵地帯が続き,大宮付近とはずいぶん印象が違います。
前夜,京都を出発していた楽器輸送トラックとはここで合流。時間を効率的に使うため,メンバーをPART単位で半分に分け,積み降ろし&搬入と昼食を同時進行で行いました。

昼食メニューはチキンカレー。セルフサービス形式となっています。
バス酔いになりやすいメンバーもいるし,早朝からの移動もありますから,各自の体調と食欲に合わせて加減ができるように,ということもあってこのやり方になりました。
ただし,カレーが食べられないというメンバーも2名。(2人とも高校生ですが,なかなか珍しい例といえそうですね)この2名には,特にお願いをしてピラフを用意していただきました。

通常の練習日なら,どこであっても1時間は昼食休憩をしっかり取るのが通例ですが,今日は特別。カレーを食べ終えた者からドンドン積み降ろし&搬入チームと交代し,練習の準備を進めることになっています。だから食べている間だけが,くつろげる時間帯。
みんなの表情も和やかですね。

休憩もそこそこに体育館へ移動して,いよいよ練習開始。
こちらの体育館は30m×30mフィールドと同じ広さが確保できないため,動きではなく音のウォームアップがメインとなります。
入念なストレッチをすませ,各セクションごとに広がってウォームアップ。
ところどころがガラス張りで,日射しが入ってくるため,明るい体育館でした。

全セクションが同じ館内でやるしかないので,条件的には少々厳しいものがありますが,贅沢は言っておられません。High-Brassもセクションリーダー・ヤタオ氏の指揮でウォームアップ。High-Brassに背を向けるようにしてがんばっているのがLow-Brass。
せめて少しでも離れて,とばかりに奥の壁際に並んでいるのがWoodですね。

GSC(Gryphons Supporter Club)のN氏とY氏が,バスに同乗してウェルサンピアさいたまに同行して下さいました。目的はM2燭台のメンテナンス。制作の中心になっていただいた上に,大会本番直前まで心を砕いていただき,感謝するばかりです。
フィールドへ持ち込む(そして持ち出す)ために制作していただいた専用ケースのチェックとメンテナンスも,同時にしていただきました。
これで本番も大丈夫!

体育館後方では,Guardがウォームアップの後,フラッグやライフルの練習。
特にライフル隊は,「ノードロップ」を合い言葉に,最後の最後まで練習に余念がありません。シックル・ライフルは,通常用いられるライフル形より,やや扱いが難しいようで,限られた時間の中で「必死」感が伝わってきます。ライフルの中央につけられた白いマークは,トスした場合の回転軸となる辺りで,回転を把握しやすくなってキャッチを容易にするためにつけられているもの,と伺っています。

最後の15分を使って立奏によるランスルー。
Guardは後ろ半面を使って振付をさらっていきます。
次に音を出すのはさいたまスーパーアリーナのチューニング室となります。

14:00練習終了。
続いて楽器梱包→積み込み→バス乗車→出発と慌ただしいスケジュールが続きます。
何とか予定どおりに積み込みを終え,ウェルサンピアさいたまを後にしたのが14:30。
途中,インターチェンジ手前のY電器入店待ち渋滞に巻き込まれて,若干焦りましたが,どうにか当初の予定どおりにさいたまスーパーアリーナへ到着することができました。
事務局としては,今回の仕事のほとんどがこれで終わった気分です。
→後編へ続く。
実は今季の全国大会ツアーで,もっとも心配だったのは,この時点で全員が無事にそろうかどうか,という点でした。なにせ,朝にめっきり弱いあの人この人がたくさんおられるもので・・・。
しかし,さすがに今朝はほぼ時間どおりにビシッと全員が集合完了。
ひそかに胸をなで下ろしたSTAFFでした。

6:14京都駅発車。
JR東海が誇る新鋭N700系で編成された「のぞみ100号」は,まだ暗い中を東へ向かってひた走ります。初めて乗りましたが,さすが最新の車輌だけに,内装がキレイな上に乗り心地がいいですね。
四度目の新幹線ともなれば,車内の状況はほぼ想像できます。今年は超早朝という条件(そして昨年とメンバーが入れ替わっている)にもかかわらず,毎年同じ光景となる理由が少々不思議ではありますが・・・。
例えばHr’ズは毎年必ずカードゲームに興じております。

まだ夜が明けぬうちに滋賀県を通過し,関ヶ原を越えてしまったようです。
ようやく空が白んで景色が見えるようになると,そこは濃尾平野。まもなく名古屋に到着するようです。

車内の喧騒をよそに,持ち込んだお仕事に励むハギ先生の図。
わたしですか? 荷物に入れてすらおりません。(考えなくはなかったんですが,いさぎよくあきらめて)
たしかに,往復で5時間強のまとまった時間が確保できるはずは「はず」なんですが・・・大会が終わって帰京してから必死で追いつくといたしましょう。

今日はいいお天気です。雪化粧の富士山がクッキリと見えました。
過去の全国大会では,往復ともに静岡県付近を通過するのは夜間ばかりだったので,メンバーも大喜び。携帯電話片手に写真を撮りつつ,しばし騒いでおりました。

8:26東京駅到着。
ここから上越新幹線へ乗り換えます。ちょっと贅沢かなと検討もしたのですが,ここは可能な限り移動時間を短くして,休憩や練習を確保するため,このルートになりました。
乗車するのは2階建て新幹線「MAXたにがわ311号」。途中で分割される編成らしくて,先頭車同士が連結されています。
ガーラ湯沢ゲレンデにアクセスする列車なので,スノボを抱えた乗客が目立ちます。
8:52東京駅発車。

9:17大宮駅到着。
列車の旅はここまでです。

ここからは練習会場となるウェルサンピアさいたま(越生町)までバス3台で移動。
強い風(ビル風?)に吹かれながらバスへ乗車。関東平野は広くて平らですね。山々がとても遠くに見えます。
STAFFも含めて149名と各自の荷物を納めるのに少々手こずったため,予定より20分ほど遅れて大宮駅付近を出発しました。
9:50大宮駅付近から出発。

11:30,ウェルサンピアさいたまに到着。
高速道路も使用したのですが,埼玉県を半分くらい横切った気分です。埼玉もこの辺りは丘陵地帯が続き,大宮付近とはずいぶん印象が違います。
前夜,京都を出発していた楽器輸送トラックとはここで合流。時間を効率的に使うため,メンバーをPART単位で半分に分け,積み降ろし&搬入と昼食を同時進行で行いました。

昼食メニューはチキンカレー。セルフサービス形式となっています。
バス酔いになりやすいメンバーもいるし,早朝からの移動もありますから,各自の体調と食欲に合わせて加減ができるように,ということもあってこのやり方になりました。
ただし,カレーが食べられないというメンバーも2名。(2人とも高校生ですが,なかなか珍しい例といえそうですね)この2名には,特にお願いをしてピラフを用意していただきました。

通常の練習日なら,どこであっても1時間は昼食休憩をしっかり取るのが通例ですが,今日は特別。カレーを食べ終えた者からドンドン積み降ろし&搬入チームと交代し,練習の準備を進めることになっています。だから食べている間だけが,くつろげる時間帯。
みんなの表情も和やかですね。

休憩もそこそこに体育館へ移動して,いよいよ練習開始。
こちらの体育館は30m×30mフィールドと同じ広さが確保できないため,動きではなく音のウォームアップがメインとなります。
入念なストレッチをすませ,各セクションごとに広がってウォームアップ。
ところどころがガラス張りで,日射しが入ってくるため,明るい体育館でした。

全セクションが同じ館内でやるしかないので,条件的には少々厳しいものがありますが,贅沢は言っておられません。High-Brassもセクションリーダー・ヤタオ氏の指揮でウォームアップ。High-Brassに背を向けるようにしてがんばっているのがLow-Brass。
せめて少しでも離れて,とばかりに奥の壁際に並んでいるのがWoodですね。

GSC(Gryphons Supporter Club)のN氏とY氏が,バスに同乗してウェルサンピアさいたまに同行して下さいました。目的はM2燭台のメンテナンス。制作の中心になっていただいた上に,大会本番直前まで心を砕いていただき,感謝するばかりです。
フィールドへ持ち込む(そして持ち出す)ために制作していただいた専用ケースのチェックとメンテナンスも,同時にしていただきました。
これで本番も大丈夫!

体育館後方では,Guardがウォームアップの後,フラッグやライフルの練習。
特にライフル隊は,「ノードロップ」を合い言葉に,最後の最後まで練習に余念がありません。シックル・ライフルは,通常用いられるライフル形より,やや扱いが難しいようで,限られた時間の中で「必死」感が伝わってきます。ライフルの中央につけられた白いマークは,トスした場合の回転軸となる辺りで,回転を把握しやすくなってキャッチを容易にするためにつけられているもの,と伺っています。

最後の15分を使って立奏によるランスルー。
Guardは後ろ半面を使って振付をさらっていきます。
次に音を出すのはさいたまスーパーアリーナのチューニング室となります。

14:00練習終了。
続いて楽器梱包→積み込み→バス乗車→出発と慌ただしいスケジュールが続きます。
何とか予定どおりに積み込みを終え,ウェルサンピアさいたまを後にしたのが14:30。
途中,インターチェンジ手前のY電器入店待ち渋滞に巻き込まれて,若干焦りましたが,どうにか当初の予定どおりにさいたまスーパーアリーナへ到着することができました。
事務局としては,今回の仕事のほとんどがこれで終わった気分です。
→後編へ続く。
全国大会前日練習
2007-12-15
いよいよ明日は全国大会。
過去三年間は,15時頃に練習を切り上げていったん解散→京都駅に集合して東京へ移動→宿泊,という流れで全国大会に臨んできました。
ところが今年から,会場がさいたまスーパーアリーナ(東京駅までの移動に1時間半は見込んでおきたい)であるにも関わらず,閉会式の終了予定時刻が19時40分。これでは,最終の「のぞみ」にはギリギリで,大会進行が遅れたり,雪が降ったり,事故渋滞に巻き込まれると,乗り遅れは確実。
やむなく,明日早朝に京都を出発し,全国大会終了後に宿泊→翌月曜日に帰京というスケジュールになりました。
そのため,今日は17時までキッチリ練習できることになりましたが・・・。

過去三年間は,15時頃に練習を切り上げていったん解散→京都駅に集合して東京へ移動→宿泊,という流れで全国大会に臨んできました。
ところが今年から,会場がさいたまスーパーアリーナ(東京駅までの移動に1時間半は見込んでおきたい)であるにも関わらず,閉会式の終了予定時刻が19時40分。これでは,最終の「のぞみ」にはギリギリで,大会進行が遅れたり,雪が降ったり,事故渋滞に巻き込まれると,乗り遅れは確実。
やむなく,明日早朝に京都を出発し,全国大会終了後に宿泊→翌月曜日に帰京というスケジュールになりました。
そのため,今日は17時までキッチリ練習できることになりましたが・・・。

今日の朝イチ・ランスルーは,明日の全国大会と同じタイムスケジュールでウォームアップと準備を進める予定。ストレッチが終わると,まずはスーパーアリーナでの「動きのリハーサル」10分間から,大会進行表と同じ時間をかけていきます。
この10分間にどんなメニューを行うかについては,ドラメ家よりメンバーに既に連絡されていて,メンバー全員が「次は何をするか」を熟知しているという前提で,メニュー内容についての説明はなく,ドンドン進行します。
半面をGuardが使うことも,メニュー予定で調整済みです。

Guardも合流した「動きのリハーサル」10分間の後半は,コンテの中で気になるところを取り出して何度か繰り返します。(音は出しません)
メンバーの緊張度がもっとも高いと思われる,ショウ冒頭のファーストヒットまでの部分も,もちろん対象となります。ずいぶん昔のようですが,オープン参加した京都府マーチングコンテストでの2007ファーストショウでは,この部分で大きなズレが生じました。
さすがに,何度も本番でショウを演じてきただけに,安定感は増していますが,明日は何が起こるかわかりませんので,万全を期します。

動きのリハーサル終了後は,少し間隔をおいてから,チューニング室で行うメニューへと移ります。この間は,GuardとPit.は明日と同じように待機となります。
10分間の前半は,Batteryの基礎打ちから始まって,HornLineのチューニング,そしていつものコラール等を演奏した後,ショウ曲の中でポイントと思われる部分を取り出して音を出してみます。

そして入場隊形から移動してのSettingへ。ユニフォームこそ着用しませんが,待機の時間,入退場も含めて,全て大会当日の動きをシミュレートします。
もちろん,指示がそうなっているからといって,メンバー全員が心の底から「大会本番」を意識しているかといえば,やはり生身の人間ですから「練習だ」という想いを捨てきることは難しいでしょう。
でも,STAFFとしては,何としてでも一人一人がそれぞれの努力で積み重ねてきた今までの「練習成果を出し切る」ことができるように,できる手立ては尽くしておきたかったのです。

ちょっとは緊張?した「全国大会シミュレーション」を兼ねた朝イチ・ランスルーの出来は上々でした。明日の大会本番は,早朝からの移動があり,この通りにそう簡単にはいかないはずですが,「練習は裏切らない」ことを支えに,堂々と演じてほしいものです。
さて,昼休みには,先週八木町で配布された「キラキラタスキ」の装着チェックを各PARTごとに。
やはりパーフェクトとはいきませんでして(v_v)・・・マジックテープの縦横を間違えてしまった者が1名おりました。しかし他は,どうやら無事にマニュアルどおり,装着できる状態に仕上げてきたようです。

キラキラタスキ装着チェックは本日中にすませておくことになっていますが,ほとんどのPARTが昼休みを利用して進めています。
「え~・・・先輩,こーですかぁ」
PART単位でフォローし合うことができるように,チェックは各PARTリーダーに任されていますので,この場を仕切るのはPARTリーダー。
「どれどれ,お姉さんに任せなさい。ほら,シャキッとして!」
PARTリーダーYumipuのチェックを受けるN君,なぜ直立不動?!

「大会直前には何かが壊れる」というジンクスの証拠がまた一つ。
昨日放課後の合奏中,1番バスドラムTomokoのビーターがポッキリと逝きました。
カメラの用意がなかったので,今日も折れたビーターを持参していただきました。これが本番直前とか本番中ではない,というのはやはり一種の「幸運」である,と信じることにいたしましょう。

やたらと真っ白い,かつ騒がしい一団がいるなぁ,と思っていたら,Hr.ズの2007年版トレーナーが完成した模様です。・・・って全国大会前日ですか?!
まぁ,間に合ったといえば間に合ってるんですが(^_^;)
だけど君たち,コンテ中にその白いトレーナーはむちゃくちゃ目立ってますからね。ミスしたらすぐに「Hr.ズだ!」とばれてしまいますよ。

それにしてもその「けちょんけちょん」って何ですか?
君たちの感性には(^。^;)・・・・・まぁ,いいか。なぜか一気に老けた気分ですが。
だけど,いつもの「変子=へんこ」じゃなくて「変児=へんじ」代表って・・・あ,それも「へんこ」?
聞くところによると,当初は「変娘」と書いて「へんこ」と読む予定だったとか。
しかし,これを着用するナイス・ソリストFlg.Hrヤタオ氏(←彼女たちに自分たちの一員と見なされている=ご本人がそれをどう感じているかは未確認・・・)配慮したとのこと。「ちゃんと先輩も着れるように“娘”って字を“児”に変えたんですよ!」と得々として語っておりました。
そ…そうなんですか。
心優しいことなのかどうか,少々コメントには窮しますが。
で,渦中のヤタオ氏にも突撃インタビュー!
「いやぁ,練習以外の普通の日でも着られるようなのにしてね,と言ってはあったんですけど,ハハ・・・(^_^;)」

そういえばGuardチームも同じポロシャツを着ておりますね,それ,今年版?
ピンクの地に赤い薔薇がクッキリ浮き上がっていますが,よく見ると白で他にもいろいろ書いてあったりします。
こちらも何とか間に合ってよかったですね。

やはり今日も現れました「楽器磨き隊」
本番前日の休憩中にのみ生息する種族です。どうですか,キレイになりました?
ベルの内側を気にするのもいいけれど,毎回の練習後にちゃんと抜差管の水分を抜くのもお忘れなく!

午前&午後,9時~17時の練習では,あっという間に最後のランスルーまで来てしまいます。今日もGuardチームは振り慣れするために衣装着用で。
次にランスルーをするのは,明日のさいたまスーパーアリーナの大会本番。みんなの表情も引き締まっています。
さすがに気持ちのこもった,いいランスルーになりました。

全国大会前日・ラストランスルーを見届けに,多くの方々が応援に駆けつけて下さいました。ランスルーが終わった後,団長モーリ氏より,みなさんへのご挨拶。
応援ありがとうございました。明日はみんなで集中して,全力を出し切って良いショウになるよう,がんばってきます!

体育館ロビーにはGSC(Gryphons Supporter Club)が,例の応援メッセージ募集ボードを設置。ラスト・ランスルーを見届けた人たちが,次々にメッセージを貼り付けて下さいました。

梱包&積み込みと並行して,現役衣装係が各PARTから「キラキラタスキ」をいったん回収します。装着OKとなったら,次に怖いのが忘れ物。そこで全部箱詰めにしてトラックに乗せてしまえ!ということになりました。
帽子とカフスとキラキラタスキ。衣装係が管轄する段ボール箱も,年々増殖中のようです。

こちらは,明日の本番直前,チューニング室を出て待機している間に,HornLineメンバーの口を湿らせるための水分補給用。前回までは,付き添っているSTAFFがペットボトルがごっそり入った袋を抱えて,ついてまわっていたのですが,さすがに本数が増えて苦しくなってきました。
というわけで,急遽,練習から抜け出してホームセンターをまわり,適当な台車とコンテナを調達。何とか楽にかつ体裁よく移動&水分補給ができるようになりました。
頼むからこの水分セットも忘れずに積み込んでおいてね!

全国大会の楽器輸送も,いつものアラキ運送さん。
ドライバーのN氏とも,3年前くらいから顔なじみです。
通常の体育館練習とは違って,衣装係の段ボールや水分セット,それにいつもはたかはし号&ハギ号に乗せている楽器を積むために,時間をかけてPit.楽器の大半を解体して梱包した毛布の包みが大量にあります。
いつもの積み込みなら30分以内に完了してみせる優秀なCarry隊ですが,解体と梱包がなかなか進まないこともあり,今夜はさすがにいつものペースは難しいようです。

それでも,さすがは百戦錬磨のCarry隊。何とか大きなトラックに納めきって,無事に積み込み終了。ドライバーN氏は,これから埼玉県に向かって東へひた走ります。
よろしくお願いします。お気をつけて!
手が空いたメンバーから帰宅の途へ。
明朝の集合はとっっっても早いから,今夜は早く寝て下さい。
明日は一年間,目標としてきた大切な一日。
そして,移動距離だけでも数百Kmというハードな一日となります。しっかり休養しましょう。
この10分間にどんなメニューを行うかについては,ドラメ家よりメンバーに既に連絡されていて,メンバー全員が「次は何をするか」を熟知しているという前提で,メニュー内容についての説明はなく,ドンドン進行します。
半面をGuardが使うことも,メニュー予定で調整済みです。

Guardも合流した「動きのリハーサル」10分間の後半は,コンテの中で気になるところを取り出して何度か繰り返します。(音は出しません)
メンバーの緊張度がもっとも高いと思われる,ショウ冒頭のファーストヒットまでの部分も,もちろん対象となります。ずいぶん昔のようですが,オープン参加した京都府マーチングコンテストでの2007ファーストショウでは,この部分で大きなズレが生じました。
さすがに,何度も本番でショウを演じてきただけに,安定感は増していますが,明日は何が起こるかわかりませんので,万全を期します。

動きのリハーサル終了後は,少し間隔をおいてから,チューニング室で行うメニューへと移ります。この間は,GuardとPit.は明日と同じように待機となります。
10分間の前半は,Batteryの基礎打ちから始まって,HornLineのチューニング,そしていつものコラール等を演奏した後,ショウ曲の中でポイントと思われる部分を取り出して音を出してみます。

そして入場隊形から移動してのSettingへ。ユニフォームこそ着用しませんが,待機の時間,入退場も含めて,全て大会当日の動きをシミュレートします。
もちろん,指示がそうなっているからといって,メンバー全員が心の底から「大会本番」を意識しているかといえば,やはり生身の人間ですから「練習だ」という想いを捨てきることは難しいでしょう。
でも,STAFFとしては,何としてでも一人一人がそれぞれの努力で積み重ねてきた今までの「練習成果を出し切る」ことができるように,できる手立ては尽くしておきたかったのです。

ちょっとは緊張?した「全国大会シミュレーション」を兼ねた朝イチ・ランスルーの出来は上々でした。明日の大会本番は,早朝からの移動があり,この通りにそう簡単にはいかないはずですが,「練習は裏切らない」ことを支えに,堂々と演じてほしいものです。
さて,昼休みには,先週八木町で配布された「キラキラタスキ」の装着チェックを各PARTごとに。
やはりパーフェクトとはいきませんでして(v_v)・・・マジックテープの縦横を間違えてしまった者が1名おりました。しかし他は,どうやら無事にマニュアルどおり,装着できる状態に仕上げてきたようです。

キラキラタスキ装着チェックは本日中にすませておくことになっていますが,ほとんどのPARTが昼休みを利用して進めています。
「え~・・・先輩,こーですかぁ」
PART単位でフォローし合うことができるように,チェックは各PARTリーダーに任されていますので,この場を仕切るのはPARTリーダー。
「どれどれ,お姉さんに任せなさい。ほら,シャキッとして!」
PARTリーダーYumipuのチェックを受けるN君,なぜ直立不動?!

「大会直前には何かが壊れる」というジンクスの証拠がまた一つ。
昨日放課後の合奏中,1番バスドラムTomokoのビーターがポッキリと逝きました。
カメラの用意がなかったので,今日も折れたビーターを持参していただきました。これが本番直前とか本番中ではない,というのはやはり一種の「幸運」である,と信じることにいたしましょう。

やたらと真っ白い,かつ騒がしい一団がいるなぁ,と思っていたら,Hr.ズの2007年版トレーナーが完成した模様です。・・・って全国大会前日ですか?!
まぁ,間に合ったといえば間に合ってるんですが(^_^;)
だけど君たち,コンテ中にその白いトレーナーはむちゃくちゃ目立ってますからね。ミスしたらすぐに「Hr.ズだ!」とばれてしまいますよ。

それにしてもその「けちょんけちょん」って何ですか?
君たちの感性には(^。^;)・・・・・まぁ,いいか。なぜか一気に老けた気分ですが。
だけど,いつもの「変子=へんこ」じゃなくて「変児=へんじ」代表って・・・あ,それも「へんこ」?
聞くところによると,当初は「変娘」と書いて「へんこ」と読む予定だったとか。
しかし,これを着用するナイス・ソリストFlg.Hrヤタオ氏(←彼女たちに自分たちの一員と見なされている=ご本人がそれをどう感じているかは未確認・・・)配慮したとのこと。「ちゃんと先輩も着れるように“娘”って字を“児”に変えたんですよ!」と得々として語っておりました。
そ…そうなんですか。
心優しいことなのかどうか,少々コメントには窮しますが。
で,渦中のヤタオ氏にも突撃インタビュー!
「いやぁ,練習以外の普通の日でも着られるようなのにしてね,と言ってはあったんですけど,ハハ・・・(^_^;)」

そういえばGuardチームも同じポロシャツを着ておりますね,それ,今年版?
ピンクの地に赤い薔薇がクッキリ浮き上がっていますが,よく見ると白で他にもいろいろ書いてあったりします。
こちらも何とか間に合ってよかったですね。

やはり今日も現れました「楽器磨き隊」
本番前日の休憩中にのみ生息する種族です。どうですか,キレイになりました?
ベルの内側を気にするのもいいけれど,毎回の練習後にちゃんと抜差管の水分を抜くのもお忘れなく!

午前&午後,9時~17時の練習では,あっという間に最後のランスルーまで来てしまいます。今日もGuardチームは振り慣れするために衣装着用で。
次にランスルーをするのは,明日のさいたまスーパーアリーナの大会本番。みんなの表情も引き締まっています。
さすがに気持ちのこもった,いいランスルーになりました。

全国大会前日・ラストランスルーを見届けに,多くの方々が応援に駆けつけて下さいました。ランスルーが終わった後,団長モーリ氏より,みなさんへのご挨拶。
応援ありがとうございました。明日はみんなで集中して,全力を出し切って良いショウになるよう,がんばってきます!

体育館ロビーにはGSC(Gryphons Supporter Club)が,例の応援メッセージ募集ボードを設置。ラスト・ランスルーを見届けた人たちが,次々にメッセージを貼り付けて下さいました。

梱包&積み込みと並行して,現役衣装係が各PARTから「キラキラタスキ」をいったん回収します。装着OKとなったら,次に怖いのが忘れ物。そこで全部箱詰めにしてトラックに乗せてしまえ!ということになりました。
帽子とカフスとキラキラタスキ。衣装係が管轄する段ボール箱も,年々増殖中のようです。

こちらは,明日の本番直前,チューニング室を出て待機している間に,HornLineメンバーの口を湿らせるための水分補給用。前回までは,付き添っているSTAFFがペットボトルがごっそり入った袋を抱えて,ついてまわっていたのですが,さすがに本数が増えて苦しくなってきました。
というわけで,急遽,練習から抜け出してホームセンターをまわり,適当な台車とコンテナを調達。何とか楽にかつ体裁よく移動&水分補給ができるようになりました。
頼むからこの水分セットも忘れずに積み込んでおいてね!

全国大会の楽器輸送も,いつものアラキ運送さん。
ドライバーのN氏とも,3年前くらいから顔なじみです。
通常の体育館練習とは違って,衣装係の段ボールや水分セット,それにいつもはたかはし号&ハギ号に乗せている楽器を積むために,時間をかけてPit.楽器の大半を解体して梱包した毛布の包みが大量にあります。
いつもの積み込みなら30分以内に完了してみせる優秀なCarry隊ですが,解体と梱包がなかなか進まないこともあり,今夜はさすがにいつものペースは難しいようです。

それでも,さすがは百戦錬磨のCarry隊。何とか大きなトラックに納めきって,無事に積み込み終了。ドライバーN氏は,これから埼玉県に向かって東へひた走ります。
よろしくお願いします。お気をつけて!
手が空いたメンバーから帰宅の途へ。
明朝の集合はとっっっても早いから,今夜は早く寝て下さい。
明日は一年間,目標としてきた大切な一日。
そして,移動距離だけでも数百Kmというハードな一日となります。しっかり休養しましょう。
全国大会2日前
2007-12-08
今日Pit.は塔南高校内で練習しており,HornLine・BatteryとGuardが南丹市八木町へやって来ました。Pit.がいないので,ラインの精度とか,音色やタイミングの統一など,それぞれセクションとしての課題を,可能な限り詰めていくのが今日の目標。
そういえば,暑い夏から何度も通った,ここ八木町へ来るのも,今季は今日が最後です。

そういえば,暑い夏から何度も通った,ここ八木町へ来るのも,今季は今日が最後です。

来週の前日練習は,コンディションの調整が主目的になるはずですから,「練習」らしい練習は今日が最後となります。
ここまで来たら,今までやってきた練習と自分たちの努力を信じて,残された時間に集中し,「できてる・できてない」ではなく,「やるだけのことはやり尽くし」たという自信を持ってスーパーアリーナのフィールドに立ってほしいと思います。

過去二週間にわたり,もう一度本格的に合奏をして,サウンド面の再確認を行ってきました。今日はその集大成の日でもあります。
合奏で表現できていたことを,動きながらでも表現することが目標。
まずは,先週までの合奏が,しっかり自分たちで消化できているかどうか,確認しましょう。

合奏中,管楽器の背後のBatteryで何やら慌ただしい動きが。
Multi Tenor DrumのMegumiの周りに人だかりが生じております。
いったい何事ですか?
ヘッド(皮)を交換しているの?

あぁヘッドが1枚,みごとにパックリと・・・。
現役時代,折りまくって破りまくった実績から「破壊の女王」として君臨してきた,同PARTのKanakoさんは,余裕でニコニコしておりますが(-。-;)
まぁ「形あるもの,いつかは壊れる」のが世の常ですが,我がGryphonsでは,なぜか大きな本番が近づくほど何かが壊れる,というジンクスがあるようです。
思い出してみれば,過去にも前日に交換したチャイムのキャスター,ゴングのキャスター等々,それにMarching Baritoneのベルが一週間前にグニッと曲がったこともありましたっけ(/_;)
当日の本番直前,あるいはその演技中に壊れないということは,言いかえれば,いつも幸運に恵まれてきた,ということでもあるのでしょうか・・・。

M1後半のGuard振付。HornLine&Batteryのブロックの反対側で,振りまくっているGuardのブロックです。
こうして注目してみると,かなり激しい振付になっているのがよく分かりますね。
上からショウを見ていると,なかなかこうしたダイナミックな振付は印象に残らないのですが,練習を重ねて身につけてきた,このような振付が,地道にショウのクォリティを支えていることを感じました。

がんばっているのはHornLineも同じ。
大編成でのブロックを用いた絵は,多くのメンバーがシンクロして動いていかねば崩れていくため,何度も練習をした部分です。この時期になれば,コンテの中で高校一年生がどこにいるかは,すぐにはわからなくなりました。この半年間でずいぶん成長しましたね。

全国大会直前になりますと,事務的な雑用も山のように押し寄せてきます。
休憩時間中に,メンバーが張り出された紙を前に,あーだこーだと騒いでいるのは,ホテルの部屋割リスト。一般・高校生ごと,PART単位に割り当てられた部屋の人数枠に,自分たちで氏名を書き込んで完成させる作業をしています。今日,帰るまでに書き込んでおかないと,適当に割り振られてしまう(と脅されている)ので,休憩中は各PARTごとにワイワイやっておられます。

昼休み,GuardはGSC(Gryphons Supporter Club)Y氏のご厚意により,自分たちの先週のランスルーをチェック中。
演技中は自分の背後はもちろん見えておりませんから,フラッグやボディーワークの角度・タイミングなどがそろっているかどうか,全く分かりません。
こうして自分たちのランスルーをじっくりとチェックできる機会は,たいへん参考になります。こうして毎週ランスルーを録画していただけるSupporter Clubのご支援も,とてもありがたいことです。

実はGryphonsのユニフォームを,今季の全国大会から少しだけドレスアップすることになりました。全国大会へ行くと,どこのチームもキラキラとスパンコールをあしらった華やかなユニフォームで演技をショウアップされています。
「Gryのユニフォームもどっかキラキラさせたいな」という声もあり,検討に着手。
しかし,全面的なデザイン変更ではなく,今のGryphonsのイメージを発展させる方向で考えようということで,ユニフォームを制作していただいている村田堂さんに3年越しで素材や装着方法の研究をしていただきました。こうして,直前にはなりましたが,今回,できあがってきた「キラキラタスキ」
フロントの白いアクセントラインの上からかぶせる形で,控えめにキラキラさせた素材の「タスキ」を装着し,袖の白いカフスも同素材を使用したものを用意しました。
これは,装着のためのマジックテープ等を自分のユニフォームにどうやってつけるか,という講習会風景。村田堂さんに詳細なマニュアルまで作っていただいたので,大丈夫かとは思いますが,念のために来週の練習に全員持参してチェックすることになりました。

GSCが,さる11月25日に実施されたバザーから,全国大会応援の寄せ書きを始めておられます。毎週の練習にこうして持参して,練習を見に来られる方々に,応援メッセージをお願いしているとのこと。25日当日から今日で三日目になりますが,ありがたいことに多くの方々よりメッセージをいただいています。Y氏は「大会までには埋め尽くします」と笑顔で語っておられました。
もちろん,メンバーも休憩時間中に一つ一つ読んでいました。

前日の練習ではメンバーの荷造り等に差し支えるかもという配慮から,例年,大会一週間前ぐらいの練習日に,本番と同様にユニフォームを着用し,時間配分どおりにランスルーをする通称「ドレス・リハーサル」を行ってきました。
しかし,今季は大会そのものが一ヶ月早まったことで,練習日数が(Gry時間で)一週間近く減ったため,準備に時間をかける「ドレス・リハーサル」よりも,1分でも練習時間を確保しようということになりました。
Guardだけは,衣装を着てフラッグを振る機会を増やす,という観点から着替えていますが,髪型は先ほどまでの練習時のままになっています。

全国大会に出てくる大編成の他支部代表は,Bugle CorpsかオールBrass(金管楽器)編成。となると逆に「Gryphonsの持ち味」として,木管楽器が編成に加わっている音色,が大きな特徴となってきます。
アレンジもコンテも,この木管楽器=Woodセクションを,いかに聴かせる&見せるかという点がポイントとなっています。物理的な音量の限界から,ハッキリと見せ場を作るとなると,どうしてもバラード系の比較的音量が薄いシーンが中心となりますが,今季もM2「All I ask of You」で木管楽器にフォーカスを当てた場面が作られています。
この部分のサウンド感も,なかなか良い雰囲気になってきました。

映画化された「オペラ座の怪人」でいえば,やはり象徴的に使われている「紅いバラと黒いリボン」,これをショウの中で演出のモチーフとして使うという方針は,ごく初期の段階からありました。
ショウの冒頭はフィールド中央に咲く大きな「赤薔薇」シート,これはいったん引き裂くとショウの時間帯の中でつなぎ合わせることは不可能です。ラストシーン,ファントムと別れ,彼の想いを胸に地上の人間世界で生きていくクリスティーヌ。これを表現したかったのですが,最終的には赤いバラをイメージさせるGuardの中に,ファントムの仮面をかかげたクリスティーヌがポーズを決める,という絵になりました。

来週末はもう前日。走って走って・・・気がついたら今シーズンもあとわずかになりました。
残る練習は泣いても笑ってもあと一回。
みんなでショウを作ることが活動目的であるGryphonsにとって,最後の「お楽しみ」な一日になります。
その前に・・・部屋割リストと試験問題を作らなきゃ(_ _;)
_________________
全国大会出場に対して,塔南高校PTA,愛校会,同窓会より今年も激励金をいただくことになり,12日(水)に校長室で授与式がありました。PTA・愛校会・同窓会の各会長より,吹奏楽部部長・副部長に激励金が手渡されました。
こうした各方面からのご支援・ご声援をいただいて,Gryphonsは活動を続けることができ,全国大会へも出場できるまでになりました。メンバーもSTAFFも,このことをしっかり心に刻んで,今までの練習成果を出し切るショウを演じていきたいと思います。
ありがとうございました。

ここまで来たら,今までやってきた練習と自分たちの努力を信じて,残された時間に集中し,「できてる・できてない」ではなく,「やるだけのことはやり尽くし」たという自信を持ってスーパーアリーナのフィールドに立ってほしいと思います。

過去二週間にわたり,もう一度本格的に合奏をして,サウンド面の再確認を行ってきました。今日はその集大成の日でもあります。
合奏で表現できていたことを,動きながらでも表現することが目標。
まずは,先週までの合奏が,しっかり自分たちで消化できているかどうか,確認しましょう。

合奏中,管楽器の背後のBatteryで何やら慌ただしい動きが。
Multi Tenor DrumのMegumiの周りに人だかりが生じております。
いったい何事ですか?
ヘッド(皮)を交換しているの?

あぁヘッドが1枚,みごとにパックリと・・・。
現役時代,折りまくって破りまくった実績から「破壊の女王」として君臨してきた,同PARTのKanakoさんは,余裕でニコニコしておりますが(-。-;)
まぁ「形あるもの,いつかは壊れる」のが世の常ですが,我がGryphonsでは,なぜか大きな本番が近づくほど何かが壊れる,というジンクスがあるようです。
思い出してみれば,過去にも前日に交換したチャイムのキャスター,ゴングのキャスター等々,それにMarching Baritoneのベルが一週間前にグニッと曲がったこともありましたっけ(/_;)
当日の本番直前,あるいはその演技中に壊れないということは,言いかえれば,いつも幸運に恵まれてきた,ということでもあるのでしょうか・・・。

M1後半のGuard振付。HornLine&Batteryのブロックの反対側で,振りまくっているGuardのブロックです。
こうして注目してみると,かなり激しい振付になっているのがよく分かりますね。
上からショウを見ていると,なかなかこうしたダイナミックな振付は印象に残らないのですが,練習を重ねて身につけてきた,このような振付が,地道にショウのクォリティを支えていることを感じました。

がんばっているのはHornLineも同じ。
大編成でのブロックを用いた絵は,多くのメンバーがシンクロして動いていかねば崩れていくため,何度も練習をした部分です。この時期になれば,コンテの中で高校一年生がどこにいるかは,すぐにはわからなくなりました。この半年間でずいぶん成長しましたね。

全国大会直前になりますと,事務的な雑用も山のように押し寄せてきます。
休憩時間中に,メンバーが張り出された紙を前に,あーだこーだと騒いでいるのは,ホテルの部屋割リスト。一般・高校生ごと,PART単位に割り当てられた部屋の人数枠に,自分たちで氏名を書き込んで完成させる作業をしています。今日,帰るまでに書き込んでおかないと,適当に割り振られてしまう(と脅されている)ので,休憩中は各PARTごとにワイワイやっておられます。

昼休み,GuardはGSC(Gryphons Supporter Club)Y氏のご厚意により,自分たちの先週のランスルーをチェック中。
演技中は自分の背後はもちろん見えておりませんから,フラッグやボディーワークの角度・タイミングなどがそろっているかどうか,全く分かりません。
こうして自分たちのランスルーをじっくりとチェックできる機会は,たいへん参考になります。こうして毎週ランスルーを録画していただけるSupporter Clubのご支援も,とてもありがたいことです。

実はGryphonsのユニフォームを,今季の全国大会から少しだけドレスアップすることになりました。全国大会へ行くと,どこのチームもキラキラとスパンコールをあしらった華やかなユニフォームで演技をショウアップされています。
「Gryのユニフォームもどっかキラキラさせたいな」という声もあり,検討に着手。
しかし,全面的なデザイン変更ではなく,今のGryphonsのイメージを発展させる方向で考えようということで,ユニフォームを制作していただいている村田堂さんに3年越しで素材や装着方法の研究をしていただきました。こうして,直前にはなりましたが,今回,できあがってきた「キラキラタスキ」
フロントの白いアクセントラインの上からかぶせる形で,控えめにキラキラさせた素材の「タスキ」を装着し,袖の白いカフスも同素材を使用したものを用意しました。
これは,装着のためのマジックテープ等を自分のユニフォームにどうやってつけるか,という講習会風景。村田堂さんに詳細なマニュアルまで作っていただいたので,大丈夫かとは思いますが,念のために来週の練習に全員持参してチェックすることになりました。

GSCが,さる11月25日に実施されたバザーから,全国大会応援の寄せ書きを始めておられます。毎週の練習にこうして持参して,練習を見に来られる方々に,応援メッセージをお願いしているとのこと。25日当日から今日で三日目になりますが,ありがたいことに多くの方々よりメッセージをいただいています。Y氏は「大会までには埋め尽くします」と笑顔で語っておられました。
もちろん,メンバーも休憩時間中に一つ一つ読んでいました。

前日の練習ではメンバーの荷造り等に差し支えるかもという配慮から,例年,大会一週間前ぐらいの練習日に,本番と同様にユニフォームを着用し,時間配分どおりにランスルーをする通称「ドレス・リハーサル」を行ってきました。
しかし,今季は大会そのものが一ヶ月早まったことで,練習日数が(Gry時間で)一週間近く減ったため,準備に時間をかける「ドレス・リハーサル」よりも,1分でも練習時間を確保しようということになりました。
Guardだけは,衣装を着てフラッグを振る機会を増やす,という観点から着替えていますが,髪型は先ほどまでの練習時のままになっています。

全国大会に出てくる大編成の他支部代表は,Bugle CorpsかオールBrass(金管楽器)編成。となると逆に「Gryphonsの持ち味」として,木管楽器が編成に加わっている音色,が大きな特徴となってきます。
アレンジもコンテも,この木管楽器=Woodセクションを,いかに聴かせる&見せるかという点がポイントとなっています。物理的な音量の限界から,ハッキリと見せ場を作るとなると,どうしてもバラード系の比較的音量が薄いシーンが中心となりますが,今季もM2「All I ask of You」で木管楽器にフォーカスを当てた場面が作られています。
この部分のサウンド感も,なかなか良い雰囲気になってきました。

映画化された「オペラ座の怪人」でいえば,やはり象徴的に使われている「紅いバラと黒いリボン」,これをショウの中で演出のモチーフとして使うという方針は,ごく初期の段階からありました。
ショウの冒頭はフィールド中央に咲く大きな「赤薔薇」シート,これはいったん引き裂くとショウの時間帯の中でつなぎ合わせることは不可能です。ラストシーン,ファントムと別れ,彼の想いを胸に地上の人間世界で生きていくクリスティーヌ。これを表現したかったのですが,最終的には赤いバラをイメージさせるGuardの中に,ファントムの仮面をかかげたクリスティーヌがポーズを決める,という絵になりました。

来週末はもう前日。走って走って・・・気がついたら今シーズンもあとわずかになりました。
残る練習は泣いても笑ってもあと一回。
みんなでショウを作ることが活動目的であるGryphonsにとって,最後の「お楽しみ」な一日になります。
その前に・・・部屋割リストと試験問題を作らなきゃ(_ _;)
_________________
全国大会出場に対して,塔南高校PTA,愛校会,同窓会より今年も激励金をいただくことになり,12日(水)に校長室で授与式がありました。PTA・愛校会・同窓会の各会長より,吹奏楽部部長・副部長に激励金が手渡されました。
こうした各方面からのご支援・ご声援をいただいて,Gryphonsは活動を続けることができ,全国大会へも出場できるまでになりました。メンバーもSTAFFも,このことをしっかり心に刻んで,今までの練習成果を出し切るショウを演じていきたいと思います。
ありがとうございました。

全国大会3日前
2007-12-02
いよいよ実日数でも全国大会まで,あと二週間。
来週は現役高校生が試験前なので土曜のみしか練習がありません。しかも,Pit.が八木町へ来るのは今シーズンこれが最終となります。
次にPit.を入れて練習できるのは前日15日。実質的にはPit.を含めた練習は今日が最後といってもよいでしょう。

来週は現役高校生が試験前なので土曜のみしか練習がありません。しかも,Pit.が八木町へ来るのは今シーズンこれが最終となります。
次にPit.を入れて練習できるのは前日15日。実質的にはPit.を含めた練習は今日が最後といってもよいでしょう。

今日のスケジュールはM3中心。
純粋に練習時間量でいっても,もっともかけた時間が短いのは事実。さらに11月から後半のアップテンポ部分はNewバージョンに差し替えられています。しかしPit.もいるし,ということで,なかなか悩ましい予定組みになったようです。
とりあえず,午前中はM3クリーニングに全力を集中する,という形になっていますね。

昨夜の泊まり込みでのSTAFF会議は,終わったのが3:00AM。亀岡市内だったから八木町へ来るまでの時間はかからないのですが,さすがに少々眠気が残ります。
さて,メンバーがストレッチ~MMを行っている間,体育館フロアの外側では,M1冒頭を飾る薔薇シートを広げて何やら作業が始まります。

ハギハラ工房では,塗装作業も請け負っております。
薔薇シートも,関西大会以降の練習の中で,何度も広げたりたたんだり,あるいは束ねて輸送したりと,酷使を重ねて塗料がはげた箇所が出てきました。
今日は全国大会に備えて,はがれ落ちた部分を補習,いや補修しておられます。

今日の午前中のクリーニングは,M3アップテンポからのNewバージョン部分。
Guardのうち,デカ旗を持つ9名は,この部分は大きな旗を必死で支えて走っている絵がほとんどです。それでは練習時間がもったいないので,屋外で自主練習。
陽が出ている限り,ほとんど冷蔵庫(冷凍庫?)の館内より屋外の方が暖かいかも・・・。

一方,Pit.は第二会議室にこもって音の詰め。
薔薇シートの修復を終えたハギ先生から,ビシビシと突っ込みが入ります。
今,つかまっているのはラック担当のFuuka。

一方,館内ではクリーニングが続きます。
カチッとしたブロックを,崩さぬようにマシーンの如く動いていく,というのは,Gryphonsの人たちにとっては,やや不得意なように思います。
全国大会までに,詰められるだけは詰めておきましょう。

後方からショウを見ると,こんな感じになります。
Batteryも(後方なのでふだんはわかりにくいのですが)かなり大きく動いているんですね。大きなバスドラムでアンサンブルをするBD隊は,5人のうち4人が高校一年生。でも,この時期になると,頼もしく成長しています。

今日のクリーニング・テーマの一つであった,最後の1枚で左右から押し寄せるブロックの人たちです。
ここはテンポ160超で,ショウの中でも,もっとも速い部分。
先頭(一番内側=もっとも距離がある)のW-Natsukiのうち,Piccolo-Natsukiなど,こうして見るとほとんど「飛んで」いるように見えます。

そして,一日の練習の締めくくり,ランスルーの準備へと入ります。
実はランスルー準備で一番忙しいのは,Guardチームだったりします。
今季のショウでは(本数はいろいろですが)4種のフラッグ,ライフル,燭台,そして薔薇シートをセットしておかねばなりません。
ただ単にSettingするだけではなく,1枚1枚のフラッグを,ショウで振り始めた瞬間にキレイに広がるよう,きちんとたたんでおかないといけません。

こちらでは,カンパニーラインの前で華やかさを添える,真っ赤なバタフライフラッグをたたんでおります。両端に2本のポールがある上,閉じたままフィールドへ出て行って観客の注目の中で開くだけに,たたみ方も慎重です。

ハギハラ工房による修復作業が終わった薔薇シートは,たたむ前に全てのピースを合わせて完成させます。全国大会当日,この作業をするための時間とスペースをどうやって確保するか,が懸案となっています。
今のところ,練習会場でセットし,たたんだ状態で輸送してから,さいたまスーパーアリーナのフィールドリハーサル(10分間)の間に,一度広げてチェックする,という案が有力です。

「さんま・玉緒のあんたの夢かなえたろかSP」という番組の取材に,TBSテレビ制作センターのK氏が八木町まで来られました。
全国のマーチングバンドのメンバーを対象に「あなたの夢は何ですか?」というテーマのインタビューを行いながら全国各地を回っておられるとか。
今日も名古屋で取材をした後,はるばる南丹市八木町まで・・・仕事とはいえ,大変ですね。

小さな紙旗を持ってスタンバイするGuard STAFFのユッチ嬢。
彼女は,全国大会で計時の合図を出す大役を引き受けていただいております。
今日は,その練習というわけで,大会と同じ指揮台の正面側に準備していただきました。

よ~し,今日のランスルーはいい感じで来ているぞ!と見ている方も力が入る熱演。
課題となっている部分を克服し切れたわけではないと思いますが,演じるメンバーの気持ちが伝わってくるナイス・ランスルーです。
薔薇シートもキッチリ引き裂けています。

と,喜んで見ていたら,最後の最後に事故発生。
ラスト2枚の絵で,左右のブロックが大きくリア・マーチしてから前へ飛ぶように出てくる速い動き。
もっとも長い距離を動かねばならないW-Natsukiのうち,下手側のPiccolo-Natsukiが切り返す瞬間に足が滑って転倒してしまいました。
すぐに起きあがって動き出すも,最終ポジションにはたどり着けず・・・。
周囲が巻き込まれたりすることもなく,本人もまったくケガがなかったのが何よりでした。

全国大会まであとわずかというこの時期,STAFFはショウの仕上がり以外にも,メンバーのコンディションに気を遣います。
特に,通勤・通学途上で思わぬ事故などに合わないか,練習中にクラッシュして足を痛めたりしないか等々,なかなかドキドキする日々が続きます。
そして塔南高校生は,明日から3タームテスト一週間前に入ります。
「試合前特別練習届」というシステムがありますので,毎日90分間の練習は認められますので,楽器はさわれるのですが,顧問としては試験の「成績」も気にかかります。
練習からパシッと切り替えて,学業も同じ熱意で・・・ということで,みんな,くれぐれもよろしく。
純粋に練習時間量でいっても,もっともかけた時間が短いのは事実。さらに11月から後半のアップテンポ部分はNewバージョンに差し替えられています。しかしPit.もいるし,ということで,なかなか悩ましい予定組みになったようです。
とりあえず,午前中はM3クリーニングに全力を集中する,という形になっていますね。

昨夜の泊まり込みでのSTAFF会議は,終わったのが3:00AM。亀岡市内だったから八木町へ来るまでの時間はかからないのですが,さすがに少々眠気が残ります。
さて,メンバーがストレッチ~MMを行っている間,体育館フロアの外側では,M1冒頭を飾る薔薇シートを広げて何やら作業が始まります。

ハギハラ工房では,塗装作業も請け負っております。
薔薇シートも,関西大会以降の練習の中で,何度も広げたりたたんだり,あるいは束ねて輸送したりと,酷使を重ねて塗料がはげた箇所が出てきました。
今日は全国大会に備えて,はがれ落ちた部分を補習,いや補修しておられます。

今日の午前中のクリーニングは,M3アップテンポからのNewバージョン部分。
Guardのうち,デカ旗を持つ9名は,この部分は大きな旗を必死で支えて走っている絵がほとんどです。それでは練習時間がもったいないので,屋外で自主練習。
陽が出ている限り,ほとんど冷蔵庫(冷凍庫?)の館内より屋外の方が暖かいかも・・・。

一方,Pit.は第二会議室にこもって音の詰め。
薔薇シートの修復を終えたハギ先生から,ビシビシと突っ込みが入ります。
今,つかまっているのはラック担当のFuuka。

一方,館内ではクリーニングが続きます。
カチッとしたブロックを,崩さぬようにマシーンの如く動いていく,というのは,Gryphonsの人たちにとっては,やや不得意なように思います。
全国大会までに,詰められるだけは詰めておきましょう。

後方からショウを見ると,こんな感じになります。
Batteryも(後方なのでふだんはわかりにくいのですが)かなり大きく動いているんですね。大きなバスドラムでアンサンブルをするBD隊は,5人のうち4人が高校一年生。でも,この時期になると,頼もしく成長しています。

今日のクリーニング・テーマの一つであった,最後の1枚で左右から押し寄せるブロックの人たちです。
ここはテンポ160超で,ショウの中でも,もっとも速い部分。
先頭(一番内側=もっとも距離がある)のW-Natsukiのうち,Piccolo-Natsukiなど,こうして見るとほとんど「飛んで」いるように見えます。

そして,一日の練習の締めくくり,ランスルーの準備へと入ります。
実はランスルー準備で一番忙しいのは,Guardチームだったりします。
今季のショウでは(本数はいろいろですが)4種のフラッグ,ライフル,燭台,そして薔薇シートをセットしておかねばなりません。
ただ単にSettingするだけではなく,1枚1枚のフラッグを,ショウで振り始めた瞬間にキレイに広がるよう,きちんとたたんでおかないといけません。

こちらでは,カンパニーラインの前で華やかさを添える,真っ赤なバタフライフラッグをたたんでおります。両端に2本のポールがある上,閉じたままフィールドへ出て行って観客の注目の中で開くだけに,たたみ方も慎重です。

ハギハラ工房による修復作業が終わった薔薇シートは,たたむ前に全てのピースを合わせて完成させます。全国大会当日,この作業をするための時間とスペースをどうやって確保するか,が懸案となっています。
今のところ,練習会場でセットし,たたんだ状態で輸送してから,さいたまスーパーアリーナのフィールドリハーサル(10分間)の間に,一度広げてチェックする,という案が有力です。

「さんま・玉緒のあんたの夢かなえたろかSP」という番組の取材に,TBSテレビ制作センターのK氏が八木町まで来られました。
全国のマーチングバンドのメンバーを対象に「あなたの夢は何ですか?」というテーマのインタビューを行いながら全国各地を回っておられるとか。
今日も名古屋で取材をした後,はるばる南丹市八木町まで・・・仕事とはいえ,大変ですね。

小さな紙旗を持ってスタンバイするGuard STAFFのユッチ嬢。
彼女は,全国大会で計時の合図を出す大役を引き受けていただいております。
今日は,その練習というわけで,大会と同じ指揮台の正面側に準備していただきました。

よ~し,今日のランスルーはいい感じで来ているぞ!と見ている方も力が入る熱演。
課題となっている部分を克服し切れたわけではないと思いますが,演じるメンバーの気持ちが伝わってくるナイス・ランスルーです。
薔薇シートもキッチリ引き裂けています。

と,喜んで見ていたら,最後の最後に事故発生。
ラスト2枚の絵で,左右のブロックが大きくリア・マーチしてから前へ飛ぶように出てくる速い動き。
もっとも長い距離を動かねばならないW-Natsukiのうち,下手側のPiccolo-Natsukiが切り返す瞬間に足が滑って転倒してしまいました。
すぐに起きあがって動き出すも,最終ポジションにはたどり着けず・・・。
周囲が巻き込まれたりすることもなく,本人もまったくケガがなかったのが何よりでした。

全国大会まであとわずかというこの時期,STAFFはショウの仕上がり以外にも,メンバーのコンディションに気を遣います。
特に,通勤・通学途上で思わぬ事故などに合わないか,練習中にクラッシュして足を痛めたりしないか等々,なかなかドキドキする日々が続きます。
そして塔南高校生は,明日から3タームテスト一週間前に入ります。
「試合前特別練習届」というシステムがありますので,毎日90分間の練習は認められますので,楽器はさわれるのですが,顧問としては試験の「成績」も気にかかります。
練習からパシッと切り替えて,学業も同じ熱意で・・・ということで,みんな,くれぐれもよろしく。
全国大会4日前
2007-12-01
いよいよ全国大会が開催される12月。
フル編成での練習も,残すところあと1日・2日・15日(前日)の3回のみとなりました。
この週末も南丹市八木町での練習。
今シーズンもすっかり通い慣れた,ここ八木町も,来週でしばらくお別れ(Pit.人たちはこの週末が最終ですね)となります。
まだまだ寒さが本格化していないのが,救いと言えば救いなんですが(^_^;)

フル編成での練習も,残すところあと1日・2日・15日(前日)の3回のみとなりました。
この週末も南丹市八木町での練習。
今シーズンもすっかり通い慣れた,ここ八木町も,来週でしばらくお別れ(Pit.人たちはこの週末が最終ですね)となります。
まだまだ寒さが本格化していないのが,救いと言えば救いなんですが(^_^;)

亀岡盆地は今週末も午前中,濃い霧の中です。
京都縦貫道・老いの坂トンネルに入るまでは,青空と陽光にあふれていたのに,トンネルから出たとたん,いきなり真っ白な別世界へ。
100m近くは見通せるものの,一瞬,アクセルから足が離れてしまいました。
亀岡にお住まいの人たちは,やはりこういった霧にも慣れておられるのでしょうか。

Brassは今日も屋外でMBP。
指揮をするのは,いつものN原氏ではなく,高校3年生Rinaですね。
Sub.DMのお仕事も,この時期になるとかなり「らしく」なりました。
N原氏,今日は前でみんなの音をじっくりチェックしています。

本日の午前中は,体育館をお借りしていません。
先週のように体育館内で練習できないため,温度と湿気に敏感な木管楽器は午前中だけ2Fの小さな会議室を確保して,そこでウォームアップをしてもらうことになりました。
Guardチームは午後から練習に合流する予定になっています。

11月25日に,GSC(Gryphons Supporter Club)の皆さんが実施して下さったバザー(フリマ出店)の売上金をいただきました。
STAFFを代表してSub.DM菊氏が受け取りました。本当に物心両面でのご支援,ありがとうございます。

午前中は先週と同様,音に関する詰めを中心に練習メニューが組まれています。
Guard以外の全セクションの午前練習締めくくりは,2F大会議室での合奏。
先週の合奏で出てきた課題を,一週間の間隔をおいても,しっかり演奏できるかどうか?
練習の成果を問われます。

ハギ先生のお姿が見あたらないな~と見回していると,お!いらっしゃいました。
大会議室の片隅でスネアドラムを前にして,工具箱を開けてチューニングキーを振り回しておられます。あんまり晴れ晴れとした表情ではないので,また何か壊れたかと思いましたが,どうやら違うようですね。
ヘッド(皮)の交換でしょうか?

今日はBrass・Battery・Guardのレッスンが組まれています。体育館は夜間まで借りていますが,この時期におけるメンバーの体力的・精神的なスタミナと,明日も八木町で練習があることを考慮して,通常の全区分使用時より,若干練習時間を短めに設定しています。
目標は「合奏でできたことを動いてもできるように」ということになるでしょうか。

音に関する練習をテーマとする午前中から,動きとともに音をチェックする午後へ。
体育館で1日練習する場合は,昼休みを交代制にして,必ずどこかのセクションがフィールドを使っているのが通例ですが,今日のようなパターンでは全員一斉の昼休みとなります。
12月に入ったとはいえ,霧が晴れて陽が照ると,ポカポカとしてきます。
Tpベテランのお二人は,昼食後,玄関先で仲良くリコーダーでデュエット。

ハギ先生が指揮するのは,全国大会版の入退場練習。
これが始まると「いよいよ本番直前」ムードが高まります。関西大会とは入退場の方向や,入場する隊形も変わるため,入退場練習も,もう一度しっかり確認をします。
いかにスムーズに終えて演技に集中する余裕を確保するか,がテーマですから「たかが」入退場練習でも,良いショウを演じるためには欠くことができません。

入退場練習をハギ先生が指揮するのは,入場とSettingで主要な部分を占めるのがPit.のSettingのため。これだけのPit.楽器は,ただ並べるだけでも大変です。
・・・って感心して眺めていたら,あれ?
Mizukiさんのマリンバについてるシンバルのアーム,なんだか前より長~くなっていませんか?
しかも両側からニョキッと・・・。

そういえば,毎年,毎年,Pit.楽器は気温の低下と共に,どんどん重量(または体積)が増えてくるような気がしていましたが,どうやら錯覚ではないですね。
こちらのマリンバにも,シンバル以外に「クロテイル」という分厚い金属製の円盤を連ねた(つまりかなり重量のある)楽器が装着されていましたが,いつのまにか,反対側に(見えていませんが)ドラムセットのタムが装着されていますね。

鍵盤楽器の重量チャンピオンはKumikoさんが担当するこのマリンバでしょう。
シンバル2枚に加えてタムが2個,グロッケンが1台装着されています。
見た目からいっても,その威容もなかなかのものですね。これを移動する際には,バランスが崩さないように,少々注意が必要です。
もちろん,積み込み&輸送時には,附属物を全てはずして解体しますので,Pit.人たちは搬入&撤収時には大忙しとなります。

Gryphonsで,もっとも重たい楽器,といえば間違いなくこのチャイム(実は借り物)でしょう。チャイム本体自体も金属の塊で,85kgちかくある上に,クラッシュシンバルや「フェンロウ」とよばれる銅鑼の一種がぶら下がっています。
もちろん,装着されている物は,はずしてから本体だけを運ぶのですが,体育館練習等でトラック輸送をするたび,このチャイムを6~8人がかりで4F音楽室へ上げ下ろしをしなければなりません。
(サイズ的に通常のエレベーターには納まるので,会場によっては楽に搬入搬出できることもあります)

ランスルーも全国大会のやり方に準拠して,入退場も全国大会と同じ方向(移動距離は再現できませんが)から,という形になります。
今日はまだ“練習”ですから,メンバーの表情もまだまだ余裕があります。
しかし,大会当日はこの時間がもっとも緊張するはず。ショウで練習してきたことを全て出し切るためには,この時間の使い方も重要なポイントとなります。
ランスルーのたびに,待機中の並び方も含めて,同じ状況を繰り返すことで,少しでも大会当日の精神的負担を減らそうという試みです。

ランスルー開始。
練習日のたびに繰り返してきたランスルーですが,考えてみればあと数回しかできないはず。半年間(STAFFは一年間)取り組んできた「オペラ座の怪人」ショウも,いよいよ大詰めを迎えつつある,ということが実感として迫ってきます。
さぁ,赤薔薇を引きちぎってファーストプッシュへ!

M3半ばに全国大会バージョンとして入ってきたストップモーション。
フィールド中央では,Guard(ライフル隊)の円に囲まれてファントムがポーズをビシッと決めます。
みんなバラバラのジャージ姿では,今ひとつカッコ良く見えないのが残念。
やはりこういうバラけているシーンは,ユニフォーム姿の方が決まりますね。

とうとう12月に入り,全国大会まで約半月となりました。
今日も,練習時間中のほとんどを1F第一会議室で事務作業に専念していた事務局の作業(指定席券配布・日程・部屋割・座席割etc.)もこれからが正念場。
練習を見ているヒマはほとんどなくなってきます(>_<)
この日はこの後,STAFF及び一般メンバー有志は湯の花温泉で一泊して,夜の会議があります。全国大会がまだ終わっていませんが,その裏側では既にGryphons2008にむけて,アイデアや意見の交換が始まっています。
例年,この時期は2つのシーズンが重なり合うので,STAFF的にはハードな季節です。
京都縦貫道・老いの坂トンネルに入るまでは,青空と陽光にあふれていたのに,トンネルから出たとたん,いきなり真っ白な別世界へ。
100m近くは見通せるものの,一瞬,アクセルから足が離れてしまいました。
亀岡にお住まいの人たちは,やはりこういった霧にも慣れておられるのでしょうか。

Brassは今日も屋外でMBP。
指揮をするのは,いつものN原氏ではなく,高校3年生Rinaですね。
Sub.DMのお仕事も,この時期になるとかなり「らしく」なりました。
N原氏,今日は前でみんなの音をじっくりチェックしています。

本日の午前中は,体育館をお借りしていません。
先週のように体育館内で練習できないため,温度と湿気に敏感な木管楽器は午前中だけ2Fの小さな会議室を確保して,そこでウォームアップをしてもらうことになりました。
Guardチームは午後から練習に合流する予定になっています。

11月25日に,GSC(Gryphons Supporter Club)の皆さんが実施して下さったバザー(フリマ出店)の売上金をいただきました。
STAFFを代表してSub.DM菊氏が受け取りました。本当に物心両面でのご支援,ありがとうございます。

午前中は先週と同様,音に関する詰めを中心に練習メニューが組まれています。
Guard以外の全セクションの午前練習締めくくりは,2F大会議室での合奏。
先週の合奏で出てきた課題を,一週間の間隔をおいても,しっかり演奏できるかどうか?
練習の成果を問われます。

ハギ先生のお姿が見あたらないな~と見回していると,お!いらっしゃいました。
大会議室の片隅でスネアドラムを前にして,工具箱を開けてチューニングキーを振り回しておられます。あんまり晴れ晴れとした表情ではないので,また何か壊れたかと思いましたが,どうやら違うようですね。
ヘッド(皮)の交換でしょうか?

今日はBrass・Battery・Guardのレッスンが組まれています。体育館は夜間まで借りていますが,この時期におけるメンバーの体力的・精神的なスタミナと,明日も八木町で練習があることを考慮して,通常の全区分使用時より,若干練習時間を短めに設定しています。
目標は「合奏でできたことを動いてもできるように」ということになるでしょうか。

音に関する練習をテーマとする午前中から,動きとともに音をチェックする午後へ。
体育館で1日練習する場合は,昼休みを交代制にして,必ずどこかのセクションがフィールドを使っているのが通例ですが,今日のようなパターンでは全員一斉の昼休みとなります。
12月に入ったとはいえ,霧が晴れて陽が照ると,ポカポカとしてきます。
Tpベテランのお二人は,昼食後,玄関先で仲良くリコーダーでデュエット。

ハギ先生が指揮するのは,全国大会版の入退場練習。
これが始まると「いよいよ本番直前」ムードが高まります。関西大会とは入退場の方向や,入場する隊形も変わるため,入退場練習も,もう一度しっかり確認をします。
いかにスムーズに終えて演技に集中する余裕を確保するか,がテーマですから「たかが」入退場練習でも,良いショウを演じるためには欠くことができません。

入退場練習をハギ先生が指揮するのは,入場とSettingで主要な部分を占めるのがPit.のSettingのため。これだけのPit.楽器は,ただ並べるだけでも大変です。
・・・って感心して眺めていたら,あれ?
Mizukiさんのマリンバについてるシンバルのアーム,なんだか前より長~くなっていませんか?
しかも両側からニョキッと・・・。

そういえば,毎年,毎年,Pit.楽器は気温の低下と共に,どんどん重量(または体積)が増えてくるような気がしていましたが,どうやら錯覚ではないですね。
こちらのマリンバにも,シンバル以外に「クロテイル」という分厚い金属製の円盤を連ねた(つまりかなり重量のある)楽器が装着されていましたが,いつのまにか,反対側に(見えていませんが)ドラムセットのタムが装着されていますね。

鍵盤楽器の重量チャンピオンはKumikoさんが担当するこのマリンバでしょう。
シンバル2枚に加えてタムが2個,グロッケンが1台装着されています。
見た目からいっても,その威容もなかなかのものですね。これを移動する際には,バランスが崩さないように,少々注意が必要です。
もちろん,積み込み&輸送時には,附属物を全てはずして解体しますので,Pit.人たちは搬入&撤収時には大忙しとなります。

Gryphonsで,もっとも重たい楽器,といえば間違いなくこのチャイム(実は借り物)でしょう。チャイム本体自体も金属の塊で,85kgちかくある上に,クラッシュシンバルや「フェンロウ」とよばれる銅鑼の一種がぶら下がっています。
もちろん,装着されている物は,はずしてから本体だけを運ぶのですが,体育館練習等でトラック輸送をするたび,このチャイムを6~8人がかりで4F音楽室へ上げ下ろしをしなければなりません。
(サイズ的に通常のエレベーターには納まるので,会場によっては楽に搬入搬出できることもあります)

ランスルーも全国大会のやり方に準拠して,入退場も全国大会と同じ方向(移動距離は再現できませんが)から,という形になります。
今日はまだ“練習”ですから,メンバーの表情もまだまだ余裕があります。
しかし,大会当日はこの時間がもっとも緊張するはず。ショウで練習してきたことを全て出し切るためには,この時間の使い方も重要なポイントとなります。
ランスルーのたびに,待機中の並び方も含めて,同じ状況を繰り返すことで,少しでも大会当日の精神的負担を減らそうという試みです。

ランスルー開始。
練習日のたびに繰り返してきたランスルーですが,考えてみればあと数回しかできないはず。半年間(STAFFは一年間)取り組んできた「オペラ座の怪人」ショウも,いよいよ大詰めを迎えつつある,ということが実感として迫ってきます。
さぁ,赤薔薇を引きちぎってファーストプッシュへ!

M3半ばに全国大会バージョンとして入ってきたストップモーション。
フィールド中央では,Guard(ライフル隊)の円に囲まれてファントムがポーズをビシッと決めます。
みんなバラバラのジャージ姿では,今ひとつカッコ良く見えないのが残念。
やはりこういうバラけているシーンは,ユニフォーム姿の方が決まりますね。

とうとう12月に入り,全国大会まで約半月となりました。
今日も,練習時間中のほとんどを1F第一会議室で事務作業に専念していた事務局の作業(指定席券配布・日程・部屋割・座席割etc.)もこれからが正念場。
練習を見ているヒマはほとんどなくなってきます(>_<)
この日はこの後,STAFF及び一般メンバー有志は湯の花温泉で一泊して,夜の会議があります。全国大会がまだ終わっていませんが,その裏側では既にGryphons2008にむけて,アイデアや意見の交換が始まっています。
例年,この時期は2つのシーズンが重なり合うので,STAFF的にはハードな季節です。
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