現役高校生編4・・・地域教育フォーラム出演
2007-07-31
この日,現役高校生は,宝ヶ池の京都国際会館で開催された「第9回地域教育フォーラム in 京都」の綜合開会式アトラクション演奏に出演しました。2006年2月「人づくりフォーラム」に出演した経験があるので,顧問二人はなんだか懐かしい気分(現役高校生はすでに全員入れ替わっています)です。


トラックで楽器を輸送する初めての本番。
しかし,すでに大山崎体育館への輸送を経験しているCarry隊にとって,Gryよりも数が少ないPit.や管楽器の輸送は“楽勝”のはずですよね?
前日の積み込みも30分以内に終了し,今朝の楽器降ろしもテキパキ進んでいきます。
今季Carry隊もなかなかやりますね。

塔南ブラスのために会議室を2室,控室として確保していただきました。
朝一番の本番なので,いつも通りに鳴るかどうか,少し気がかりだったのですが,そんな顧問の心配をよそに,Hornsリーダーたちは着々とウォームアップを進めていきます。

隣室では金管楽器が同じようにウォームアップの真っ最中。
ウォームアップは時間帯だけ指示しておけば,中味と運営については,すべてHornsリーダーたちが指示を出しつつ,みんなをリードしていきます。
CarryやSettingも含めて,2年生各リーダーたちも5月からの3ヶ月で,すっかり頼もしくなり,貫禄がついてきましたね。

一方,楽器をステージにセットしてきてあるため,Battery&Pit.は板打ちでウォームアップ。どうやら練習台をわざわざ積んできたものの,Carry隊との意思疎通がうまくいかず,積み込まれたままになってしまったようです。
ないものはしかたがないので,絨毯敷きの床を使っての板?打ちに。
いくら分厚い絨毯とはいえ,少しは階下に響くと思うので,イスを叩くべきではと進言したのですが,どうも反発の関係でやりにくいようです。
この時間は開場前,だから階下の会議室で何かが行われていることはないはずなので,いちおう黙認の形です。

Battery&Pit.が熱心に床を叩く傍らでは,Guardチームが振付の最終確認。
木管などに気を遣ってか,小声で歌いながらなので,曲は分かりませんが,振りからすると,おそらくこれは「Y.M.C.A」のようです。

さて「地域教育フォーラム」は9時30分に開場。
約2000名が来場予定と伺っていましたが,なるほど,大会議場はほぼ満席のようです。

あっという間に出番の時間。
初めての大観衆を前にしての本番ですから(特に1年生にとっては)緊張して待っている時間が長いよりは, あれよあれよという間にステージに押し出されてしまう方が,よかったのかもしれません。
朝のご挨拶と,塔南ブラス及び曲目を紹介するのは,今季現役部長を務めるHr.2年生M嬢。
マイクを持っての司会は初めてではないかと思うのですが,さすが,堂々とした司会ぶりです。

曲目は「Nights in White Satin」(このステージでは動けないので,竣工式同様にやはり立奏で)から始まります。
つづいて,Guardがチアガールで合流して「Y.M.C.A」「Greased Lightnin’」の2曲。

最後は,やはり塔南高校驀進応援団テーマ曲,「風になりたい」で締めくくり。
指揮を振っている身としては,目前のTrumpetの音しか聞こえなかったのですが,後方で確認していたハギ先生によると,今の時期の演奏としては,十分に実力を出し切れたようです。
時間にして10分たらずの短い本番でしたが,現役高校生たちにとり,いい舞台になってホッとしました。

例年,できるプログラムがまだ少ないこともあり,この時期に野球応援以外の本番が入ってくることは,ほとんどありません。
その意味では,現役高校生(特に1年生)にとって,スケジュール的にかなり大変だったかもしれません。
そしてGuard以外の1年生にとっては,届いたばかりの「Gryphonsユニフォーム」を着用しての最初の本番でもありました。「中学時代に憧れました」と言ってくれていたユニフォームを,自分が初めて人前で着用した感想はどうだったんでしょうか?
今年もがんばって練習している現役高校生たち,このような大きな舞台で満場から拍手をいただき,がんばった自分のご褒美として,何か得るものがあったことでしょう。
しかし,すでに大山崎体育館への輸送を経験しているCarry隊にとって,Gryよりも数が少ないPit.や管楽器の輸送は“楽勝”のはずですよね?
前日の積み込みも30分以内に終了し,今朝の楽器降ろしもテキパキ進んでいきます。
今季Carry隊もなかなかやりますね。

塔南ブラスのために会議室を2室,控室として確保していただきました。
朝一番の本番なので,いつも通りに鳴るかどうか,少し気がかりだったのですが,そんな顧問の心配をよそに,Hornsリーダーたちは着々とウォームアップを進めていきます。

隣室では金管楽器が同じようにウォームアップの真っ最中。
ウォームアップは時間帯だけ指示しておけば,中味と運営については,すべてHornsリーダーたちが指示を出しつつ,みんなをリードしていきます。
CarryやSettingも含めて,2年生各リーダーたちも5月からの3ヶ月で,すっかり頼もしくなり,貫禄がついてきましたね。

一方,楽器をステージにセットしてきてあるため,Battery&Pit.は板打ちでウォームアップ。どうやら練習台をわざわざ積んできたものの,Carry隊との意思疎通がうまくいかず,積み込まれたままになってしまったようです。
ないものはしかたがないので,絨毯敷きの床を使っての板?打ちに。
いくら分厚い絨毯とはいえ,少しは階下に響くと思うので,イスを叩くべきではと進言したのですが,どうも反発の関係でやりにくいようです。
この時間は開場前,だから階下の会議室で何かが行われていることはないはずなので,いちおう黙認の形です。

Battery&Pit.が熱心に床を叩く傍らでは,Guardチームが振付の最終確認。
木管などに気を遣ってか,小声で歌いながらなので,曲は分かりませんが,振りからすると,おそらくこれは「Y.M.C.A」のようです。

さて「地域教育フォーラム」は9時30分に開場。
約2000名が来場予定と伺っていましたが,なるほど,大会議場はほぼ満席のようです。

あっという間に出番の時間。
初めての大観衆を前にしての本番ですから(特に1年生にとっては)緊張して待っている時間が長いよりは, あれよあれよという間にステージに押し出されてしまう方が,よかったのかもしれません。
朝のご挨拶と,塔南ブラス及び曲目を紹介するのは,今季現役部長を務めるHr.2年生M嬢。
マイクを持っての司会は初めてではないかと思うのですが,さすが,堂々とした司会ぶりです。

曲目は「Nights in White Satin」(このステージでは動けないので,竣工式同様にやはり立奏で)から始まります。
つづいて,Guardがチアガールで合流して「Y.M.C.A」「Greased Lightnin’」の2曲。

最後は,やはり塔南高校驀進応援団テーマ曲,「風になりたい」で締めくくり。
指揮を振っている身としては,目前のTrumpetの音しか聞こえなかったのですが,後方で確認していたハギ先生によると,今の時期の演奏としては,十分に実力を出し切れたようです。
時間にして10分たらずの短い本番でしたが,現役高校生たちにとり,いい舞台になってホッとしました。

例年,できるプログラムがまだ少ないこともあり,この時期に野球応援以外の本番が入ってくることは,ほとんどありません。
その意味では,現役高校生(特に1年生)にとって,スケジュール的にかなり大変だったかもしれません。
そしてGuard以外の1年生にとっては,届いたばかりの「Gryphonsユニフォーム」を着用しての最初の本番でもありました。「中学時代に憧れました」と言ってくれていたユニフォームを,自分が初めて人前で着用した感想はどうだったんでしょうか?
今年もがんばって練習している現役高校生たち,このような大きな舞台で満場から拍手をいただき,がんばった自分のご褒美として,何か得るものがあったことでしょう。
大山崎体育館練習第二日
2007-07-29
昨日の練習でM1(Movement-1=1曲目)のコンテを読み終えました。今日は昨日に引き続いてGuardインストラクターのH先生と,さらにコンテデザイナーM先生をお迎えしての1日。昨日,コンテ読みに参加していないGuardとPit.も加えて,全員でM1をランスルーするのが目標です。


昨日の練習が暑い&ハードだっただけに,みんなのコンディション,特にこういった暑い時期に詰めた練習をするのが初めてな1年生の体調も心配です。
JR&バス組の現役高校生が体育館に到着します。パッと見た限りでは,みんな元気そうなので,STAFF側はひそかに胸をなで下ろします。

体育館練習で,かつレッスン日でも,練習の始まりは「Basicな一日」と同じです。
まずはストレッチ,そしてトレーニング。場所は変わって時間が短くなっても,練習の最初に欠かせないメニューです。

旧体よりもはるかに広いだけに,たっぷり間隔を取ってできるのは嬉しいもの。
でも,どこでやっても「アップ4・ダウン4(=バランス練習)」は苦手な人には大変なようです。
それでも,1年生は平日の塔南ブラス練習でも週に何回かのペースで積み重ねてきただけに,当初に比べるとなかなか「様」になってきているようです。

続いて金管楽器のサウンドBasicメニューであるMBP(Marching Brass Practice)。
これも塔南高校では,スペースの関係でいくつかの教室に数グループに分かれてすることが普通ですが,こういった体育館ではBrassセクション全体で大きな半円ですることができます。

反対側ではGuardチームがやはりBasicメニュー(センターレッスン)に取り組んでいます。
旧体では全面を斜めに使ってもなかなか距離が取れないのですが,大きな体育館なので十分なスペースを取って,伸び伸びとステップのBasicが可能です。

同じ館内で叩いてしまうと,その音量から他のセクションのBasic(そして耳の健康)にやや支障があるかもしれないので,Batteryは屋外でBasic。
大山崎体育館は名神大山崎ジャンクションと新幹線と国道171号線に囲まれていて,屋外でBatteryが音出ししても大丈夫なのが,ありがたいところです。
(他の体育館でなら,通常,器具庫とか更衣室にこもってやってますから・・・)

Pit.は昨日と同じ「研修室」にて,Basicから曲練へ。
幸い?今日は何も壊れなかったのでハギハラ工房も本日休業のようで,何よりです。
しだいに叩けるようになると,ハギ先生から「マレットあと2本もって5度をつけよう」とかなんとか,いろいろと追加オーダーが入ってくるので,Pit.諸君もがんばってますね。

土曜練習は,社会人には仕事があったり,学生さんでもこの時期には試験があったりで,欠席するメンバーも出てきます。今日初めてコンテを読むメンバーは楽器を持たずに動きますが,昨日読んだメンバーは最初から音をつけて,ラインの確認や楽譜との関連を探るなど,余力があればどんどん先のレベルのことにチャレンジしていきます。

いやぁ,昨日に比べると今日の熱気はずいぶんマシですよ~。
風も爽やかに吹き抜けるし,コンディションとしては,かなり昨日よりいいですよ~・・・。
なんてコンテデザイナーのM先生とお話ししていたのですが,ふと後ろを見ると2Fギャラリーには温度計が一つぶら下がっていました。
(昨日はほとんどフロアであれこれ見ていたもので)
昨日よりマシとか言ってて・・・34度なんですか・・・。
いったい昨日は何度まで上がったか?・・・なんてことはあまり考えないことにしよう,と思いました。

小体育室は参議院選挙開票場として設営中だから,というわけではありませんが,今日からはGuardもコンテに合流。
HornLine(管楽器)&Batteryだけで見ていると,意外に人数が少なく見えていたのですが,Guard23名が合流するだけで,グッと人口密度が高く感じられます。
フラッグの量感もありますが,やはり存在感が大きいですね。

長時間にわたって指揮を振り続けるのが,久しぶりなDM.Sonyさん。
肩がパンパンに張ってきます。が,そこはドラメ家の連係プレーでカバー。
日頃からの鍛錬の賜物?なのか,ずいぶん効いているようですね。

午後遅くの区分からはついにPit.もフロアに搬入。
やはりこのセクションが合流すると,音楽がとたんにゴージャスになります。
(DM.Sonyさんには,足下のシンバルしか聞こえなくなったりするんですが)
うん,今季コンテがどのようなサウンドになるのか,かいま見えたような気がします。
これからの仕上がりに期待したいと思います。

こうして,Gry2007もついに熱い(そして暑い)シーズンに突入しました。
でも,この暑さもしんどさも,みんなで乗り切っていってこそ,すばらしいショウができあがり,見ていただいている観客も,そして何より自分たち自身が,感動できるというものではないでしょうか?
8月に入れば,楽しくもハードなハチ北合宿が目前。いよいよショウの姿が具体的になってきます。
JR&バス組の現役高校生が体育館に到着します。パッと見た限りでは,みんな元気そうなので,STAFF側はひそかに胸をなで下ろします。

体育館練習で,かつレッスン日でも,練習の始まりは「Basicな一日」と同じです。
まずはストレッチ,そしてトレーニング。場所は変わって時間が短くなっても,練習の最初に欠かせないメニューです。

旧体よりもはるかに広いだけに,たっぷり間隔を取ってできるのは嬉しいもの。
でも,どこでやっても「アップ4・ダウン4(=バランス練習)」は苦手な人には大変なようです。
それでも,1年生は平日の塔南ブラス練習でも週に何回かのペースで積み重ねてきただけに,当初に比べるとなかなか「様」になってきているようです。

続いて金管楽器のサウンドBasicメニューであるMBP(Marching Brass Practice)。
これも塔南高校では,スペースの関係でいくつかの教室に数グループに分かれてすることが普通ですが,こういった体育館ではBrassセクション全体で大きな半円ですることができます。

反対側ではGuardチームがやはりBasicメニュー(センターレッスン)に取り組んでいます。
旧体では全面を斜めに使ってもなかなか距離が取れないのですが,大きな体育館なので十分なスペースを取って,伸び伸びとステップのBasicが可能です。

同じ館内で叩いてしまうと,その音量から他のセクションのBasic(そして耳の健康)にやや支障があるかもしれないので,Batteryは屋外でBasic。
大山崎体育館は名神大山崎ジャンクションと新幹線と国道171号線に囲まれていて,屋外でBatteryが音出ししても大丈夫なのが,ありがたいところです。
(他の体育館でなら,通常,器具庫とか更衣室にこもってやってますから・・・)

Pit.は昨日と同じ「研修室」にて,Basicから曲練へ。
幸い?今日は何も壊れなかったのでハギハラ工房も本日休業のようで,何よりです。
しだいに叩けるようになると,ハギ先生から「マレットあと2本もって5度をつけよう」とかなんとか,いろいろと追加オーダーが入ってくるので,Pit.諸君もがんばってますね。

土曜練習は,社会人には仕事があったり,学生さんでもこの時期には試験があったりで,欠席するメンバーも出てきます。今日初めてコンテを読むメンバーは楽器を持たずに動きますが,昨日読んだメンバーは最初から音をつけて,ラインの確認や楽譜との関連を探るなど,余力があればどんどん先のレベルのことにチャレンジしていきます。

いやぁ,昨日に比べると今日の熱気はずいぶんマシですよ~。
風も爽やかに吹き抜けるし,コンディションとしては,かなり昨日よりいいですよ~・・・。
なんてコンテデザイナーのM先生とお話ししていたのですが,ふと後ろを見ると2Fギャラリーには温度計が一つぶら下がっていました。
(昨日はほとんどフロアであれこれ見ていたもので)
昨日よりマシとか言ってて・・・34度なんですか・・・。
いったい昨日は何度まで上がったか?・・・なんてことはあまり考えないことにしよう,と思いました。

小体育室は参議院選挙開票場として設営中だから,というわけではありませんが,今日からはGuardもコンテに合流。
HornLine(管楽器)&Batteryだけで見ていると,意外に人数が少なく見えていたのですが,Guard23名が合流するだけで,グッと人口密度が高く感じられます。
フラッグの量感もありますが,やはり存在感が大きいですね。

長時間にわたって指揮を振り続けるのが,久しぶりなDM.Sonyさん。
肩がパンパンに張ってきます。が,そこはドラメ家の連係プレーでカバー。
日頃からの鍛錬の賜物?なのか,ずいぶん効いているようですね。

午後遅くの区分からはついにPit.もフロアに搬入。
やはりこのセクションが合流すると,音楽がとたんにゴージャスになります。
(DM.Sonyさんには,足下のシンバルしか聞こえなくなったりするんですが)
うん,今季コンテがどのようなサウンドになるのか,かいま見えたような気がします。
これからの仕上がりに期待したいと思います。

こうして,Gry2007もついに熱い(そして暑い)シーズンに突入しました。
でも,この暑さもしんどさも,みんなで乗り切っていってこそ,すばらしいショウができあがり,見ていただいている観客も,そして何より自分たち自身が,感動できるというものではないでしょうか?
8月に入れば,楽しくもハードなハチ北合宿が目前。いよいよショウの姿が具体的になってきます。
大山崎体育館練習第一日
2007-07-28
今日明日と,この週末は大山崎町体育館での練習です。参議院選挙投票日が一週間ずれた関係で,事前に予約したとおりに使用できるかどうか,ひそかに危惧していたのですが,日曜の小体育室が開票場に使われる以外には影響がなく,二日間とも予定通りに練習を進めることができました。


今季のマーカー隊にとっては,初めて室内で設営する30m×30mフルサイズのフィールドです。が,そこは例の「秘伝ノート」効果でしょうか,たいへん手際よく設営が進んでいきます。

体育館練習の時のポイントは,運動用具店で注文して取り寄せてもらっている体育館専用のラインテープ。体育館によってはラインテープのメーカー指定があるのですが,このテープは,そこの基準もクリアしているものです。

ロールから必要な長さを切り出す係,メジャーを必要なところで押さえる係,全体を見渡してメジャーの歪みを補正する係,5mごとのポイントを「メジャーOK!」のコールとともに床にサッと貼り付ける係と,マーカー隊の中も細かく分担が分かれています。
練習時間は貴重ですが,特に外部の体育館をお借りしてする場合は,トータルの時間がきっちり決まっていますから,準備と設営を短縮することに全力を尽くすのがマーカー隊の使命です。まさに「時は金なり」ですね。

同じように「時は金なり」と準備に忙しいのが,塔南ブラスでは“楽器機材係”とよばれているチーム。2Fのギャラリーにアンプとマイクを,フィールドの後方にメガフォンとSub.DM用の指揮台(というか洗車台ですが・・・)を,設置していきます。

そして,これからの暑い季節の練習に欠かせないのが,休憩中の水分補給。楽器機材係の業務には,練習に必要な機材とともに,この水分補給の準備も含まれています。
もちろん,まず自分にあった飲料を各自で持参するのが原則ですが, Gry予算から購入した飲料を,PARTに割り当ててもってきてもらった氷とともにセットして,みんなのために用意します。

さて,今日はM1(1曲目)の全32図を,できれば全部読んでしまおうというのが目標。
A4用紙に2図ずつプリントされたコンテチャート全16枚を,PARTリーダーが人数分を取っていきます。
(このPARTリーダーは,Gryphonsのもので,現役のPARTリーダーとは異なっています)

そしてコンテチャートを手元に確保すると,まず中味をチェック。
この風景は,現役秋プロの時も,Gryの時も,人数が違うだけで,まったく同じですね。もちろん“休憩時間”内に配布&コンテチェックが入っているので,みんな思い思いの姿勢でコンテを見ています。

コンテチャートというのは,こんな感じに描かれています。
アルファベットで記されているのはPART,そしてそれぞれにナンバーが振られています。これを「コンテナンバー」とよび,今季のGryにおける自分のPositionがこれで決まります。マーチングでは,レギュラーと補欠の区別はなく,100名を超えていても全員がPositionを得られ,全員でショウを作っていけるのが,スポーツの世界とは異なる部分ですね。

ところで,この「コンテ」には縁がないのがPit.セクションの人たち。
Pit.はフィールドの前面に固定して設置されるセクションなので,彼らにはコンテもPositionもありません。
その代わりではありませんが,Pit.は全員1人1役。たくさん楽器が並んではいるのですが,原則は全て別の楽譜を演奏していますから,1人1人がソリストといってもいいでしょう。スコア(総譜)の中で1人が担当する1段がPositionに相当するわけです。
午前中は体育館北西側が日陰になるので,こちらに楽器を並べてBasic(基礎練)に入って・・・あれ?ハギ先生が見あたらないな・・・?

と思ったら,片隅に「ハギハラ工房」が店開きしていました。
今日は何が壊れたのでしょう?
ハギハラ工房は,愛用の工具箱とともに,壊れ続けるPit.のスタンド・鍵盤類との終わりなき闘いを日夜くり広げています。全国大会前夜のホテルでも,壊れるものは壊れる(Pit.諸君は“運命”“寿命”などと考えてハギ先生とは見解が一致しないことも多い)ので,ハギ先生の行くところ必ず工具箱がお供しているのです。

さて,館内ではコンテ読みが始まっています。屋外のグランドよりは,足下はしっかりしていて動きやすいのですが,館内にこもる熱気が・・・。

一方,Pit.は午後から屋内の「研修室」に移動し,曲練習に入っています。
一通り譜読みはできているのですが,コンピュータ上で「これで」と思っていたものが,実際の楽器を用いて音を出してみると,音色やバランスで問題点が出てくるのは当然。
そこでマレットを変更したり(堅い←→柔らかい)音量を変更したり,はてには楽譜そのものを書き直したりという作業も,今後しばらく続くはず・・・ですが,あれ?その主役ハギ先生は?

あぁ,いたいた。
今度は館内の片隅で,Pit.の人たちがグァバッと適当にまいてしまってどうにもならなくなったコードリールをせっせと解きほぐしておられました。(嘆)
ウゥ~ム・・・今季体育館練習初日から,ハギハラ工房がこれだけ繁盛するのでは,先が思いやられますね。

午前最後の練習区分から午後区分の大部分までを使って,コンテ読みは着々と進んでいきます。今日は館内の熱気がすさまじいものになっていますね。
開けられる限りのドアというドアを全て開け放ってあるのですが・・・。

Guardチームは,隣の小体育室でレッスン中。まだ振付が全部おりていないので,コンテ読みよりも振付を優先して練習を組みました。
まだ未完成ながら,本番で使用するフラッグもボチボチ練習に使い始めています。
布地の材質によってフラッグの重量バランスが変わるため,その振付で使用するフラッグで練習するのが一番ということがあるからでしょう。
今年の布地はやや重めなのでトスが大変・・・とは聞いています。

再びPit.の様子を見に行ってみると,ハギハラ工房が本日3件目の営業中でした。
今度はタムのリムを締めているボルトがボキッと・・・。
ドリルで穴を開けて折れたボルトを取り出し,ネジが合わなければタップを使ってネジを切り直す・・・ぐらいはハギハラ工房で対応できるそうです。これだけ手先が器用なら何かの職人になっても大丈夫かもしれません。

館内の熱気をものともせず,(いや,正確には少しはものともしていた雰囲気はありましたが・・・)コンテ読みはSTAFFの予想をはるかに超えて,順調すぎるくらい順調にいってしまいました。
まさか,とは思っていたのですが1日で全32図を読んだ上に,楽器をつけての動きまで進み,さらに最後の練習区分の時間帯には音を出しての動きまで。
なんと1日の締めくくりとして,荒削りながらM1を演奏しつつランスルー(全曲通し)まで,やってのけてくれました。

こうして今季初の体育館練習は,大いに成果をあげて終了。
これだけがんばってくれると,場所や移動&輸送手段の確保に奔走したSTAFFの苦労も報われます。
体育館練習は明日も続き,コンテデザイナーM先生に来ていただくことになっています。
今日,暑い中でがんばった練習成果を,ぜひM先生に見ていただきましょう。

体育館練習の時のポイントは,運動用具店で注文して取り寄せてもらっている体育館専用のラインテープ。体育館によってはラインテープのメーカー指定があるのですが,このテープは,そこの基準もクリアしているものです。

ロールから必要な長さを切り出す係,メジャーを必要なところで押さえる係,全体を見渡してメジャーの歪みを補正する係,5mごとのポイントを「メジャーOK!」のコールとともに床にサッと貼り付ける係と,マーカー隊の中も細かく分担が分かれています。
練習時間は貴重ですが,特に外部の体育館をお借りしてする場合は,トータルの時間がきっちり決まっていますから,準備と設営を短縮することに全力を尽くすのがマーカー隊の使命です。まさに「時は金なり」ですね。

同じように「時は金なり」と準備に忙しいのが,塔南ブラスでは“楽器機材係”とよばれているチーム。2Fのギャラリーにアンプとマイクを,フィールドの後方にメガフォンとSub.DM用の指揮台(というか洗車台ですが・・・)を,設置していきます。

そして,これからの暑い季節の練習に欠かせないのが,休憩中の水分補給。楽器機材係の業務には,練習に必要な機材とともに,この水分補給の準備も含まれています。
もちろん,まず自分にあった飲料を各自で持参するのが原則ですが, Gry予算から購入した飲料を,PARTに割り当ててもってきてもらった氷とともにセットして,みんなのために用意します。

さて,今日はM1(1曲目)の全32図を,できれば全部読んでしまおうというのが目標。
A4用紙に2図ずつプリントされたコンテチャート全16枚を,PARTリーダーが人数分を取っていきます。
(このPARTリーダーは,Gryphonsのもので,現役のPARTリーダーとは異なっています)

そしてコンテチャートを手元に確保すると,まず中味をチェック。
この風景は,現役秋プロの時も,Gryの時も,人数が違うだけで,まったく同じですね。もちろん“休憩時間”内に配布&コンテチェックが入っているので,みんな思い思いの姿勢でコンテを見ています。

コンテチャートというのは,こんな感じに描かれています。
アルファベットで記されているのはPART,そしてそれぞれにナンバーが振られています。これを「コンテナンバー」とよび,今季のGryにおける自分のPositionがこれで決まります。マーチングでは,レギュラーと補欠の区別はなく,100名を超えていても全員がPositionを得られ,全員でショウを作っていけるのが,スポーツの世界とは異なる部分ですね。

ところで,この「コンテ」には縁がないのがPit.セクションの人たち。
Pit.はフィールドの前面に固定して設置されるセクションなので,彼らにはコンテもPositionもありません。
その代わりではありませんが,Pit.は全員1人1役。たくさん楽器が並んではいるのですが,原則は全て別の楽譜を演奏していますから,1人1人がソリストといってもいいでしょう。スコア(総譜)の中で1人が担当する1段がPositionに相当するわけです。
午前中は体育館北西側が日陰になるので,こちらに楽器を並べてBasic(基礎練)に入って・・・あれ?ハギ先生が見あたらないな・・・?

と思ったら,片隅に「ハギハラ工房」が店開きしていました。
今日は何が壊れたのでしょう?
ハギハラ工房は,愛用の工具箱とともに,壊れ続けるPit.のスタンド・鍵盤類との終わりなき闘いを日夜くり広げています。全国大会前夜のホテルでも,壊れるものは壊れる(Pit.諸君は“運命”“寿命”などと考えてハギ先生とは見解が一致しないことも多い)ので,ハギ先生の行くところ必ず工具箱がお供しているのです。

さて,館内ではコンテ読みが始まっています。屋外のグランドよりは,足下はしっかりしていて動きやすいのですが,館内にこもる熱気が・・・。

一方,Pit.は午後から屋内の「研修室」に移動し,曲練習に入っています。
一通り譜読みはできているのですが,コンピュータ上で「これで」と思っていたものが,実際の楽器を用いて音を出してみると,音色やバランスで問題点が出てくるのは当然。
そこでマレットを変更したり(堅い←→柔らかい)音量を変更したり,はてには楽譜そのものを書き直したりという作業も,今後しばらく続くはず・・・ですが,あれ?その主役ハギ先生は?

あぁ,いたいた。
今度は館内の片隅で,Pit.の人たちがグァバッと適当にまいてしまってどうにもならなくなったコードリールをせっせと解きほぐしておられました。(嘆)
ウゥ~ム・・・今季体育館練習初日から,ハギハラ工房がこれだけ繁盛するのでは,先が思いやられますね。

午前最後の練習区分から午後区分の大部分までを使って,コンテ読みは着々と進んでいきます。今日は館内の熱気がすさまじいものになっていますね。
開けられる限りのドアというドアを全て開け放ってあるのですが・・・。

Guardチームは,隣の小体育室でレッスン中。まだ振付が全部おりていないので,コンテ読みよりも振付を優先して練習を組みました。
まだ未完成ながら,本番で使用するフラッグもボチボチ練習に使い始めています。
布地の材質によってフラッグの重量バランスが変わるため,その振付で使用するフラッグで練習するのが一番ということがあるからでしょう。
今年の布地はやや重めなのでトスが大変・・・とは聞いています。

再びPit.の様子を見に行ってみると,ハギハラ工房が本日3件目の営業中でした。
今度はタムのリムを締めているボルトがボキッと・・・。
ドリルで穴を開けて折れたボルトを取り出し,ネジが合わなければタップを使ってネジを切り直す・・・ぐらいはハギハラ工房で対応できるそうです。これだけ手先が器用なら何かの職人になっても大丈夫かもしれません。

館内の熱気をものともせず,(いや,正確には少しはものともしていた雰囲気はありましたが・・・)コンテ読みはSTAFFの予想をはるかに超えて,順調すぎるくらい順調にいってしまいました。
まさか,とは思っていたのですが1日で全32図を読んだ上に,楽器をつけての動きまで進み,さらに最後の練習区分の時間帯には音を出しての動きまで。
なんと1日の締めくくりとして,荒削りながらM1を演奏しつつランスルー(全曲通し)まで,やってのけてくれました。

こうして今季初の体育館練習は,大いに成果をあげて終了。
これだけがんばってくれると,場所や移動&輸送手段の確保に奔走したSTAFFの苦労も報われます。
体育館練習は明日も続き,コンテデザイナーM先生に来ていただくことになっています。
今日,暑い中でがんばった練習成果を,ぜひM先生に見ていただきましょう。
現役高校生編3・・・第2グランド竣工式
2007-07-26
塔南高校から久世橋通をはさんで南側,Gryをはじめ塔南高校生の多くがお世話になっているローソンの並びに,塔南高校第2グランドが完成しました。
この日,門川大作京都市教育長はじめ多数のご来賓をお招きして,竣工式が挙行され,塔南ブラスもテープカットのファンファーレと,記念演奏という形で参加させていただきました。
(竣工式の模様はKBSテレビでも放映されました)

この日,門川大作京都市教育長はじめ多数のご来賓をお招きして,竣工式が挙行され,塔南ブラスもテープカットのファンファーレと,記念演奏という形で参加させていただきました。
(竣工式の模様はKBSテレビでも放映されました)

式次第の円滑な進行のため,竣工式に列席する野球・サッカー・陸上・弓道部および生徒会席の後方に,バンドをセットしました。出番までは着席状態→演奏時には立奏,という流れです。

敷地の一角に,第2グランドのシンボルとして,ソメイヨシノが1本植樹されました。ゆくゆくは,毎年春先に美しい花を咲かせてくれることでしょう。
テープカットの次に,このソメイヨシノの記念植樹が行われました。塔南ブラスはここでもファンファーレを演奏して,一役を担いました。

記念植樹が終わると,いよいよ塔南ブラスの出番。
まず1曲目は今年の秋プロのオープナー,イギリスのプログレッシヴ・ロック・グループThe Moody Bluesの代表曲,「Nights in White Satin(サテンの夜)」

続いて,塔南ブラスの練習&パレード曲, Village Peopleのヒット曲「Y.M.C.A.」です。
西城秀樹が「YOUNG MAN」という曲名でカバーして,日本でも大ヒットしたおなじみのナンバーですね。この曲から,Guardチームがチアガールのコスチュームとポンポンで,元気いっぱいのダンスで合流します。
3曲目は「Greased Lightnin'」,ジョン・トラボルタと,オリビア・ニュートン・ジョンの共演で映画化されたミュージカル,「グリース」の中で歌われていた曲です。

最後に演奏したのは,「島唄」でも知られているTHE BOOMが,1995年3月に発表したヒット曲「風になりたい」でした。
塔南高校の野球応援では,必ず演奏される“驀進応援団”のテーマ曲でもあります。野球応援に備えて,一生懸命練習した曲だけに,チアガールの最後のキメポーズもばっちり決まります。

竣工式の終了後には,主にこのグランドを使用することになっているサッカー部が,さっそく練習初めを行っていました。ここからはよく見えませんが,グランドの向こうサイドには,陸上用の全天候型の直線コースも設けられています。

塔南ブラスとしては,4月のクラブ紹介でおこなった新入生歓迎ショウ以来の校内での本番でしたが,準備と移動に関しては,先の野球応援の反省もちゃんと生かされているようで,上級生も次第に“らしく”なってきたように思いました。

敷地の一角に,第2グランドのシンボルとして,ソメイヨシノが1本植樹されました。ゆくゆくは,毎年春先に美しい花を咲かせてくれることでしょう。
テープカットの次に,このソメイヨシノの記念植樹が行われました。塔南ブラスはここでもファンファーレを演奏して,一役を担いました。

記念植樹が終わると,いよいよ塔南ブラスの出番。
まず1曲目は今年の秋プロのオープナー,イギリスのプログレッシヴ・ロック・グループThe Moody Bluesの代表曲,「Nights in White Satin(サテンの夜)」

続いて,塔南ブラスの練習&パレード曲, Village Peopleのヒット曲「Y.M.C.A.」です。
西城秀樹が「YOUNG MAN」という曲名でカバーして,日本でも大ヒットしたおなじみのナンバーですね。この曲から,Guardチームがチアガールのコスチュームとポンポンで,元気いっぱいのダンスで合流します。
3曲目は「Greased Lightnin'」,ジョン・トラボルタと,オリビア・ニュートン・ジョンの共演で映画化されたミュージカル,「グリース」の中で歌われていた曲です。

最後に演奏したのは,「島唄」でも知られているTHE BOOMが,1995年3月に発表したヒット曲「風になりたい」でした。
塔南高校の野球応援では,必ず演奏される“驀進応援団”のテーマ曲でもあります。野球応援に備えて,一生懸命練習した曲だけに,チアガールの最後のキメポーズもばっちり決まります。

竣工式の終了後には,主にこのグランドを使用することになっているサッカー部が,さっそく練習初めを行っていました。ここからはよく見えませんが,グランドの向こうサイドには,陸上用の全天候型の直線コースも設けられています。

塔南ブラスとしては,4月のクラブ紹介でおこなった新入生歓迎ショウ以来の校内での本番でしたが,準備と移動に関しては,先の野球応援の反省もちゃんと生かされているようで,上級生も次第に“らしく”なってきたように思いました。
コンテ入りの日
2007-07-22
いよいよGry2007「All I ask of You」コンテ入りの日。今まで練習してきた音楽に「動き」がついて,本格的なショウ作りがスタートします。


とはいえ,真夏のこの時期,屋外での練習は気温が下がり始める15時以降,ということにしていますので,14時までは塔南高校内で今までと同じような音関係の練習をしています。
一方,Guardのフラッグ制作も本格的にスタート。今日はGSC(Gryphons Supporter Club)の方々が,お手伝いに来て下さいました。

基本的には,Guardメンバーが自分たちでフラッグを制作することが原則となっていますが,数種類あるフラッグをそれぞれ23名分制作するのは大変です。ということでGSCの方からお手伝いいただいてとても助かっています。この日も型紙作りから裁断まで,お世話になりました。

こちらも,Guardが使用するあるグッズの試作状況です。フラッグ以外のものを使う場合は,工作のお時間になります。今のところ,どういう材料でどう製作するか,を試行錯誤している段階ですね。中心になっているのはGuard STAFFゆっち嬢。現役保育士の経験を生かし,材料費の節減も含め,いろいろアイディアをこらしてくれています。

14時から移動開始。今日はコンテを読むだけの予定なので,楽器は輸送しません。
グランドについてみるとGSCのI氏が,練習に使うフィールドの草刈りをして下さっていました。このグランドは土がむき出しでないため,土ぼこりがたたないので楽器のためには良い条件なのですが,雑草の生命力との闘いが必要になります。
そういえば昨年,コンテ入りの日にまず全員で草刈りをしなければならなかったので,練習時間が大きく削られたことを思い出しました。
おかげさまで,きちんと練習時間を確保できました。ありがとうございました!

初めて30m×30mフィールドを設営するマーカー隊(Settingチーム)も張り切っています。今日から半年間,この広さにポイント(マーカー)を何度も設営することになりますね。よろしくお願いしますよ。

このような屋外のグランドでは,釘に荷造りテープの房をつけたものがポイントに用いられます。これを製作しておくこともSettingの仕事のうちです。
ポイントが釘なので,設営にはもちろんトンカチが不可欠。最初は2本くらいだったはずなんですが,歴代のSettingが後輩のために残していったのか,トンカチもかなりな本数になっています。

そしてマーカー隊のもっとも大切な道具がメジャー。このメジャーたちは「屋外用」です。
年間では数十日ほど酷使するので,塔南ブラス&Gryではメジャーは消耗品。一番多く使用される先端部からちぎれたメジャーが「屋外用」となり,「室内用」に新しくメジャーを購入する,という流れになっています。
最後のお勤めを果たしている屋外用メジャーたちに「40」と記されているのは,ちぎれた部分をカットした残りの長さを示しています。
そして,もう一つ,塔南ブラスSettingの秘伝を記した「Settingノート」

これには先代Setting隊長が,一年間,あちこちの練習や本番でどのようにポイントを設営し,イスを並べてきたか,ということが,それぞれの場所と状況で気をつけるべき留意点を含めてビッシリと書き込んでありました。
この日初めて拝見したのですが,実にすばらしい力作です。
演奏会終了後の引継式では,引退していく3年生から次を担う2年生に,係を象徴するいろいろなグッズを渡して引継しているのですが,これほどのものを後輩にプレゼントしていたとは知りませんでした。

さぁ,ストレッチ・トレーニングとMMも終わり,いよいよコンテ読み開始。
曇り空ですが,おかげで過ごしやすいコンテ入りとなりました。今日はM1(Movement-1=1曲目)のファーストヒットまでの全8図が配られています。

つい最近までは,コンテ入り初日と言えば,右も左もわからない1年生がチャートを握りしめ,あさっての方向をアチコチさまよっていたものですが,ここ2・3年で様変わりです。もちろん,秋プロコンテを先に1曲取り組んでおくことで,30m×30mの初日にはある程度「コンテ」というものを理解しているようにしていたりするのですが,それにしても近年のスムーズなコンテ入りは昔を知る者には驚異的です。
この日は(楽器を持ってきていないので)音こそ出しませんが,初日ラストには歌って配布分のコンテを動いてみせてくれました。

この日は初日,ということで配られたコンテも少ないのですが,来週末は体育館を土日とも確保できているので,みっちりとコンテ読みに取り組むことになります。
8月上旬の合宿までに,せめてM1は読んでおきたいもの。しかしこの日のメンバーの様子を見ている限りでは,来週末どこまでいけるのか,楽しみです。
一方,Guardのフラッグ制作も本格的にスタート。今日はGSC(Gryphons Supporter Club)の方々が,お手伝いに来て下さいました。

基本的には,Guardメンバーが自分たちでフラッグを制作することが原則となっていますが,数種類あるフラッグをそれぞれ23名分制作するのは大変です。ということでGSCの方からお手伝いいただいてとても助かっています。この日も型紙作りから裁断まで,お世話になりました。

こちらも,Guardが使用するあるグッズの試作状況です。フラッグ以外のものを使う場合は,工作のお時間になります。今のところ,どういう材料でどう製作するか,を試行錯誤している段階ですね。中心になっているのはGuard STAFFゆっち嬢。現役保育士の経験を生かし,材料費の節減も含め,いろいろアイディアをこらしてくれています。

14時から移動開始。今日はコンテを読むだけの予定なので,楽器は輸送しません。
グランドについてみるとGSCのI氏が,練習に使うフィールドの草刈りをして下さっていました。このグランドは土がむき出しでないため,土ぼこりがたたないので楽器のためには良い条件なのですが,雑草の生命力との闘いが必要になります。
そういえば昨年,コンテ入りの日にまず全員で草刈りをしなければならなかったので,練習時間が大きく削られたことを思い出しました。
おかげさまで,きちんと練習時間を確保できました。ありがとうございました!

初めて30m×30mフィールドを設営するマーカー隊(Settingチーム)も張り切っています。今日から半年間,この広さにポイント(マーカー)を何度も設営することになりますね。よろしくお願いしますよ。

このような屋外のグランドでは,釘に荷造りテープの房をつけたものがポイントに用いられます。これを製作しておくこともSettingの仕事のうちです。
ポイントが釘なので,設営にはもちろんトンカチが不可欠。最初は2本くらいだったはずなんですが,歴代のSettingが後輩のために残していったのか,トンカチもかなりな本数になっています。

そしてマーカー隊のもっとも大切な道具がメジャー。このメジャーたちは「屋外用」です。
年間では数十日ほど酷使するので,塔南ブラス&Gryではメジャーは消耗品。一番多く使用される先端部からちぎれたメジャーが「屋外用」となり,「室内用」に新しくメジャーを購入する,という流れになっています。
最後のお勤めを果たしている屋外用メジャーたちに「40」と記されているのは,ちぎれた部分をカットした残りの長さを示しています。
そして,もう一つ,塔南ブラスSettingの秘伝を記した「Settingノート」

これには先代Setting隊長が,一年間,あちこちの練習や本番でどのようにポイントを設営し,イスを並べてきたか,ということが,それぞれの場所と状況で気をつけるべき留意点を含めてビッシリと書き込んでありました。
この日初めて拝見したのですが,実にすばらしい力作です。
演奏会終了後の引継式では,引退していく3年生から次を担う2年生に,係を象徴するいろいろなグッズを渡して引継しているのですが,これほどのものを後輩にプレゼントしていたとは知りませんでした。

さぁ,ストレッチ・トレーニングとMMも終わり,いよいよコンテ読み開始。
曇り空ですが,おかげで過ごしやすいコンテ入りとなりました。今日はM1(Movement-1=1曲目)のファーストヒットまでの全8図が配られています。

つい最近までは,コンテ入り初日と言えば,右も左もわからない1年生がチャートを握りしめ,あさっての方向をアチコチさまよっていたものですが,ここ2・3年で様変わりです。もちろん,秋プロコンテを先に1曲取り組んでおくことで,30m×30mの初日にはある程度「コンテ」というものを理解しているようにしていたりするのですが,それにしても近年のスムーズなコンテ入りは昔を知る者には驚異的です。
この日は(楽器を持ってきていないので)音こそ出しませんが,初日ラストには歌って配布分のコンテを動いてみせてくれました。

この日は初日,ということで配られたコンテも少ないのですが,来週末は体育館を土日とも確保できているので,みっちりとコンテ読みに取り組むことになります。
8月上旬の合宿までに,せめてM1は読んでおきたいもの。しかしこの日のメンバーの様子を見ている限りでは,来週末どこまでいけるのか,楽しみです。
練習場所の確保ができない日は
2007-07-21
塔南高校では日曜の旧体育館は吹奏楽部に割り当てられており,バスケットやバレーなどはもう一つの新体育館で練習しています。そこでGryとして活動する際にも,Guardをメインに合奏やMM(マーチング基本動作練習)を年間とおして旧体で行うことができます。
しかし,7月中旬以降は土曜練習も入ってきます。
土曜午前の旧体はバドミントン部の割当なので,午前中にするストレッチ・トレーニングやMMは,教室や廊下で,ということになります。

しかし,7月中旬以降は土曜練習も入ってきます。
土曜午前の旧体はバドミントン部の割当なので,午前中にするストレッチ・トレーニングやMMは,教室や廊下で,ということになります。

塔南高校は一足制,廊下はコンクリートです。ちょうど中心に区画線があり,約3歩間隔で横にも区画線が入っています。
廊下でMMをする時は,これが役立ちます。
廊下の幅はご覧の通りですから,MMのメニューの方に工夫をこらします。
もちろん「今日はここまでは」という指示はストリー(ストレッチリーダー)から出ているので,その方針に沿って時間を有効に活用できるよう,PART単位で考えます。

Baritoneがメトロノームに合わせてやっているのはMTP(マークタイム=ピボット)ですね。足踏みしながらぐるりと回って身体とベルの方向転換するメニューです。
回転の速度とタイミングをメトロノームのテンポに合わせ,回転をそろえています。

Tubaが取り組んでいるのは,FM(フォワードマーチ=前進)の歩幅を身につけるメニューのようです。狭い廊下なので,2本並んで列をそろえながら,という場合はいっぱいになってしまいます。
これもメトロノームのテンポに合わせて,というのが肝心。
今日は校内で3年生の模試が実施されているため,カウントにいつも使っているプラスティックブロックの使用は自粛しています。

先ほどのTubaのMMを向かい側の校舎から見ると,こんな感じです。
窓の向こうを巨大な楽器が動いていくのは,なかなか迫力はありますが・・・。

狭くても,今日はここしか場所がないので,Batteryも廊下でMM。
楽器の体積が大きいだけにTuba以上に狭苦しく感じてしまいますが,確保できた環境の中で最大限の効果を工夫するのが大切。
ポイントがチョークで描かれているのがおわかりでしょうか?
塔南ブラスとして活動している平日は,水曜17時~18時30分が旧体の割当のため,1年生も, MMはふだんこの形でがんばっています。

午後からはGuardが旧体,HornLineとBattery&Pit.は,教室でセクション合奏~PART練習というのが,この日の練習日程でした。
17時の練習終了後,多くのメンバーが帰宅した後の校門前で行われているのは,現役高校生と一般メンバー合同のストリー会議です。彼らは5月から毎回の練習後,必ずこのように次回のトレーニングやMMのメニューを検討しています。
さらに,7月のコンテ入りまでに1年生は何を知っているべきか,身につけているべきか,というところから逆算してたてた計画を,毎回の練習後に進度を確認しつつ見直しをしていかねばなりません。
この時期はストリーにとって,もっとも多忙な時期といえるでしょう。
今時の高校生はメモを携帯電話でとることも多いようです。

こちらは・・・,一般メンバーの方々が練習後のご歓談ですか。
練習以外のこういう部分も,活動している中での大きな楽しみの一つでしょう。
何の話題かはわかりませんが,盛り上がっております。

さて,いよいよ予定では,明日にはコンテ入りになることになっています。
約半年ぶりの30m×30mフルサイズでのコンテ。
いったいどんなラインで始まるのか,楽しみです。
廊下でMMをする時は,これが役立ちます。
廊下の幅はご覧の通りですから,MMのメニューの方に工夫をこらします。
もちろん「今日はここまでは」という指示はストリー(ストレッチリーダー)から出ているので,その方針に沿って時間を有効に活用できるよう,PART単位で考えます。

Baritoneがメトロノームに合わせてやっているのはMTP(マークタイム=ピボット)ですね。足踏みしながらぐるりと回って身体とベルの方向転換するメニューです。
回転の速度とタイミングをメトロノームのテンポに合わせ,回転をそろえています。

Tubaが取り組んでいるのは,FM(フォワードマーチ=前進)の歩幅を身につけるメニューのようです。狭い廊下なので,2本並んで列をそろえながら,という場合はいっぱいになってしまいます。
これもメトロノームのテンポに合わせて,というのが肝心。
今日は校内で3年生の模試が実施されているため,カウントにいつも使っているプラスティックブロックの使用は自粛しています。

先ほどのTubaのMMを向かい側の校舎から見ると,こんな感じです。
窓の向こうを巨大な楽器が動いていくのは,なかなか迫力はありますが・・・。

狭くても,今日はここしか場所がないので,Batteryも廊下でMM。
楽器の体積が大きいだけにTuba以上に狭苦しく感じてしまいますが,確保できた環境の中で最大限の効果を工夫するのが大切。
ポイントがチョークで描かれているのがおわかりでしょうか?
塔南ブラスとして活動している平日は,水曜17時~18時30分が旧体の割当のため,1年生も, MMはふだんこの形でがんばっています。

午後からはGuardが旧体,HornLineとBattery&Pit.は,教室でセクション合奏~PART練習というのが,この日の練習日程でした。
17時の練習終了後,多くのメンバーが帰宅した後の校門前で行われているのは,現役高校生と一般メンバー合同のストリー会議です。彼らは5月から毎回の練習後,必ずこのように次回のトレーニングやMMのメニューを検討しています。
さらに,7月のコンテ入りまでに1年生は何を知っているべきか,身につけているべきか,というところから逆算してたてた計画を,毎回の練習後に進度を確認しつつ見直しをしていかねばなりません。
この時期はストリーにとって,もっとも多忙な時期といえるでしょう。
今時の高校生はメモを携帯電話でとることも多いようです。

こちらは・・・,一般メンバーの方々が練習後のご歓談ですか。
練習以外のこういう部分も,活動している中での大きな楽しみの一つでしょう。
何の話題かはわかりませんが,盛り上がっております。

さて,いよいよ予定では,明日にはコンテ入りになることになっています。
約半年ぶりの30m×30mフルサイズでのコンテ。
いったいどんなラインで始まるのか,楽しみです。
現役高校生編2・・・野球応援の日
2007-07-19
雨で一日,予定がずれ込みましたが,今日は野球部の応援のために,宮津市民球場へ遠征です。
午前中は授業があるのですが,公欠を認めていただいての応援。北部の遠い球場なので,学校を代表してせいいっぱいの応援を送りたいと思います。

午前中は授業があるのですが,公欠を認めていただいての応援。北部の遠い球場なので,学校を代表してせいいっぱいの応援を送りたいと思います。

8時30分,1限目の授業開始と同時に,楽器を降ろし始めます。現役1・2年生と3年生の一部を加えて86名が2台のバスに分乗して移動。
まずCarry隊がバスのデッキに楽器を積み込みます。
2年生がクラブ運営を引き継いで,これが初めての校外での団体行動。前日には各係のリーダーが集まって,学校出発から帰校まで,綿密なシミュレーションを行い,万全を期しての初遠征です。

約2時間30分ほどと,長い行程なので,途中に休憩を一回入れました。
ここは旧和知町(現在は京丹波町)にある「道の駅・和」です。予定より少し早く,順調に来ているので,少し長く20分の休憩をとりました。
野球部後援会からお世話いただいたバスは帝産観光。運転手さんもガイドさんもとても親切でした。

水質の良さで知られている由良浜海水浴場を横目に,海岸線を走って,無事に宮津市民球場へ到着。早朝から出発していた我が塔南高校野球部がウォームアップをしているところです。
後方に,ほんの少し見えているのが日本海。
昨年応援に行った舞鶴球場や,一昨年応援に行った福知山球場も,ともに住宅街に隣接していましたが,ここは大自然に取り囲まれた球場ですね。

第三試合ですので,第一・第二試合の進み具合で予定が変動します。また,約90名もいればバスで気分が悪くなる人間も必ずいます。
そういったことや昼食時間を想定して,朝から出てきたわけですが,試合の方はほぼ予定通りに始まりました。準備と球場内への移動にとりかかるまでに,約1時間の休憩と昼食タイムが確保できたので,コンディションは可能な限り調整できたと思います。
いよいよ試合開始!

ご覧のように夏空が広がります。14時試合開始ということで,一日でもっとも気温も高く,日射しも強烈な時間帯。
帽子とタオル,そして野球部後援会から差し入れていただいた冷やした飲み物が,応援を支えてくれます。

こちらはベンチに入っていない野球部員たち。毎年,野球部とはこうして「驀進応援団」として応援をともにしていますが,彼らの大きな声もバンドの音量には負けていません。
秋に行われる学校説明会の時,来校していただいた中学生やその保護者の方々にご披露しているのは,この「驀進応援団」の再現です。

ふだんは,優雅にバレエのステップをふみ,フラッグを華やかに回しているGuardチームですが,今日はチアガールのユニフォームでポンポンを手に踊ります。
選手一人ずつのコンバットマーチの振付全16曲分を,1ヶ月かけて一生懸命覚えました。
その成果を披露する晴れ舞台です。

こちらは野球部1年生。手作りのプラカードを掲げる係です。
猛暑の中,最後まで声をからして,客席とバンドに,コールする名前とコンバット曲名をアピールしてくれました。今年のプラカードには,それぞれの選手のキャッチフレーズまで入って,とてもきれいに仕上げてあります。
「さて,次の曲は何だっけ?」というチアガールとバンドにとって,たいへんありがたい係でもあります。

高校野球では,自校の攻撃中しか演奏できないのがルール。守備の間は座っていて,いざ攻撃となると立ち上がって演奏します。
音をフォーカスするポイントは,相手校の応援席。遠くまで音を飛ばすことが必要とされているマーチングバンドとしては,具体的な遠くの目標に向かって思い切り吹くという,とてもいい練習にもなっています。

試合そのものは相手校の好投手に「あと一本出れば」というところを抑え込まれ,逆に相手打線には次第にリードを広げられるという,精神的には厳しい展開。
それでも終盤になると,ようやく相手校投手の球をとらえ始め,連打が出て得点が入ります。ヒットのファンファーレを吹くたび,驀進応援団のボルテージも上がってきました。

試合は,激しい追い上げもあと一歩で届かず,4-5で惜敗,今年の野球応援が終わりました。野球部の健闘を讃え,一日も終了。
初めての団体行動&遠征は,猛暑の中,応援途中で体調を崩したり,バスで気分が悪くなった仲間への対処も含めて,まずまずうまくいきました。上級生も,こうして場数を踏むことで視野が広がり,状況判断や行動が先輩らしくなっていきます。
まずCarry隊がバスのデッキに楽器を積み込みます。
2年生がクラブ運営を引き継いで,これが初めての校外での団体行動。前日には各係のリーダーが集まって,学校出発から帰校まで,綿密なシミュレーションを行い,万全を期しての初遠征です。

約2時間30分ほどと,長い行程なので,途中に休憩を一回入れました。
ここは旧和知町(現在は京丹波町)にある「道の駅・和」です。予定より少し早く,順調に来ているので,少し長く20分の休憩をとりました。
野球部後援会からお世話いただいたバスは帝産観光。運転手さんもガイドさんもとても親切でした。

水質の良さで知られている由良浜海水浴場を横目に,海岸線を走って,無事に宮津市民球場へ到着。早朝から出発していた我が塔南高校野球部がウォームアップをしているところです。
後方に,ほんの少し見えているのが日本海。
昨年応援に行った舞鶴球場や,一昨年応援に行った福知山球場も,ともに住宅街に隣接していましたが,ここは大自然に取り囲まれた球場ですね。

第三試合ですので,第一・第二試合の進み具合で予定が変動します。また,約90名もいればバスで気分が悪くなる人間も必ずいます。
そういったことや昼食時間を想定して,朝から出てきたわけですが,試合の方はほぼ予定通りに始まりました。準備と球場内への移動にとりかかるまでに,約1時間の休憩と昼食タイムが確保できたので,コンディションは可能な限り調整できたと思います。
いよいよ試合開始!

ご覧のように夏空が広がります。14時試合開始ということで,一日でもっとも気温も高く,日射しも強烈な時間帯。
帽子とタオル,そして野球部後援会から差し入れていただいた冷やした飲み物が,応援を支えてくれます。

こちらはベンチに入っていない野球部員たち。毎年,野球部とはこうして「驀進応援団」として応援をともにしていますが,彼らの大きな声もバンドの音量には負けていません。
秋に行われる学校説明会の時,来校していただいた中学生やその保護者の方々にご披露しているのは,この「驀進応援団」の再現です。

ふだんは,優雅にバレエのステップをふみ,フラッグを華やかに回しているGuardチームですが,今日はチアガールのユニフォームでポンポンを手に踊ります。
選手一人ずつのコンバットマーチの振付全16曲分を,1ヶ月かけて一生懸命覚えました。
その成果を披露する晴れ舞台です。

こちらは野球部1年生。手作りのプラカードを掲げる係です。
猛暑の中,最後まで声をからして,客席とバンドに,コールする名前とコンバット曲名をアピールしてくれました。今年のプラカードには,それぞれの選手のキャッチフレーズまで入って,とてもきれいに仕上げてあります。
「さて,次の曲は何だっけ?」というチアガールとバンドにとって,たいへんありがたい係でもあります。

高校野球では,自校の攻撃中しか演奏できないのがルール。守備の間は座っていて,いざ攻撃となると立ち上がって演奏します。
音をフォーカスするポイントは,相手校の応援席。遠くまで音を飛ばすことが必要とされているマーチングバンドとしては,具体的な遠くの目標に向かって思い切り吹くという,とてもいい練習にもなっています。

試合そのものは相手校の好投手に「あと一本出れば」というところを抑え込まれ,逆に相手打線には次第にリードを広げられるという,精神的には厳しい展開。
それでも終盤になると,ようやく相手校投手の球をとらえ始め,連打が出て得点が入ります。ヒットのファンファーレを吹くたび,驀進応援団のボルテージも上がってきました。

試合は,激しい追い上げもあと一歩で届かず,4-5で惜敗,今年の野球応援が終わりました。野球部の健闘を讃え,一日も終了。
初めての団体行動&遠征は,猛暑の中,応援途中で体調を崩したり,バスで気分が悪くなった仲間への対処も含めて,まずまずうまくいきました。上級生も,こうして場数を踏むことで視野が広がり,状況判断や行動が先輩らしくなっていきます。
現役高校生編・・・秋プロコンテ初練習
2007-07-18
水曜日の今日は,高校生たちは午前中授業を受けています。(午後からは保護者懇談)
塔南ブラスでは,毎年,Gryショウと平行して,学園祭や学校説明会,地域の依頼演奏用に,12m×12mのステージサイズで,部内で「秋プロ」とよばれるマーチングプログラムを1本作ります。
秋プロに関わるのは,1・2年の現役高校生。
今日はその1曲目のコンテが初めて配られて練習する,記念すべき日。
多くの1年生にとっては,これが生まれて初めて体験するマーチングです。

塔南ブラスでは,毎年,Gryショウと平行して,学園祭や学校説明会,地域の依頼演奏用に,12m×12mのステージサイズで,部内で「秋プロ」とよばれるマーチングプログラムを1本作ります。
秋プロに関わるのは,1・2年の現役高校生。
今日はその1曲目のコンテが初めて配られて練習する,記念すべき日。
多くの1年生にとっては,これが生まれて初めて体験するマーチングです。

さぁ,人数分が印刷されたコンテチャートが来ました!
この日配られたのは全部で4枚8図。
今季秋プロのOpener(オープナー)として選曲されたのは「Nights in White Satin」,往年のロックバラードの名曲です。
各PARTリーダーが,自分のパート人数分を代表して取りに来ます。(なにせ70人でドッと押し寄せても時間ばかりかかるので・・・)

チャートが手元に来ると,さっそく「コンテ読み」に入ります。
練習時間を効率的に活用するため,コンテ読みは休憩時間を兼ねているのが通例です。
休憩だから,というわけでもないのでしょうが,みんなまるで自宅でくつろいでマンガでも読んでいるような雰囲気ですね。
自分が「どこからどこへ」「何拍で」移動するのか?
その時の形はどうなのか?
どこをカバー(合わせて動く)すべきなのか?
などなど,これでもいろいろなことを真剣にチェックしているのです。

初めて「コンテ」なるものを見た高校1年生には,いくら考えても意味がわからない部分が生じます。やれMoveだの,FTS(Front to Stage=楽器のベルを正面へ向けて)だの,Hold on 9(9拍目で静止・・・これは左足になります)などなど,事前に配られた用語集で,意味はわかっているつもりでも「え?! これってどうなん??」となるのは,当然のこと。
そこで先輩の出番。「そこはね・・・」とPARTごとに,あれやこれや指導が入ります。

まずは楽器は置いて,実際にコンテに記されたPosition(自分の場所)へ立ってみます。
さて,次はここからどこへ動くのかな?

とにかく動いてみました。
到着地点では,みんなでどんなラインを描くのでしょう?
ここで「Dress Line Dress!」(整列!)というコールがかかります。
曲線の場合は,みんなで内側を向き,爪先を目で追いながら,ラインとしてきちんと並べているかを確認します。

現役コンテ練をしきっているのは「Hornsリーダー」です。
通常の吹奏楽部なら,「コンサートマスター」とか「ドラムメジャー」にあたる,主に音楽技術面の指導を担当する係を,塔南ブラスでは「Hornsリーダー」と呼んでいます。
木管・金管高音(Tp・Hr)・金管中低音(Bar・Eup・Tub)から各1名ずつ選ばれ,チューニングや基礎練の指揮,練習計画の立案と調整なども担当しています。
ストレッチリーダーと協力しつつ,コンテ練を進めていきます。

これがコンテ練の“七つ道具”・・・Hornsリーダーの必需品たちです。
メトロノーム,カウント用のプラスティックブロック&スティックのセット,指揮を振る時にテンポを確認するためのクリップタイプのメトロノーム,といった品々です。
さて,何やらツマミが4つほどついた青い機材がメトロノームとコードでつながっていますが?

青い機材は,ワイヤレスの発信器でした。フィールド後方には,この機材から電波を受けて,メトロノームのクリックを鳴り響かせるためのメガホンがドカッと据えられています。
このメガホン,よく駅前などで,選挙の候補者さんたちが使うようなタイプのものにワイヤレスの受信装置がしこまれたもの。
ステージサイズの場合,Battery&Pitはフィールド後方で動きませんので,管楽器は後方からのBattery&Pitに合わせて演奏することになります。そのため,練習時から,後ろからのテンポに合わせる習慣をつけるようにしているわけです。

今日もらったコンテを一通り読んでしまうと,いよいよ楽器をつけての練習になります。
もっとも最初は,テンポもゆっくりからで,声を出してカウントしながら,楽器を持っているだけです。
1図ずつ,何度も確認しながら,ラインの間隔やベルのコントロール(どこへ向けるか)などを練習していきます。
だんだんテンポも上がり,1図ずつが2図→4図→6図と続けて動けるようにしていきます。

一方,Guardは一通り読み終えると,残り半面を使って振付を始めます。
ステージサイズでは,いっせいに振り回すと管楽器の居場所がなくなるため,14名の現役1・2年生Guard全員を同時に出すことができません。
そこでA・B2チームに分かれ,曲の前半後半をそれぞれ分担することになりました。

休憩時間中の風景。
体育館が使える時間内に,できるだけコンテを自分のものにしておこうという部員が,フィールド内をウロウロしています。
そう,マーチングは自分が自分の意志と足で動き,形を作ることに参加してこそ,ショウの完成時に大きな何かが得られるもの。
今年の1・2年生たちが,みんなでどんなラインを描き,どんなサウンドを奏でるようになるのか,とても楽しみです。

こうして現役高校生たちのコンテ練が,Gryに先駆けて本格スタートしました。
もちろん,こうして一度コンテというものを体験しておくと,もっと広い30m×30mで動くGryショウの導入も比較的すんなりといける,ということも,このようなスケジュールを組む目的の一つです。
この日の最後には,音を出しながら配られた8図をまるまる通すところまで練習が進みました。コンテ練初日でここまで出来るのは,初めてのことです!
1年生のがんばりと,2年生の指導ぶりに,心強い手応えを感じた初コンテ練でした。
この日配られたのは全部で4枚8図。
今季秋プロのOpener(オープナー)として選曲されたのは「Nights in White Satin」,往年のロックバラードの名曲です。
各PARTリーダーが,自分のパート人数分を代表して取りに来ます。(なにせ70人でドッと押し寄せても時間ばかりかかるので・・・)

チャートが手元に来ると,さっそく「コンテ読み」に入ります。
練習時間を効率的に活用するため,コンテ読みは休憩時間を兼ねているのが通例です。
休憩だから,というわけでもないのでしょうが,みんなまるで自宅でくつろいでマンガでも読んでいるような雰囲気ですね。
自分が「どこからどこへ」「何拍で」移動するのか?
その時の形はどうなのか?
どこをカバー(合わせて動く)すべきなのか?
などなど,これでもいろいろなことを真剣にチェックしているのです。

初めて「コンテ」なるものを見た高校1年生には,いくら考えても意味がわからない部分が生じます。やれMoveだの,FTS(Front to Stage=楽器のベルを正面へ向けて)だの,Hold on 9(9拍目で静止・・・これは左足になります)などなど,事前に配られた用語集で,意味はわかっているつもりでも「え?! これってどうなん??」となるのは,当然のこと。
そこで先輩の出番。「そこはね・・・」とPARTごとに,あれやこれや指導が入ります。

まずは楽器は置いて,実際にコンテに記されたPosition(自分の場所)へ立ってみます。
さて,次はここからどこへ動くのかな?

とにかく動いてみました。
到着地点では,みんなでどんなラインを描くのでしょう?
ここで「Dress Line Dress!」(整列!)というコールがかかります。
曲線の場合は,みんなで内側を向き,爪先を目で追いながら,ラインとしてきちんと並べているかを確認します。

現役コンテ練をしきっているのは「Hornsリーダー」です。
通常の吹奏楽部なら,「コンサートマスター」とか「ドラムメジャー」にあたる,主に音楽技術面の指導を担当する係を,塔南ブラスでは「Hornsリーダー」と呼んでいます。
木管・金管高音(Tp・Hr)・金管中低音(Bar・Eup・Tub)から各1名ずつ選ばれ,チューニングや基礎練の指揮,練習計画の立案と調整なども担当しています。
ストレッチリーダーと協力しつつ,コンテ練を進めていきます。

これがコンテ練の“七つ道具”・・・Hornsリーダーの必需品たちです。
メトロノーム,カウント用のプラスティックブロック&スティックのセット,指揮を振る時にテンポを確認するためのクリップタイプのメトロノーム,といった品々です。
さて,何やらツマミが4つほどついた青い機材がメトロノームとコードでつながっていますが?

青い機材は,ワイヤレスの発信器でした。フィールド後方には,この機材から電波を受けて,メトロノームのクリックを鳴り響かせるためのメガホンがドカッと据えられています。
このメガホン,よく駅前などで,選挙の候補者さんたちが使うようなタイプのものにワイヤレスの受信装置がしこまれたもの。
ステージサイズの場合,Battery&Pitはフィールド後方で動きませんので,管楽器は後方からのBattery&Pitに合わせて演奏することになります。そのため,練習時から,後ろからのテンポに合わせる習慣をつけるようにしているわけです。

今日もらったコンテを一通り読んでしまうと,いよいよ楽器をつけての練習になります。
もっとも最初は,テンポもゆっくりからで,声を出してカウントしながら,楽器を持っているだけです。
1図ずつ,何度も確認しながら,ラインの間隔やベルのコントロール(どこへ向けるか)などを練習していきます。
だんだんテンポも上がり,1図ずつが2図→4図→6図と続けて動けるようにしていきます。

一方,Guardは一通り読み終えると,残り半面を使って振付を始めます。
ステージサイズでは,いっせいに振り回すと管楽器の居場所がなくなるため,14名の現役1・2年生Guard全員を同時に出すことができません。
そこでA・B2チームに分かれ,曲の前半後半をそれぞれ分担することになりました。

休憩時間中の風景。
体育館が使える時間内に,できるだけコンテを自分のものにしておこうという部員が,フィールド内をウロウロしています。
そう,マーチングは自分が自分の意志と足で動き,形を作ることに参加してこそ,ショウの完成時に大きな何かが得られるもの。
今年の1・2年生たちが,みんなでどんなラインを描き,どんなサウンドを奏でるようになるのか,とても楽しみです。

こうして現役高校生たちのコンテ練が,Gryに先駆けて本格スタートしました。
もちろん,こうして一度コンテというものを体験しておくと,もっと広い30m×30mで動くGryショウの導入も比較的すんなりといける,ということも,このようなスケジュールを組む目的の一つです。
この日の最後には,音を出しながら配られた8図をまるまる通すところまで練習が進みました。コンテ練初日でここまで出来るのは,初めてのことです!
1年生のがんばりと,2年生の指導ぶりに,心強い手応えを感じた初コンテ練でした。
初めての全曲合奏の日
2007-07-15
試験終了から一週間・・・。
生徒諸君は夏休みを目前に(結果に一喜一憂している者もいるようですが)青春を満喫しておられます。その一方,教員側は採点及び成績処理・保護者懇談準備など,夏休み前の作業に忙殺される時期です。
GrySTAFFも,迫ってきたコンテ入りを目前に,楽譜制作・演出プラン考案・合宿の諸準備と,こちらもコンテシーズン以上に忙しい時期を過ごしています。
さて,ようやく,M3(3曲目)の最後まで,BatteryとPitの楽譜制作&譜読みが終わり,音を出すセクション全体での全曲合奏にこぎつけました。

生徒諸君は夏休みを目前に(結果に一喜一憂している者もいるようですが)青春を満喫しておられます。その一方,教員側は採点及び成績処理・保護者懇談準備など,夏休み前の作業に忙殺される時期です。
GrySTAFFも,迫ってきたコンテ入りを目前に,楽譜制作・演出プラン考案・合宿の諸準備と,こちらもコンテシーズン以上に忙しい時期を過ごしています。
さて,ようやく,M3(3曲目)の最後まで,BatteryとPitの楽譜制作&譜読みが終わり,音を出すセクション全体での全曲合奏にこぎつけました。

合奏の目的は,コンピュータ上ではとりあえず確認されてはいるものの,実際の管楽器セクションと合わせて,Battery&Pitの音量や音色のバランス確認をすることです。
もちろん,高校生はこれからググッと急成長するのが例年のことですから,9月以降に管楽器がどんどん鳴り出していくことも,念頭に置いておかねばなりません。
指揮を振るのはもちろんDM・Sonyさん。
Battery担当菊ちゃん・Pit担当ハギTを中心に,しばしば曲を止めてはチェックを重ねます。

管楽器を担当している者としては,楽譜上の細かいチェックにはあまりタッチできませんので,管楽器と合わせて違和感があるかないかを聴いています。時には少し離れて全体のサウンドに耳を傾けてみたり,といった感じですね。
ここ最近,毎週Guardさんには半面を譲ってもらっています。とにかく,BatteryとPitを入れて合奏できるスペースは,ここしか確保できないので,申し訳ないところです。

それぞれの管楽器の音色やフレーズとうまく調和するのか,お互いの持ち味がきちんと生かされているか,等々を全曲に渡り,綿密に確認していきます。
ある部分では叩くシンバルの枚数(つまり叩く人)を増やしたり,またある部分では鍵盤楽器のマレットを堅いものや柔らかいものへ交換したり,といった細かい調整が中心です。
菊ちゃんが身を乗り出して,Pit向こうのBatteryと調整しているのは,主にボリューム(スティックの高さ)のことでしょうか。

さて,合奏の方がほぼ確認を終えるころ,前半分で練習していたGuardはフラッグ制作の打ち合わせに移っています。Supporter Clubの方々にお手伝いもしていただくのですが,原則,自分たちのフラッグは自分たちで縫うことになります。
「オペラ座の怪人」というテーマに沿って,5月以降,STAFFが考えたデザインに基づいて布地を調達してきましたが,いよいよ形になる段階を迎えました。
型紙を布地において,1人1人がデザインと部材を確認しています。

Guardはフラッグ以外にもいろいろと手具を持ち替えるのですが,こちらはその一つ。
昨年はベトナム戦争を題材にした「Miss Saigon」だったので,“ライフル”を初めて採用しました。
しかし「オペラ座」の舞台は19世紀後半,映画の中でもサーベル(剣)が用いられていました。
マーチングでGuardが使用する手具にも,剣の形を模した金属製の“サーベル”がありますが,Gryではこれを使ったことがありません。
そこで,ライフルと同様の使い方をする「シックル・ライフル」というものを使うことになりました。大きさは同じ(重さはやや重くなります)ぐらいで,ご覧のような形状を生かし,ライフルとは少し違った振付もできるようです。

6月にGuardたちが裁断していた布地からできてきたのが,これです。
非常に大きなものですが,実はこれはまだパーツの段階。
「オペラ座の怪人」冒頭部分でインパクトを作るために考案された演出に用います。
他のパーツと合わせて,どのうような演出になるのかは,今のところ「お楽しみに!」ということで・・・。

今季,Gryとしては本当に久しぶりに,Guardメンバーに男性が参加しています。
黒一点の彼が期待されている役割といえば・・・テーマがテーマだけに,ね。ご想像はすぐにつくと思いますが,こちらもファーストショウでのデビューをお楽しみに!
合流して1ヶ月ですが,今やGry Guardチームの一員として,すっかり溶け込んでくれています。

さて,いよいよコンテ読み開始が来週に迫ってきました。
演奏だけだったGryの「オペラ座の怪人」に,いよいよ形がついてくるかと思うと,ドキドキします。
9月9日(日),太陽ヵ丘体育館で開催される京都府マーチングコンテストに,今年もGryはオープン参加をする予定です。これがGry2007「All I ask of You」のファーストショウとなります。
もちろん,高校生はこれからググッと急成長するのが例年のことですから,9月以降に管楽器がどんどん鳴り出していくことも,念頭に置いておかねばなりません。
指揮を振るのはもちろんDM・Sonyさん。
Battery担当菊ちゃん・Pit担当ハギTを中心に,しばしば曲を止めてはチェックを重ねます。

管楽器を担当している者としては,楽譜上の細かいチェックにはあまりタッチできませんので,管楽器と合わせて違和感があるかないかを聴いています。時には少し離れて全体のサウンドに耳を傾けてみたり,といった感じですね。
ここ最近,毎週Guardさんには半面を譲ってもらっています。とにかく,BatteryとPitを入れて合奏できるスペースは,ここしか確保できないので,申し訳ないところです。

それぞれの管楽器の音色やフレーズとうまく調和するのか,お互いの持ち味がきちんと生かされているか,等々を全曲に渡り,綿密に確認していきます。
ある部分では叩くシンバルの枚数(つまり叩く人)を増やしたり,またある部分では鍵盤楽器のマレットを堅いものや柔らかいものへ交換したり,といった細かい調整が中心です。
菊ちゃんが身を乗り出して,Pit向こうのBatteryと調整しているのは,主にボリューム(スティックの高さ)のことでしょうか。

さて,合奏の方がほぼ確認を終えるころ,前半分で練習していたGuardはフラッグ制作の打ち合わせに移っています。Supporter Clubの方々にお手伝いもしていただくのですが,原則,自分たちのフラッグは自分たちで縫うことになります。
「オペラ座の怪人」というテーマに沿って,5月以降,STAFFが考えたデザインに基づいて布地を調達してきましたが,いよいよ形になる段階を迎えました。
型紙を布地において,1人1人がデザインと部材を確認しています。

Guardはフラッグ以外にもいろいろと手具を持ち替えるのですが,こちらはその一つ。
昨年はベトナム戦争を題材にした「Miss Saigon」だったので,“ライフル”を初めて採用しました。
しかし「オペラ座」の舞台は19世紀後半,映画の中でもサーベル(剣)が用いられていました。
マーチングでGuardが使用する手具にも,剣の形を模した金属製の“サーベル”がありますが,Gryではこれを使ったことがありません。
そこで,ライフルと同様の使い方をする「シックル・ライフル」というものを使うことになりました。大きさは同じ(重さはやや重くなります)ぐらいで,ご覧のような形状を生かし,ライフルとは少し違った振付もできるようです。

6月にGuardたちが裁断していた布地からできてきたのが,これです。
非常に大きなものですが,実はこれはまだパーツの段階。
「オペラ座の怪人」冒頭部分でインパクトを作るために考案された演出に用います。
他のパーツと合わせて,どのうような演出になるのかは,今のところ「お楽しみに!」ということで・・・。

今季,Gryとしては本当に久しぶりに,Guardメンバーに男性が参加しています。
黒一点の彼が期待されている役割といえば・・・テーマがテーマだけに,ね。ご想像はすぐにつくと思いますが,こちらもファーストショウでのデビューをお楽しみに!
合流して1ヶ月ですが,今やGry Guardチームの一員として,すっかり溶け込んでくれています。

さて,いよいよコンテ読み開始が来週に迫ってきました。
演奏だけだったGryの「オペラ座の怪人」に,いよいよ形がついてくるかと思うと,ドキドキします。
9月9日(日),太陽ヵ丘体育館で開催される京都府マーチングコンテストに,今年もGryはオープン参加をする予定です。これがGry2007「All I ask of You」のファーストショウとなります。
Basicな一日(HornLineサウンド編)
2007-07-08
現在,Gry2007のHornLine Section(管楽器)は,木管楽器(Piccolo・Flute・Clarinet・Saxophone)が25名,金管楽器(Trumpet・Melophone&Horn・Baritone・Euphonium・Tuba)が59名,計84名で構成されており,Gry全体の60%を占めています。
もっとも,その4分の1である23名の高校1年生は,入学してから管楽器を始めた者が大半で,中学校での経験者も楽器を替わっている者が多く,まだまだサウンド的には課題が山積みとなっています。
このHornLineのBasicな一日(サウンド編)をお送りします。

もっとも,その4分の1である23名の高校1年生は,入学してから管楽器を始めた者が大半で,中学校での経験者も楽器を替わっている者が多く,まだまだサウンド的には課題が山積みとなっています。
このHornLineのBasicな一日(サウンド編)をお送りします。

管楽器の基本中の基本といえば,いわゆる「ロングトーン」
メトロノームに合わせて長い音を吹き伸ばすメニュー。
たっぷりブレス(息)をとる(吸う)こと,発音のタイミング,発音の形から始まって,ブレスのコントロール,音のリリース(吹き切り)のタイミングなど,単純な吹き伸ばしにもかかわらず,きちんと吹くためにはあらゆることに神経を使わなければならず,奥が深いメニューです。BaritoneはPARTリーダーを中心に半円で。

そのほかにも
「リップスラー」・・金管楽器奏者に大切な唇の柔軟性を養うためのメニュー
「タンギング」・・・さまざまな発音のニュアンスをコントロールするためのメニュー
「スケール」・・・・音程感覚とフィンガリング(ピストンの操作)を養うためのメニュー
など,30~60分をこういったBasic(基礎練習)に充てています。
GryではBasicは「MBP(Marching Brass Practice)」と称しています。
Tubaは今日,お互いの音を聞き合うためにメトロノームを囲んで。

昼休みをはさんで,午後は曲練習。
「オペラ座の怪人」の譜面をさらいます。
こちらSaxophoneは,他校生も含みますが,高校1~3年生だけのPART。
経験豊富な一般メンバーはいませんが,気心の知れた先輩後輩同士ということで,順調に練習が進んでいるようです。

こちらは人数的にはSaxophoneの2倍を数えるClarinet。
個人で楽譜をさらっている時は,たしか座ってやっていたように思ったのですが,PARTとして曲練習をする時には,立奏でやるのがClarinetの流儀のようですね。
高校1年生が初心者ばかりですが,楽器を持って1ヶ月少々にしては,ずいぶんいい音を出しているように思いました。
もちろん,指をまわすことと,音程や音色をそろえることの両方は,まだまだこなし切れていないのは,この時期としては当然でしょう。この夏でしっかり成長してくれることを期待しています。

Guardを除いては単一PARTとして最大人数を擁するTrumpet。
PARTリーダーを中心に半円形で曲練習をしようとしても,教室の3辺が必要となってしまいます。
楽器を持って1ヶ月少しの初心者から,マーチングに取り組んでウン年,中には楽器を十ウン年(小学校時代からのカウントですよ,もちろん)という人たちの集まりです。
それだけに,個人の実力差が激しく,PARTとしてのまとまりをいかに培っていき,それをサウンドの一体感へつなげていくか,が今季の課題といえるでしょう。

今日ドラメ家は遅ればせながらの「新婚旅行」ということでお休み。
ということでHornLineのセクション合奏は,High-Brassセクションリーダーの“ナイスソリスト”氏が担当しました。
今年もついに出ましたね。トレードマークになっているタオルのマント。今日は某S社のキャラクター「しんかんせんくん」です。我が家のチビさんのお弁当箱とおそろいなので,親近感がわきますよ。たしか全部で12種類の「しんかんせんくん」がいるはずでしたよね。
HornLineだけだと,なんとか塔南高校の会議室に収まることができるので,今日は第一会議室でのセクション合奏となりました。
全ての机を外へ出し,キャスターを拭きながら(会議室は二足制)片付けなければならないため,準備と撤収は,少し大変です。

毎年,STAFFと全PARTの高校2・3年生ならびに一般リピーターは,この時期 Gry全体では約3割以上(今季は42名)にもなる高校1年生を3~4ヶ月でどこまで育てられるか,に全力で取り組んでいます。
HornLineでは,コンテ練習に入る前に,音を出すことに関して,できなくても基本的なことは知っているところまで,が当面の目標です。
もちろん,高校1年生もマーチングに憧れて入部してきてはいるのですが,そのモチベーションには当然ながら濃淡があり,身体能力にも個人差があります。
「これでバッチリだ」という決め技はなく,個々の性格や体力に合わせての試行錯誤が続きます。
メトロノームに合わせて長い音を吹き伸ばすメニュー。
たっぷりブレス(息)をとる(吸う)こと,発音のタイミング,発音の形から始まって,ブレスのコントロール,音のリリース(吹き切り)のタイミングなど,単純な吹き伸ばしにもかかわらず,きちんと吹くためにはあらゆることに神経を使わなければならず,奥が深いメニューです。BaritoneはPARTリーダーを中心に半円で。

そのほかにも
「リップスラー」・・金管楽器奏者に大切な唇の柔軟性を養うためのメニュー
「タンギング」・・・さまざまな発音のニュアンスをコントロールするためのメニュー
「スケール」・・・・音程感覚とフィンガリング(ピストンの操作)を養うためのメニュー
など,30~60分をこういったBasic(基礎練習)に充てています。
GryではBasicは「MBP(Marching Brass Practice)」と称しています。
Tubaは今日,お互いの音を聞き合うためにメトロノームを囲んで。

昼休みをはさんで,午後は曲練習。
「オペラ座の怪人」の譜面をさらいます。
こちらSaxophoneは,他校生も含みますが,高校1~3年生だけのPART。
経験豊富な一般メンバーはいませんが,気心の知れた先輩後輩同士ということで,順調に練習が進んでいるようです。

こちらは人数的にはSaxophoneの2倍を数えるClarinet。
個人で楽譜をさらっている時は,たしか座ってやっていたように思ったのですが,PARTとして曲練習をする時には,立奏でやるのがClarinetの流儀のようですね。
高校1年生が初心者ばかりですが,楽器を持って1ヶ月少々にしては,ずいぶんいい音を出しているように思いました。
もちろん,指をまわすことと,音程や音色をそろえることの両方は,まだまだこなし切れていないのは,この時期としては当然でしょう。この夏でしっかり成長してくれることを期待しています。

Guardを除いては単一PARTとして最大人数を擁するTrumpet。
PARTリーダーを中心に半円形で曲練習をしようとしても,教室の3辺が必要となってしまいます。
楽器を持って1ヶ月少しの初心者から,マーチングに取り組んでウン年,中には楽器を十ウン年(小学校時代からのカウントですよ,もちろん)という人たちの集まりです。
それだけに,個人の実力差が激しく,PARTとしてのまとまりをいかに培っていき,それをサウンドの一体感へつなげていくか,が今季の課題といえるでしょう。

今日ドラメ家は遅ればせながらの「新婚旅行」ということでお休み。
ということでHornLineのセクション合奏は,High-Brassセクションリーダーの“ナイスソリスト”氏が担当しました。
今年もついに出ましたね。トレードマークになっているタオルのマント。今日は某S社のキャラクター「しんかんせんくん」です。我が家のチビさんのお弁当箱とおそろいなので,親近感がわきますよ。たしか全部で12種類の「しんかんせんくん」がいるはずでしたよね。
HornLineだけだと,なんとか塔南高校の会議室に収まることができるので,今日は第一会議室でのセクション合奏となりました。
全ての机を外へ出し,キャスターを拭きながら(会議室は二足制)片付けなければならないため,準備と撤収は,少し大変です。

毎年,STAFFと全PARTの高校2・3年生ならびに一般リピーターは,この時期 Gry全体では約3割以上(今季は42名)にもなる高校1年生を3~4ヶ月でどこまで育てられるか,に全力で取り組んでいます。
HornLineでは,コンテ練習に入る前に,音を出すことに関して,できなくても基本的なことは知っているところまで,が当面の目標です。
もちろん,高校1年生もマーチングに憧れて入部してきてはいるのですが,そのモチベーションには当然ながら濃淡があり,身体能力にも個人差があります。
「これでバッチリだ」という決め技はなく,個々の性格や体力に合わせての試行錯誤が続きます。
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